Amazonの出品者がバイトを雇ってサクラレビューを集める!?サクラレビューの実態を徹底解説!

Amazonで売上を伸ばすには高評価のレビューがたくさん欲しいものです。しかし、商品を購入した人みんながレビューを書いてくれるとは限りません。実際のところは、ほとんどいないと言ったほうが正しいでしょう。そこで、出品者の中にはバイトを雇ってサクラレビューを書いてもらう人もいます。

この記事では、バイトを雇って自分が販売する商品に対してサクラレビューを書いてもらう行為について解説します。

目次

高評価レビューが欲しい理由

自分の商品を販売するために、商品を無償提供してサクラレビューを書いてもらう出品者は今でも多いです。どうしてお金をかけてまで偽物の評価を得たがるのでしょうか。

まずは、出品者が高評価レビューを欲しがる理由について解説します。

レビューが多いと上位表示されやすくなる

Amazonでは数多くの商品が販売されているため、ユーザーが商品を検索した時に検索結果上位に自分の商品が表示されなければ、ユーザーに中々見てもらえません。商品ページを見てもらえないと売上には繋がらないので、出品者は自分の商品を上位表示させる工夫が必要です。

商品のレビューが多いと、ユーザーが検索した際に上位表示されやすくなります。実際に商品を検索してみてください。上位に表示される商品はレビュー数も多いことが確認できると思います。

例えば、Amazonで「ワイヤレスイヤホン」と検索してみましょう。すると、たくさんのワイヤレスイヤホンが表示されます。「スポンサープロダクト」と書かれた商品は出品者がお金を支払って上位表示させているものなので、「スポンサープロダクト」と書かれていない商品を見てください。

すると、上位表示されているワイヤレスイヤホンのほとんどが、レビュー数1,000以上で評価も高いことが分かります。つまり、Amazonでは、レビューの数が多く、かつ高評価されている商品が上位に表示される仕組みになっているのです。そのため、出品者はこぞって高評価のレビューを集めようとします。

ユーザーが安心して購入してくれる

商品のレビュー数が多いと、ユーザーは「たくさん購入されているということは信頼できる商品なんだな」という印象を持ってくれます。そうなると、商品を購入してくれる確率が高まります。

また、高評価が多い商品とそうでない商品とでは、安心感が違います。同じ商品が同じ値段で販売されていたら、あなたはどちらを購入しますか?おそらく、ほとんどの人が高評価が多い商品の方を選んで購入するでしょう。

ユーザーが安心して購入を決断するためにも、レビューの数と高評価は重要なのです。

高評価レビューが多いと他の商品も売れやすくなる

ある商品の高評価レビューが多くなると、その商品は検索上位に表示されるようになり、ユーザーの目に留まりやすくなります。また、その商品を見たユーザーの中には、「これだけ評価の高い出品者なのだから、他にも良い商品を販売しているのではないか」と他の商品も見てくれる人も現れます。

つまり、ある商品の評価が高まれば、その相乗効果で他の商品も見てもらえるようになるということです。

サクラレビューのバイトの募集方法

では、サクラレビューはどこでどのようにして募集されているのでしょうか。

ここからは、レビューバイトの具体的な募集の方法を紹介します。

Amazonのプロフィールから声掛けする

Amazonでは公開プロフィールといって、Amazonを利用するユーザーが自分のプロフィールを公開できるようになっています。ユーザープロフィールの中にはメールアドレスやTwitterアドレスが含まれていることもあるので、出品者はレビューをお願いしたいユーザーに直接コンタクトをとることができます。

ちなみに、YouTubeチャンネルを持っているユーザーにYouTubeで商品を紹介してもらう出品者も増えています。通常は、ブラウジング中に広告が表示されると、「また広告か」と思って無視する人が大半でしょう。しかし、好きなユーチューバーが「この商品、めちゃくちゃ良かったんです!」と宣伝し始めると、ついつい見聞きしてしまう人は多いものです。

このように、最近では、ユーチューバーに商品レビュー動画を投稿してもらったり、インスタグラムで「この商品を愛用しています」といった投稿をしてもらったりする出品者も増えています。

ソーシャルメディアを利用する

TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでは、出品者がレビューを募集しているケースが多いです。レビューを書いた見返りにその商品を無償で提供してもらえるなど、レビュアーにとってもメリットがあるため、積極的にレビューのバイトに応募する人もいます。

転売ビジネスの教材の中には、商品レビューを書いて商品を無償または格安で手に入れて、それをメルカリやヤフオクで売りましょう、といった手法をすすめているケースもあるほどです。

商品レビューを書いてほしい人と、レビューを書いて商品をもらいたい人の双方が存在するので、サクラレビューの募集はなくなることがありません。

サクラレビューの依頼は中国の業者が多い

Amazonで販売している商品に対するサクラレビューの募集は、もちろん日本人が行っている場合もありますが、そのほとんどは中国の業者によるものです。中国の業者の中には、レビュー数を増やすためだけに大量のスマートフォンを備えたオフィスを持っている集団もあるほどです。そんなオフィスは、レビュー工場と呼ばれたりします。

ただ、それでも不自然な日本語だと偽レビューだとバレてしまうので、お金をかけてでも日本人のサクラレビューバイトを雇います。

サクラレビューの流れ

具体的にはどのようにサクラレビューを募集しているのでしょうか。例えば、Twitterで募集している場合は、「商品レビューを募集しています。詳しくはダイレクトメッセージをお送りください」という風に、ダイレクトメッセージでやり取りする人が多いようです。

具体的には、だいたい以下のような流れで進みます。

(1)ダイレクトメッセージの中で、レビューを書いてほしい商品をユーザーに通知
(2)ユーザーはいつものようにAmazonで商品を購入しレビューを投稿
(3)レビューを投稿したユーザーがレビュアー名またはレビューのスクリーンショットを出品者に送付
(4)出品者がPayPalなAmazonギフト券などを利用してユーザーに商品代金を返金

サクラレビューを記載した後

では、商品のサクラレビューを書いた後はどうなるのでしょうか。

レビュアーの中には無償提供してもらった商品をメルカリやヤフオクで販売して利益を得ている人もいます。メルカリを見ていると、「EMSパッド」や「ドライブレコーダー」など様々な商品を出品している出品者がいます。彼らの中にはAmazonで商品レビューを記載することで、商品を無償または格安で手に入れているような人もいると考えられます。

ただこれらの商品レビューの操作に関わってしまった場合、依頼者も受注者も両方アカウント停止になってしまう場合が多いです。

サクラレビューを見破るツールがある

未だにAmazon出品者によるサクラレビューの募集はなくなりませんが、実はサクラレビューかどうかをチェックするツールも登場しています。それが、「サクラチェッカー」です。このツールは、Amazonの商品アドレスを入力するだけでその商品のサクラレビューの割合がわかるという優れものです。

参考:サクラチェッカー

そして、サクラチェッカーには、商品ページのレビューからサクラレビューを除いた本当の評価を表示してくれる機能もあります。このツールを使えば不正なレビューが排除されるので、本当に良い商品かどうか正しく見極められるようになります。

ツールを使わないでサクラレビューを見分ける方法

商品購入時にレビューを参考にする人は多いと思いますが、実際にどれが本物のレビューで、どれがサクラレビューかを判断するのは難しいですよね。

そこで、ここからは、サクラレビューの見分け方を紹介いたします。

ノーブランドなのに大量のレビューがある

ノーブランドで格安の商品であるにもかかわらず、レビュー数の多い商品はレビューバイトを雇っている可能性が高いです。一般的に、実際に商品を購入した人でレビューを記載してくれる人はあまり多くはありません。それにもかかわらず、レビュー数がやたらと多い商品は怪しいと思って間違いありません。

複数のレビューに目を通してみて、当たり障りのないコメントばかりが目につくようであれば、間違いなくサクラレビューです。例えば、卓上加湿器であれば、動画付きのレビューが複数並んでいて、さらにレビュー内容も「コンパクトなのに思った以上に加湿されました」など無難な文章が記載されているものが怪しいレビューです。

全ての購入者が動画や画像付きのレビューを丁寧に投稿するとは思えませんし、商品のデメリットが書かれていないのも不自然ですよね。もちろん、バイトでサクラレビューを書いている人の中にも正直なレビューを記載する人もいるので、全てが嘘というわけではありません。

同じような名前が並んでいる

サクラレビューの中には、レビュアーの名前が似ている場合が多くあります。例えば、「タクヤ」「テツオ」「タケシ」などカタカナの名前のレビュアーばかりが商品レビューを記載していることがあります。この場合、外国人によるサクラレビューと判断してよいでしょう。

文章の日本語が不自然

Amazonのレビューの中には、不自然な日本語で記載されているものも見受けられます。1人のレビュアーならまだしも、複数のレビュアーが不自然な日本語を使っているようなら、外国人によるサクラレビューの可能性が高いです。

高評価と低評価が混在している

1つの商品に対して星5の高評価と星1の低評価が混在している場合は、高評価の方をレビューバイトが記載しているおそれがあります。例えば、高評価のレビューが20件続いた後で低評価が数件あるような場合は、低評価レビューを隠すためにサクラレビューのバイトが高評価をつけていると考えられます。

このように、サクラレビューを見破るには高評価と低評価の割合をチェックするのも効果的です。もしも、その商品の購入を考えているなら、アルバイトがつけている可能性が高い高評価のレビューはサラッと目を通す程度で、低評価のレビューにしっかりと目を通して商品のデメリットをきちんと把握してから購入を検討するのがおすすめです。

レビュアーの他のレビューをチェックする

気になる商品に対してサクラレビューと思われるレビューを見かけたら、そのレビュアーが記載した他のレビューも見てみると良いでしょう。バイトでレビューを書いているなら、高評価ばかり記載していたり、特定の出品者の商品にばかりレビューを書いていたりするはずです。

また、サクラレビューを欲しがる出品者は主に中華系商品の出品者なので、ジャンルや商品の種類が似通ってきます。つまり、同じような商品にばかりレビューを記載しているレビュアーはバイトでサクラレビューを書いていると考えてよいということです。

参考:Amazonの商品レビューは信頼できない?サクラが書いたレビューを見分ける方法を伝授!

サクラレビューは禁止されている行為

現在、Amazonは、サクラレビューなどの不正レビューの投稿を禁止しています。では、具体的にどのような行為が禁止されているのでしょうか。

ここからは、Amazonのレビューポリシーや罰則について紹介します。

不正な高評価レビューは禁止されている

Amazonでは不正な高評価レビューを禁止しています。出品者自身が自分の商品に対して高評価レビューを書くことはもちろん、出品者の家族や友人が極端に良いレビューを書くことも禁止しています。

ただし、商品を購入してくれた人に対して「レビューを書いてください」とお願いすることは禁止されていません。商品を無償または格安で提供して高評価レビューを書いてもらう行為が禁止されており、レビューポリシーに違反した場合は出品者・レビュアー双方にペナルティが課せられます。最悪の場合は、アカウント停止処分になります。

そのためAmazonセラーの方は、正当な方法でレビューを集めるようにしましょう。

参考:レビュー代行は規約違反?Amazonのレビューを集める方法

サクラレビューに対してのペナルティ

サクラレビューをお願いした場合や、お願いされてサクラレビューをした場合、両方のアカウントが停止されてしまいます。

サクラレビューを依頼した出品者はアカウント停止処分になります。またサクラレビューを書いたレビュアーは、今まで書いてきたレビューが全て抹消され、新しくレビューを記載することもできなくなります。

コツコツと良い商品を販売していこう

Amazonでは、高評価レビューが多い方がユーザが検索した際に上位表示され、多くのユーザーの目に留まることになります。そのため、お金をかけてサクラレビューのバイトを雇う出品者が増えています。

しかし、不正レビューはAmazonが禁止している行為です。サクラレビューを募集しても記載してもペナルティの対象になります。

そのため売上を伸ばそうとして、バイトを雇ってサクラレビューを書いてもらうのは止めましょう。安易にサクラレビューをお願いしたためにアカウント停止になってしまっては元も子もありません。

信頼される出品者になるには、コツコツと良い商品を販売するのが一番だと覚えておきましょう。

ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。

ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。

【限定公開】成功者続出の秘密のノウハウ

日本未上陸のノウハウで先行者利益が得られる大チャンス到来!

日本ではまだ知られていない秘密の情報をお届けします。

あなたのビジネスを成功させるために、今すぐ限定情報を入手してください。

【無料相談】Biz English

ビジネス英語は3ヶ月でマスターできます!

インターネットの買い物に慣れてくると、アメリカのアマゾンやeBayで購入したり出品したりしたくなるでしょう。英語ができなくてもGoogle翻訳やDeepLなどのツールを使えば始めるのは簡単です。

ところがクレームや返金などが発生すると機械翻訳では上手く交渉できません。金額が大きくなりビジネスレベルになるとなおさらリスクが高くなります。

ビズイングリッシュはビジネス英語専門の英会話スクールです。受講生は全くのゼロから英語でアカウントを復活させたり、海外の展示会で交渉に成功したりと幅広く活躍をしています!

今すぐビジネスレベルの英語力を身につけましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次