Amazonのマーケットプレイスでは、家で不要になったあらゆるものを簡単に出品して販売することが可能です。
ただしメーカーなどによっては、出品規制がかかっていたりするため注意が必要となります。
そこで今回はマーケットプレイスの出品の仕方、出品制限がかかっているものやその解除方法について、2020年の最新情報をご紹介します。
Contents
Amazonのマーケットプレイスって何?その利用の仕方とは
欲しいと思ったものが手に入るAmazonは、とても便利なショッピングサイトです。
AmazonではAmazonが販売している商品とは別に、Amazonの利用者が出品できる仕組みがあり、その売り手が登録しているのがAmazonマーケットプレイスです。
例えればAmazonという大きなデパートの中に、出店しているお店のようなものです。
Amazonマーケットプレイスは個人でも法人でも登録が可能で、2017年の12月にはイオンが参入を表明するなど、注目を集めています。
Amazonマーケットプレイスはどのような方法で販売を行うのか、その仕組みを販売者と購入者それぞれの立場から詳しくご紹介します。
Amazonマーケットプレイスと楽天市場の違いとは?
個人や法人の出店と聞くと、楽天にも同じ仕組みの楽天市場があるけどどう違うのだろう、と思われる方もいるかもしれません。
基本的には、楽天もAmazonもどちらもマーケットプレイス方式を採用しています。
先ほどAmazonマーケットプレイスはデパートのようなものとご紹介しましたが、楽天市場は例えると商店街のようなものです。
お店はたくさん並んでいますが、それぞれが独立して仕入れや販売を行っています。
そして楽天自体は商品は販売せず、場所だけを提供しています。
一方Amazonは元々自社で在庫を持ち、販売を全て自社で行っていました。
この時点ではまだちょっと大きめなスーパーのようなものでしたが、取り扱う商品が増え、2000年からAmazonマーケットプレイスを導入しました。
Amazonでは自社でも販売を行い、併せてマーケットプレイスで販売する出品者にも販売する場を提供しています。
マーケットプレイスの利用の仕方【出品者サイド】
商品を出品する場合、まず大口出品か小口出品かを選ぶ必要があります。
小口出品の場合は月額使用料が必要ありませんが、売上ごとに手数料を支払わなければなりません。
大口出品の場合は、「月額4,900円(消費税別)+販売手数料」を支払わなければいけません、この料金には、
・クレジットカード決済にかかる手数料・発送後に入った売上の振込
・販促、マーケティング費用
といった諸費用が含まれています。
試しにマーケットプレイスをやってみたいという時には、小口出品に登録しておいてもいいのですが、1ヶ月に50以上の取引がある場合や、出品制限のある商品の解除をするためには大口出品でないとできないので注意が必要です。
Amazonのアカウントとは別に、Amazonマーケットプレイスのアカウントを取得する必要がありますが、売上金を振り込むための銀行口座と手数料を支払うクレジットカードがあればすぐに登録できます
アカウントを取得したら、「新品」、「再生品」(専門家による清掃や修理が行われたもの)、「中古商品」、「コレクター商品」(サイン入り、限定品、もしくは絶版など付加価値のあるもの)のいずれかのカテゴリーを選んで商品を販売します。
商品の注文が入ると、メールが届きますので、配送方法や配送先を確認します。
画面上で配送用の発送ラベルを表示して印刷し、商品を梱包し、発送します。
発送した後出荷の通知を購入者に送ります。
特に問題がなければ、取引は終了です。
在庫に関しては自分で保管、管理が必要ですが、手数料を支払って、FBA出品というAmazonに在庫を管理してもらい発送などを行ってもらえる方法もあります。
マーケットプレイスの利用の仕方【購入者サイド】
Amazonで商品をマーケットプレイスで購入する方法は、通常Amazonで商品を購入するのと同じで、商品をカートに入れて購入手続きをするだけとなります。
Amazonでは基本的にAmazonで在庫があるものは、Amazonで販売し発送がされますが、同じ商品でもAmazon以外の出品者がいればそちらからでも購入ができます。
マーケットプレイスで販売されている商品は、商品のコンディションや出品者の評価が明記されていますので、購入する際にはその情報を確認した上で購入するようにしましょう。
Amazonマーケットプレイスでは、出品者が価格をつけることができるため、商品によっては定価より高くなっていたり、また安くなっていることもあります。
さらにAmazonで発送されていない商品は、個人からの発送なので、Amazonの箱では届きません。
Amazonのアカウント画面からは、出荷済みの後の詳しい発送状況などは明記されないので、発送者から送られた発送通知に明記されている伝票番号を自分で確認する必要があります。
また、Amazonから発送される商品よりも、届くまでに時間がかかることがほとんどです。
Amazonマーケットプレイスで出品するためのアカウント登録の3つの手順
Amazonマーケットプレイスで商品を販売するためには、まずアカウント登録が必要です。
Amazonですでに買い物をしていて、自分のアカウントがある場合でも、新たに出品アカウントを登録する必要があります。
購入アカウントを持っていない場合は、購入アカウントも作成することになりますので、今回はアカウント登録をするための流れを詳しくご紹介します。
出品アカウントを登録するために事前に準備しておくもの
Amazonマーケットプレイスで出品アカウントを登録する際、まず7つのものを用意しましょう。
出品アカウントはどこから登録が可能?
登録に必要な準備ができたら、パソコンでAmazonのトップページにアクセスしましょう。
Amazonのトップページへは、ブックマークをしているならそちらから、していない、もしくは初めての利用であれば、検索エンジンで検索してもいいですし、直接「amazon.co.jp」と打ち込んでもいいでしょう。
トップページで画面を一番下までスクロールして、トップに戻るのバーの下の一覧にある、「Amazonで売る」をクリックしましょう。
クリックすると、新規登録の画面が表示されます。
大口出品と小口出品のどちらを選べばいい?
アカウント登録画面に進むと、以下のような画面が表示されます。
基本的に事前にアカウント登録ができるのは、大口出品者のみです。
大口出品と小口出品のもっとも大きな違いは、月間登録料が無料か有料かということに加え、新規出品ができるかどうかというものです。
小口出品は月間登録料が無料ですが、すでに出品されている商品に相乗りして出品することしかできず、売上ごとに手数料が必要になります。
そのため、小口出品は出品する商品が先にある状態で登録することが必要なので、先に商品を用意し、「Amazonで売る」ではなく、商品ページの「カートに入れる」の下部にある「マーケットプレイスに出品する」から登録することになります。
出品アカウント作成のタイミングで売上管理用の専用口座を用意する
出品アカウントを作るタイミングで売上専用口座を作ってしまいましょう。
Amazonで出品したものが売れた場合に売上を受け取る口座が必要となります。
既に持っている口座を使うこともできますが、専用に売上を受け取る為の口座を開設することをお勧めします。
専用口座を持つことで
・確定申告がしやすい
というメリットがあります。
売上専用口座にお勧めの口座を紹介します。
新規口座開設するなら絶対にネットバンク
新規で口座を作るのであれば絶対にネットバンクを選んでください。
・店舗に行かなくても各種手続きが可能
・スマホから24時間いつでも振り込みができる
・家にいながらネット経由で入金が確認できる
・手数料が安い
・明細をすぐに確認できる
特にAmazonで出品をしていると入金確認後すぐに発送しなくてはいけない場面があります。その都度、銀行へ確認に行くわけにはいきません。
スマホでサッと入金確認ができるということだけでもネットバンクを選ぶ理由としては十分でしょう。
お勧めはジャパンネット銀行のビジネスアカウント
これから新規で売上専用口座を作るのであればジャパンネット銀行 ビジネスアカウントがお勧めです。
・24時間365日、提携コンビニや銀行ATMで利用可能
・トークンを使ったワンタイムパスワードを導入しており、セキュリティ面の安心がある
・キャッシュカードとデビットカードが一体となったカードを発行してくれる
・スマホアプリで振り込みや残高確認がすぐにできる
ネットバンクを開設するときにジャパンネット銀行を最初に選ぶ人も多いので、口座を持っていると何かと便利です。
購入アカウントから出品アカウントを作成する方法
購入アカウントを持っている場合は、出品アカウントもそのまま登録できるのでログイン画面からログインしましょう。
購入アカウントがない場合は、ログイン画面の「Amazonアカウントを作成する」のバーをクリックすると登録画面に変わります。
こちらの画面で、名前、フリガナ、メールアドレス、パスワードを入力します。
入力内容に間違いがなければ、「Amazonアカウントを作成する」の黄色いバーをクリックします。
この時の名前は、本名でなくても問題ありません。
出品サービスページより出品アカウントの登録をする
画面の右上にある「さっそく始める」ボタンをクリックします。
先程作成したアカウントでログイン、もしくは新しく出品用のアカウントを作成します。
アカウントの情報を入力して登録する
次の画面では、アカウントの情報を入力します。
業種は下記の中から当てはまるものを選んでください。
・国有企業(法人)→公務員の方
・上場企業(法人)
・非上場企業(法人)
・チャリティ(法人)→NPO法人等
・個人→個人・個人事業主の方
法人を選び「同意して続行する」をクリックすると法人の詳細な情報を入力する画面に変わります。登記簿謄本などを見ながら入力していきます。
個人を選び「同意して続行する」をクリックすると個人の詳細情報を入力する画面に移行します。
出品者の情報やクレジットカード情報の入力をする
最初に、出品者の情報として出品者の身分証明情報や出品者の住所などを入力します。
そしてその後に、クレジットカードの情報を入力する画面に進みます。
ストア情報の入力をする
ストア名や商品情報を入力します。
本人確認書類のアップロードをする
用意しておいた本人確認書類をアップロードします。
無事アップロードできたら申請完了です。
審査の結果は、登録しているEメールに3営業日ほどで連絡が届きます。
小口出品の場合は、マーケットプレイスに出品するの画面で、新規登録をしてアカウント登録の後、クレジットカードの情報や出品者の情報を入力します。
登録する内容について、詳しくご紹介します。
AmazonからのSMS認証を受ける
情報を登録すると、ワンタイムパスワードを入力する画面がでてきます。その間にSMSに届いたAmazonからのワンタイムパスワードを入力しましょう。
無事認証ができると特定商取引法で定める販売業者チェックの画面に移行しますので内容をよく読み当てはまるようでしたら「はい」を選択します。
その後、クレジットカードの登録、二段階認証の設定をすると小口出品の登録が完了します。
注意したいAmazon出品規制3つのカテゴリー
Amazonの出品規制とは、出品登録をしようとすると、「この商品はAmazonでは販売ができません」と表示されるカテゴリーのことをいいます。
特定のブランドの商品が出品できないのは、中古品を新品に偽装するといったことが過去に起こったことなども原因ですが、よりよい品を購入者に提供することが目的であり、今後も規制されるカテゴリーは増えていくと考えられます。
仕入れた後に「販売できない!」と慌てないためにも。規制がかかるカテゴリーについてきちんと事前にチェックしておくことが必要です。
ここでは規制があるカテゴリーや新たに規定対象となった注意すべきカテゴリーについて、詳しくご紹介します。
有名ブランドカテゴリーは注意が必要?
実はAmazonで出品規制がされているのは、有名ブランドの商品です。
ただしAmazonでは規制されている対象の詳しいブランド名は明記しておらず、テクニカルサポートで問い合わせても教えてもらえません。
今まで規制がかかったことのあるメーカーとしては、現在のところ以下のものがあります。
ASIO(アシオ)
BenQ Japan(ベンキュージャパン)
BOSE(ボーズ)
BROTHER(ブラザー)
CANON(キャノン)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
CASIO(カシオ)
DJI(ディー・ジェイ・アイ)
EPSON(エプソン)
Ergobaby(エルゴベビー)
FUJIFILM(富士フイルム)
GOPRO(ゴープロ)
Hoppetta(ホッペッタ)
NIKON(ニコン)
OLYMPUS(オリンパス)
Panasonic(パナソニック)
PENTAX(ペンタックス)
RICOH(リコー)
SIGMA(シグマ)
ShopJapan(ショップジャパン)
SONY(ソニー)
TAMRON(タムロン)
全てのセラーが規制されているわけではなく、過去の販売実績によっては除外されていることもあります。
出品規制を解除する方法としては、そのメーカーから30品以上仕入れた請求書があれば、それを提示することで解除が可能となっています。
CDにも出品規制が始まっている?
ブックオフなどで未開封の新品のCDを購入して、Amazonで販売といったことができていたのですが、CDにも出品規制がかかるようになりました。
新規の出品者や、販売の実績が少ないセラーが対象となっているようですが、CDの場合は有名ブランドの出品規制とは違い、出品規制を解除する方法がありません。
さらに中古品での出品もできなくなってしまっているため、こちらのカテゴリーでAmazon販売をしようと考えている人には、厳しい状況となっています。
ただし他のカテゴリーで実績を積み重ねれば、自然に規制が解除されたというセラーも多くいますので、新品家電やCD以外のカテゴリーで出品しないという方法を選べば問題はありません。
他のカテゴリーでの販売実績や、ショップの評価を上げることの方を優先させるようにしましょう。
注意したいフィギュア関連の出品規制
需要の多いフィギュアのカテゴリーでは、グッドスマイルカンパニーから販売されている、「ねんどろいど」シリーズに出品規制がかかっています。
他に人気のマックスファクトリーの「フィギュマ」やバンダイの「フィギュアーツ」といったシリーズは、規制がかかっていません。
規制がかかっていない人気商品をチェックし、出品すればいいので、こちらもそれほど気にする必要はありませんが、どこで規制がかかるかは分からないので日頃からチェックは怠らないようにしましょう。
出品制限のある商品の確認方法と注意点
商品に出品制限がかかっているかは、Amazonで出品登録をした時に画面で警告が出るかどうかで確認できますが、すでにたくさんの仕入れをした後だと困ってしまいますよね。
そういったことにならないためにも、事前に出品制限がかかっていないかどうかを確認する必要があります。
ここでは事前に確認する方法として、セラーセントラルからの確認方法と、セラーアプリからの確認方法についてご紹介します。
セラーセントラルを使った出品制限の確認方法
まず、セラーセントラルの商品カタログページで仕入れようとしている商品を商品名、ASIN、JANなどから検索しましょう。
検索した商品の画面右側に「商品を出品する」が表示されていれば規制はかかっていません。逆に、「出品許可を申請」が表示されていると、その商品は規制がかかっていることになります。
セラーアプリで出品規制を確認する方法
実際の店舗で商品を確認する店舗せどりをしている場合は、セラーのアプリでバーコードを読み取る方法が効率よく確認できます。
セラーアプリを開いて、右上にあるカメラマークを押してカメラを起動させ、商品のバーコードを読み取ります。
出品制限がかかっていると、警告マークが出ますのですぐに判断ができます。
手間になっても確認は必須!
多くの商品を仕入れている場合、一つずつ商品を確認していくのはかなり大変な作業です。
ただし比較的新しいアカウントや、実績の少ないアカウントの場合は、予想していなかった商品が出品制限にかかることがあります。
他で販売するとなるとその分手間や時間もかかってしまいますし、売れ時を逃すことにもなりかねませんので、面倒でも確認は毎回するようにしましょう。
Amazon専用コンサルなら出品制限のリスクヘッジが可能
Amazonでは様々な規制があるのですが、その詳細はあまり明らかにされていません。問い合わせをしても具体的なことは教えて貰えないということも多いです。
曖昧な情報しかないので、自己判断で仕入れた商品が実は出品規制されていたというリスクは常に付きまといます。
そうならないためのリスクヘッジとしてAmazon専門コンサルに依頼するというのは賢い方法です。
Amazon専門コンサルとは?
Amazonの魅力は豊富な商品ラインナップですが、数多く商品があるということはそれだけライバルも多いということです。
そのためただ出品するだけでは購買に繋がりません。売るためには様々なノウハウが必要となるのです。
そこでAmazonに特化したコンサルの出番というわけです。
Amazon専門コンサルティングでは
・最適なSEO施策
・商品情報の改善
・販促対策
・売り上げ分析
・運用代行
などのサービスが提供されています。
Amazonで売るための方法はもちろんのこと、今までの豊富な経験から出品規制がかかっている商品についての情報も持っています。
自己判断で無駄な仕入れをすることを事前に防ぐことが出来るのです。
元Amazon社員が設立したアグザルファがお勧め!
Amazon専門のコンサルってたくさんあるけど、どこを選べばいいの?と迷っているならAmazonコンサルのパイオニア!運用代行サービス【アグザルファ株式会社】をお勧めします。
お勧めの理由としては
・2011年からサービスを開始しており、約10年間のコンサル経験と知識があること
・コンサルティングプラン、運用代行プランのどちらかを選べること
・着実に売り上げを伸ばした実績が豊富であること
・常にAmazonの変化をチェックし、最適な施策を行っていること
・元Amazon社員のCEOであるという信頼性
ということがあります。
コンサルは知識と経験を持っていることが重要となります。
経験があることで出品規制などのトラブルにも柔軟に対応が出来ますし、豊富な知識があるのでそもそも出品規制とならない商品選びをアドバイスが可能です。
参考:業界のパイオニア企業として、元Amazon社員である当社代表により設立【アグザルファ株式会社】
Amazonの出品規制解除か簡単に?その方法とは?
Amazonのマーケットプレイスで出品規制がかかっている商品を、規制解除するには書類の提出などが必要でした。
ところが2018年に入り、規制解除に大きな動きが出ています。
面倒だった出品規制の解除が、ワンクリックでできるようになったのです。
ここでは、その最新情報と解除方法について詳しくご紹介します。
規制が厳しかったあのメーカーも?出品規制解除が可能になったメーカーはこちら!
現在今まで出品規制がかかっているメーカーで、出品規制解除が可能となったメーカーは以下の通りです。アカウントによって異なりますのでご自身で確認してみてください。
Apple
Microsoft
SONY
Panasonic
ゴープロ
ブラザー
OLYMPUS
キャノン
Casio
EPSON
富士フィルム
ニコン
ペンタックス
RICOH
シグマ
タムロン
エルゴベビー
メーカー単位ではなく、商品によって規制がかかっているものもありましたが、上記に挙げたメーカーは、ワンクリックで規制の解除が可能となっている場合があります。
なぜこのような流れになったのかは不明ですが、解除が可能となっている場合は解除作業をしておくといいでしょう。
簡単にできる!出品規制の解除方法
出品規制は、セラーセントラルで行えます。
ログイン後、上部にある「カタログ」タグの中にある「商品登録」をクリックしましょう。
商品登録の画面で、検索窓に規制を解除したいメーカー名を入力します。
ここで「出品許可を申請」の表示が出ますのでクリックしましょう。
「出品許可を申請する」をクリックします。
解除される場合はワンクリックするだけで、解除が完了します。
出品制限を解除することにはメリットしかない
ブランドやメーカーによっては、出品規制してメリットがあるの?と思われるかもしれませんが、今販売していなくても今後取り扱いをする可能性はあります。
さらに出品規制しておくことで、販売するカテゴリーも増えますし、今後の規制によっては今やっているカテゴリーから移行せざるを得ない状況になるかもしれません。
現時点ではワンクリックで規制が解除できますが、いざ方向転換をしようとした時に、新たに制限がかかっていたらまた1からやり直しになってしまいます。
そういった将来の可能性も含め、今できることはやっておくようにしましょう。
ワンクリックで解除できない出品規制を解除する方法
サブアカウントなど新しいアカウントを作成すると、出品規制にかかりやすくなります。
この商品を売りたい、と思っていても、出品制限がかかっていると困りますよね。
ここではワンクリックで解除できないブランドの1つ、レゴの出品規制をご紹介します。
解除へのステップ1.請求書を用意しよう
Amazonの出品規制を解除する方法としては、ブランドから販売許可をもらいその書類を発行してもらうか、商品購入の際にメーカーや卸業者から送られた請求書をもらい、どちらかをAmazonに提出することになります。
販売許可証は個人では難しいので、この場合は卸業者からの請求書を提出する方法で対応しました。
卸売サイトの中で、今回仕入れたのは『カワダオンライン』です。
玩具の卸売業者は、ネットで調べればいくつかありますが、カワダオンラインは消費者向けではなく店舗販売しているお店向けのショッピングサイトです。
消費者向けだと大量に仕入れることができないことがありますので、注意しましょう。
カワダオンラインは会員制なので、先に会員登録をしてから仕入れをします。
仕入れに関しては、売上もですが送料や手数料なども考えた上で選ぶ必要があります。
ここで注意したいのは、カワダオンラインでは合計金額が10,000円以上であることが最低条件ですが、Amazonでは規制解除のために必要な条件として、商品点数が10点以上であることを求められています。
Amazonで販売することを考え、利益が取れる商品を選ぶようにしましょう。
発注してから、3日ほど過ぎた頃に、カワダオンラインから請求額の案内メールが送られてきます。
メールに請求書へのダウンロードリンクが貼られていますので、請求書のデータをダウンロードしましょう。
請求書を確認したら、まずAmazonが要求している内容に沿っているかどうか確認しましょう。
解除へのステップ2.請求書をAmazonに送信する
今回の仕入れで入手した請求書は、出品制限がかかっている商品を出品する際に、Amazonの出品申請フォームにアップロードして送信します。
1.セラーセントラルで商品登録の画面に行き、商品登録検索窓に「レゴ」と入力し、出品制限がかかっている商品の「出品許可を申請」をクリックします。
2.「出品許可を申請する」をクリックします。
3.サブカテゴリーの出品申請の画面で、再販業者/販売業者にチェックを入れます。
ファイルをここに移動・ファイルを選択というボックスがありますので、ファイルを移動させるか、もしくはファイルのある場所を指定して請求書をアップロードしましょう。
4.要件を満たすように商品のパッケージ写真を取ります。
この写真もファイルを移動させるか、ファイルのある場所を指定してアップロードします。
5.連絡先のメールアドレスを入力して、送信しましょう。
解除へのステップ3.Amazonの審査と結果連絡
関係書類のアップロードや登録が完了した後、Amazonで審査が行われます。
多少の差はありますが、1週間程度でメールが届きます。
メールで連絡がなく、いつの間にか審査が通っていることもありますので、セラーセントラルの商品登録画面下部に「出品許可が必要な商品」とありますので、「販売アプリケーションを管理する」をクリックして確認してみましょう。
許可済みとあれば、審査が通過したということです。
まとめ
Amazonで買い物をするだけでなく、購入したものや身の回りの不要品を販売することも可能なAmazonのマーケットプレイスをご紹介しました。
AmazonではAmazon以外の出品者が商品を販売することができ、誰でも簡単に販売を始めることが可能です。
出品規制がかかる商品などもありますが、基本的にはハードルが低く、自分が予想していなかった商品が売れたりする楽しさもあります。
せどりを始めてみようと考えているのなら、ぜひAmazonのマーケットプレイスから始めてみてはいかがでしょうか。