ヤフオク!はネット環境さえあえば、気軽に商品を出品してお金に換えることができます。物販ビジネスとしても、家にある不用品を売るにしても便利で、誰でも利用することができます。
出品するのは簡単ですが、落札されるまでがヤフオク!の難しいところでしょう。落札されたとしても安い価格だったり、思ったよりも入札件数が増えないことがあります。それがヤフオク!の新規ユーザーや初心者だと、もっと難しいと感じるでしょう。
誰でも最初は新規ユーザーとしてヤフオク!をスタートしています。新規ユーザーという理由で、出品した商品に入札されずに終了してしまうことがあります。商品が売れなければ、出品しても意味がありません。
そこで今回はヤフオク!の新規ユーザーでも商品が売れるようになるポイントと、初心者のための注意事項をご紹介していきます。
新規ユーザーがヤフオク!で出品する際のポイント
初めてヤフオク!で出品するとなると、新規ユーザーとして商品を出品することになります。しかし商品を出品しても、新規ユーザーの場合は、なかなか入札がされにくいです。
というのも、ヤフオク!を利用している人なら分かると思いますが、全く実績がない状態というのは他のユーザーから信用されにくいのです。
まずは落札者側になる
新規ユーザーとして出品する前に、まずは落札者側になってみましょう。評価がないまま出品しても、入札がないまま終わってしまう可能性があります。ヤフオク!は個人間のやり取りになるので、「この出品者なら大丈夫だ」という安心感を与えることが、入札までに繋がる第一歩です。
そのためには、商品を落札して、非常に良い評価を貰えるようにしましょう。そして、評価が貯まれば、出品側になった際もスムーズに入札されるようになります。
停止にならないようにする
ヤフオク!の新規ユーザーがいきなり高価格の商品を出品したり、出品数が多い、商品説明等がない場合、利用停止になってしまう可能性があります。
高価な商品や出品数が多いと、詐欺として疑われることがあるので、利用停止にならないように気をつけましょう。
自己紹介、商品説明にこだわる
新規ユーザーの場合、信用されにくいというデメリットがあります。ヤフオク!では出品者と落札者が直接取引をするので、全く実績のない出品者は、どうしても敬遠されてしまいます。
そんな状態でも入札されるためには、自己紹介や商品説明欄を詳しく、より丁寧に書くことで買い手に誠意が伝わります。実績がない分、このような工夫をして相手に信用してもらえるようにしましょう。
商品ごとに終了日時をずらしておく
複数の商品を出品する際は、それぞれの終了日時をずらして設定しましょう。出品した商品の終了日時が全て同じだと、商品がない状態になってしまいます。
商品が全く出品されていない状態を見た落札者は、「この出品者とは本当に連絡は取れるのだろうか?」と、不安になってしまいます。そうならないために、終了日時の設定をずらしておきましょう。また、商品が売れなかった場合でも再出品ができるので、常に商品が出品されている状態にしておくとよいでしょう。
支払いは「Yahoo!かんたん決済」のみ
ヤフオク!では以前まで様々な支払い方法を選ぶことができましたが、2018年3月から「Yahoo!かんたん決済」に統一されました。(特定カテゴリを除く)
落札者が代金を支払うと、一旦ヤフオク!で管理されます。出品者が商品を発送し、落札者が「受け取り連絡」を行えば、代金が出品者へ支払われる仕組みになっています。出品者、落札者と共に安全に代金の支払いと受取りができるシステムなので、初心者でも安心安全に利用ができます。
ヤフオク!新規ユーザーの出品者でも安心して利用するためには
ヤフオク!といえば古くからあるネットオークションで、利用者も圧倒的に多いです。そのため、ヤフオク!ユーザーならではの独自のルールが存在し、新規ユーザーの方にとっては疑問に思う点も多いでしょう。
そこで、トラブルにならないように、安心してヤフオク!を使うためのポイントを説明していきます。
判断基準は評価で決める
ヤフオク!を利用していると、よく他の出品者が「新規、初心者の方の入札お断り」とルールを作っている方がいます。落札者の中にはマナーが守れてない人や、いたずら入札者がおり、それらのトラブルを事前に防ぐためのルールです。
そこで「自分もこのようなルールを作るべきなのか?」と迷っている方もいるでしょう。金銭のやり取りをネット上だけで行うので、トラブルになりかねない相手と取引を行うのは、出品者側としては避けたいものです。そこで、安心して取引を行うことができる相手なのかを決める判断基準は評価となります。
このように相手の評価を見ることができるので、過去にトラブルなどが無かったか確認してみましょう。
制限時間のルール
制限時間もよく見かけるルールです。出品者がスムーズに取引を行いたいという理由から、「〇〇以内に入金・連絡」という制限時間を設定しています。また、制限時間を決めておくことで「期間内に入金・連絡がなければ、買う意思がないと判断します」という意味が含まれています。
最近ではヤフオク!の決済方法がYahoo!かんたん決済のみになったので、支払い期限が落札日から5日以内となりましたが(コンビニ支払い・銀行振込を除く)、期限を過ぎても支払わない落札者もいます。このような場合、いつまで経っても落札者から入金・連絡がない可能性もあるので、制限時間のルールを作っておくのもよいでしょう。
ノークレーム・ノーリターンのルール
ノークレーム・ノーリターンもよく見かけるルールの一つです。出品者に非がなくとも、クレームをつけて返金を求める落札者が稀にいるので、そのような対応はしないというルールです。何も問題ないのに、いきなり文句を言われても困ります。
このルールは商品のクレームや返品はできないというものですが、例外はあります。それは、出品者側に非がある場合です。
例えば、商品の検品はしたものの、出品者の見落としで商品に汚れや傷があったなどの不備があった場合は、返品・返金に対応しましょう。明らかに出品者側に非があるのに、不誠実な対応をすると信用を失います。
そして、このようなトラブルにならないためにも、出品前に商品の検品を細かく行い、商品説明を詳しく書いておきましょう。
ヤフオク!新規ユーザーが評価を増やしていく方法
ヤフオク!で入札件数を増やすためには「評価」を貰うことです。
しかし、新規ユーザーはどうすれば評価を貰うことができるのでしょうか?手っ取り早く評価を稼ぎたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
評価を増やす方法
新規ユーザーがいきなりヤフオク!で出品しても、どうしても敬遠されてしまうので、思うように入札者が増えません。
そこで新規ユーザーが評価を増やすためには、まずは落札者側になることです。ヤフオク!で購入して良い評価を貰うことが、一番の近道です。何も実績がない状態から抜け出して、少しでも評価が付いた状態にしましょう。
しかし、いたずら入札やトラブル回避のために「新規ユーザーの方は入札お断り」と記載している出品者がいます。また、そういった記載がなくとも、新規ユーザーが入札すると取り消してしまう出品者もいるので、入札する前に「初心者ですが、入札してもよろしいでしょうか?」と一言質問してみましょう。
評価を得るために購入した方がよい商品
評価を貰うためなので、高額商品よりも日用雑貨など手軽に購入できる物がよいでしょう。評価が0の状態で、いきなり高額商品に入札しても、いたずら入札だと疑われる可能性もあるので、なるべく無難な商品から入札していきましょう。
評価でユーザーの印象が変わる
評価には5段階あり、それぞれに評価ポイントというものが付きます
・非常に良い +1
・良い +1
・どちらでもない 0
・悪い -1
・非常に悪い -1
このようにポイントが付く仕組みになっています。評価ポイントが貯まってから商品を出品すれば、買い手から敬遠されることもなくなり、入札者が増えていくでしょう。
ヤフオク!ユーザーにとっての評価とは
評価は過去にどのような取引を行っていたのか、他のユーザーからも見ることができるようになっています。
そこで、ヤフオク!ユーザーにとって評価はどういった影響があるのか説明していきます。
出品者側の評価の影響
買い手は商品の入札を行う前に、出品者の評価をチェックする方が多いです。この出品者にはどのくらいの評価が付いているのか、または悪い評価は付いていないかなど確認してから、入札を行います。
買い手の中には評価を気にしない方もいるので、実績がなくても入札されるケースはあります。しかし、実績があるかないかの違いで入札件数と落札額は変わってきますので、評価があった方が高い落札額が期待できます。
落札者側の評価の影響
落札者にとっても評価の影響はあります。どちらかと言えば、出品者側になった方が影響は大きいのですが、評価のない新規ユーザーの入札はお断りしている出品者は多いのです。
ほとんどの出品者が「トラブルになりたくない」「慣れた人と取引をしたい」という理由から、新規ユーザーの入札を断っています。さらに、いたずら入札者がいるので、それを防止するために入札時のルールを作っています。
評価を稼ぐために商品を落札しようとしても、新規ユーザーという理由から入札できないケースがあります。出品者によっては新規ユーザーでも対応してくれる場合があるので、一度出品者に質問から聞いてみましょう。
どれくらいの評価の数が必要か
それでは具体的にどのくらいの評価があれば、入札件数が増えていくのでしょうか?
正確な基準はありませんが、出品者側は50以上の評価があれば十分でしょう。もし、高価な商品の場合は100以上のの評価があった方が、確実に入札件数も増えていくでしょう。
ヤフオク!の新規、初心者ユーザーは断るべきか
いざ出品者側になった時に、「もしマナーが悪い落札者がいたらどうしよう」なんて心配も出てくるでしょう。
ヤフオク!はユーザーが多いので、なかにはマナーの守れていない人やルールを知らずに利用している方がいます。しかし、新規ユーザーが皆マナーのない人とは限りません。
新規、初心者ユーザーはいたずら入札者が多いのか?
実際にいたずら入札者がいるため、ヤフオク!のユーザー内で「新規、初心者の方は入札お断り」というルールが浸透したのでしょう。しかし、最近ではいたずら入札が減ったので、新規ユーザー=いたずら入札という固定観念に捉われないようにしましょう。
新規、初心者ユーザーでも受け入れてみる
人によっては新規ユーザーに対して慎重ですが、新規ユーザー=いたずら入札という固定観念を持ち続けていたら、せっかくの機会を逃してしまうかもしれません。なぜなら、新規ユーザーでも本当に商品購入が目当ての人は沢山います。
どうしても欲しい商品であれば、高い金額で入札してくれる可能性があるのに、新規ユーザーをマナーを守れない人やいたずら入札者だと一括りにしてお断りするのはもったいない行為です。
ヤフオク!でアカウント利用停止になる原因
ヤフオク!のガイドライン違反をしてしまった場合、アカウントが利用停止になってしまうことがあります。
アカウント停止になる原因はいくつかありますが、今回はよく行われている禁止行為について説明していきます。
カテゴリとは適合しない商品の出品
カテゴリと適合しない商品を出品すると、それが原因でアカウントが利用停止になる場合があります。
例えば、シャネルのカテゴリに「シャネル風」で出品するのは禁止行為とされています。ノーブランド品にもかかわらず、ブランド品のカテゴリに出品をしてはいけません。
他にも、部品やアクセサリーなどを本体に出品するのもアウトです。意外とうっかりと間違えそうなので、カテゴリの選択には気を付けましょう。
同じ商品を複数出品
複数のアカウントで同じ商品を2つ以上出品していると、他のユーザーから通報されて利用停止になる場合があります。
ヤフオク!では「同じ商品を、他社のサービスやその他の方法によって、二重に出品すること」は禁止行為として記載されています。利用停止にならないように、出品時にルールをしっかり把握しておきましょう。
無在庫出品
予約商品以外で、無在庫状態での商品の出品は禁止されています。
通常の出品方法は商品を仕入れてから出品しますが、無在庫出品とは商品を仕入れる前に出品する行為です。実は、ここ最近、無在庫出品している方が非常に目立ってきました。
在庫を持たなくて済む、売れ残るリスクがない、資金が少ない状態でも物販ができるという理由から、無在庫で出品する人が増えてきているのです。
しかし、こちらの出品方法もヤフオク!では禁止行為として記載されています。
ヤフオク!新規ユーザーが出品する時の注意点まとめ
ヤフオク!で商品が売れるためには、実績が必要となってきます。評価が付くことで買い手も安心し、入札をしてくれるようになります。評価を貰う→入札件数が増える→評価を貰う、というサイクルが自然にでき上がれば、売上もどんどん伸びていくでしょう。
新規ユーザーは最初は何かと不安になりますが、しっかりとルールを守れば心配は要りません。決済方法もYahoo!かんたん決済のみなので、簡単かつ安心して金銭のやり取りができます。
事前にトラブルを防ぐために、ルールを作って自己紹介や商品説明欄に書いておくのもよいでしょう。そして、新規ユーザーや初心者に限りませんが、買い手から信用されることが一番です。次の取引に繋がるように、誠意のある対応を心掛けましょう。