使わなくなった中古品などをネット販売するなら、ヤフオクかメルカリが便利です。
いずれも手軽に出品できるうえ、簡単に決済ができるため、初心者でも安心して利用できます。
ただ、慣れない方からするとヤフオクとメルカリのどちらで出品したら得なのか、よく分からないのではないでしょうか。
そこで今回は、ヤフオクとメルカリを徹底比較してみました。メリットやおすすめポイント、注意点まで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ヤフオクとメルカリの違い
まず、ヤフオクとメルカリについて、それぞれの概要を説明していきます。
ヤフオクとは
ヤフオク(正式名「ヤフオク!」)は、1999年にYahoo!JAPANによって日本向けに開始されたネットオークションサービスです。2013年に「Yahoo!オークション」から、今の「ヤフオク!」に名称変更されました。
2019年には売り上げが9,000億円に迫る勢いで、Yahoo!ショッピングなどのショッピング事業を上回る実績をあげています。
日本に馴染みのなかったオークション文化を広く普及させた功績は、絶大といってよいでしょう。
一定の期間内で商品をオークション出品し、その間に最高値で入札したユーザーが落札できるというのが基本的なシステムです。
とくに30代以上の男性やマニアに強く支持されているのが特徴です。
メルカリとは
メルカリの創立は、ヤフオクに遅れること約14年の2013年です。
フリーマーケットの世界観をアプリとしてネット上で展開し、ヤフオクとは異なる商法で短期のうちに絶大な人気を獲得しました。
2021年には、単月のユーザー数が2,000万人を超え、サービス開始以来の累積出品数は25億点を突破しました。実に国民の6人に1人が利用している計算となります。
スマホ一つでだれでも簡単に出品・購入ができる手軽さが支持されています。加えて、不要品はもちろん、流木など拾ってきただけでコストがかかっていないアイテムや、ハンドメイドで作った品など、幅広い商品を販売できる点も、大きな魅力です。
ヤフオクに比べると、ユーザーの年齢層が低く、とくに10~20代の女性から強く支持されています。
どちらで出品したらよいのか
出品する立場としては、「ヤフオクとメルカリのどっちで売ればよいのか」というのは、多くの方が抱く疑問でしょう。
結論からいうと、「どちらが得」とは断言できかねます。メルカリで売れない商品がヤフオクであっという間に買い手がついたり、その逆もあったりするからです。
ただ、一つ言えることは、思い入れのある珍しい商品やレアで一定以上の価値があると客観的に判断されるアイテムは、ヤフオクがおすすめです。商品の価値をよく理解したマニアを中心に、「どうしてもそれが欲しい」というユーザーが入札に集まるため、高値で落札される可能性が高いからです。
一方、日常的に使用するもので、お手頃価格で早く売ってしまいたい商品の場合は、メルカリが有利といえるでしょう。
ヤフオクとメルカリでよく売れるもの
大まかではありますが、ヤフオクとメルカリでは、よく売れる商品に違いがあります。その特徴を知って、出品する商品に応じて両者を賢く使い分けるのがよいでしょう。この項目では、ヤフオクとメルカリで売れやすい商品について、詳しく見ていきます。
ヤフオクで人気の商品
ヤフオクでは、30代以上の男性が好みそうな、ビンテージ品やレアアイテム、ホビー商品などが非常によく売れます。
少々高額でも、物が良ければ売れ残ることは少ないです。メルカリのように即決購入ではなく、オークションなので、ある程度資金に余裕がある人が入札に参加してくるケースが多いからです。
絶版となったコミックや写真集、専門書、廃盤のレコード、カセットテープ、CDなどは、ヤフオクがおすすめです。
また、ビンテージのファッションアイテムや一眼レフカメラ、腕時計、スマホ・携帯電話、メルカリでは売れない金券、地域限定商品なども、ヤフオクでの注目度は高いです。
メルカリで人気の商品
メルカリでよく売れるのは、日常使いのファッション、アクセサリー、ブランド品、コスメ・香水、キッズ関連の服やグッズ、ゲームやおもちゃなどのホビー商品などです。
メルカリは、独身の女性や子育て中の主婦層に圧倒的な人気があるため、オシャレアイテムや子どもに関係のある商品は非常にニーズが高いです。
とくに主婦層が家事から解放される正午から夕方にかけての時間帯は、上記の商品が飛ぶように売れるため、スピーディーに売り切りたい場合はぜひメルカリを利用してみてください。
ヤフオクのおすすめポイント
この項目では、ヤフオクのおすすめポイントについて解説します。
予想より高値で売れることがある
ヤフオクは、オークションサイトという性質上、出品した商品がいくらで売れるか予測できない点が魅力です。
自分ではそれほど価値がないと思って出品しても、予想以上の高値で売れることはよくあります。いくらで売れるかも気になるところですが、オークションが始まり、少しずつでも入札額がアップしていく過程でワクワク感を味わえる点も、メルカリにはないメリットといえるでしょう。
手数料を選べる
ヤフオクのシステム手数料は、2通りに分けられます。通常は落札額の10%(税込)です。
「Yahoo!プレミアム会員」に加入して、月額508円(税込)を支払うと、手数料が8.8%になります。何点出品しても月額手数料は変わらないため、大量に売りたい場合は、こちらが得です。
Yahoo!プレミアム会員には、他にもYahoo!ショッピングやLOHACO、Yahoo!トラベル使用時に2~5%相当が戻ってきたり、110誌以上の雑誌などが読み放題、プロ野球中継や国内バスケットボールの試合が見放題になったりする様々な特典があります。
クーポンが多い
ヤフオクはメルカリに比べて、クーポンが多いのも特徴です。
その数は常時10種類以上にも及びます。定期的に配布されるものや、期間限定で配信されるものなど、そのメニューも実に多彩です。常に何らかのクーポンが利用できる確率が高いので、ヘビーユーザーは使えば使うほど得することが増えるようになっています。
実はフリマ機能もある
ヤフオクというくらいですから、多くの方はオークションサイトと認識しています。しかし、実はヤフオクにはフリマ機能もあることはご存知でしょうか。
こちらの場合、オークションとは異なり、「即決○○円」という表示のみで、その額で買い取るシステムとなっています。
オークションのプロセスが面倒で、すぐに決まった額で売りたいという場合は、フリマ機能を使っての出品がおすすめです。
メルカリのおすすめポイント
続いては、メルカリのおすすめポイントをご紹介します。
出品作業が楽
メルカリの魅力は、スマホさえあれば、その日からでも簡単に出品できる点です。メルカリが創業したのは、スマホが急速に普及し始めた時期と重なっており、その頃から様々なアプリが競うようにリリースされました。
その流れに乗ってスタートしたメルカリは、とにかくスマホユーザーにとっての操作性の良さに重きをおいたサービス展開をしてきました。 よって、年を追うごとにスマホユーザーにとって利便性が高まり、多くのユーザーを獲得するに至ったのです。
例えば、メルカリには「招待コード」というものがあります。すでにメルカリを利用しているユーザーが新規会員を招待すると、招待した人・招待された人のそれぞれが500ポイントもらえます。招待するごとにポイントが与えられるこのシステムも、スマホを使って招待コードを取得して、相手に送るだけのため、非常に簡単です。
利益計算がしやすい
メルカリは、オークションではないため、売れた際の金額を事前に見積もることが可能です。
値下げ交渉ができるので、若干の変動はあり得ますが、だいたいの利益があらかじめ計算できるのは、利点といえるでしょう。
値下げ交渉ができる
これは、とくに購入者側のメリットとなりますが、メルカリでは値下げ交渉が可能です。
ヤフオクは、設定した最低落札価格から購入金額が上がるのが前提ですが、メルカリでは、それとは反対に価格を下げることができるということです。
売れ残るよりは安くしてでも売り切りたいという場合もあるので、出品者にとっても値下げの要請があれば柔軟に応えるのは、一つの有効な戦略といえるでしょう。
月額料金が不要
メルカリでは、売れた際にだけ販売額の10%(税込)が手数料として請求されます。
定額の手数料が必要ないため、少しずつコツコツと出品したい人にとっては、とくにメリットがあります。
メルカリとヤフオクの併用で注意すること
ヤフオクとメルカリのどちらかに絞るのも一つの方法ですが、両者を併用するのも場合によってはおすすめです。しかし、その際には注意しなければならないことがあるので、覚えておいてください。
二重出品は禁止
同じ商品をヤフオクとメルカリで同時に出品することは、両サービスともに禁止行為として定めています。
これを二重出品といいますが、万が一同時に両サービスで売れてしまった場合に、一方の購入者に商品が行き渡らないという事態が起こりえます。
これは、ユーザーの多大な損失につながるため、固く禁止されているのです。
もし、一方でなかなか売れなくても、一旦商品を取り下げてから、もう一つのサイトに出品するようにしてください。
ヤフオクとメルカリの違いと注意点
この項目では、知っておくべきヤフオクとメルカリの明確な違いや注意点について伝授します。
ヤフオクは終了期限を決める必要がある
ヤフオクは、出品してから最大で7日間という終了期限を設けなければなりません。いつまでもダラダラとオークションを続けるわけにいかないからです。
一方のメルカリは、とくにそのような制限はないため、好きなだけ出品し続けることは可能です。
ただし、ヤフオクで売れなかった商品は、再出品が可能です。設定しておけば、自動的に繰り返し出品し直すことができます。メルカリも、一旦商品を取り下げて条件を変えたりタイミングを見計らったりして、同じ商品を再出品することが可能です。
ヤフオクには年齢制限がある
ヤフオクは、15歳以上(中学生を除く)でなければ出品できません。一方、メルカリは年齢制限がありません。
ただし、未成年の場合は、両者とも保護者の同意が必要なので注意が必要です。
トラブルはメルカリの方が多い?
客観的な統計があるわけではありませんが、ヤフオクに比べるとメルカリの方が、出品者と購入者、または購入希望者との間でトラブルが起きやすいという口コミが多いです。
無理な値下げ交渉をされたり、嫌がらせとも思えるクレームをしつこく何度も送ってきたり、商品を送ったのになかなか受取評価をしてもらえなかったり、といった内容が目立ちます。
トラブルは当事者同士で解決をはかるのが原則ですが、どうしても無理な場合、メルカリに助けを求めることはできます。しかし、必ず解決するとは言えません。
トラブルはないに越したことはありませんが、他人同士の取引である以上、ゼロにはできないでしょう。よって、とくにメルカリを利用する場合は、「プロフィールや商品説明をきっちり行う」「返品や返金についてのルールも事前に告知する」など常識的なマナーを守ることで、極力トラブルを抱え込まずに済む対策をとることが肝要です。
ヤフオクは評価が優しい?
メルカリでは、上記のトラブルに加え、ヤフオクに比べて評価が厳しいという話も多いです。
ヤフオクでは、「非常に良い」から「悪い」まで5段階の評価基準があります。しかし、余程の大きなトラブルでなければ、総じて「非常に良い」か「良い」という評価がもらえるケースが大半のようです。
しかし、メルカリは、何の滞りもなく取引が終了したにも関わらず、なぜか「悪い(残念だった)」という評価が下されることがあるようです。ヤフオクと違って「良い」と「悪い」の2択しかないという点も一因かもしれません。ただ、評価が良くない理由を尋ねても、返答がないなど、後味が悪いケースもあります。
評価は、その人の基準によるものなので、強制も出来なければ無理に変えてもらうことも難しいでしょう。よって、対策としては、誠意と真心のある対応を心がけ、もし厳しい評価があっても、別のユーザーからは「良かった」と言ってもらえるように努力するしかありません。
ヤフオクも値下げ交渉や匿名配送ができるのか?
メルカリの値下げは有名ですが、実はこれはユーザーが自発的に始めたことで、メルカリ側が推奨したわけではありません。
実はヤフオクでも値下げ交渉が可能で、こちらはヤフオク側が機能として導入しています。ただ、形式がオークションのため、価格が上がるのが前提で、下がることを出品者が望まない傾向が強いため、あまり知られていないのが現状です。
また、メルカリでは、名前や住所を相手に知らせずに商品を送る「匿名配送」が有名です。実はこの匿名配送は、ヤフオクでも利用できます。よって、個人情報を知られたくないという場合は、ぜひヤフオクでも匿名配送を利用してください。
まとめ
今回の記事では、ヤフオクとメルカリの違いについて詳しく解説してきました。
それぞれに売れやすい商品の傾向が違ったり、ユーザーの好みや属性も異なったりするため、出品するものに応じて上手く使い分けるのがよいでしょう。
一方で売れなくても、あきらめずにもう一方のサービスで出品すると、あっさりと売れることもあるので、ぜひトライしてみてください。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。
【限定公開】成功者続出の秘密のノウハウ
日本未上陸のノウハウで先行者利益が得られる大チャンス到来!
日本ではまだ知られていない秘密の情報をお届けします。
あなたのビジネスを成功させるために、今すぐ限定情報を入手してください。
【無料相談】Biz English
ビジネス英語は3ヶ月でマスターできます!
インターネットの買い物に慣れてくると、アメリカのアマゾンやeBayで購入したり出品したりしたくなるでしょう。英語ができなくてもGoogle翻訳やDeepLなどのツールを使えば始めるのは簡単です。
ところがクレームや返金などが発生すると機械翻訳では上手く交渉できません。金額が大きくなりビジネスレベルになるとなおさらリスクが高くなります。
ビズイングリッシュはビジネス英語専門の英会話スクールです。受講生は全くのゼロから英語でアカウントを復活させたり、海外の展示会で交渉に成功したりと幅広く活躍をしています!
今すぐビジネスレベルの英語力を身につけましょう!