Amazon.comの支払いについて PayPalは使える?

様々なオンラインストアで使用できる「Paypal」という支払い方法があり、現在ユーザーが増えてきています。世界中にユーザーがいる「eBay」でも使用できるのでPaypalを使用している人はとても大勢います。

同じく、Amazonには多くのユーザーがいて、日本だけではなく、世界中の大手オンラインショップです。では、Paypalは使用できるのでしょうか?今回はアメリカのAmazonとPaypalのことをまとめて解説していきます。

目次

Paypalとはどんな決済方法?

Paypalはオンラインショップで支払いをする時に使用できる決済方法で、クレジットカードよりも簡単で安全性が高いので人気があります。クレジットカードではなく、なぜPaypalが使われているのかを解説する為に、まずはPaypalについて詳しくご紹介します。

Paypalは無料で使える

Paypalを使用する時にはお金がかからないというメリットがあります。登録料や年会費なども無料で、Paypal自体の手数料はありません。PayPal自体の手数料はありませんが、海外での買い物をする際、自分の持っている日本円から海外のお金に両替する時の「為替手数料」がかかる点には注意が必要です。

商品を販売する側としてもクレジットカードなどの決済方法を導入すると手数料がかかりますが、Paypalではそれらと比べるとかなり安く導入できるので人気があります。

Paypalの保証制度について

Paypalを利用して商品を購入した時のメリットとして、「買い手の保護制度」が挙げられます。商品を購入した際になにかのトラブルがあった時、海外通販の場合言語の壁があってうまくコミュニケーションが取れない時があります。

クレームを入れたくてもストア側に上手く伝わらない時は、Paypalを経由してトラブルへの対応が可能です。この制度はPaypalを通して商品を購入した人全員にあるサポートなので、海外のオンラインストアで買い物をする時にPaypalは非常にオススメです。

為替手数料について

たとえばアメリカのオンラインショップで商品を購入する時、支払いは日本円ではなくアメリカドルで支払うことになります。手元にアメリカドルがない場合は日本円をアメリカドルに換金してから支払う必要があり、PayPalではその換金を自動的にしてくれる仕組みになっています。

クレジットカードや他の決済方法でも換金する際に「為替手数料」が発生し、少額の手数料がかかります。カード会社や決済方法によって手数料率は変動するので、自分の場合はPaypalでどれほどの手数料がかかるのかを把握しておきましょう。

Paypalの安全性について

PaypalではPCI DSSというJCB、Master、VISA、Amex、Discoverが決めた国際統一のセキュリティ基準に準拠しているので、安全性は非常に高いサービスです。

カード番号などの様々な個人情報を管理、守秘しているので、PayPalならクレジットカードをそのまま使用するよりも安心して買い物ができます。

Paypalで使える支払い方法

Paypalでは基本的にクレジットカードを登録して、Paypalで使用した金額分を登録したクレジットカードから支払うことが一般的です。ただし、クレジットカードを持っていない人でもPaypalが利用できるように、デビットカードやPayaplの残高支払い、銀行引き落としなども利用できます。

それぞれの方法でもPaypalは利用できますが、設定や手続きが面倒だったり、手数料がかかったりするので、クレジットカードが1番楽にPayPalを利用できます。

結論から言うと、AmazonではPaypalの導入はしておらず、他の支払い方法での商品購入が必要です。2023年9月時点でもPaypalは導入されていないので、今後どうなるかは定かではありません。

なぜPayPalはAmazonの支払いで使用できないのか

はっきりとした理由は明らかにされていませんが、Amazonとはライバルとも言える企業なのでAmazonでPaypalを導入することを実現するのは、ユーザーが思っているよりも困難なのかもしれません。交渉中という噂もありますが現状では何の発表すらされていないので、AmazonでのPaypal導入はは現実的ではありません。

Amazonギフト券の購入について

コンビニなどで販売されているAmazonのギフト券を、Paypal支払いで購入することも現状では出来ません。Amazonギフトカードは現金のみで購入が可能で、クレジットカードやその他決済方法でも購入はできない仕組みになっています。

AmazonPayという支払い方法について

Paypalで支払いはできませんが、Amazonでは「AmazonPay」という支払い方法を2015年から開始していて、2020年2月時点で1万社を超える企業がAmazonPayを導入しています。このAmazonPayという支払い方法は、Amazonアカウントを利用して、様々なサイトで支払いをするというサービスです。

この手法はAmazonだけではなく他のSNSでも提供されているサービスで、オンライン上での支払いの他にもFacebookやTwitterなどのアカウント情報を会員登録の際に利用することもできます。このサービスのメリットはユーザーが手軽に支払いや登録をするという事以外にもそれぞれのSNSとの連携もできるので、ユーザーと企業それぞれにとってメリットのある手法です。大手オンラインショップでも今では殆どがこのサービスを導入していています。

面倒な事をなしで商品が購入できる

従来であればオンラインショップで商品を購入する時に、それぞれのサイトで会員登録をして個人情報やカード情報を入力する必要がありました。その面倒な手順を飛ばしてすぐに商品購入までできるのがAmazonPayというサービスで、AmazonPayを利用するとAmazonに登録している情報を利用してサイトへのログインから決済までができます。購入までの時間が短縮されて今まで面倒だった手順がなくなる事で、色々なサイトでの買い物がスムーズにできます。

Amazonアカウント普及率の高さ

Amazonは有料のプライム会員だけでも全世界で2億人以上と公表されており、Amazonアカウントの普及率の高さがわかります。Amazonユーザー全員がAmazonPayを利用できるので、AmazonPayを導入する事がどれほどのメリットなのかが容易に想像できます。ストアも2億人超のユーザーが簡単に購入できるので、買ってもらえる確率が上がり大きなメリットとなります。

AmazonPayのセキュリティについて

Amazonでは多くの個人情報を取り扱っているので、その分セキュリティ面でも慎重に対策をしています。例えば他のサイトで買い物をする時に初めて利用するサイトに個人情報を入力するより、Amazonに登録している情報を流用した方が安心できます。

アカウント情報については購入するオンラインショップには流用されないので、個人情報はAmazon水準のセキュリティでしっかりと保護されます。AmazonPayの魅力は手軽さと安心できるセキュリティ面が両立している事です。

AmazonPayの決済方法は?

AmazonPayを利用した時は、Amazonのアカウントに登録しているクレジットカードまたはデビットカード、プリペイドカードやAmazonギフトカード、あと払い(ペイディ)で決済される仕組みになっています。AmazonPayで利用できるカードブランドはMasterCard、Visa、American Express、JCB、Diners Clubです。

よりお得にAmazonPayを利用したい方はポイントを効率良く貯める為に、AmazonMastercardを使う事がオススメです。AmazonMastercardにはクラシックとゴールドがあり、Amazonでの利用でクラシックは1.5%(プライム会員は2%)、ゴールドは2.5%のAmazonポイントが付与されます。Amazon以外のお店でAmazonPayを利用した場合のポイント還元率はいずれも1%です。

Amazonカード以外のクレジットカードの場合はAmazonポイントが付かないので、Amazonポイントをつけたい方はAmazonカードを利用しましょう。

AmazonPayの使用方法

AmazonPayを実際に利用するには、まずAmazonアカウントを持っている事が必要条件です。会員の種類はプライム会員でも通常会員でもAmazonPayは利用できるので、アカウントさえ作成すれば誰でもAmazonPayは利用可能です。

作成したアカウントにクレジットカードかデビットカードもしくはプリペイドカードを登録すれば、AmazonPayを利用する為の準備は完了です。利用方法を詳しくご紹介します。

AmazonPayを利用する方法

AmazonPayは様々なオンラインショップで使用する事が可能で、AmazonPayを利用できるオンラインショップは10万店以上にのぼります。有名なオンラインショップの中では「出前館」「成城石井」「JINS」「劇団四季」などがあります。

利用方法もとても簡単で、決済方法を選ぶ画面で「AmazonPay」を選択してAmazonアカウントのIDとパスワードを入力するだけです。そうするとアカウントに登録されている住所とクレジットカード情報が表示されるので、任意のものを選択して確定画面まで進むだけです。Amazon以外のサイトではAmazonPayとAmazonギフト券の併用ができないので注意しましょう。

AmazonPayでの返金について

AmazonPayで支払いをした商品の返品やキャンセルをした場合、AmazonPayの処理は店舗によって異なります。AmazonPayの処理が出来ない店舗の場合は現金での返金になる可能性もあるので、できるだけキャンセルが起こらないように注意しましょう。オンライン ショップの場合は取引を取消できる仕組みを導入しているところがほとんどなので、商品不備などの場合は返金が可能です。

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AmazonPayで支払った時の領収書について

ショップごとの申請方法を確認して、発行してもらう事が可能です。ショップによっては注文時にあらかじめ発行してもらったり、注文後に発行してもらったりとルールに違いがあるので事前に確認しておきましょう。

AmazonPayで使用するクレジットカードの変更

AmazonPayで使用するクレジットカードを変更したい場合は、Amazonアカウントに登録しているクレジットカードを変更すれば簡単に変えられます。またAmazonPayサイトで「アカウント設定の編集」から「お支払方法の管理」を押して表示されるクレジットカードの横にある「編集」から変更が可能です。その際はカード情報をもう一度入力する必要がありますので、手元に登録したいカードを用意して設定を編集しましょう。

AmazonPayのエラーについて

AmazonPayを利用してエラーが起きてしまう理由としては色々ありますが、その多くは登録しているカードが原因で起こるエラーが多いです。例えば有効期限が切れていたり、利用限度額を超えていたりすると利用時にカードの承認ができずにAmazonPayでエラーが発生します。AmazonPayを利用した時にエラーが起きた場合は登録しているカードに、不備がないかを今一度確認してそれでも理由が分からない場合はカスタマーサービスへ確認をしましょう。

AmazonPayを使うメリットは?

AmazonPayを利用する時のメリットは「どのサイトでも簡単に決済ができる」という点です。通常であれば初めて利用するサイトでは個人情報をやカード情報をすべて入力して、登録する必要がありますがAmazonPayではそれが必要ありません。

あらかじめAmazonアカウントに登録しておけばその情報をそのまま使用できるので、最短で2クリックで支払いが可能になります。Amazonカードを持っている人はAmazonポイントも貯まるのでAmazonを普段から利用している人は、AmazonPayを利用するメリットはたくさんあります。

AmazonPayを利用するデメリットは?

現状としてのデメリットは使用できる実店舗での利用ができない点オンラインショップが、そこまで多くないという点です。まだまだ普及している途中段階の支払方法なので、他のキャッシュレス決済に比べると使用できるところは少ない状態です。

また、サイトによってはそのサイト独自のポイントが付与されない場合もあるので、サイトのポイントを貯めたい人にとってはデメリットになる事もあります。ポイント付与に関してはサイトによって異なるので、繰り返し利用するサイトであれば付与ルールを事前に確認しておきましょう。

まとめ

AmazonでPayPalの使用は現時点では出来ませんが、キャッシュレス決済が普及してきているので今後の動きに期待しましょう。また、ご紹介したAmazonPayはAmazonのアカウントさえあればとても手軽に利用できる決済方法です。ネットショッピングを今よりももっと手軽にできるので、ぜひ今回ご紹介したPayPalとAmazonPayをチェックしてみて下さい。

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この記事を監修した人

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