気分が乗らないのはなぜ?原因と対処法を知って自分をコントロールしよう

日々生きていると、何となく気分が乗らない時ってありますよね。

やらなければならないことがたくさんあるのに動けないと、自分が情けなくなって余計に気が滅入ってしまいます。

今回は、そんな気分が乗らない時の対処法をお話します。

目次

自分を責める必要はない

人間の集中力は長続きしません。また、いつでも同じパフォーマンスができる人もいません。体調や精神状態、その日の気候などによって、パフォーマンスの質は日々変わるものです。しかし、世間には「頑張ればなんとかなる」と語る人が多いので、やる気が出ないのは自分の気力のせいだと思いがちです。

しかし、実際のところ、気力は体力や健康状態に大きく左右されます。したがって、「自分は弱い人間」と自分を責める必要はありません。

他の要因に気づこう

先ほどお話したとおり、気力は健康状態に左右されます。したがって、「やる気が出ないなぁ」という時は、自分の健康状態を把握するのが重要です。睡眠不足ではないか、食事はきちんと取れているか、体調に悪いところはないか等、精神面ではなく体調面に目を向けてみてください。自分の健康状態を観察し、調子を整えていきましょう。

「気分が乗らない方」の心の声

気分がどうも乗らない、気が滅入って集中できない、といった悩みを抱えているのはあなただけではありません。多くの方が、それぞれの理由、境遇からやる気を起こせない経験をしています。

「最近何やっても楽しくないし気分が乗らない。何かに誘われても義務感だけで参加するので、ぼーっとしてたり違うこと考えてしまう」

「毎日つまらない、気分が沈む、心から笑えない、明日からまた繰り返される学校生活…家でゆっくり過ごしたい…」

「なんとなく人に会いたくない、気が滅入る、そんな時でもイベントには必ず参加していました。でも結局、気持ちが落ち着かず動悸がして、イベントを楽しめず」

気分が乗らない主な原因

気分が乗らない時は体調面の要因を探ることが大切だとお話しました。しかし、原因は一つではありません。気分が乗らなくなる主な原因を紹介しますので、自分が当てはまっていないか確認してみてください。

【1】心身ともに疲れている

まず先程お伝えしたように、体調が良くない時です。

睡眠不足などが原因で体が疲れている時は、集中力も落ちてしまうのでミスが多くなってしまいます。

また、体だけでなく、心が疲れていることもあります。心の疲れは負の感情によって生じます。また、負の感情は集中力を奪うので、こちらもミスを起こす原因にもなってしまいます。加えて、心が疲れていると何をしても上手くいかないと感じがちになるので、余計にストレスを溜め込んでしまいます。

気分が乗らないときは、心や体がSOSを出しているのだと理解してください。そんな時は、一度心と体を休めてあげましょう。

【2】負の感情の先取り

行動に移す前から嫌な気持ちになることがあります。

苦手な作業は手を付ける前に「やりたくないなぁ」と感じ、苦手な相手との仕事や面倒な会議があると「行きたくないなぁ」と思ってしまいます。嫌なことがまだ自分の身に起きていないのに、始める前から「嫌だ」「しんどい」という感情を先取りしてしまってやる気が出ないのです。

始める前は気分が乗らないことでも、始めてみると意外と苦に感じないこともあります。何事もやる前から負の感情を先取りしてしまうのはやめましょう。

【3】義務感、強制感を感じている

どんなことでも、やりたくないことをやらざるを得ない時は気分が乗らないものです。

例えば、子供が宿題をしたがらないのは、親や教師に宿題を強制されていると感じているからです。親がやらせている習い事は行きたがらないけれど、自分がやりたい習い事なら進んでやりますよね。つまり、義務感や強制感があると、人はやる気を失います。

やりたくない作業をする時は、作業の中に自分なりに楽しいと思えるポイントを探してみましょう。この作業ができるようになると自分にどんなことが身に付くのかを考えてみてください。終わった後に自分にご褒美をあげる作戦も良いです。

また、真面目な人は誰かからの強制は無いのに、自分で強制してしまっていることがあります。「今日までに○○しなければ」「毎日絶対○○しなければ」と自分で厳しいルールを設けてしまっていませんか?そのルールは本当に必要なものですか?

自分に厳しくし過ぎていないか、一度考えてみてください。

【4】女性特有の原因

女性の方で気分の落ち込みを感じている場合、それは女性特有の要因に依る可能性もあります。

女性は、「女性ホルモン」と呼ばれる健康な心身に欠かせない物質を分泌しています。ストレスなどの原因によりこの女性ホルモンの分泌量やサイクルが変化すると、身体に不調をきたし始めるのです。ホルモンバランスの乱れを放置してしまうと、PMS(月経前症候群)や自律神経失調症に代表される様々な症状に悩まされるかもしれません。できるだけ早く対策を取るべきです。

ホルモンバランスを改善する方法として、栄養バランスの良い食事をとる、適度な運動を定期的に行うことが挙げられます。自身の生活を今一度見直し、不調の原因と思われるものを取り除けるよう行動してみましょう。

【5】子どもの気分が乗らないとき

子どもでも大人と同じように、気分が乗らないときがあります。

例えば、家に同じおもちゃや絵本しかなく、遊びのレパートリーが限られていたり、「これはやっちゃダメ、あれもダメ」と周りから言われたりすると、子どもたちは窮屈な思いをし、心から毎日を楽しめなくなるでしょう。

子どもたちが気兼ねなく遊べるよう、周りの大人たちが気遣い、新しい刺激や経験を与えられるようにしましょう。

【6】毎日同じことの繰り返し

子育てや仕事が忙しく、毎日同じことの繰り返しになっていませんか?

変化のない生活を送っていると、気分が乗らないのは当然です。やって当たり前のことでも、毎日繰り返していたらしんどくなってきます。何かしらの目標や目的・楽しみなどがあってこそ、人は頑張れるものです。

変化が起こるのを待っていても仕方ありません。心躍るようなイベントを入れたりご褒美を用意したりして、自分でテンションが上がるようにしていきましょう。

気分が乗らない時の16の対処法

気分が乗らない原因が気力だけではないことが分かりました。しかし、気分が乗らない時でもやらなければならない時はありますよね。そんな時は、どうにかして気分を変えなければなりません。無理に気分が乗らないまま作業を進めるよりは、気分を変えて前向きな状態で行うほうがパフォーマンスも上がります。

ここでは、気分が乗らない時の対処法を16個紹介します。自分に合う方法を見つけて、自分の気持ちを上手くコントロールできるようになりましょう。

【1】いつもと違う道を通ってみる

ほとんどの人が毎日同じ通勤ルートを通っていると思います。しかし、嫌な仕事に行くルートが固定されていると、そのルートを通るだけで嫌な気持ちになってしまいます。

そこで、いつもとは違う道を通ってみましょう。ルートを変えれば、今まで知らなかったお店が見つかるかもしれません。「帰りに寄ってみよう」と仕事後の楽しみを作れば、その日の仕事へのやる気も上がるでしょう。

【2】気乗りしない誘いは断る

会社の飲み会は気乗りしないことが多いですよね。また、友人・知人からの食事の誘いであっても、何となく気乗りしない時もあります。

そんな時は思い切って誘いを断ってみてください。何となく気乗りしないのは、自分の本能が違和感を感じているからです。相手との関係を気にしてしまうと、余計に疲れます。自分を守るためには勇気も必要です。誠意を持って断れば相手との関係が崩れることは無いので、怖がる必要はありません。あなたが断ったことが原因で関係が切れてしまうような相手は、それまでの縁だったということです。ポジティブに捉えましょう。

【3】いつもとは違う選択をする

人は日常生活の中で常に何らかの選択をしています。

・何時に起きる
・ご飯は何を食べる
・いつお風呂に入る
・どこのスーパーに行く
・どの商品を買う

このようなルーティンワークをする際に、いつもとは違うものを選んでみてください。ランチをいつもとは違うお店で食べる。いつもとは違うシャンプーを買ってみる。普段聴かない音楽を聴いてみる。些細なことであっても、日常化していることを変えると気分も変わるものです。

【4】嫌なことがあったらすぐに寝る

気分が乗らない時は疲れている時です。そんな時はさっさと休んでしまいましょう。

特に嫌なことがあると、心が疲れてしまいます。起きていると、その日にあった嫌なことを考えてずっとモヤモヤしたままの状態になります。家にいるのに休んだ気にならないなんてこともありますよね。

よく「嫌なことは寝て忘れろ」と言いますが、寝ることは確かに効果的です。レム睡眠時には、脳が記憶や情報を整理して感情の適正化を行ってくれるからです。おかげで、朝起きたときには怒りや恐怖が収まっていたりするのです。

【5】香りでリフレッシュする

香りには、疲労回復やリラックス、リフレッシュ効果があります。今はお香やアロマで簡単に香りを楽しむことができるので、気分が乗らない時はアロマを焚いてみるのもおすすめです。

香りには様々な種類があり、香りによって効果も異なります。

・イライラやストレス解消…ローズ、ラベンダー、カモミール
・睡眠の質を上げる…オレンジ、ベルガモット
・心を落ち着ける…ゼラニウム、ネロリ
・元気を出す…タイム、ジャスミン、グレープフルーツ
・リフレッシュする…ペパーミント、レモン、グレープフルーツ
・集中力を上げる…ユーカリ、レモン、オレンジ

このように種類も効果も様々です。自分の好きな香りを探してみると気分転換にもなりますよ。

【6】植物の力で気分転換する

植物にはリラックス効果があるので、観葉植物を部屋に飾ることで気持ちを落ち着けることができます。花の香りでリラックスするのも良いですね。花や植物を部屋に飾ると部屋の雰囲気も変わるので、これまた気分転換になります。

【7】単純作業をする

仕事や勉強で考えを巡らせていると煮詰まってしまうことがあります。そんな時にいくら考えても良いアイディアは浮かんできません。脳も疲れてしまいます。

そういう時は、本棚を整理する、書類をコピーする等の思考を伴わない単純作業をしましょう。難しいことを考えずに無心でできる作業に取り組めば、頭をリセットさせることができます。

仕事が山積みでやる気が出ない時は、まず簡単なものから手を付けてみてください。簡単なことを始めるとリズムに乗ってきて、他の仕事も進みやすくなります。

【8】一人旅に出る

気分転換に旅行に行くのも良いですね。遠くに行く時間が取れない場合は、近所を散歩するだけでも効果があります。

一番良いのは、自分のペースで行動できる一人旅や一人歩きです。行ってみたかった場所に行くのも良いですし、特に目的を決めずに行き当たりばったりで行動してみるのも良いでしょう。

他人に合わせることを考えずに、自分の気の向くままに行動してみましょう。新しい発見や出会いでその後の楽しみが増えるかもしれません。

普段他者との関係の中で生活している分、自由に動くと色々な制約から解放されて気分がリフレッシュします。

【9】コーヒーを飲む

コーヒーのカフェインには中枢神経を興奮させる覚醒作用があることはみなさんご存知かと思います。眠気覚ましにコーヒーを飲む方も多いでしょう。

コーヒーには覚醒作用の他にも脳を活性化させる効果もあるので、煮詰まった時に飲むのも良いです。また、コーヒーの香りを嗅げば、アロマ効果のおかげでリラックスすることもできます。

なんとなく調子が出ない時は、コーヒーを飲むのがおすすめです。

【10】あえて何もしない

どうしても何もする気が起きない時は、無理に動かずに何もせずに過ごしましょう。

休日であれば、朝に起きる必要もありません。自分が起きたくなったら起き、食事が食べたくなった時に食べます。仕事も家事も友人との連絡も何もせず本能のままに過ごしてみましょう。何もしない時間を過ごすことで、逆に「仕事しよう」と思えるようになります。

特に仕事の日も休みの日も、常に何かに追われて忙しくしている人は、週に1日もしくは月に〇日は何もしない日を無理やり作るのも良いでしょう。

【11】軽い運動をする

体を動かすと気分をリフレッシュさせることができます。

フィットネスクラブでスイミングをする、近所をウォーキングする等、体を動かす時間を作ってみてください。今流行りのキックボクシングなら、ストレス発散にもなるでしょう。体を動かす習慣がない人は、自転車通勤に変更してみたり、一駅分歩いてみたりするのでも良いです。

体を動かして気分をスッキリさせると、考えがまとまることもあります。運動不足も解消され、気持ちだけでなく体調も整えることができるので一石二鳥ですね。

【12】ネガティブな感情を吐き出す

真面目な人はストレスが溜まっても愚痴やネガティブな感情を出しません。

他人に迷惑をかけたくない、自分の弱い部分を見せたくないと、自分の中にネガティブな感情を溜め込んでしまいます。しかし、ネガティブな感情を溜め続けると心が疲れてしまいます。最悪の場合、ストレスから体調を崩したり、鬱病を患ったりする可能性もあります。ネガティブな感情は溜め込まずに吐き出すことが大切です。

誰かに話を聞いてもらうだけでも、意外とスッキリするものです。アドバイスやサポートを貰える時もあるでしょう。どうしても人に話すのが苦手な場合は、紙に書いたり一人で言葉に出したりするだけでも構いません。とにかくネガティブな感情は吐き出してしまいましょう。

【13】場所を変えてみる

いつも同じ場所で作業をしているなら、場所を変えてみるのもおすすめです。

同じ場所にずっといるとマンネリ化してきて集中力が下がってしまいます。同じ顔を見るのもしんどくなりますよね。いつも書斎で仕事をしているなら、リビングやカフェに移動してみましょう。

オフィスで働いている場合は、少し外の空気を吸いに出るなど、自分のいる場所を変えてみてください。

【14】できそうなことから始める

直感的に「できそう」と思ったことから始めるのも効果的です。

難しいこと、複雑なことばかりに注目すると、手がつけられなくなり、自信を失うことにも繋がりかねません。ゴールの見えているシンプルなものからこなしていきましょう。適宜休憩をとりリフレッシュすることも忘れずに。

【15】甘いものを食べてリフレッシュ

甘いお菓子やスイーツに含まれる「ブドウ糖」は、脳の活性化や疲労回復を促してくれる効果があります。

疲れが溜まってきたと感じたら、一口大のチョコレートやキャラメルを食べるようにしましょう。気分転換にもなり、次第にやる気がみなぎってきます。

【16】音楽で気分転換

音楽を聴いて気分転換するのも良いでしょう。

好きなアーティストの音楽であれば気分が盛り上がりますし、落ち着いた音楽なら集中力が増し、作業を円滑に進められます。手軽に、しかも即効性のある方法として音楽鑑賞はおすすめです。

【17】外の空気を吸う

すぐにできて簡単な気分転換です。遠出する必要はなく、屋内から一歩外に出て呼吸するだけでも十分です。

ずっと屋内にいると目に入る景色や気温などもほとんど変化はありません。外の空気を吸うと同時に違った景色や温度などを感じることで脳や肌に刺激があり、ちょっとしたリフレッシュが可能です。

【18】部屋で映画等を見る

映画などを見て集中することで気分が乗らない原因から気を紛らわすことができます。

考えたくなくてもイヤなことを考えてしまう場合は、小説や漫画などの、自分が読むという行動が必要なものは集中しづらく頭に入ってこないものです。その点映画やアニメなら、流しておけば勝手に目に入ってくるので気が付けば映画に集中していて、イヤなことを考えなくて済むようになっていることもあります。

【19】気心の知れた家族や友人とご飯に行く

一人でいると何をしていてもイヤなことを考えてしまったり気持ちが落ち込んでしまうときは、友人と食事に行くのも良い気分転換になります。

ただ一緒にいて普通に会話をするだけでも気がまぎれたり、おいしいものを食べることで気分が晴れることもあります。また、思い切って友人に相談してみたりおもいっきり愚痴ってみるのも一つの手段です。一人で貯めこまずに発散することで解消されるストレスもあります。

ただ、気を遣う相手だとかえって気疲れしてしまったり、いくら気心が知れているといっても毎回愚痴ばっかりになってしまうと相手が苦痛に感じてしまうこともあるでしょうからその点は注意してください。

「気分が乗らない・・・」状況によっての対処法

毎日生活をしていれば気分が乗らないと感じることは誰にでも必ずあることでしょう。何もやる気が起こらない、なんとなく気分が乗らないなど様々です。そんな気持ちの時は、何をしても上手くいかなかったりいつも以上に疲労感を感じたりすることもあると思います。

気分が乗らないときは、身体の疲労等の肉体面に原因がある場合だけでなく精神的な面での悩みやストレスなどが関係します。気分が乗らないまま仕事をしたり接客をしてもパフォーマンスは落ちるでしょうし、デートをしても相手に楽しんでもらえなくなってしまいます。そんな時にはどのようにして気持ちを切り替えればいいのでしょうか?

気分が乗らない様々な原因に対して、それぞれに適した対処法を原因別に紹介していきます。

恋愛が原因の場合

パートナーができ、その相手との別れを経験して、恋愛に対して疲れを感じてしまうことや、めんどくさいと思ってしまうことがあります。

最初は付き合うまでの過程を楽しめていたのに、いつの間にかその過程自体を想像するだけで面倒に感じてしまうということは少なくありません。常に相手に対して自分をよく見せる努力をしたり、必要以上に相手に気を使ったりするので精神的に疲れてしまいます。

気分が乗らない時は無理をして恋愛に目を向けることはありません。そんな時は趣味や仕事に没頭したり、友人との時間を大切にして人脈を広げるようにしましょう。人脈が広がれば恋愛のチャンスはいつでもめぐってきますから、焦らず「また恋がしたい」と思えるようになるまで待つという手段を取ってみるのもいいでしょう。

仕事が原因の場合

朝起きて準備をして出勤するときに、何も考えずに家を出ることができる日もあれば、朝起きてから「今日は仕事に行きたくないな」と気分が乗らない日もあります。出社して気分が変われば良いのですが、そうでない日はどうやって気持ちを切り替えればいいのでしょうか?

仕事に気分が乗らない日は、ギリギリの時間まで家を出ずにいることが多いと思いますが、あえて早く家を出てどこかで朝食をとってみる、カフェによってコーヒーを飲んでから出社するというように、いつもと行動パターンを変えてみることで気分転換できることがあります。

また、出社後はいつもなら後回しにしてしまう仕事や、やりたくない仕事から先に片づけるようにすると後々気分が楽になって結果として気持ちの切り替えになります。やりたくない仕事を持ち越してしまうことが、仕事に行くことに対して気分が乗らない一因になっているかもしれません。

接客や営業が原因の場合

人との関わりがメインでない職種であれば、気分が乗らなくても自分のペースを守って仕事をすることも可能かもしれません。しかし、営業や接客業等の場合は相手あってのことですからなかなかそうもいかないでしょう。どんなに悲しいことがあっても笑顔を出さなければいけませんし、どんなに調子が悪くても相手に対してしっかりと気を遣わなければなりません。

この場合の対処法は、体調面での疲労も含めてできるだけ睡眠をとることです。難しければ仕事前にや仕事の休憩中に少しでも仮眠をとるようにして気分転換を図りましょう。

仮眠をとるだけでもかなり気分がすっきりすることも多いです。少しとはいえ疲労も回復できます。その時間がない、タイミングよく眠れないという場合は、好きな音楽を聴いたりすることでモチベーションを上げましょう。

気分が乗らないときの上手な断り方

気分が乗らないときに誘われたり、当日どうしても気分が乗らないときは思い切って断ってしまうのも必要です。

ただ簡単に断ってしまうと角が立ったり、相手を嫌な気持ちにさせてしまうと思うと断りづらいものです。とはいえ、気分が乗らないときに行くことで必要以上に疲れてしまったり辛い気分になるのもよくありませんから、上手な断り方を覚えておくとよいでしょう。

デートの時の断り方

デートの約束はとても断りづらいものです。相手のことが嫌いという理由なら仕方がありませんが、そうでない場合は約束を破るだけではなく、相手にいらぬ心配をかけてしまうこともあります。それでも実際に「明日のデート行きたくないな」「今日のデート断りたい」と気分が乗らないときはあるものです。

しかし、仮にそんな気分でデートに行ったとしても自分が楽しめない以上相手に楽しんでもらうことは難しいでしょう。時には相手をイヤな気分にさせてしまったり、さみしい気持ちにさせてしまうことになりかねません。

気分が乗らないときは、気分が乗らない理由を伝えると誤解を生む可能性がありますから、迷わず体調不良と伝えましょう。行きたいけど行けない、という行きたい気持ちを伝えることが重要です。そして必ず自分から、積極的に次回のデートの約束を取り付けるようにしてください。

仕事を休む時の伝え方

仕事の場合は気分が乗らないからと言って簡単に休んでいいものではありません。そう思っている方も多いと思います。しかし、どうしても気分が乗らない、会社を休みたいと思うことは誰しも経験したことがあると思います。多少の無理は必要かもしれませんが、無理をしすぎて心を病んでしまったり、本当に体調を壊してしまっては元も子もありません。思い切って休んでしまうことで、翌日から良い状態で仕事をするための気分転換になることもあります。

この場合は心苦しいとは思いますが、腹痛や頭痛というように伝えるのが無難です。腹痛や頭痛であれば今日一日休めば明日は出社できそうという印象があります。逆に熱があるなどの証拠が提示しやすいものは止めておきましょう。見せろと言われた場合に信用を落とす結果になってしまっては休む意味が薄くなってしまいます。

色々な気持ちが溢れてどうしても気分が晴れない

大きな悩みや問題ではないのだけれども、小さな悩みや出来事が少しずつ溜まってしまって、次から次へと不満や不安が頭の中をグルグルと回ってしまう。考え出したら止まらなくなってしまってどうしても気分が晴れないという時も誰にでもあるのではないでしょうか。

考えてしまうことを書き出してみる

考え出したら止まらなくなって頭の中身が整理できないときは、ひとつずつ書き出してみると解決につながります。

グルグル思考が回ってしまうのは、一つの事を考えているとその考えに付随して、繋がっている不満や不安へと思考が飛びその繰り返しが起こってしまうので、いつまでたっても一つも問題が解決しないことが多いのです。

書き出すことで思考が次の内容にとんでしまわないようにして、一つ一つ問題を解決する方法を見つけていきましょう。また、書き出すことで頭の中の整理整頓にもつながります。

原因が他人にある場合は正直に伝えてみる

それぞれの気分が乗らない原因を自分で改善できるところとそうでないところを分けて考えてみたとき、対人関係に問題があるならばまず自分の対応を変えることで解決できそうならそれを試してみましょう。そうでなければ直接相手に気になる部分を直してもらえるように伝えてみましょう。

自分一人で考えたり悩んでいても解決できないことをずっと抱え込んでいては、いつまでたっても気分が乗らないままで辛い思いをしてしまうかもしれません。相手に直接伝えることで解決できることもあるでしょうし、話し合いをすることで相手の今まで見えなかった部分が見えてきたり、相手との仲が深まったりすることもあります。

一方的に伝えるだけではなく、相手の意見にも真摯に耳を傾けながら話し合ってみてください。

気分が乗らなかった自分が変わるきっかけになる

気分が乗らない原因を考えたときに、かつて自分が乗り越えられた問題や悩みであれば比較的簡単に解決できることもあるでしょう。しかし、そうでない場合は色々な対処法を自分で積極的に試していくことで、今までは気持ちを切り替えられなかったこともできるようになってきます。

すぐに自分を変えることは難しいかもしれませんが、気分が乗らないときでもできるだけ前向きに対処法に挑戦していくことで、気分が乗らないまま日々を過ごしていた今までの自分を改革するきっかけになるかと思います。

子どものやる気を引き出すには

大人だけでなく、子どもたちも気分の落ち込みを感じることがよくあります。彼らの不調は、周りの大人たちが改善してあげなくてはなりません。

ここからは、子どもたちのやる気を引き出すための方策をご紹介します。

【1】親も一緒にやってみる

子どもがやっていることを、親も一緒にやってみましょう。

一緒に遊んでいるうちに、お互い気分がのり始め、特に子どもは熱中するようになります。「親の背を見て子は育つ」と言われるように、親が楽しんでいる姿を見ると子どもたちも同じ感情を抱くものです。

子どもと同じ目線に立って、経験や感情を共有することが大切です。

【2】終わった後に好きなことをさせる

学校の宿題など、やりたくないと感じるものには子どもたちも気分が乗りません。そんな時は、終わった後の楽しみを示し、子どもたちの気分を盛り上げましょう。

例えば、子どもが好きなおやつを買ったり、好きな遊びを気が済むまでさせたりなど。高価なものである必要はありません。終わった後に楽しみやご褒美があると、俄然やる気がみなぎり後回ししないようになります。

【3】まずやりたいことをさせる

親と子の考えは必ず一致するものではありません。親のペースにあわせて無理やり宿題などをさせると、かえって子どもたちのやる気を削ぐことになります。

自分がやってほしいことと子どもがやりたいことが違うと感じたら、まずは時間を決めて子どもが好きなことをさせましょう。宿題の前に好きなゲームを30分だけする、といったことです。楽しいことで気分が乗った後だと、集中して取り組むようになります。

ワンクッション置いた方が、むしろ子どもたちは勉強や宿題を効率よくこなすことができ、親と子どちらにとっても嬉しいサイクルが生まれていきます。

【4】歌で気分を盛り上げる

子どもが好きな歌や曲を流すのもおすすめです。

朝、学校や保育園へ行くのに子どもが気だるさを感じているような時は、好きな音楽を流してみましょう。一緒になって歌を歌い始め、ノリノリで身支度するようになることが期待できます。音楽の持つ力は世代を問わず絶大です。

【5】体を目一杯動かす

体を目一杯動かして気分転換してもらうのも良いでしょう。

公園で遊具を使った遊びをしたり、曲に合わせてダンスをしたり、体を動かすと高揚感から気分がスッキリします。親も一緒になって遊べるので、運動不足の解消といった副産物もついてきそうです。

【6】子どもの意思を尊重する

子どもが言うことを聞かないと、つい口うるさく注意してしまうものです。しかし、子どものやる気をもっと上手に引き出すためには、子どもの意思を尊重する姿勢が求められます。

例えば、やってほしいことを複数提案したり、いつからいつまでならできるかを聞いてあげると、子どもたちが自分で決断し、主体的に行動するようになります。親の都合に合わせて口酸っぱく言うのではなく、子どもの意思を大切に扱いましょう。

気分が乗っていない時に子どもが出すサイン

子どもは気分が乗っていないことを行動で表しますので、周りの大人ができるだけ早くそれに気づいてあげるかが大切です。

ここからは、気分が乗っていない時に子どもが出すサインを2つご紹介します。

【1】友達に意地悪をする

子どもは気に食わないことがあると、お友達のおもちゃを奪ったり、お友達を手ではたくなど意地悪をしてしまうことがあります。

子どもが意地悪するときは、何かしら不満があるサインであり、意地悪される側も危ない目に遭ってしまいます。周囲の大人が注意深く見守ってあげましょう。

【2】注意力が欠けてくる

気分が乗らないと、周囲への注意力が散漫になってしまうことがあります。遊んでいる時であれば、周りを気にせずボールを投げたり、使ったものを片付けずに放置することも。

注意力が欠けていると取り返しのつかない事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。親が常に気にかけ、心のケアをしてあげるようにしましょう。

自分を上手くコントロールしよう

気分が乗らないことは誰にでもあることです。決してあなたがだらしなかったり、情けなかったりするせいではありません。「気合で何とかする!」なんて根性論や精神論はかえって自分を追い込みます。

気分が乗らない時に大切なのは、自分を責めることではなく、その原因を正しく理解することです。そして自分なりのリフレッシュ方法を取り入れて、自分自身の感情と上手く付き合っていきましょう。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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