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YANWENの荷物が届かない?国際配送の遅延と対策まとめ

この記事では、海外から発送された荷物の到着が遅れる原因や、その対処法などについて解説します。

ヨーロッパから発送される荷物についても解説しますが、中心はYANWEN EXPRESS等を使って配送される中国からの荷物です。平時からYANWEN EXPRESSの荷物は配送が遅いという評判がありましたが、コロナウイルスの流行以来、その傾向が強くなっています。

先の状況を見通すのは難しいのですが、コロナ禍の国際配送の現状と配送遅延への対処法について解説しますので参考にしてください。

ヨーロッパから発送された荷物の配送状況は落ち着いてきている

今般のコロナウィルスの感染拡大により、国際配送が滞りがちになっています。もっとも、今ではイギリスやドイツからECMやDHLを利用して発送された荷物が2週間前後で届くようにはなっています。

SNS等では荷物が届かないという情報も

ただし、大型商品に関しては出荷制限がかかることがあります。また、SNS等には「荷物が届かない」という書き込みも散見されます。

ヨーロッパの中でも国によってコロナの影響度合いが違うので、平常通りの配送に戻ったと考えるのは時期尚早かもしれません。

ヨーロッパの通販サイトを見てみても、コロナの影響で配送に影響が出ているとの注意書きがあるのが確認できます。

例えば、wiggleという自転車を中心にスポーツ用品を販売するイギリスのサイトを見てみましょう。カスタマーサービスを確認すると、日本への大型商品が配送できないことが書かれています(以下のページ内の「Delivery to Japan」の項をご参照ください)。

参考:International Delivery(wiggle)

中国からの荷物の場合

中国から発送される荷物はどうでしょう。到着が遅いと言われがちな「YANWEN EXPRESS(燕文物流)」が配送する荷物について検証してみます。

ちなみに、YANWEN EXPRESSとは、中国の配送業者のことです。中国の出品者がeBayに出品している送料無料の商品を落札すると、高い確率でYANWEN EXPRESSが利用されます。また、中国のECサイトであるAliExpressで商品を購入した場合も、YANWEN EXPRESSで発送されることがあります。

経由地が様々なのは、YANWEN EXPRESSの特徴

YANWEN EXPRESSの配送日数について調べてみると、人によって、あるいは時期によってかなりの差があることが分かります。その原因の一つが、経由地が区々であることです。

例えば、ネット記事によると、2018年の時点ではソロモン諸島が経由地になることが多かったようです。配送料を安くするためか、YANWEN EXPRESSの荷物は直接日本に配送されず、第三国を経由して配送されることが多くなっています。ソロモン諸島以外では、カンボジア、トンガ、キルギスなどが経由地となっているケースもあります。

台湾経由の場合は早いという情報もあったが……

コロナ騒動が本格化する前は、台湾経由の荷物は約2週間という比較的短い期間で届くという情報がありました。しかし、現在では台湾経由はむしろ時間がかかります。

いずれにしても、こちらで経由地を指定することはできせんし、YANWEN EXPRESSの荷物が早く届くように注文者の側でできることは基本的にありません。できることと言えば、基本的には配送状況を確認することだけです。

海外から発送される荷物を追跡できるサイト

荷物がなかなか届かないときは、海外から発送された荷物を追跡できるサイトをチェックしてみましょう。

オススメは「17TRACK」です。日本語サイトがあるので使いやすいです。40件までの荷物を一度に検索できるのも便利です。

中国から発送される荷物の場合であれば、阿里巴巴集団(アリババグループ)系の物流企業である「菜鳥網絡 CAINIAO」というサイトでも追跡できる場合があります。

中国の郵便局であるChina Postで発送された荷物を検索するなら、AfterShip(日本語ページも便利です。なお、AfterShip(英語ページでは、China Post以外にも世界714の国々の宅配便の追跡が可能です。

日本宛てだけでなく、日本発も遅れがち

国際配送の荷物が遅れがちになるのは、なにも海外から日本に向けて発送された荷物に限られません。むしろ深刻なのは、日本から海外に発送する場合です。

外国宛て荷物の状況について

2020年4月から5月にかけては、アメリカ宛ての国際郵便物の引き受けが停止されるなど、コロナウイルス蔓延による影響が大きく出ました。

現在では徐々に引き受けも再開されてきていますが、航空便の大幅な減便は続いており、輸送状況には厳しいものがあります。日本郵便のホームページを見ても、国際郵便の遅延が生じる恐れがある旨の注意書きが記載されています(「外国宛て郵便物の引受停止などについて」という箇所をご確認ください)。

参考:コロナウイルス(COVID-19)に関するお知らせ(日本郵便ホームページ)

国際配送が遅れる原因

国際配送が遅れている原因は、航空輸送の減便が続いていることにあります。コロナウイルス拡大の影響で、国を跨いだ人の移動が制限されたことに伴って飛行機が飛ばなくなっています。航空機は人を載せると同時に国際貨物の輸送も行っているので、人が航空機を利用しなくなると航空輸送にも大きく影響するのです。

日本へ来訪する外国人が大きく減っていることは、観光地の様子を見ても良く分かります。そして、人が減るだけでなく、荷物の行き来も大幅に減っているのが現在の状況なのです。

マスク配送の影響もあったか?

最近はマスク不足も解消されつつありますが、少し前までマスクを入手できる国の人が、不足している国の親戚・知り合いにマスクを国際便で送るということが行われていました。

こういったコロナウイルスの影響で一時的に増えた国際配送のニーズも、他の荷物の輸送を圧迫することになりました。

輸送力は低下する一方、輸送する荷物は増えるという状況だったのですから、配送に時間がかかるのも止むを得なかったと言えます。

台湾経由の荷物は遅れがち

YANWEN EXPRESSで発送された荷物は台湾経由で配送されてくることがあります。しかし、前述のとおり、台湾経由になると時間がかかるケースも多くなります。

実際に送られてきた荷物では、以下のように伝票が重ねて貼られていることが確認できます。

調べてみると、下に貼られたものがYANWEN EXPRESSの伝票で、その上から台湾ポストの伝票が貼り直されています。

台湾ポスト経由の場合の配送日数

台湾ポストを経由すると、早いときは20日前後で届きますが、遅いときは50日ほどかかることがあります。経由地は選べないので、時間がかかることを覚悟して待つしかありません。

ただ、AliExpressで注文した商品の場合は、配送日数が余分にかかると買い手保護制度(Buyer Protection)の申請期間が経過してしまう恐れがあります。そのため、保護期間の延長手続きは忘れずに行っておきましょう。AliExpressのBuyer Protectionについては、以下のページに記載されたFAQも確認しておいてください。

参考:What is Buyer Protection?

台湾ポストの伝票をよく見てみると

台湾ポストの伝票を見ていると、担当者名が同じ人のことがあります。例えば、以下の画像をご覧ください。どちらも「王小明」とあります。日本向け荷物の伝票を発行する作業の担当者ということでしょう。

たしかに、偶然同じ人が担当になった可能性はあります。しかし、本当に担当者が王さんのみだとすると、台湾ポストでの配送に時間がかかるのは当然と言えますね。

Amazonで注文した商品(中国から発送されるもの)が届かない場合の対処法

Amazonで商品を注文した場合、amazon.co.jpが発送するものに関しては、そこまで遅延することはありません。コロナウイルスの蔓延により通販で買い物をする人が増えたことが原因でamazon.co.jpの荷物も遅れがちになってはいますが、以前に比べれば遅いというだけで、何週間も届かないなんてことはありません。

発送が大幅に遅れるのは、amazon.co.jpではなく、出品者自身が発送作業を行うものです。特に中国発のものは遅れが目立ちます。そこで、Amazonで注文した商品(中国から発送されるもの)の到着が遅れている場合の対処法を解説します。

発送通知を確認

Amazonで注文した商品がなかなか届かないときは、まず発送通知を確認しましょう。そこにChina Postで送る旨の記載があった場合は、発送元が中国だということがわかります。こうなると、相当の時間がかかることは覚悟しなければなりません。

もっとも、発送方法は事前に確認できるので、急いで手元に欲しい商品に関してはそもそも中国の出品者から買わないようにするのが得策です。

発送通知に追跡番号がある場合は、この記事でもご紹介した17TRACKなどのサイトを使って荷物を追跡してみましょう。

追跡番号がない、または、そもそも発送通知が来ていないといった場合は、出品者に直接問い合わせてください。

出品者情報の確認方法

出品者の情報は以下の方法で調べることができます。

まずはAmazonにログインしてページの上の方にある「注文履歴」を開きます。

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続いて、調べたい商品の「注文の詳細」を開きます。そうすると、「販売:〇〇」という形で出品者が表示されています。

販売者の名称のところをクリックすると、その出品者の「ストアフロント」ページが表示されます。そのページの「特定商取引法に基づく表記」というところに、出品者の情報が記載されています。

中国の出品者の場合は、住所欄の一番下のところが「CN」になっています。日本の出品者の場合は「JP」です。電話番号も記載されているので、電話で連絡することもできます。ただ、メールで問い合わせた方が証拠が残るので後々便利です。

なお、このページには「フィードバック」という出品者に対する評価も記載されているので、信頼できる出品者がどうかを判断する際にも使えます。

出品者に問い合わせる方法

先ほども書いたように、出品者への問い合わせはメールを使った方が便利です。Amazonに記録が残る形になるので、何か問題が生じた場合でも証拠として使えます。

出品者にメールで連絡する方法は2つあります。1つ目は、ストアフロントから「質問する」のボタンを押す方法です。ストアフロントのページの右側にボタンがあります。

2つ目は、注文履歴から注文した商品の「注文に関する問題」のボタンをクリックして問い合わせる方法です。

どちらの方法でも問い合わせ内容を選択してから、メッセージを入力することになります。

上記の内容は、Amazonのヘルプ&カスタマーサービスにも記載されていますので、こちらも参照してください。

参考:ヘルプ&カスタマーサービス:出品者に問い合わせる

問い合わせに対する出品者の対応

普通の出品者なら、問い合わせに対して何らかの対応をしてくれるはずです。問い合わせ時の状況にもよりますが、追跡番号を教えてくれたり、自ら荷物を追跡してくれたりするでしょう。

まれにあるのが、実際には商品を発送していないのにデータ上だけ発送済みになってしまっているケースです。この場合は、すぐに発送を行ってくれるでしょう。

問い合わせたのにもかかわらず適切な対応をしてもらえなかった場合は、「Amazonマーケットプレイス保証」という制度を利用しましょう。この制度を利用すれば、返金を受けることができます。

ただし、Amazonマーケットプレイス保証の申請は、出品者への連絡後48時間が経過していなければできません(出品者側の対応を促すための猶予期間です)。したがって、保証を申請する場合でも、出品者への連絡は必要です。

Amazonマーケットプレイス保証について

Amazonマーケットプレイス保証を申請すれば、商品が届かなかった場合や注文とは違う商品が届いた場合、商品を返品したのに返金されなかった場合に補償が受けられます。補償の最高額は30万円です。

ただし、申請すれば必ず補償されるというわけではなく、Amazonによる審査を通過した場合に限られます。

なお、マーケットプレイス保証を申請した回数や、申請にあたって出品者とやり取りした内容はAmazonに記録が残ります。

頻繁に保障申請を繰り返した結果、Amazonに悪質な購入者であると判断されると、申請が却下される場合もあります。

もっとも、普通にAmazonで商品を購入していてマーケットプレイス保証を申請する機会は多くありません。購入者側のほうが悪質であると判断されるのは例外中の例外のケースですから、一般的な利用者であればマーケットプレイス保障申請をためらう必要はありません。

Amazonマーケットプレイス保証の申請はキャンセルもできる

マーケットプレイス保証は、一旦申請してもキャンセルすることができます。

例えば、保証の申請後に荷物が届いたケースです。こういった場合は、もう返金の必要がなくなったとしてキャンセルすることができます。

Amazonマーケットプレイス保証については、以下のヘルプ&カスタマーサービスも参照してください。

参考:Amazonマーケットプレイス保証について

国際配送は焦らず待とう

国際配送される荷物の遅延状況や、遅延した際の対処法について解説しました。

荷物の到着が遅延している場合でも、こちら側でできることは荷物を追跡することぐらいです。対処法らしい対処法はないのですが、荷物の所在を知ることはできます。荷物の所在場所を明らかにした後は、焦らず待つのが一番です。

ただし、AliExpressで購入した商品の場合は、何もしないでいるとBuyer Protectionの保護期間が切れてしまう可能性があります。Amazonの場合はマーケットプレイス保証の申請期間が切れてしまうかもしれません。期間を延長したり、出品者に問い合わせたりといった必要な手続はとりつつ、荷物の到着を待つようにしましょう。