Twitterは若年層の利用者が多く、Facebookよりユーザー間の距離が近いSNSです。若者向けの商品を扱う企業はTwitterをマーケティングやPRに活用すると効果的です。しかし、ユーザー間の距離が近いがゆえの注意点もあります。
そこで今回は、Twitterで企業アカウントを運用するコツと注意点を解説します。
企業アカウントの運用目的と注意点
Twitterを何となく始めてしまうと、企業イメージが下がるリスクがあります。アカウントを作成する前に、運用目的と注意点を明確にしておきましょう。
目的1:ブランディング
企業アカウントの運用目的で一番多いのがブランディングです。普段の企業の取り組みなどをつぶやいて、企業のイメージを上げます。
目的2:商品PR、販売促進
新商品の紹介や、商品のユーザーレビューなどをツイートすれば、販売促進の効果もあります。
目的3:カスタマーサポート
商品に興味を持っている人からの質問をTwitterで受け付けるという使い方もあります。
注意点1:ルールを決める
目的が決まったら、ツイートのルールを決めましょう。
・ツイートの方針
・つぶやき主のキャラクター設定
・言葉遣い
など最低限のルールを決めておくと良いです。ルールを設定せずにつぶやくと炎上に繋がります。Twitter担当者が変わっても簡単に引き継げるように、ルールは具体的にしておきましょう。
注意点2:誹謗中傷はしない
また、誰かを傷つけるようなツイートは控えましょう。個人はもちろん、ライバル企業や他社商品を貶めるツイートは、最悪の場合、訴訟に繋がります。
政治家や犯罪者など、世間的に批判の対象になりがちな人であっても、その人格を誹謗中傷するようなツイートは控えましょう。訴えられなくとも企業イメージが悪くなります。
注意点3:個人ではなく企業の発言という意識を持つ
また、企業アカウントのつぶやきは、担当者個人の発言ではなく企業の意見と受け取られてしまいます。担当者個人の感情などは抑えて、企業全体を背負っているという意識を持って発言しましょう。
Twitterアカウントの作成
Twitterでは個人アカウント・企業アカウントといった区分けはなく、アカウントの作成方法は同じです。
アカウント作成
まずはTwitterのホームページを開き、「アカウント作成」をクリックしてください。
名前・電話番号・生年月日の登録
すると、名前、電話番号と生年月日の入力画面が開きます。名前は会社名や商品名にしましょう。名前と電話番号は後から変更可能です。入力したら「次へ」をクリックしてください。
「閲覧履歴の追跡」についての確認事項が表示されますので、問題なければ☑をつけて「次へ」をクリックしてください。
「登録内容確認画面」になりますので、確認の後、「登録する」をクリックしてください。
「登録する」をクリックすると、「電話番号の認証」という画面が開くので、「OK」をクリックしてください。
携帯電話に送信されたSMSに記載されている認証コードを入力して「次へ」をクリックしてください。
パスワードの設定
パスワード設定画面が開いたら、ローマ字と数字を織り交ぜて8文字以上のパスワードを設定しましょう。パスワードも後から設定可能です。
プロフィール画像
次にプロフィール画像のアップロード画面が開きます。人型アイコンの中央にあるカメラマークをクリックすると、PC内のフォルダからファイルを選択できるようになります。
プロフィール写真は後で設定することができます。時間がない方は、「今はしない」をクリックしてください。
プロフィール欄
次にプロフィール欄の入力画面が開きます。企業名、扱っている商品・サービスなどを記載しておきましょう。後で設定する場合は「今はしない」をクリックしてください。
質問・おすすめユーザー
次に興味のあるトピックの質問画面になります。これは「今はしない」をクリックしてください。
次におすすめのTwitterユーザーを紹介されます。企業アカウントの運用には関係がないので、「今はしない」をクリックしてください。
通知設定
最後に通知の設定画面になります。通知を受け取る場合は「通知を許可する」をクリックしてください。通知設定も後から変更可能です。
すると、Twitterのホーム画面が開きます。これでアカウントの作成は完了です。
おすすめの設定方法
Twitterアカウントを作成したら、まず最初に各種設定をしましょう。
Twitterのホーム画面左の「もっと見る」ボタンをクリックして、「設定とプライバシー」を選択してください。
プライバシーとセキュリティ
画面真ん中にある「プライバシーとセキュリティ」をクリックし、「ダイレクトメッセージ」の項目を選択してください。
企業アカウントを運用する場合は、不特定多数の消費者からの声を集める必要があります。したがって、ダイレクトメッセージは「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れておきましょう。
メール通知
次続いて設定の「通知」をクリックしてください。
その後、「設定」→「メール通知」と選択していきます。
「ツイートやアクティビティについての通知」以外の通知はチェックを外してしまいましょう。
プッシュ通知
続いて「プッシュ通知」をクリックしてください。
プッシュ通知は無効にしておきましょう。
ツイートのコツ
企業アカウントといえども、宣伝ばかりしていては誰もツイートを見てくれません。特にTwitter利用者は年齢層が若いため、宣伝ツイートはほぼ100%スルーされます。
「いいね」や「リツイート」をされやすいツイートのコツを解説します。
共感を得られるツイート
一番良いのは、商品のターゲット層の悩みをリサーチして、あるあるネタをつぶやくと共感を集めやすいです。あるあるツイートをした後に、その悩みを解決する自社商品の宣伝ツイートを流せば、宣伝も読んでもらいやすくなります。
自社製品のレビュー
自社製品を使ってみたレビューも効果的です。しかし、良いことばかりが書いてあるレビューは、嘘くさくて誰も信じてくれません。良いことも書きつつ、「◯◯な人には合わないかもしれません」・「△△の場合は他の商品を買いましょう」と少しぶっちゃけると読んでもらいやすくなります。
独自の視点ツイート
企業独自の視点で見たツイートもおすすめです。
例えば、化粧品メーカーの場合なら、「昨日のドラマ◯◯に出ていた※※さんのキレイなお肌に見とれてしまって、ストーリーが頭に入ってきませんでした。普段どんなケアをされているのか知りたいですね。」などとツイートするとオリジナリティが出て良いです。
漫画
あと最近は漫画が人気です。あるあるネタやユーザーレビューを漫画にするとバズりやすいです。
ユーザーとのやり取り
ユーザーから質問が寄せられた場合は、迅速かつ丁寧に返信しましょう。丁寧な返信は企業イメージの向上に繋がります。
Twitterはブランディング・PRに最適
Twitterはユーザー間の距離が近いため、企業アカウントを開設すれば企業や商品に親近感を持ってもらいやすくなります。しかし、宣伝ばかりしているとユーザーが離れてしまいます。みんなが楽しめるツイートをこころがけましょう。