ヤフオク出品の鉄則 売れる商品説明はテンプレートと構成が命

ヤフオクに限らず「いい商品は必ず売れる」と思っている人がいますが、売り方や紹介の仕方が悪ければ、どんなにいい商品であっても売れない場合は少なくありません。逆に商品はイマイチでも、説明の仕方ひとつでパッと売れてしまうこともあるのです。イマイチな商品をさも素晴らしいもののように売るのはさすがに詐欺に近いですが、いい商品が説明の仕方がまずいばかりに売れないのは避けたいところです。

そこで今回は、売れる商品説明の書き方にはじまり、テンプレートの使用方法や注意事項の書き方について紹介します。商品説明の書き方ひとつで商品に対する印象が大きく変わることを経験してみてください。

目次

売れる商品説明の書き方

ヤフオクで出品する際、特に重要なのは写真と商品説明です。写真の見栄えは出品者の目からも分かりやすいため、素晴らしかったりひどすぎたりといった差はあまりないですが、商品説明については出品者によって大きく異なります。1行で商品説明を完結してしまう人もいれば、テンプレートを使用してデザイン性の高い商品説明を行う人まで様々です。どちらのケースでも商品の説明には変わりないですが、ヤフオクでたくさん落札されている人は往々にして、丁寧で見やすい商品説明を行っていることがわかります。

ここでは、落札される商品説明を書くためのテクニックを紹介します。

商品名と商品説明の内容

ヤフオクで購入者が商品を探すとき、ユーザーのほとんどが「キーワード検索」を使います。他にもカテゴリーやブランド等から探すこともできますが、キーワード検索が一番簡単に自分が欲しい商品を探すことができます。

このことから、自分が出品した商品が売れるためにはキーワード検索にヒットするかどうかが重要な要素だということが分かります。では、キーワード検索をして表示される商品はどうやって選ばれるかというと、商品名や商品説明の中にあるキーワードを反映して検索結果に表示されます。

つまり商品名や商品説明の中に、ユーザーが検索しそうなキーワードを盛り込んでいないと検索結果に表示される可能性は低くなってしまいます。

例えばヤフオクで商品を探す際、検索窓に「スマホ 充電器」と入力して検索すると大量の商品が表示されます。ここで表示されるのは、商品名や商品説明に「スマホ」と「充電器」というキーワードが入っている商品です。仮に自分が出品している商品もスマホの充電器で、商品画像を見れば明らかに分かるようになっていたとしても、商品名や商品説明に「スマホ」や「充電器」というキーワードが入っていなければ検索結果に表示されない可能性が高くなってしまうということです。

以上のことから、ヤフオクで商品を売るためにはユーザーがどんなキーワードでこの商品を検索するかを十分に考えて商品名や商品説明を決める必要があります。

必要最低限の情報を書く

どんな商品を売る場合でも、最低限伝えないといけない情報があります。例えば、商品名やメーカーなどは最たるもので、商品名もわからない商品など誰も購入したいと思わないでしょう。以下の情報は、必ず記載しておきましょう。

○基本情報
■商品名
■メーカー(ブランド)
■商品の型番、サイズ、色
■購入時の価格、経過年数

商品の種類によって書き方は変わりますが、どんな商品でも基本は上記に類する情報を記載できるでしょう。

信頼性を高めるプラスアルファの情報を書く

必要最低限の基本情報を押さえたら、次は商品の詳細情報を記載します。ポイントは落札者が知りたいと思う情報を想像して書くことです。例えば以下の情報を記載することができるでしょう。

○商品の状態
■新品or中古品
⇒中古品の場合は美品なのか、少し使用感があるのか
■使用頻度、使用用途
⇒どのように商品を使っていたか
■マイナス面の有無
⇒マイナス面がある場合、どこにどんなマイナス面があり注意が必要か(傷などがある場合は、該当箇所の写真を必ず入れておくこと)

○その他
■付属品
⇒付属品は全て記載すること(一覧を写真にして掲載しておくとわかりやすい)
■出品理由
⇒新品の場合や、相場より安く出品している場合は、その理由を記載しておくと落札者の疑問点を減らすことができる

例として、以下のiPadを出品する場合、どちらが購入したいかを考えてみてください。

1.32GBのiPadPro9.7インチ、シルバーです。購入時の価格は50,000円でしたが、30,000円で出品します。傷はなく美品です。よろしくおねがいします。

2.32GBのiPadPro9.7インチ、シルバーです。この度新品のiPadを購入したので出品します。2年間使っていましたが、ケースを付けて丁寧に使用していたため、傷はなく美品です。付属品は説明書も含めて全て揃っていますが、箱に多少の傷があります。傷の箇所は写真を参照ください。購入時の価格は50,000円でしたが、30,000円で出品します。よろしくおねがいします。

どんなキーワードで検索するかを考えて記載する

どんなにわかりやすく商品名や商品説明を書いても、キーワード検索にヒットしなければ売れる可能性は低くなってしまいます。商品名を決める際はユーザーがどんなキーワードを入れて検索するかをよく考えてみましょう。

例えば、先ほど紹介したシルバーのiPadPro9.7インチを探しているユーザーは「iPadPro」「9.7インチ」という検索ワードを入れてくると考えられるため、この2つは商品名に必ず入れるとして、そのほかの重要なキーワードを説明していきます。

  • ブランド名や商品名

ユーザーが検索窓にキーワードを入れる際に、「iPadPro」と書く人もいれば「アイパッドプロ」と書く人もいますから、どちらの検索にも引っかかるようにブランド名や商品名は英語表記・カタカナ表記両方記載するようにしましょう。

もし文字数の関係で商品名に全て入りきらなかった場合は、どちらかを商品名に入れて残りは商品説明に書くというように分けても大丈夫です。

欲しい色が決まっている人の事を考え、「シルバー」も入れるようにしてください。「ブラック」「黒」、「ホワイト」「白」のようにどちらの検索にも対応できるよう併記して記載しましょう。

  • 購入対象者のカテゴリー

iPadであればそこまで気にしなくても大丈夫ですが、ターゲット層が決まっている商品であれば「メンズ」「レディース」「ベビー」「夫婦」「1人暮らし」といったようにどの対象に向けての商品なのかを明記することも重要です。その際の注意点としては、男性用であれば「男性用」「メンズ」、子供用なら「子供」「キッズ」というように両方を併記するのがおすすめです。

  • 特徴

パソコンやスマホ、iPad等の電子機器に関しては、スペックも重要な要素になります。容量を重視している人ももちろんいるでしょうから「32GB」と記載します。

服や食器等の商品は柄や素材などで探す人も多いですから、「花柄」「ストライプ」などの柄や模様を書いたり、「ウール」「陶器」のように素材なども明記するとさらに分かりやすくなりますし、検索にヒットする可能性も上がります。

また、商品名でよく見かけるキーワードで「新品」「未開封」「美品」等があります。特に【新品】【美品】は良く検索されるキーワードですし、この記載があれば商品状態が一目瞭然です。「【新品】iPadPro」のように商品名の頭に入れるようにしましょう。

商品名に使うワードは重要なものから順番に書いていく

ユーザーは商品名を見る時に、冒頭のワードで中身を判断して最後まで文章を読まない傾向にあります。ヤフオクの商品名は65文字まで記載できますが、商品名を書くときは重要なワードを先頭に持ってくるということが重要になってきます。

また商品を検索一覧で見たときには、商品名は65文字全て見られるわけではなく途中で見切れてしまう場合があります。

上の画像の赤線上部の「・・・」は、商品名に続きあるということです。商品名の最初に一番重要な部分を記載して、重要度の低いワードは後に持ってくるようにしましょう。

  • 【新品】【美品】等の状態を示すワードを一番初めに記載する

iPad等を購入する場合、ユーザーが一番重要視するのはその商品の状態です。新品なのか、中古だとしても奇麗なのかということが知りたいので、【新品】【美品】等のワードは商品名の一番前に記載しましょう。

一覧で見たときの商品名に【新品】【美品】といったワードが入っていれば、一々画面をタップして商品説明を見に行く必要がなくなりますし、ほとんどのユーザーが新品やそれに近い状態の商品を欲しいと思いますから、【新品】や【美品】はユーザーに刺さりやすいワードとなります。

  • 【新品】等のワードの次にブランド名を記載する

出品する商品がブランド品の場合は必ずブランド名を記載しましょう。有名ブランドかそうでないかでクリックされる確率はかなり変わってきます。

  • ブランド名の次に商品名や特徴を記載する

状態、ブランド名と記載したら、次に商品名とその商品の特徴を記入していきます。

【美品】Apple iPadPro9.7インチ 32GB シルバー

といった具合に記載し、これに類似したワードやそれ以外の重要度の低いワードは後の方に持っていくようにしましょう。

  • 商品に関するワード以外は極力入れない

ヤフオクで商品を見ていると「極上の逸品」「1円スタート」「触り心地抜群」というようなワードを商品名に記載している出品者を見かけますが、これだと検索一覧を見たときに何の商品なのか一目で分からなくなってしまう可能性がありますからあまりおすすめはできません。

これらのワードはその商品を購入する最後の一押しになる可能性があります。しかしこれを見て商品ページを見るきっかけにはなりづらいといえますから、商品名ではなく、商品説明の部分に記載するようにしましょう。

商品名の文字数最大65文字をフル活用する

ヤフオクでキーワード検索した場合、検索結果に一番影響があるのは商品名の内容です。商品名は65文字まで入りますから文字数が余らないように、必要な情報にプラスして関連するキーワードを詰め込んでいきましょう。

商品説明は、商品名に入りきらなかったキーワードを入れた文章にする

商品名には関連するキーワードをすべて入れたいところですが、それだと65文字以内におさまらなくなってしまう場合があります。その時は商品説明の文章に入りきらなかったキーワードを上手く組み込んで文章を作るか、説明文の最後にキーワードを並べるようにしましょう。

キーワード検索の検索対象は、商品名だけでなく商品説明も含まれます。つまり検索したキーワードが商品名に入っていなくても説明文の中に入っていれば検索結果に表示されます。

HTMLテンプレートを活用する

文字だけの情報でも商品説明としては成立しますが、HTMLテンプレートを活用すると、デザイン性が格段に向上します。

ヤフオクの出品フォームの説明欄にあるタブを「HTMLタグ入力」に切り替えると、Yahooと提携しているサイトで作成したHTMLテンプレートを貼り付けたり、自分で作成したHTMLタグを入力することができます。(HTMLタグ入力はYahoo!プレミアム会員のみ利用できる機能です。)

ヤフオクアプリでのテンプレート

ここでは、ヤフオクアプリで商品説明する際のテンプレートの使用方法について紹介します。売れる構成のテンプレートを作ることで、効率的に売れる商品説明を量産することができますので、効果的に活用していきましょう。

用意されているテンプレートを使用

ヤフオクアプリで用意されているテンプレートの使用方法を紹介します。

ヤフオクアプリを開いた後、出品タブから右下の「出品」をタップすると、オークション出品画面が表示されます。

商品の出品画面では好きな項目から編集できますが、一番上の「写真」から情報を入れると、「商品名」「カテゴリ」は写真から自動で検出してくれるため、「写真」から順に入力していくと便利です。

商品名を入力し、カテゴリと商品の状態を選択した後、「商品説明」をタップします。商品説明ページでテンプレートを使用することができますが、テンプレートは選択したカテゴリによって変更されるので、カテゴリを先に選ぶ点、注意が必要です。

商品説明ページが表示されたら、ページ左下の「定型文」をタップします。

タップすると商品にあわせたテンプレートが表示されます。

例えば、カテゴリでパソコンを選んだ場合は「パソコン用の定型文」という形でテンプレートが表示されます。

テンプレートを選択するとプレビューが表示されるため、自分の商品に使えそうなら「適用する」ボタンを押し、説明文に挿入します。

テンプレートで足りない情報がある場合は、自分で追加します。

プレビュー画面で説明文を確認したら、完成です。

自分用のテンプレートを作成

ここでは、自分用にカスタマイズしたテンプレートの作成方法を紹介します。

まず、商品説明ページで、テンプレートにしたい文章を入力します。

テンプレート文が完成したら「保存」をタップします。テンプレート名の入力が求められるので、適当な名前を入力したら完成です。

今回のテンプレートは対応可能時間についてのテンプレートなので、「対応可能時間」というテンプレート名にしています。

これで、以降は定型文から「対応可能時間」のテンプレートを呼び出せるようになりました。

作成したテンプレートの使用

ここでは、作成したテンプレートの使用方法を紹介します。

商品説明ページから「定型文」をタップし、「あなたが保存した定型文」のテンプレートを選択します。

上書きするか、末尾に追加するかを問われるので、適切な挿入方法を選択します。今回は、商品説明を行ったあとに「対応可能時間」のテンプレートを末尾に追記します。

商品説明ページに、自分が作成したテンプレートの内容が表示されていることが確認できます。なお、上書きを選択した場合は、それまでに商品説明ページで記載した情報が上書きされてしまうので、注意が必要です。

なお、自分で作成するテンプレートの数は10個が上限ですので、使用頻度の高いテンプレートを残して、不要なテンプレートは削除しながら活用するのが望ましいでしょう。

商品を例にした具体的な商品説明

ここでは具体的な商品説明の例を紹介していきます。幾つかの例を紹介しますので、自分の出品する商品と近い例を参考にして、カスタマイズして活用することを目標にしましょう。

例1.レディースのバッグの商品説明例

レディースバッグの出品例を紹介します。先述した基本情報をある程度抑えつつも、商品状態や補足情報を丁寧に記載しているため、信頼感のある商品説明になっています。バッグに限らずアパレル系全般の商品で応用できるでしょう。

***********************************************************
【商品名/ブランド】
カナパ/プラダ

【商品状態】
美品

【サイズ】
約横 38cmX縦35cm×奥行15cm
ハンドル高:約42cm

【仕様】
開閉:オープン
内側: ファスナー付ポケット×2、オープンポケット×2

【素材】
レザー

【重さ】
約1,320g

【カラー】
グリーン

【付属品】
ギャランティカード(販売店印有)
取扱説明書

【補足情報】
カナパのショルダーバッグです。落ち着いた色あいのグリーンで、日常生活からちょっとしたお出かけまで、幅広く使えるシックさが人気の商品です。
オールレザーのため、大きさ以上に存在感があり、丈夫で長く使える作りです。
大きなダメージはなく美品になると思いますが、外面に多少のスレがあるため、神経質な方はご遠慮ください。

***********************************************************

例2.iPadの商品説明例

iPadの商品説明例を紹介します。

***********************************************************
【基本情報】
・メーカー/品番:Apple iPad Pro 256GB ML2L2J/A
・ストレージ:256GB
・液晶:12.9インチ 2732×2048ドット
・データ通信機能:内蔵

【商品状態】
・液晶画面には保護シールが貼ってあり、ほとんど無傷でとても状態の良い商品です。
※液晶保護シールが綺麗に貼られているのでそのままお引き渡しします。
・ 通常動作(ネット接続、音楽再生、カメラ、内蔵バッテリーの充電、駆動)において不具合動作はございませんでした。
※バッテリーも十分持ちましたが、消耗部品につき保証できません。

【付属品】
・箱、ACアダプタ
※箱に傷はなく美品です。
・説明書はありません

【補足情報】
256GBのiPadPro12.9インチ、シルバーです。この度新品のiPadを購入したので出品します。1年間使っていましたが、ケースと保護シールを付けて丁寧に使用していたため、無傷でとても良い状態の商品です。付属品は説明書以外全て揃っており、箱に傷はありません。購入時の価格は100,000円でした。よろしくおねがいします。
***********************************************************

iPadや電化製品の場合は、基本情報や商品のスペックを細かく記載するといいでしょう。また、写真やスペックなどの外部情報だけでは、実際に正常に稼働するかがわからないので、動作状態についても記載することで、落札者に安心感を与えることができます。

例3.株主優待券などの金券の商品説明例

最後に、株主優待券などの金券の商品説明例を紹介します。

***********************************************************
【商品名】JAL株主優待券
※正式名が無難ですが、通称でも一般的に通用するのであれば問題ありません

【商品単価または商品内容】
本券1枚で、JAL(日本航空)の国内営業全路線の片道1区間が、ご搭乗時普通運賃の50%割引でご利用になれます
※株主優待券は冊子タイプなどもありますから、内容を記載しておくと親切です

【商品数】
20枚セットでの販売です(価格も20枚分の価格になります)

【有効期限】
2022年12月31日まで有効

【その他】
・公式サイトへのリンク
https://xxxxxxxxxxxxxx.co.jp
・発券コードのご連絡には対応していません。予めご了承ください。
・定型郵便やレターパックライトで送ります。

***********************************************************

金券を出品する場合は、有効期限や入札個数など質問が出そうなポイントを押さえておくことが重要です。また、意外と金券の使用方法は知られていないケースも多いので、公式サイトのリンク(できたら使用方法のページ)を記載しておくと、落札者の不安を取り除くことができるでしょう。

注意事項の書き方について

ヤフオクで出品を続けていると、少なからず落札者からクレームが来たり、場合によってはトラブルに発展することがあります。クレームだったりトラブルだったりを未然に防ぐ手段として、あらかじめ注意事項を商品説明に記載しておくのは、効果的な方法でしょう。しかしながら、この注意事項を記載する際にも注意が必要です。ここでは、注意事項の書き方について解説します。

注意事項を書く際の基本

注意事項を記載する目的は、不要なクレームやトラブルを避けるためですので、正当な理由があってのクレームやトラブルは避けることができないことは覚えておきましょう。中には、クレームを避けたいばかりに長文で細かい注意事項を記載する出品者もいますが、落札者に対して不親切であるばかりか、嫌な印象を持たれることで余計に細かいクレームが来ることになりかねないので、必要と思われる注意事項に絞って記載するようにしましょう。

例えば、発送に時間がかかる場合や、発送できない期間がある場合については、その旨を記載しておくことで、「なぜ~に落札したのに時間がかかっているのか?」といったクレームに対応することができます。

注意事項のコピペは要注意

商品が異なっても注意事項は共通する部分も多いので、自分の過去の出品から注意事項をコピペする場合もあれば、他の出品者の注意事項を借りてくることもあるでしょう。テンプレートのようなものですので、コピペできる部分はコピぺした方が効率的ですが、その場合必ず注意事項が今回の出品にふさわしいかをチェックしましょう。

例えば、「入金確認後、7日以内には発送を完了致します」という注意事項をコピペで使用していた際、1週間家を空けないといけない用事がある場合は、7日以内に商品を発送することができず、クレームが来ることでしょう。ほとんどの場合、7日以内の発送は可能でしょうが、注意事項がその時の出品状況にふさわしいかは、毎回確認するのが望ましいでしょう。

ノンクレーム・ノンリターンの罠

ヤフオクの注意事項でよく見るのが「ノンクレーム・ノンリターンでお願いします」という一文です。これは落札後のクレームや返品を避ける目的で、まるで印籠のように使われる文言ですが、多用されているがためにあまり効果を発揮していないのが実情です。そもそも「ノンクレーム・ノンリターン」には法的な拘束力はないため、正当なクレームや返品の要求が行われた場合は対応しなければなりません。これを勘違いして、「ノンクレーム・ノンリターン」と書いてあるから、アフターフォローは何もしなくていいと考えると、余計にクレームが増えることになります。したがって、「ノンクレーム・ノンリターン」と記載することはNGではありませんが、意味を正しく把握した上で使用するのが望ましいでしょう。

なお蛇足ですが、フリマアプリのメルカリでは、「ノンクレーム・ノンリターン」の記載は禁止されていますので注意してください。

ヤフオク出品で使える無料テンプレートサイト・ツール

デザイン性の高い商品説明を作るには、テンプレートの使用がほぼ必須といえるでしょう。テンプレートを使えば専門知識がなくてもきれいで見やすい商品説明を作ることができます。ここでは、無料で使えるテンプレートサイトとツールについて紹介します。

オークファン

オークファンはYahooと業務提携している会社であり、無料でバリエーション豊かなテンプレートを提供しているサイトです。迷ったらオークファンから探してみるのもいいでしょう。基本無料で使えますが、プレミアム会員登録をすることでプレミアムデコレーションテンプレートから、よりデザイン性の高いテンプレートを使用することができます。

また、出品テンプレートの他に、落札相場価格の検索用途でも使えるサイトですので、ヤフオクでは何かとお世話になるサイトといえます。

オークファン

おーくりんくす オークションプレートメーカー2

おーくりんくす オークションプレートメーカー2では、シンプルで見やすいデザインのテンプレートを提供しています。会員登録が不要のため、手軽にテンプレートを作成できるサイトです。また、動画での使い方も解説されているため、初心者でも簡単に使えるサイトです。

おーくりんくす オークションプレートメーカー2

オークション出品テンプレートツール@即売くん

即売くんはヤフオクのテンプレート作成ツールであり、ダウンロードして使用する必要があります。テンプレート作成の他にリスト作成、送料の計算、メール作成といった幅広い用途で使用することもできます。

オークション出品テンプレートツール@即売くん

まとめ

今回は売れる商品説明の書き方にはじまり、テンプレートの紹介や注意事項の書き方について紹介しました。ここで紹介したテクニックを使うことで、ブラッシュアップされた商品説明を書くことができますが、一番大切なのは「落札したくなるような商品説明を目指す」ことです。デザインと文章の両面で、落札者が見やすい商品説明が作れると、落札率もぐっと上がることでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次