・どんな石でも高く売れるのか
・持っている石を高く売るにはどうすればよいのか
このような疑問をお持ちではありませんか。
当記事では高く売れる石の種類や特徴の解説と、石を高く売るためにおすすめのオークションや石の買取業者を紹介しています。
注意しなければいけないことは石を拾って売ればお金になるからといって、公園や川から勝手に持って帰ってしまうことは違法になることがあるため、絶対にやらないでください。
拾う前に、事前に役所に問い合わせたり条例を確認したりしてから採取するようにしましょう。
本記事を最後まで読むことで高く売れる石の特徴を理解することができ、安心して取引ができるようになります。それではみていきましょう。
銘石・鑑賞石はまだニーズがあるのか?
銘石や鑑賞石は需要があるのか、そもそも売れるのでしょうか。ここでは過去のブーム時からは需要が減少したものの、種類によっては石の需要があることを解説していきます。
昭和37年〜40年代は日本に石ブームが起こった
昭和37年〜40年代(1962年〜1965年代)の日本は石ブームで、たくさんの人が河川敷に拾いに行き鑑賞用だったりインテリアとして飾ったりしていました。
ただ昨今は河川の銘石が取り尽くされてしまったことで、コレクターが減少しているのが現状です。
日本には未だ根強い石の収集家はいる
今現在石のコレクターは日本に約10,000人いると言われています。
石が国の天然記念物に指定されたり条例で規制されたりしたことで、河川敷で収集が自由にできなくなりましたが、美術品買取店や販売店で銘石を収集するようになっています。
石はアメリカでもツアーが組まれるほどの人気ぶり
アメリカでは石を鑑賞するブームが来ており、昭和の日本で流行った石探しツアーも企画されています。石の収集は世界にも波及して、石の市場に好循環をもたらしているのです。
石を売る2つの方法を紹介
石を売る方法を解説していきます。
1.石の買取業者に依頼
2.ヤフオクやメルカリなどオークションの販売
石の買取業者に依頼
石の買取業者は鑑賞石の買取を専門としている店と、パワーストーンなどの天然石の買取を専門にしている店に分かれます。
鑑賞石の買取業者は、骨董品や美術品の買取も行っているため美的価値を評価します。産地証明書や箱鑑定書などの価値を証明するものがないと高い買取りがされません。
鑑賞石の買取を専門とする業者は、拾ってきた石を買い取ってもらうにはよほどの価値がない限り値段がつきません。
一方天然石の買取業者であれば、川や山で拾ってきた石でも買い取ってくれる可能性があります。ただし石を拾う前に、必ず採取前には各地域の条例を確認してから行うようにしましょう。ケースによっては拾うことが違法になることがあります。
ヤフオクやメルカリなどオークションの販売
オークションで販売すると高額で売れる可能性があります。過去に石の最大級のオークションであるヤフオク!で、石が数十万で落札されたケースもあるくらいです。
フリマ国内最大級のメルカリでも鑑賞石やパワーストーンの出品が数多くありますが、石の種類や形状などによって売れ行きは様々です。高値で売るには石のブランドや産地の証明書があると、買い手がつく可能性がより高くなるでしょう。
高値がつく6つの銘石や鑑賞石
高く売れる6つの銘石や鑑賞石を紹介します。
1.本物の昆虫や化石が入っている鑑賞石
2.梅花石
3菊花石
4.鍾乳石
5.アメジストの原石
6.蛇石
それぞれみていきましょう。
本物の昆虫や化石が入っている鑑賞石は高く売れる
本物の昆虫や化石が入っている鑑賞石は高く売れます。たとえば琥珀の中に蚊や蟻などが入っているものです。他にもアンモナイトの化石が入っている鑑賞石は高いものですと数十万円で売れることもあります。
梅花石
梅花石は福岡の天然記念物です。名前の通り梅の花に似た模様がついた石で、高いものですと数万円の値段が付いています。
この石ができたのは3億年前と言われており、ウニユリというヒトデの仲間がはりついて化石になったものになります。このウニユリが梅の花が開いたように見えることから梅花石と命名されました。
ウニユリが水棲生物であることから、灰化石は水辺でよく見つかります。主な産地は下記のとおりです。
有名な産地:
福岡県北九州市門司
北海道空知川
菊花石
菊花石とは菊の花のような模様がついた石のことです。
模様の大きさや色合いのバランスが良ければ、数千円から数万円で取引されることも珍しくありません。
岐阜県の本巣市の根尾谷の菊花石は最高峰の菊花石として、国の天然記念物に指定されています。こちらについては当然採取することは禁止されています。
鍾乳石
鍾乳洞の中で作られる天井からつらら状に垂れ下がる炭酸岩で、「つらら石」と言われています。
クリーム色やブルーといった見た目が良いものは高値となり、茶色く濁ったものの場合値段がつかないことがあります。
アメジストの原石
アメジストは紫の色彩を持つ石で、ジュエリーやパワーストーンとして利用されます。パワーストーンは値段がつきづらいです。
産出量が多いため割と安価で流通していますが、粒の大きさが揃っていたり色が濃かったりするアメジストは30万の査定がつくこともあります。
蛇石
蛇石とは岩脈が蛇のように見える石です。縁起物として扱われており相場は3万円からの値段がつきます。長野県辰野町にある蛇石は、「横川の蛇石」として国の天然記念物として指定されています。
7つの買取おすすめ業者を紹介
続いて、銘石や観賞石の買取りでおすすめな業者を7つ紹介します。
1.高く売れるドットコム
2.バイセル
3.ブランドリバリュー
4.コメ兵
5.リファスタ
6.買取プレミアム
7.ジュエルカフェ
高く売れるドットコム
高く売れるドットコムは、家電や食器骨董品など数多くの買取実績を持っており、水晶クラスター
の買取も行っています。買取方法は、店頭・宅配・出張の3つの方法で可能です。
無料査定も実施しており、WEBまたは電話で対応しています。電話の場合はその場で査定価格を回答してもらえますので、すぐに知りたい場合はおすすめです。
バイセル
バイセルは貴金属ジュエリーを中心に買取を行っており、ゼネラルリサーチのアンケートで4年連続価格満足度1位を獲得しています。
デザインが古い・鑑定書がないなど、通常査定が難しいものでも買取ってくれることがあります。
買取方法は3つあり、出張買取については無料です。
買取方法:店頭買取、宅配買取、出張買取
査定までのフローは簡単。お申し込みをして査定日時を決めます。査定後は即現金払いで対応してくれます。
ブランドリバリュー
ブランドバリューは、ブランドやジュエリーを含め買取実績が450億円以上の買取業者です。国内で自社主催のオークションを開催するなど、国内外の販売網にあるため他社より高額買取を実現できています。
買取方法は、店舗買取、出張買取、宅配買取そして在宅安心買取が可能です。
在宅安心買取は商品の受け渡し以外は非接触で、感染や対面トラブルが心配であれば安心して取引ができます。
コメ兵
コメ兵は老舗74年で貴金属や宝石などの買取をする業者です。価値を高めるメンテナンス技術があるため、高価買取を実現しています。
買取方法は、店舗、宅配、出張の3パターンです。
宅配の場合は宅配キッドで申し込み、ゆうパックで発送したのち査定が行われます。査定結果はメールで連絡が来て、買取り後はスピーディーな入金対応をしてくれます。
リファスタ
リファスタでは主に貴金属や宝飾品の買取を行っており、「公表価格での買取を100%保証」を謳い文句に他社よりも一円でも高く買い取るスタンスで買取しています。
買取方法は、店頭、宅配、出張の3つの方法で対応可能です。ただし出張買取の場合は事前査定で50万円以上の買取額に限り対応します。
買取プレミアム
買取プレミアムは2019年にグロース市場に上場しており、また累計2,700万点以上の買取実績があるため安心して取引ができます。
買取プレミアムはデザインが古いものや指輪から外れてしまった宝石、メッセージ入りの金属などの買取も可能です。買取方法は店舗、宅配、出張の3つで行っており、出張買取については全国対応できます。
ジュエルカフェ
ジュエルカフェは全国に250店舗構えており、女性スタッフ中心のため、一人でも安心してお願いできます。これまで300万人以上の対応をしてきた実績もあるため安心です。
ジュエルカフェは海外にも店舗を持ち販売ルートを持つことから、高価買取が実現できています。
傷や汚れがあって他社では買取できないと言われた商品も買取可能なシステムもありますので、一度相談してみるとよいでしょう。
銘石や観賞石が高値で売れる6つの大事な要素
水晶のケースを事例にして、石が高値で取引される大事な6つの要素を解説します。このポイントを押さえておくことで、高値で売れるコツがつかめます。
1.形状
2.デザインのニーズがありブランド力もあること
3.天然水晶であること
4.石の大きさが大きい
5.透明度が高い
6.不純物が少ない天然水晶
それではみていきましょう。
形状
石の形状によって、買取価格が大きく変わってきます。
たとえば占い師が使うような水晶玉、六角柱の形状をした水晶クラスターは風水の置物として好まれるため、高値で買取されます。
デザインのニーズがありブランド力もあること
デザインやブランドによっても買取価格が変わります。デザインで言えば時代のトレンドにあっているか、ブランド力のある製品かで買取価格が左右されます。
ちなみに水晶はニーズが安定してあるため、高値取引の対象となりやすいです。
天然水晶であること
天然水晶か合成水晶かで買取価格が変わり、当然天然水晶の方が高値で買取されます。
合成水晶とは、二酸化ケイ素を人工的に結晶にしたものです。合成水晶は見た目は良いですが大量生産ができる分、希少価値の高い天然のものと比べると価値が劣ります。
石の大きさが大きい
石の大きさは、大きい方が高値で売れる可能性があります。水晶やパワーストーンの場合、大きい方が強い力を発揮すると言われているからです。
10センチを超える天然物の水晶は高価買取される可能性があります。
透明度が高い
透明度が高いほど浄化能力が高いとされており、高値がつきます。
不純物が少ない天然水晶
不純物の少ない水晶は希少価値があるため、高価買取になります。
ただし全く不純物がないものだと合成水晶の可能性が高いため、天然物である鑑定書をつけてもらうなど証明書をつけることで高値になる可能性があります。
石を拾って持ち帰る時の注意点
最後に、石を拾って持ち帰る時の注意点を解説していきます。
石を勝手に拾って持ち帰ると違法になる可能性がある
河川法や海岸法の規制で、国立公園や国定公園、都道府県立自然公園に指定されている場所については石1つでも持ち出すことは禁止されており、万が一見つかった場合には違法になってしまいます。
採取の前に、条例でその地域や施設で規制がないかの確認をしておくとよいでしょう。
まとめ
石が高く売れるかどうかは、石の種類や形状大きさなどによって異なります。
いくら石がきれいだからといっても天然物でないと高く売れませんし、天然だとしても証明書がないと価値が評価されないこともあります。石の価値を知りたいのであれば出品する前に、石の買取業者に一度無料査定をしてもらうとよいでしょう。
石を売る場合オークションを利用することで、多くの人に見られる機会につながり需要さえあれば売れますので、オークションの活用も選択肢の一つです。
石を採取する際の注意点として、先述していますが公園や河川敷で石を持って帰ってきてしまうことは違法行為になる可能性があるため、勝手にしないようにしましょう。
必ず条例の確認や、わからなければ役所に確認するなど事前に石を拾ってもよいかを確認しておく必要があります。
石を売る場合は、当記事を最後まで読んで理解を深めておくようにしましょう。