ヤフオク出品手数料などのシステム利用料をすべて解説!果たして高いのか?

ヤフオクは利用者数の多いオークションサイトです。新品だけでなく不用品や中古品を売ったり買ったりできるので、利用したことのある人は多いのではないでしょうか。

しかし、ヤフオクで商品を出品する際は、落札システム利用料などの各種手数料が必要です。手数料についての知識が曖昧なままでは、ヤフオクで利益を上げるのは困難です。

そこで今回は、ヤフオクの手数料についてご紹介しますので、今後のヤフオク取引の参考にしてください。

目次

ヤフオク出品者にかかるシステム利用料や販売手数料などのヤフオク出品手数料を解説

出品者としてヤフオクを利用する際、負担となるのが手数料ですが、ヤフオクという個人間取引の場を提供してもらっている以上、システム手数料がかかるのはやむを得ないことでしょう。ただ、余計な手数料は払いたくないですよね。そこで、手数料について理解して、少しでも安く済ませる方法を探ってみましょう。

ヤフオク出品者にかかるヤフオク出品手数料「落札システム利用料」について

出品者としてヤフオクを利用する上で知っておく必要のある手数料が、落札システム利用料です。落札システム利用料は会員の種類によって率が異なるので注意しましょう。

  • Yahoo!プレミアム会員:落札価格の8.8%(税込)
  • Yahoo!プレミアム会員でない:落札価格の10%(税込)

2018年3月までは、ヤフオクを利用するにはプレミアム会員への登録が必須でしたが、現在ではその必要はありません。

ヤフオク出品者にかかるヤフオク出品手数料「特定カテゴリの落札システム利用料」について

特定カテゴリでは落札システム利用料の他に、出品システム利用料・出品取り消しシステム利用料がかかるカテゴリがあります。通常とは異なる手数料が必要なカテゴリを確認しておきましょう。

以下のカテゴリでは、出品システム利用料3,080円(税込)、出品取消システム利用料3,080円(税込)が必要です。

  • 自動車、オートバイ > バス > 車体
  • 自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体)
  • 自動車、オートバイ > 中古車・新車
  • 自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体
  • 自動車、オートバイ > 部品取り車

以下のカテゴリでは、落札システム利用料3,080円(税込)、出品取消システム利用料550円(税込)が必要です。

  • スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > セーリングボート
  • スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > モーターボート
  • スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > バスフィッシング用ボート

以下のカテゴリでは、落札システム利用料1,980円(税込)、出品取消システム利用料550円(税込)が必要です。

  • 自動車、オートバイ > オートバイ > オートバイ車体
  • スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > 水上オートバイ

ヤフオク出品者にかかる出品手数料「有料オプション」について

Yahoo!プレミアム会員の場合、商品出品時にはオプションを使用できます。有料ですが、上手に組み合わせれば商品を目立たせることができるのでおすすめです。以下で各種有料オプションについて紹介します。

注目のオークション22円(税込)以上/1出品・1日
あなたへのオススメコレクション落札価格×設定料率+消費税
※1%以上0.1%単位の任意の料率を設定可能

ヤフオク出品者にかかる出品を取り消すための手数料「出品取消システム利用料」とは?特定カテゴリに注意!

出品取消システム利用料とは、出品後にこれを取り消すときに必要な手数料です。出品を取り消す際に入札者がいる場合は、出品取消システム利用料として1出品あたり550円(税込)がかかります。ただし、以下のカテゴリに属する商品の取り消しに関しては、出品取消システム利用料が3,080円(税込)になるので注意しましょう。

  • 自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体)
  • 自動車、オートバイ > 部品取り車
  • 自動車、オートバイ > 中古車・新車
  • 自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体
  • 自動車、オートバイ > バス > 車体
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ヤフオク出品する際に必要なヤフオク出品手数料(販売手数料)をお得に使用

ヤフオクは個人でも気軽にはじめられるオークションサイトですが、気になるのがシステム利用料などの各種手数料でしょう。こちらでは、ヤフオクを利用する際に必要な手数料を少しでも安くする方法を紹介します。

ヤフオク出品手数料(販売手数料)を少しでも安く!キャンペーンを常にチェック

ヤフオクでは、ポイントが還元されるキャンペーンやお得なクーポン配布などが頻繁に行われています。不定期に開催されるので、ヤフオク関連の情報を常にチェックするようにしましょう。お得なものが多いので、ぜひ利用してください。

例えば、2023年7月には「おトクWEEK」が開催されています。こちらのキャンペーンでは、出品者がエントリーするもので、2023年7月21日(金)12:00 ~ 2023年7月30日(日)23:59までがエントリー・出品期間、そして2023年7月24日(月)00:00〜2023年7月30日(日)23:59までに落札された商品を対象に、Yahoo!プレミアム会員の方は落札額の3.8%分のPayPayポイントを、Yahoo!プレミアム会員以外の方は落札額の5%分のPayPayポイントを後日付与してくれるというものです。

参考:7月「おトクWEEK」

※2023年9月現在はキャンペーン終了しています。

その他にも、PayPay連携済みユーザー対象に「落札はじめて・ごぶさたの方 最大50%OFFクーポン」を配布しています。

参考:落札はじめて・ごぶさたの方 最大50%OFFクーポン

このようなキャンペーンやクーポンを上手に利用してさらにお得にヤフオクを活用しましょう。

ヤフオクの利用者はトップクラス|出品手数料より信頼度優先

日本で最も人気のあるオークションサイトといえばヤフオクでしょう。ヤフオクはユーザー数の多さが魅力です。他にもメルカリやラクマ、モバオクなどのフリマサイトはありますが、その中でもヤフオクはトップクラスです。

ヤフオクのサービス向上のためのヤフオク出品手数料(システム利用料)

ヤフオクの落札システム利用料は現在8.8%(税込)または10%(税込)ですが、今後値上がりする可能性はあるのでしょうか。実は1999年には3%でした。その後5.4%、8.64%とアップし、現在の落札システム利用料になりました。

だんだんと落札システム利用料が上がっているこれまでの流れから判断すると、値上がりの可能性は高いと言えます。しかし、ヤフオクのサービス向上のためには仕方のないことでしょう。

ちなみに、フリマサイトのメルカリの手数料は10%です。手数料としてはヤフオクの一般会員と同じく高めの設定ですが、それでもメルカリ利用者は多くいます。

ヤフオク以外のオークションサイト・フリマサイトの出品手数料(販売手数料)

それでは、ヤフオクの手数料とメルカリ以外のサービスの手数料を比べてみましょう

オークションサイトとして有名なモバオクでは月額330円(税込)又は月額360円(税込)で出品・落札し放題です。ラクマでは、購入価格の4.5~10%(税込)です。オークションサイト・フリマサイトによっても手数料が大きく異なりますね。

さらに利用者の年齢層は、ヤフオクやモバオクでは30代以上が多くを占め、メルカリやラクマでは20代の利用者が多くなっています。このように、年齢層によって利用するサイト・アプリに違いがあることから、売りたい商品によって使い分けると良いでしょう。

ヤフオクを利用する理由:出品手数料より信頼度を優先

ヤフオクで商品を出品される人の中には、同時にネットショップを運用している人もいるでしょう。ネットショップでも手数料が3%~5%程度はかかります。しかし、ヤフオクの手数料8.8%(税込)または10%(税込)と比べると安いですよね。しかし、ヤフオクには多くの手数料を支払ってでも利用するメリットがあります。

それは、ヤフオクはYahoo! JAPANが運営しているので信頼度が高いことです。商品を購入しようとする利用者は、あまり信頼できない個人のネットショップよりはヤフオクを選ぶ傾向があります。そこで、ネットショップを持っている人も、まずはヤフオクに出品し実績を積むことで、利用者からの信頼を得ることができます。

ヤフオク出品者がシステム利用料などの出品手数料を負担する

以前はヤフオクでは落札者も手数料を払う必要がありました。現在では落札者に手数料はかかりません。落札者の手数料負担がなくなった分、出品者の負担が増えたということです。

近年ではメルカリやラクマなどのフリマアプリに利用者が集まっているため、ヤフオクも利用者を増やすために落札者の負担をなくしたと考えられます。落札者の手数料負担がなくなれば、ヤフオクを利用して商品を購入しようとする人は増えるでしょう。

ヤフオク出品手数料(落札システム利用料)対策

ヤフオクでは出品者が落札システム利用料を支払わなければなりません。先述のとおり、落札システム利用料はYahoo!プレミアム会員の場合が8.8%(税込)、プレミアム会員でない場合が10%(税込)です。ヤフオクでたくさんの商品を売る予定の方は、月額料金508円(税込)を支払ってでもYahoo!プレミアム会員に登録しておいたほうがお得でしょう。

さらに、落札システム利用料8.8%(税込)または10%(税込)分の金額を商品価格に上乗せするという手もあります。しかしながら、商品価格が高くなると入札されにくくなる点には注意が必要です。

ヤフオク出品手数料(販売手数料)や利用料(使用料)を理解して使い分けよう

ヤフオク利用の際は、出品予定の商品によってオークション形式とフリマ形式を使い分けると良いでしょう。オークション形式は入札者が競り合い、最高入札額が落札額になります。フリマ形式は出品者が設定した価格で商品を購入してもらえます。

先ほどもお話しましたが、ヤフオクを利用する機会が多い場合は、Yahoo!プレミアム会員に登録しておきましょう。プレミアム会員になると、ヤフオクだけでなくヤフー!ショッピングやロハコなどもお得に利用できます。

予算管理や収益計算をしっかり行って、効率よくヤフオクを利用しましょう。

送料無料にするべきか?ヤフオク出品の際は送料とヤフオク出品手数料(システム利用料)の関係に注意

ヤフオクで商品を出品する際は、送料にも気を付けましょう。ヤフオクでは、送料を出品者負担にするか落札者負担にするかを設定できます。当然、送料を無料にすると入札される可能性は高まりますが、具体的な送料をきちんと計算しておかないと後で損してしまう可能性があります。

ヤフオク出品で送料込の値段にすると、落札システム手数料(利用料)がその分増える!?

送料と手数料(落札システム利用料)との関係を確認しておきましょう。例えば、商品の値段が3,000円で送料が700円かかる場合を例にします。落札システム利用料はYahoo!プレミアム会員でない場合の10%で考えます。

【送料が落札者負担の場合】
商品価格:3,000円  落札システム利用料:300円

【送料は出品者負担、ただし商品価格に上乗せした場合】
商品価格:3,700円  落札システム利用料:370円

落札システム利用料は商品の「落札額」を基準に算定されるので、送料込みの値段設定にすると、落札システム手数料が割増になってしまいます。そのため、「送料無料」と銘打っておいて実は送料を商品価格に含ませておくという手法では、結果的に損する可能性があります。

利益が目減りしないよう、出品者と落札者のどちらが送料を負担するのかよく考えてから出品しましょう。

送料割り増しはガイドラインに違反

送料を落札者負担にすると、送料分の落札システム利用料を負担する必要はありませんが、だからといって商品価格を低く設定して、その分の送料を上げてはいけません。ヤフオクのガイドラインに違反します。

必ずヤフオクのガイドラインに従い、落札者に信頼されるような正しい出品と取引を行いましょう。

ヤフオク出品で出品手数料(システム利用料)の無料化

以前はヤフオクで商品を出品するにはYahoo!プレミアム会員への登録が必須で、月額料金508円(税込)を負担しなければなりませんでした。現在ではプレミアム会員へ登録しなくても最低限の出品は無料でできるようになりました。

オークションサイトとフリマサイト

ヤフオクはオークションサイトなので、商品を買いたい人が各々の支払可能額で入札することになります。一方で、メルカリやラクマはフリマサイトなので、出品者の決めた価格で商品が購入されます。

オークション形式もフリマ形式もそれぞれの良さがあるので、併用するのが良いでしょう。しかも、ヤフオクでもフリマ出品が行えるようになったので、商品の販売方法がさらに広がりました。

ヤフオク出品手数料(システム利用料)の無料化と保証について

現在は誰でも手数料なしでヤフオクに商品を出品できるようになりました。そのため、残念なことですが、ヤフオクのガイドラインを守らない出品者も中にはいます。

さらに、落札した商品が故障していた、などのトラブルに遭うことも少なくありません。ただ、落札者は落札した商品の補償を受けられます。例えば、中古で買ったカメラの電源が入らなかったので修理に出した場合などは、ヤフオクの修理補償金で3万円支払ってもらえることもあります。

ヤフオクは落札者の利益保護に重点を置いて運営しているため、落札者は安心して商品を買うことができるようになっています。

利用者の多いヤフオクでも年々出品手数料(システム利用料)が値上げ

先述したとおり、ヤフオクは年々手数料を値上げしています。これからも値上げが続けば、ヤフオクを利用しづらくなるかもしれません。しかし、ヤフオクの利用者数は国内トップクラスで知名度も高いため、今のところは個人で利用する分には良い販売先と言えるでしょう。

知名度のあるヤフオクのヤフオク出品手数料(システム利用料・販売手数料)を理解して上手に利用しよう

ヤフオクは多くの人が利用するオークションサイトなので、出品者にとっては魅力的です。ただ、落札額の8.8%(税込)か10%(税込)という手数料の高さがネックです。高額な手数料のために利用を躊躇されている方もいらっしゃるでしょう。

もっとも、手数料は落札者が安心してヤフオクシステムを利用するために必要不可欠です。落札希望者を集めるには手厚い保護が必要で、そのための費用を手数料という形で支払っていると考えれば、高額な手数料負担も仕方がないと割り切れるのではないでしょうか。

手数料をいかに落札者に負担させるかを考えるのではなく、しっかりヤフオクのガイドラインを守って、気持ちの良い取引を心がけていきましょう。

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この記事を監修した人

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