個人出店のやり方とは?YAHOO!JAPANショッピングでの出店方法を解説

せどりや転売ビジネスなどで副業・起業を考えている方は、YAHOO!JAPANショッピングやAmazonをはじめとしたECサイトで出店をするケースが非常に多いです。そこで今回はYAHOO!JAPANショッピングでの出店方法について詳しく解説します。

申請に必要な書類や注意事項についても詳しくまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

目次

YAHOO!JAPANショッピングの個人出店の方法とは?

YAHOO!JAPANショッピングでの出店を考えている人の殆どは、副業や起業での利用を考えているかと思います。その場合には出店するための手続きはもちろん、審査に通るかどうかの心配もあるでしょう。そこで今回はYAHOO!JAPANショッピングの出店手続きに必要な書類から、審査に通らなかったときの対応方法まで詳しくお伝えします。

副業・起業で個人出店出来るか?

世の中には様々なECサイトがあり、それぞれ出店に必要な条件も変わってきますが、YAHOO!JAPANショッピングの場合では個人の出店も可能です。しかし個人の場合には【開業届け】を出している必要があり、屋号(個人事業における会社名のこと)や代表者名も必要になってきます。加えてショップの住所や電話番号・メールアドレスといった会社概要についても記載しなければいけません。

下記がYAHOO!JAPANショッピングの申し込みに必要な情報となりますので、ぜひご参考になさってください。

■申し込みに必要な情報リスト

  1. YAHOO! JAPAN ID
  2. クレジットカード情報
  3. 会社情報
  4. 代表者情報
  5. 銀行口座情報
  6. 開業届け写し
  7. 出店予定商材情報

参考:お申込み時に必要な情報

YAHOO!JAPANショッピングの出店料など諸経費は?

ネットショップを運営しようと考えるなら、出店料などの諸経費も重要なポイントです。これは各ECサイトによって異なりますが、YAHOO!JAPANショッピングでは出店料やロイヤリティ(販売手数料)が掛かりません。固定費が掛からないというのは、経費を押さえられるというメリットもありますし、初めてネットショップを運営しようと考えている方にとっても安心できる点でしょう。

しかし手数料が一切掛からないわけではなく、下記4つについては売上から差し引かれるので注意してください。
※あらかじめ、商材が売れた時にどれくらいの手数料を支払うのか設定する仕組みとなっています。

■手数料が掛かる項目一覧

  1. ストアポイント原資負担:1%~15%(現在1%は必須)
  2. キャンペーン原資負担:1.5%は必須
  3. アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~50%(1%は必須)
  4. アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

参考:YAHOO!JAPANショッピング 料金・費用について

YAHOO!JAPANショッピングでの出店には種類がある?

YAHOO!JAPANショッピングでは「ライト出店」と「プロフェッショナル出店」の2タイプがありましたが、現在はライト出店が廃止されてプロフェッショナル出店のみとなっていますのでご注意ください。またYAHOO!JAPANショッピングで使える機能について下記に詳しくご紹介します。

■使える機能
商品画像の登録枚数が20点もあり、加えてHTMLタグによってさらに画像を登録することが可能です。また分析レポートのチェックやSEO対策で重要なメタ情報(META description)の設定HTMLの編集などが行えます。ネットショップの運営においてSEO対策は非常に重要になってきますので、これらの機能を使いこなせるようになると売上を出しやすくなります。

加えて決済方法も銀行振り込みからモバイル決済まで幅広く設定が出来るようになっており、出店料やロイヤリティが掛からないサービスでここまで豊富な設定が出来るのはYAHOO!JAPANショッピングならではの魅力といえるでしょう。下記URLはYAHOO!JAPANショッピングの機能についての公式紹介ページとなっています。

参考:YAHOO!JAPANショッピングとは

公式サイトから出店に掛かる月額費用シミュレーションも出来るようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

YAHOO!JAPANショッピングの申し込みに必要な情報詳細

上記でもYAHOO!JAPANショッピングの申し込みに必要な情報についてご紹介しましたが、それぞれの情報について詳しく見ていきましょう。

YAHOO!JAPANのIDについて

YAHOO!JAPANショッピングを使う際には、ストア管理をするためのツールにログインするためYAHOO!JAPANのIDが必要です。もしIDを持っていない場合には、下記URLから簡単に登録が出来るようになっています。

参考:携帯電話番号でID登録

加えてYAHOO!JAPANショッピングの申し込みにあたっては、ID取得に当たって下記の注意事項もあります。

※お申込みできないYAHOO!JAPAN ID

  • ヤフオク!ストアに登録済みのもの
  • 法人の場合、管理者ではないYAHOO! JAPANビジネスIDと連携しているもの

クレジットカード情報について

YAHOO!JAPANショッピングでは殆どの機能が無料で使えますが、有料オプションもあります。そうしたオプションを使った際に、クレジットカードで請求が来るようになっているので、クレジットカード情報の登録が必要です。

個人事業主として登録する場合には、代表者名義のクレジットカードで登録しなければいけませんので注意してください。※登録後に別のクレジットカードに変更もできます。

会社情報について

個人事業主として会社情報を登録する場合には、会社名は屋号(確定申告書に記載した屋号や、ストア運営における屋号)を入力します。これから屋号を決める場合には、開業届に屋号を記載する項目がありますので、そちらを使いましょう。

場合によっては「登記簿謄本の写し」が必要になることもありますが、全国の法務局や支局・出張所で取得することが出来るので安心してください。

参考:国税庁の法人番号公表サイト

代表者情報について

個人事業主の場合には、確定申告に記載した氏名・生年月日などの個人情報を入力します。場合によっては運転免許証のコピーを提出したり、本人限定受取の郵便を送付したりするケースもありますが、基本的には個人情報の入力だけで終了です。

こうした情報は本人確認の目的もありますが、クレジットカードの決済サービスを利用するために必要な加盟店審査に必要となります。

銀行口座の情報について

個人事業主の場合には「申し込みの代表者が含まれる」銀行口座の登録をする必要があります。例えば銀行口座の名義が「事業主の氏名」であったり、「屋号+事業主の氏名」であったりする口座です。※ゆうちょ銀行は登録が出来なくなっているので注意してください。

ちなみに銀行口座の情報は、決済サービスやポイント利用料などの振込先として使われます。

開業届けの写しについて

個人事業主としてYAHOO!JAPANショッピングへ申し込みをする場合には、開業届けの写しを「本人確認書類」として提出しなければいけません。以前はYAHOO!JAPANショッピングでも個人の出店を受け付けていましたが、現在はビジネスとして開業届けを出している個人事業主か、法人しか登録できないようになっています。

これから副業・起業などで開業届けの申請をする場合には、国税庁の下記ページから詳細を確認してください。

参考:国税庁 [手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続

※開業届の提出が出来ない場合には、確定申告書や青色申告書の提出となります。

出店予定の商材情報について

YAHOO!JAPANショッピングでどんな商品を出す予定なのか、商材情報も提出する必要があります。YAHOO!JAPANショッピングの「運用ガイドライン」にも記載がありますが、一部取り扱いが出来ない商品があるので、事前確認の意味もあるでしょう。公式サイトの「YAHOO!JAPAN 約款・ガイドライン」からPDFで詳細が確認できます。

銃器や火薬を使ったもの、非合法な品物や金融商品、一部の医薬品などが取り扱い出来ない商品として記載されています。また商品の在庫がないのに販売する行為や、マルチ商法にあたるような販売なども禁止されていますので、商材情報を提出する前にしっかりと目を通しておきましょう。

YAHOO!JAPANショッピングへ申請した後の流れや注意点とは?

先述した情報を提出して出店申請を行った後は、どのような流れになるのでしょうか?注意点についても合わせてご紹介します。

登録口座へ入金される1円について

出店申請の可否について結果が出る前に、登録された銀行口座に問題がないかを確認する目的で1円が振り込まれます。これは殆どのケースで実行されるので、申請が通ったと誤解しないようにしてください

ちなみに振込名義は「ヤフ-シヨツピングコウザユウコウセイカクニン」(YAHOO!JAPANショッピング口座有効性確認)となっています。

本人確認の電話について

YAHOO!JAPANショッピングの出店審査として、本人確認のための電話が掛かってくるケースがありますので、必ず対応しましょう。またこちらについても、電話が掛かってきたからといって審査が通過しているとは限りません。電話が来たのに審査落ちしている場合もありますので、気を付けてください。

ちなみに出店審査の合否については、メールでのお知らせになります。長いと2週間ほど掛かりますので、すぐに結果が来なくても焦らなくて大丈夫です。

追加の必要書類?納品書と公共料金の領収書

仕入れ元の納品書や公共料金の領収書の提出を求められるケースがあります。これは全員が必須なわけではなく、明確に基準が決まっているわけではないようです。

またネットショップの運営が初めての場合、仕入れ元の領収書の準備について困る方もいらっしゃるでしょう。既に商品を仕入れている場合には、仕入れ先から納品書を受け取れば問題ありません。

加えて医薬品やコンタクトレンズ、古物(中古品)、アルコール酒類などを販売する場合には、別途販売許可証が必要となります。もしそういった商品の販売を考えている場合には、販売許可証の申請も行いましょう。

出店審査に落ちた時はどうしたら良いのか?

YAHOO!JAPANショッピングの出店に申し込みをしても、100%全員が審査をクリアするわけではありません。もし自分が審査に落ちてしまったときはどうしたら良いのでしょうか?対応方法や注意点などをご紹介します。

繰り返し申し込みをしよう

一番効果的なのは、YAHOO!JAPANショッピングの出店申し込みを繰り返し何度も行うことです。YAHOO!JAPANショッピングでは申し込み回数の制限などもありませんし、申し込みごとに審査をしているので、今回審査に落ちたからといって悲観する必要はありません。

審査に落ちた理由については開示されていませんが、自分なりに申込内容などを改善して再度チャレンジしましょう。

電話でYAHOO!JAPANショッピングの担当者に交渉する

YAHOO!JAPANショッピングは出店や店舗運営に関するサポート体制を整えており、メールや電話で相談することが可能です。そのため電話で直接コンタクトを取って交渉するのも一つの手になります。

年々少しずつ審査が厳しくなってきているという声も聞きますので、粘り強く申し込みしましょう。

情報が正しいか確認しよう

開業届けや住民税の納税証明書など、複数の書類を提出することになりますが、各書類で情報に違いがあると申請に通らなくなってしまいます。そのため各種書類で情報が揃っているかしっかりと確認をしましょう。

書類ごとに情報が食い違ってしまうと、書類や情報を詐称しているという無用な疑いを招きかねません。提出する前の2重、3重の確認を徹底してください。

クレジットカードの支払い状況

出店の申し込み時にクレジットカード情報を登録しますが、支払いが滞っていたり残高が残っていなかったりする場合には、審査に通らないことがあります。

YAHOO!JAPANショッピングの立場で考えれば、上記のような場合だと支払い能力に疑問を感じてもおかしくありません。申請に通らなかった場合にはクレジットカードの支払い状況に原因がなかったか確認してみましょう

YAHOO!関連でのトラブルがあった

YAHOO!やSoftBank関連のサービスで何かしらのトラブルがあった場合、審査に落ちてしまうケースがあります。規約違反などの重大な内容になると、複数回申し込みをしても審査に通過しないこともあります。

こうした理由になると解決は困難ですので、出店の申し込みを外注しているサービスなどを利用するのが良いでしょう。知り合いなどに出店の申し込みを依頼して、自分がネットショップの運営代行をするという形式にする人もいます。

まとめ

今回はYAHOO!JAPANショッピングの出店について詳しくご紹介しました。YAHOO!JAPANショッピングは出店料や販売手数料が取られない非常に魅力的なサービスで、初めてネットショップの運営を行う方にもおすすめとなっています。

出店の申請についても、必要な書類さえ準備してしまえば複雑な手続きは必要ありません。現在はオンラインからでも簡単に書類の申請が出来るようになってきたので、ネットショップの運営に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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この記事を監修した人

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