ヤフオクには評価システムがあります。評価の良し悪しは取引に影響します。特に出品者の場合、評価が低いと全く入札してもらえません。
そこで今回は、ヤフオクの評価システムの仕組み、実際の評価例文、そして評価の稼ぎ方などを詳しく解説いたします。
ヤフオクの評価システム
まず最初に、ヤフオクの評価システムの概要を説明いたします。
評価がヤフオクでの信頼度
ヤフオクは相手の顔や実際の商品が見えない個人間取引です。そのため、互いに不安を抱えながらの取引になるのが通常です。
その不安を解消するために導入されたのが「評価システム」です。評価は信頼度を表す指標となっています。これを見れば相手が信頼できるかどうか判断できるので、利用者は安心して取引ができます。
ヤフオクの評価システムの仕組み
ヤフオクでは、オークション終了後に出品者と落札者がお互いを評価できるシステムになっています。
評価は5段階で、以下の表で示す通り、それぞれポイントが異なります。そして、各取引で獲得した評価ポイントの合計が「総合評価」として公開されます。
非常に良い | +1 |
良い | +1 |
どちらでもない | 0 |
悪い | -1 |
非常に悪い | -1 |
評価は義務ではない
「取引後にお互いを評価できる」と書きましたが、相手を評価することは義務ではありません。そのため、取引後に評価をしない人もいます。特に、落札者の中には出品者の評価をしない人が多くいます。
総合評価が低いと取引の幅が狭まる
総合評価が低いと、取引に支障が出ます。評価が低い人との取引を嫌がる人が多いからです。
また、出品者が入札者評価制限を利用している場合は、総合評価が低い人・悪い評価の割合が多い人はそもそも入札すらできません。しかし、対応次第では取引に応じてくれる出品者もいないわけではありません。
ただし、出品者の総合評価が低い場合はまず入札されません。そのため、出品前に評価を稼ぐ必要があります。
相手の評価を見ればトラブルをある程度回避できる
評価システムは出品者にとってありがたい機能です。なぜなら、入札者の評価を見れば、トラブルになりそうか予想することができるからです。
入札者の評価は、商品ページで「入札履歴」をクリックすれば確認できます。
ヤフオクには、いたずら目的で入札して落札後にキャンセルする迷惑な利用者がいます。しかし、そのような迷惑行為をすれば悪い評価がつきます。そのため、悪い評価の多い入札者はトラブルメーカーである可能性が高いと判断できます。余計なトラブルに巻き込まれないためにも、必ず入札者の評価を確認するようにしてください。
出品者の評価を確認する
入札者としてヤフオクを利用する場合も、事前に出品者の評価を確認しておく必要があります。入札者に迷惑な人がいるのと同じように、出品者にも不法・不正な行為を行う人がいるからです。
良い評価の割合が90%未満の出品者との取引は避けた方が無難です。
おすすめの評価タイミング
最後は評価するタイミングについてです。
出品者なら発送直後、落札者なら商品受取り直後に評価するのがベストです。
特に出品者の場合は、発送直後に相手より早く評価することで、落札者の評価忘れを防ぐことができます。
高評価を稼ぐ方法
ヤフオクでは、総合評価0からのスタートとなります。しかし、総合評価0では出品しても落札されません。そこで、ヤフオク初心者に向けて、評価を稼ぐ方法を解説いたします。
安い商品を落札する
まず1つ目は、とりあえず「安い商品を落札する」です。前述の通り、評価が0でも落札者としてなら取引してくれる相手はいます。まずは落札者として評価を稼ぎましょう。
しかし、普通のオークションだと落札額がどこまで上がるか分かりません。したがって、フリマ出品されている安い商品や、値上がりしにくいオークション商品を狙いましょう。おすすめは20円分のAmazonギフト券です。
20円以上値上がりすることは少ないですし、購入したギフト券はそのまま利用できるため損もしません。
安い商品を出品する
2つ目は、「安い商品を出品する」です。
評価が低い人が出品しても基本的に入札されませんが、Amazonギフト券15円分など、評価稼ぎ狙いの商品なら入札してもらえます。
丁寧かつ迅速に対応する
ただし、「安い商品」を出品して評価を稼ぐ場合は、迅速かつ丁寧な対応を心がけないと「悪い評価」をつけられる危険があります。
商品はプチプチで丁寧に梱包してから発送しましょう。プチプチはヤフオクで1,000円弱で出品されたりしていますが、100円ショップで購入できます。
また、入金後は迅速に発送しましょう。発送が早いほど評価も高くなる傾向にあります。できれば即日発送、最低でも2日以内の発送を心がけましょう。
ホウ・レン・ソウ(報・連・相)を徹底する
また、報告・連絡・相談も徹底しましょう。
落札後はすぐに「お礼と支払い請求」の連絡をしましょう。商品発送後もすぐに「発送完了報告」をしましょう。もし何かトラブルがあった場合は、トラブルに対処するよりも先に「お詫び・トラブルの詳細・今後の対応策」を報告・相談しましょう。
以下、「お礼と支払い請求」メッセージの例文です。
丁寧に梱包して迅速に発送させて頂きます。
つきましては、先に入金をお願いいたします。入金が確認でき次第、2日以内に発送いたします。
商品代金:
送料:
合計:
決済方法:Yahooかんたん決済
よろしくお願いいたします。
以下、発送完了報告メッセージの例文です。
商品到着までもうしばらくお待ち下さい。
追跡番号:
到着予定日時:
情報商材に注意
評価を稼ぐ上で1つ注意点があります。それは情報商材など無形サービス・コンテンツについてです。ヤフオクで「高評価」などと検索すると、以下のような1円情報コンテンツが出てきます。
一見すると、1円で高評価が稼げるお得な案件にも見えます。しかし、このような商品は落札価格とは別料金の決済を求められたり、メルマガ登録など個人情報を要求されることが多いです。余計なトラブルを回避するためにも、このような商品への入札は控えることをおすすめします。
ヤフオクの評価コメント例文
最後にヤフオクで出品者として評価する際のコメント例文を紹介します。前述の通り、評価のタイミングは商品発送後が基本です。
「非常に良い」評価例文
まず「非常に良い」評価をつける際の例文を以下に示します。
非常に良い落札者に対しては、丁寧にお礼をして、今後リピーターになってもらえるようなコメントを書きましょう。
「良い」評価例文
次に「良い」評価をつける場合の例文を以下に示します。
「どちらでもない」評価例文
「どちらでもない」評価をつける場合は以下のように記載しましょう。
「どちらでもない」評価の場合は、一言コメントで十分です。
「悪い」評価例文
「悪い」評価をつける場合は、評価の理由を必ず記載しましょう。例文を以下に示します。
・落札後5日も連絡が取れなかったため、悪い評価をつけさせて頂きました。
・支払い期限までに入金して頂けなかったため、悪い評価をつけさせて頂きました。
「非常に悪い」評価例文
音信不通やキャンセルされた場合は「非常に悪い」評価をつけましょう。その際のコメント例文を以下に示します。
・身勝手な理由で落札キャンセルされたため、非常に悪い評価をつけさせて頂きました。
評価するのが遅れた場合
もし発送後に評価するのを忘れてしまい、遅れて評価する際は、上記のコメント例文の冒頭に「評価が遅くなり申し訳ありません。」と一言付け加えるようにしましょう。
落札者に不当な評価をつけられた場合
最後に、不当な評価をつけられた際の対処法を説明いたします。
「落札後のしつこい値引き交渉」
「配送方法の指定」
など身勝手な要求をしてくる落札者が一部存在します。このような要求に応じる義務はありませんが、要求を断ると報復に「非常に悪い」評価をつけられることがあります。
このように不当な評価をつけられた場合は、相手の評価への「返答」で抗議しましょう。
評価は削除できない
不当な評価をされた際は、抗議するとともに相手にも悪い評価をつけることをおすすめします。
もし既に良い評価をした後でも、オークション終了から120日以内なら評価の変更が可能です。ただし、一度付けた評価は履歴として残ります。
ヤフオクは総合評価が命
ヤフオクで安定して稼ぐには、高い総合評価を保つことが欠かせません。取引相手を見極めて慎重に取引しましょう。