ヤフオク!の落札時の手数料は高い!?できるだけ安く抑える方法をご紹介!

ヤフオク!」は、日本屈指のオークション・フリマサイトです。パソコンやスマホからいつでも手軽に出品や入札、落札ができるとあって人気を集めています。

しかし、ヤフオク!の落札時の手数料は他のオークションサイトやフリマサイトに比べて高いと言われることが多く、利益のことを考えると、少しでも安く抑えたいところです。

そこで今回は、ヤフオク!の落札時の手数料についての解説と、できるだけ安く抑える方法をご紹介します。ヤフオク!への出品を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

ヤフオク!の落札時の手数料は高い?

ヤフオク!は、Yahoo! JAPANが運営しており、出品数6300万点以上という出品数を誇っています。

そんなヤフオク!ですが、手数料が他のオークション・フリマサイトよりも高いと言われています。これは本当なのでしょうか?

この項目ではヤフオク!の具体的な手数料について解説していきます。

参考:ヤフオク!

ヤフオク!の手数料

2023年9月現在、ヤフオク!の利用料金や手数料は以下のようになっています。

【入札・落札】

  • 月額使用料:0円

【出品】

  • 月額使用料:0円
  • 出品システム利用料:0円
  • 落札システム利用料:(プレミアム会員)落札価格の 8.8% 、(プレミアム会員以外)落札価格の10%

一方、代表的なフリマアプリであるメルカリやラクマの手数料は、以下のようになっています。

  • メルカリの手数料:商品代金の10%
  • ラクマの手数料:商品代金の4.5〜10%

確かに、ラクマと比べれば手数料は若干高いですが、メルカリとは同じ手数料です。そのため、ヤフオク!だけが高いとは一概には言えないのが実情です。

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ヤフオク!はなぜ利用者が多いのか

2019年のオークション・フリマサイトの利用者登録数に関する報道によると、

  • ヤフオク!:約1600万人
  • メルカリ:約1750万人
  • ラクマ:約1100万人

となっています。

以上の集計から明らかなように、ヤフオク!の利用者数は手数料が安かったラクマをはるかに上回っています。これはどういうことでしょうか?

まず、オークションサイトでは、たとえ手数料が高くても、サービスの利用者が多いほど競争が激しくなり、高価格で落札されやすくなります

また、ヤフオク!はYahoo! JAPANが運営しており、規約などの管理体制がしっかりしているためトラブルが少ない傾向にあります。

他にも、メルカリのような値下げ交渉の慣習がなく、出品後は基本的に放置しておけばOKという手軽さもあります。

これらの理由により、ヤフオク!は手数料が高くても利用者が多くなっているのです。

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ヤフオク!の手数料の変遷

ヤフオク!の手数料は年々上昇を続けています。一体なぜなのでしょうか?

この項目では、ヤフオク!の手数料上昇の背景についてまとめました。

ヤフオク!の手数料は年々上がっている

ヤフオク!の手数料は年々上がり続けています。

たとえば、ヤフオク!の落札時の手数料(プレミアム会員の場合)は、3%→5.4%→8.64%と順次上昇し、2023年9月現在は8.8%と3倍近くにまで跳ね上がっています。

また、プレミアム会員費も、294円→346円→399円→498円と時間をかけて上がり続け、2023年9月現在は508円になっています。

なぜ手数料は上がり続けるのか

ヤフオク!の手数料が年々上昇している背景には、違法行為への対応を強化する目的があります。

ヤフオク!では、サービス開始以来、詐欺をはじめとする犯罪が続発しました。このままではヤフオク!に対する信頼が失われるということで、手数料を値上げしたのです。つまり、手数料を上げることで参入しにくい状況をつくり、違法行為を行おうとする人間の締め出しを図ったというわけです。

ヤフオク!の手数料に関するお得情報と注意ポイント

ここでは、ヤフオク!の手数料に関する以下のお得情報と注意ポイントをご紹介します。

  1. プレミアム会員になると落札手数料が安くなる
  2. プレミアム会員はフリマ出品の手数料も安くなる
  3. 特定カテゴリの手数料は通常と異なるので注意
  4. 支払いにPayPayを使うと1%のボーナス獲得
  5. 「5のつく日キャンペーン」

プレミアム会員になると落札手数料が安くなる

先述したとおり、ヤフオク!はプレミアム会員になると落札時の手数料が安くなります。

通常、落札システム利用料として商品価格の10%を徴収されますが、プレミアム会員であれば8.8%で済みます。そのため、個人輸入ビジネスなどでヤフオク!を継続的に利用する方は、プレミアム会員に登録した方が長期的に見てお得になります。

また、ヤフオク!ではプレミアム会員だけが利用できる割引やクーポン券の付与といった特典もあるので、登録しない手はありません。

参考:Yahoo!プレミアム

プレミアム会員はフリマ出品の手数料も安くなる

ヤフオク!では、オークションだけでなく、フリマ出品も取り扱っています。

こちらも、手数料として購入価格の10%が徴収されますが、プレミアム会員であれば、8.8%になります。ただし、フリマには特定カテゴリに属している商品の出品はできないので注意してください。特定カテゴリに関しては次の項をご参照ください。

特定カテゴリの手数料は通常と異なるので注意

自動車やオートバイといった特定カテゴリに属している商品の出品・落札・出品取り消しシステム手数料は通常と異なるため、事前の確認が必要です。

特定カテゴリの手数料の一例を紹介します。

【特定カテゴリの出品・落札・出品取り消しシステムの手数料】

自動車・オートバイ・トラック・ダンプ・建設機械
→各3,080円(税込)

参考:出品者にかかる利用料 ‐ ヤフオク!

支払いにPayPayを使うと1%のボーナス獲得

プレミアム会員に登録して、ヤフオク!の支払いにPayPayを利用すると、1%分のPayPayボーナスが獲得できます。

ただし、支払いにPayPay残高を使うには、Yahoo! JAPAN IDとの連携が必要です。

参考:PayPay

「5のつく日キャンペーン」

ヤフオク!では、毎月「5のつく日キャンペーン」を実施しています。

これは、5日、15日、25日の5のつく日に入札すると、10,000円以上の落札商品の金額がその場で5%OFFになるクーポンが配布されるというキャンペーンです。手数料も安くなるのでおすすめです。

参考:5のつく日キャンペーン

ヤフオク!の手数料を安くする裏ワザ3選

この項目では、ヤフオク!の落札時の手数料を安くする以下の3つの裏ワザをご紹介します。

  1. 送料を別にして出品する
  2. プレミアム会員費の無料期間を利用する
  3. PayPayを利用する

手数料でお悩みの方はぜひ実践してみてください。

送料を別にして出品する

ヤフオク!の手数料をできるだけ抑えたいなら、送料を別にして出品することをおすすめします。

なぜなら、ヤフオク!の手数料は落札された金額にかけられるところ、送料を別にすれば多少手数料が安くなるからです。

また、メルカリと異なり、ヤフオク!は送料別が一般的なので、「送料を別にすると売上に影響するのでは?」といった心配もありません。

プレミアム会員費の無料期間を利用する

ヤフオク!のプレミアム会員費は、最初の1ヶ月が無料となっています。

この期間中に手数料8.8%で多くの商品を落札すれば、かなりお得になります。そして、1ヶ月以内に会員登録を解約すれば、プレミアム会員費もかかりません。

PayPayを利用する

PayPayでヤフオク!の落札代金を支払うと、1%のボーナスがもらえると説明しました。そのため、PayPayを積極的に利用すれば、実質的にヤフオク!の手数料の節約になります。

手数料を払わないで済む方法ってないの?

「手数料を払わずに済ませる方法はないものか」と考える方もいると思いますが、残念ながらそのような方法はありません。

しかし、プレミアム会員になって様々な特典を利用することで手数料を安くすることは可能ですので、いろいろな情報を集めて工夫してみましょう。

他のオークションサイトの手数料・送料を徹底比較

この項目では、ヤフオク!以外の3つのオークション・フリマサイト(モバオク、ラクマ、メルカリ)の手数料や送料を比較し、まとめました。手数料が気になる方はぜひ参考にしてください。

モバオク

モバオクは、国内を代表するオークションサイトで、ヤフオク!に次ぐ規模を誇っています。月額330円(税込)から出品・入札ができ、月額利用料は初月無料となっています。詳しい手数料・送料などは以下の通りです。

【出品にかかる費用】

  • 月額利用料:330円 または 360円/月(税込)
  • 商品の送料(出品者が送料を負担する場合)
  • 販売手数料や売上金の振込手数料は無料

【落札にかかる費用】

  • 月額利用料:330円 または 360円/月(税込)
  • 商品の送料(落札者が送料を負担する場合)
  • 落札代金
  • モバペイ手数料:200円(取引の支払いをクレジットカード・キャリア決済・Apple Pay・インターネット/モバイルバンキング・ATM・コンビニのいずれかでする場合(モバペイ取引))
  • 代金引換料:265円(代引で取引する場合)
  • 送金手数料:実費(代引で取引する場合)

【支払方法】

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • Apple Pay
  • インターネット/モバイルバンキング
  • ATM
  • コンビニ
  • 代金引換
  • ポイント

参考:モバオク

メルカリ


メルカリは、個人間での売買をメインとする日本最大級のフリマアプリです。 スマホなどで商品を撮影して出品するだけという手軽さが人気を集めています。詳しい手数料や送料などは以下の通りです。

会員登録料:無料
月会費:無料

【出品にかかる費用】
・出品手数料:無料
・販売手数料:販売価格の10%
・送料

【落札にかかる費用】
・クレジットカードなら手数料はなし
・送料(落札者負担の場合)
・落札代金

【支払方法】
・クレジットカード
・キャリア決済
・ATM
・コンビニ
・FamiPay
・メルペイ
・Apple Pay

参考:メルカリ

ラクマ

ラクマは、メルカリの次に知名度のあるフリマアプリです。楽天が運営主なので、楽天ポイントの使用が可能です。詳しい手数料や送料などは以下のようになっています。

【出品にかかる費用】

  • 販売手数料:商品が売れた時の商品価格の4.5~10%(税込)
  • 送料(かんたんラクマパックは全国どこでも一律の送料)

【落札にかかる費用】

  • 落札代金

【支払方法】

  • クレジットカード
  • コンビニ
  • LINE Pay
  • FamiPay
  • 銀行ATM
  • 郵便局
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • d払い(ドコモ)
  • ラクラクあと払い(ペイディ)
  • ラクマポイント
  • 楽天ポイント/楽天キャッシュ

参考:ラクマ

自分に合ったオークション・フリマサイトを選ぶ

モバオク、メルカリ、ラクマの手数料や送料などを確認してきましたが、それぞれに特徴やメリットがあるのがお分かりいただけたかと思います。

ヤフオク!とじっくり比較して手数料などの違いを把握し、ご自身に合ったオークション・フリマサイトを選びましょう。

ヤフオク!のプレミアム会員になれば、一般会員よりも手数料が安くなる

今回は、ヤフオク!の手数料についての解説と安く抑える方法をご紹介してきました。

「手数料が高い」と言われることが多いヤフオク!ですが、その実メルカリと同じ10%であり、特別高いということはありません。

しかも、「サービスの利用者が多いので高価格で落札されることが多い」「Yahoo! JAPANが運営していることから管理体制がしっかりしている」「トラブルが少ない」といった点も魅力です。

また、プレミアム会員になれば、一般会員よりも手数料が安くなるだけでなく、様々な特典もついてきます。

今回ご紹介した情報を参考にして手数料をできるだけ安く抑え、ヤフオク!の出品にトライしてみてください。

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この記事を監修した人

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