アメリカ(USA)版Amazonで購入する方法と注意点を徹底解説

Amazonの本家はアメリカのAmazon(amazon.com)です。日本のAmazon(amazon.co.jp)のアカウントを持っていても、アメリカ(USA)のAmazonで買い物をすることはできません。

この記事では、アメリカ版のAmazon(amazon.com)のアカウントの作成方法などをご紹介しています。これを機会にアメリカ版Amazonでの買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

目次

アメリカのAmazon(amazon.com)のアカウント作成方法

アメリカ(USA)のAmazonを利用するためには、amazon.comのアカウントを作成する必要があります。Amazonのアカウントは、日本と中国は別扱いですが、他の国では共通に管理されています。つまり、amazon.comのアカウントを作成しておけば、他の国のAmazonも利用することができます。

米Amazonにアクセス

まずは、amazon.comにアクセスしましょう。普通にアドレスを入力しても、もちろんアクセスできますが、日本のAmazon(amazon.co.jp)からも飛べるようになっています。日本のAmazonのページを一番下までスクロールさせてください。

「日本」と書かれたボタンを押す

一番下までスクロールしたら、「日本」と書かれているボタンがあります。

これを押すと、各国のAmazonを選択できます。

各国のAmazonの選択画面へ

「日本」のボタンを押したら、以下のような画面が表示されているはずです。

画面にあるように、ここから各国のAmazonが選択できます。

米Amazonを選ぶ

今回の場合、目的はアメリカ(米国)のAmazonですから、「アメリカ合衆国(United States)」を選択します。

決定ボタンを押す

画面下の「ウェブサイトに移動」が決定ボタンに当たります。

押してみましょう。

米Amazonが表示される

以下のように、アメリカ版(USA)のAmazonが表示されます。

次は、アカウントの作成手順です。

アカウント作成手順1

米Amazonのトップページが表示されると「Sign in」という表示が出ています。そして、その下には青字で「Start here」とあるのが確認できます。この青字をクリックしてください。

なお、「Sign in」はしばらくすると消えてしまいますが、「Account & Lists」とあるところにカーソルを合わせれば再度表示されます。

アカウント作成手順2

先ほどの「Start here」をクリックすると、以下のような必要事項を入力する画面が表示されます。

上から、名前、メールアドレス、パスワード、パスワードの再入力です。パスワードは最低6文字の入力が必要です。

アカウント作成手順3

上記の4つの必要事項の入力が終わったら、下の方にある「Continue」を押してください。

Amazonから登録したメールアドレスに確認用のコード(6桁の数字)が送られてきます。

アカウント作成手順4

続いて電話番号の登録を行います。
SMSを受信出来る電話番号を入力しましょう。

左側の「US+1」は国識別コードなので日本の番号を登録する場合は

「japan+81」を選択します。

メールアドレスと同様に登録した番号にSMSが届きます。

これを入力すると、アメリカAmazonにログインできるようになります。これでアカウントの作成は終了です。

アカウント作成手順5

Amazonにログインしたら、以下のような画面のページに移ります。

右上の方に「Hello,~」とありますから、「~」に自分の名前が表示されているか確認してください。

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アメリカ(米国)版Amazon.comで買い物する前に住所とクレジットカード情報を登録する方法

アメリカ(米国)のAmazonアカウントで買い物をするためには、購入前にAmazonアメリカ版に住所とクレジットカードを登録が必要です。

Amazonアメリカ版に事前に登録しておけば、欲しいものがあったときにすぐに注文・購入できます。英語で不安になるかもしれませんが、以下の手順をふめば安心して登録・購入できます。

【Amazonアメリカ版購入前手続き】住所を登録する

アメリカ(米国)のAmazonアカウントにサインインします。

1. 画面右上の赤枠部分をクリック

2.【Account】をクリック

3.【Your Addresses】をクリック

4.【+Add Address】の枠内をクリック

5.住所を追加

入力方法を先頭の項目から順番に説明します。

英語表記に不安がある方は、住所を英語表記に自動変換してくれる下記のサイトを試してみてください。

参考:JuDress

【Country/Region】プルダウンでJapanを選択します。

【Full name】氏名は、半角英字で入力します。(例:Ichiro Tanaka)

【Phone number】電話番号は、日本の国番号+81を先頭に付け、市外局番の最初の0を取ります。(例:+81 80 8765 4321)

【Address】住所は次の通りです。
・Street and number, P.O. box. c/o. :番地 (例:4-2-8, Shibakoen)
・Apartment, suite, unit, building, floor, etc. :建物名(例:Minato BLDG 3F 601)

【City】市区町村(例:Minato-ku または Yokohama-shi, Naka-ku)
【State】都道府県 (例:Tokyo または Kanagawa-ken)
【Zip Code】郵便番号

6.全て入力したら【Add address】をクリック

これで住所の入力が完了しました。

【Amazonアメリカ版購入前手続き】クレジットカードの登録

アメリカのAmazonで買い物をするなら、クレジットカードの登録が必須です。
すぐにAmazonアメリカ版でショッピングが始められるように、あらかじめクレジットカード情報を登録してしまいましょう。

アメリカのAmazonにサインインしてから登録を始めます。

1.画面右上の赤枠部分をクリック

2.【Your Payments】をクリック

3.クレジットカード情報を入力

クレジットカードの表示を真似してそのまま入力します。

【Card number】クレジットカード番号
【Name on card】カード名義人の氏名(例:Ichiro Tanaka)
【Expiration date】カード有効期限

4.全て入力したら【Add your card】をクリック

5.入力内容を確認して【Save】をクリック

6.【Payment method added】と表示されたら登録完了

以上で買い物に必要なクレジットカード情報の登録が完了しました。

米Amazonの特徴

この記事の最初の方でも指摘しましたが、アメリカのAmazonのアカウントは、他の国のアカウントとも共通になっています。つまり、アメリカのAmazon(amazon.com)でアカウントを作っておけば、別にアカウントを作り直す必要がありません。各国のAmazonに興味がある人は、アメリカのAmazonのアカウントを作った後で試してみてください。

アカウントが共通な各国のAmazonについて

アカウントが共通な各国のAmazonには、以下のようなものがあります。

アメリカ合衆国(amazon.com)
アラブ首長国連邦(amazon.ae)
イタリア共和国(amazon.it)
インド共和国(amazon.in)
オーストラリア(amazon.com.au)
オランダ王国(amazon.nl)
カナダ(amazon.ca)
スペイン(amazon.es)
ドイツ(amazon.de)
トルコ共和国(amazon.com.tr)
ブラジル連邦共和国(amazon.com.br)
フランス共和国(amazon.fr)
メキシコ合衆国(amazon.com.mx)
英国(amazon.co.uk)
シンガポール共和国(amazon.sg)
サウジアラビア王国(amazon.sa)
ポーランド共和国(amazon.pl)
スウェーデン王国(amazon.se)
エジプト・アラブ共和国(amazon.eg)
ベルギー王国(amazon.com.be)

なお、日本(amazon.co.jp)、中華人民共和国(amazon.cn)は、別アカウントによる管理となっています。

日本のAmazonには販売していないものがある

アメリカのAmazonでは、日本のAmazonで取り扱っていないような商品が多数販売されています。電子機器を始め、食料品や美容品、家電など様々なジャンルがあるので、日本ではお目にかかれない商品に巡り合うことができます。

日本のAmazonで販売している並行輸入品より割安になるものがある

日本のAmazonでも商品名や説明に「並行輸入品」と記載されているものがありますが、そういった商品も海外からの取り寄せとなります。

しかし、アメリカAmazonで同じ商品を検索すると、円安や円高の状況にもよりますが日本のAmazonより割安で手に入るケースが多いです。日本までの配送料などを含めても安いケースがあるので、並行輸入品で手に入れたいものがあれば、一度検索してみるのも手です。

米Amazonで買い物をする方法

アメリカ版のAmazonのアカウント登録を済ませたら、さっそく買い物に挑戦してみましょう。

サイトは当然英語で表記されているので買い物に慣れない内は不安もあるかもしれませんが、幸いなことに、Amazonのサイトの作り方は各国のサイトでほとんど違いがありません。

日本のAmazonで買い物をしたことがある人であれば、それほど戸惑うことなく、アメリカのAmazonでも買い物をすることができます。

欲しい商品を探す

まずは商品の探し方です。下の画像にもあるように、アメリカAmazonの画面の上部には検索窓(検索ウインドウ、検索ボックス)があります。欲しい商品の名称やメーカー名、ブランド名などをここに打ち込んで検索ボタンを押すことで、商品検索が出来ます。

もっとも、ここに入力するのは当然英語ですから、英語表記が分からなかったりする場合もあるでしょう。こんな場合は、カテゴリから選んでいく方法もあります。

検索ボックス」の左端に「All」というカテゴリがあります。ここをクリックするとドロップダウンでカテゴリが表示されます。ここから小さなカテゴリを順番に選んでいくと、欲しい商品のカテゴリにたどり着きます。

米Amazonには「今日のお買い得商品」の紹介ページがあります。
中には半額以下になっている商品もあるので、ここから欲しい品物を探すとお得に買うことが出来ます。

商品の評価をチェックする

欲しい商品が見つかったら、買い物をする前にその商品を実際に購入した人の評価もチェックしておくと安心です。米Amazonでもカスタマーレビューが掲載されています。商品ページを開いたときに、タイトルの下に「〜(数字)ratings」とあります。

ここをクリックすると、評価の詳細を確認できます。もっと多くのコメントを読みたいときは、「5 star」などの書かれたところをクリックしてください。

以下のように、それぞれの星をつけた人のコメントを読むことができます。

商品を購入する

評価もチェックして、その商品を買うと決めたら、具体的な購入手続に入っていきましょう。日本のAmazonと基本的には同じやり方です。

商品ページの右側にある「Add to Cart」を押してください。他にも出品者がいる商品の場合は、下の方に掲載されている「New&Used Options」をクリックして確認します。

なお、本を購入する場合には、商品ページを開く前にKindleunlimited(月額の読み放題サービス)の案内が出ることもあります。「No, thanks」を押せば、先に進みます。

「Add to Cart」を押したら、商品がカートに入ったこと確認する購入画面が表示されます。他にも購入したい商品があるときは、そのまま商品を探すこともできますし、他に買うものがなければ、「Proceed to checkout」で決済手続に移ります。

表示画面が変わったら、配送先の住所を指定します。購入画面に表示されているAmazonに登録された住所に発送する場合は、「Deliver to this address」を押せば大丈夫です。

「Add a new address」で新しい住所を指定することもできます。友人にプレゼントを贈りたい場合には、友人の住所を入力してください。

なお、アメリカのAmazonでは、配送方法は3段階に分かれていて、配送にかかる期間が変わります。配送料も順に高くなります。

配送方法配送にかかる期間
Standard Shipping9~14営業日
Expedited Shipping6~10営業日
Priority Shipping2~4営業日

配送状況・配送追跡サービス

配送状況は、「Your Account」の「Your Orders」から確認できます。

「Track package」をクリックすると、配送の予定が表示されます。

Orderedが注文された日、Shipppedが出荷された日、Out for deliveryが配達中、Arrivingが到着予定日となっています。

なお、商品が出荷された後だとSee all updatesで現在どこに荷物があるのかなど、詳しい配送状況を確認することができます。

非課税範囲内での輸入であれば関税を支払う必要はありませんが、支払う必要がある場合、日本に到着して配送した配送業者に支払わなければなりません。

日本に直送してくれない場合は

配送方法も選択したら、送料も含めた金額が表示されます。とくに問題がなければ、「Place your order in JPY」をクリックしてください。JPYは日本円のことです。

なお、出品者によっては、配送はアメリカ国内だけで日本への直送は行っていない場合もあります。このような場合は、転送業者や輸入代行業者を使いましょう。手数料はかかりますが、アメリカ国内で一旦荷物を受け取って、そこから日本に発送してくれます。

アメリカAmazonで使用可能な支払い方法

基本的にクレジットカードで決済する方が多いですが、クレジットカードを所持していないという方向けにアメリカのAmazonで利用できる、クレジットカード以外の決済方法を紹介していきます。

デビットカード

デビットカードはクレジットカードと違い、決済完了時に引き落とし口座から即座に代金が引き落とされます。その為、使いすぎる心配がなく銀行などでも簡単に発行できることから利用者も一定数います。

発行しているカード会社によって使用できるサイトが限られている場合もありますが、アメリカAmazonではほとんどの会社のデビットカードが使用できるので安心です。

プリペイドカード

プリペイドカードは、コンビニなどで予めチャージしてあるカードを現金で購入したり、リアルカードのアカウントに振込などでチャージして使用するカードです。チャージした金額分しか使用できない点はデビットカードとほぼ同じとなっています。

現在直接使用できるプリペイドカードはVisaが発行しているVプリカですが、発行するのに200円かかったり、通貨を換算する際の手数料として毎回4%がかかってしまうのでデビットカードと比べると様々な費用がかかってしまいます。

アメリカのAmazonギフトカード

アメリカのAmazonにもギフトカードはありますが、日本で購入したAmazonギフトカードをアメリカのAmazonで使用することはできません。その逆も然りです。基本的に購入した国でしか使用することができないようになっています。

それに加えて、ギフトカードを購入するには結局クレジットカードやデビットカードなどを使用しなければ購入することができない為、必ず別の決済方法が必要になってくるので直接クレジットカードやデビットカードで購入したほうが早いです。

代引きやコンビニ支払いは使用できない

日本ではクレジットカードなどを所持してない人などが使用している代引きやコンビニ支払いなどの支払い方法はアメリカAmazonで使用する事はできません。

日本円は価値が変わらない日本国内では使用できますが、ドルは毎日のように為替相場の変動がある為、購入したタイミングによっては支払い時に値段が変わっている可能性が高いからです。

現地のアメリカに銀行口座を作るという方法もありますが、作成方法が現地に行くか特定の銀行で作成するかに限られており、送金などにも手数料がかかってしまうので、そういった手間などを考えるとやはりデビットカードなどの方が手軽に利用しやすいでしょう。

アメリカ(USA)Amazonで個人輸入する際の注意点

アメリカAmazonで個人輸入する際の注意点は次の3つです。

・輸入が禁止されているもの
・輸入が規制されているもの
・関税がかかるもの

輸入が禁止されているもの

関税法で輸入が禁止されているものが存在します。違法薬物や著作権などの権利を侵害するものなど、日本国内でも取引が禁止されているようなものがあたります。詳しくは税関のHPを参考にして下さい。

参考:輸出入禁止・規制品目 : 税関 Japan Customs

輸入が規制されているもの

特定のものの輸入などに関しては、許可や承認が必要な場合があります。
ワシントン条約指定の動物や水産物が代表例です。

参考:輸入承認対象貨物一覧

関税がかかるもの

海外から物を取り寄せる場合、関税がかかります。個人の場合はおおよそ16,666円以下であれば関税は非課税となりますが、それを超える場合は関税を支払わなければなりません。

自分で計算することも可能ですが、ドル円相場は常に一定とは限らないので非常に手間がかかります。ですがアメリカAmazonで購入する際の購入画面でかかる送料や関税の金額も表示してくれるので、非常に親切な作りとなっているので安心です。

アメリカ(USA)版Amazonで購入する方法と注意点|まとめ

アメリカのAmazon(amazon.com)のアカウントの登録方法や購入方法などを中心に説明してきました。ここまで読んでわかることは、アメリカのAmazonも日本のAmazonもサイトの作り方はほぼ同じなので、日本のAmazonを使っている人であれば、多少英語が苦手でも何とか注文できます。

日本のAmazonを使っても、アメリカで売られている商品は並行輸入品などの形で手に入れることができるケースも多いですが、その多くは割高な価格になっています。amazon.comで注文するのは少し面倒ではありますが、平行輸入品を買うよりも安く済む場合が多いので、手間を惜しまなければお得に買い物をすることができます。

もちろん、平行輸入品などの形でも日本に入ってきていない商品もあるので、直接アメリカのAmazonで商品を探すのも楽しいです。実際にやってみるとそれほど難しいものではないので、この記事を読んで興味を持ったら、是非アカウント登録をするところから始めてみてください。

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この記事を監修した人

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