Facebook(フェイスブック)広告を運営していると、思わぬアクシデントに直面することが多々あるかと思います。そんなときはFacebookサポートにお問い合わせいただき対処することが一般的な解決方法ですが、実際はそこまでうまく行くわけでもありません。
Facebook(フェイスブック)サポートへの問い合わせ方法は、実は何かと複雑です。一般的な日本企業への問い合わせのような感覚で臨むと、Facebookサポートへの問い合わせに至るだけで疲れてしまいかねません。Facebook広告に関するお問い合わせについては、方法をあらかじめ熟知しておくことをおすすめします。
今回はFacebook広告に関する問い合わせ方法について掘り下げていきます。
Facebook広告に関するサポート問い合わせ先紹介とビジネスヘルプセンターとのチャット方法について
まずはFacebook広告について問い合わせする方法をご紹介します。お問い合わせの方法とは言いましたが、紹介する項目の半数近くはFacebookのヘルプページを閲覧するような使い方になるものとなります。というのも、Facebook広告の問い合わせはサポート担当者と直接コンタクトできる手段が制限されているからです。
どういった方法ならFacebookに問い合わせができるのか。それぞれの特徴を交えながら紹介しましょう。
Facebook広告に関する問い合わせ先:Metaビジネスヘルプセンター
Facebook広告に関する問い合わせ先として真っ先に挙げられるのが、Meta社のビジネスヘルプセンターです。こちらではFacebookとInstagramの両方のビジネスに関するヘルプページが閲覧できます。
トップページ中部では、カテゴリ別にヘルプページがまとめられています。また、ページ上段にある「目標、トピック、リソースを検索する」の欄に直面しているトラブルに関するキーワードを入力すると、対処方法が載っているページを検索することができます。
例えば「広告が配信されない」と入力して検索をすると、関連するページが200件以上もヒットします。検索結果上位に目的のページがあればそれで大丈夫ですが、見つからない場合は更に具体的なキーワードを入力して絞り込んでいきましょう。
Facebook広告に関する問い合わせ先:Meta社のビジネスサイト
Facebook広告を利用していて分からないことがあるときは、お問い合わせの前にMeta社のビジネスサイトを参照することもおすすめです。Facebookをはじめとした、Meta社が運営する各プラットフォームにおける広告についての説明がされていて、初期設定の手順も説明されています。
またFacebook広告ガイドのページでは、Facebook広告の出稿形式別に細かな説明が載っており、推奨事項や技術要件の確認も可能です。更に細かい情報については、ページ内にビジネスヘルプセンターの該当ページに飛べるリンクが貼られているので、確認が楽に行えます。
Facebook広告ヘルプセンターの「意見や感想を伝える」の問い合わせフォームから質問・お問い合わせ
Facebookに対して具体的な質問事項や意見を送る場合は、Facebookヘルプセンターの「意見や感想を伝える」のページを活用しましょう。
Facebookでは、Facebookの機能に関する意見を送るフォームと、Facebookヘルプセンターに関する意見を送るフォームが分かれています。自分が直面しているトラブル解決のためには、どちらからお問い合わせを送るのが的確なのかを考えながら利用しましょう。
ただし、Facebook広告に発生した問題解決のためのお問い合わせに使えるかどうかは微妙です。このヘルプセンターはFacebook全般に関するサポートをおこなっているようで、ビジネスに関するヘルプに特化しているわけではありません。
また、「意見や感想を伝える」のページ内にも、問題解決はFacebookヘルプセンターの回答を参考にするようにと記載されています。
Facebook広告のビジネスアカウントをお持ちの方はダイレクトヘルプサポートへのお問い合わせが確実
Facebookにビジネスページを開設しているユーザーならば、コマースマネージャから質問を送ることができます。Facebookのビジネスアカウントをお持ちの方であれば、このお問い合わせ方法が最も確実です。
Facebook広告に関する質問を入力フォームにて送信すると、メールで回答メッセージが返信されます。Facebookからの返信のタイミングは、おおむね1営業日以内ですが、こちらが質問を送信した日時や質問内容によっては前後することを留意しておきましょう。
Facebook広告の問い合わせ先のサポートセンターのチャットサポートはどうしたら利用できる?
facebookのサポートセンターへのチャットでの問い合わせやチャットサポートは、通常利用することが出来ません。Metaプロチームからサポート案内が届くことで利用可能となり、Messengerでのやりとりにておこなわれます。
リアルタイムでのやりとりとなるので、スムーズな受け答えができるように必要事項をあらかじめ用意し、整理しておきましょう。具体的には問い合わせしている人の名前、電話番号とメールアドレス、そしてアカウントのIDです。
Meta社以外にFacebook広告の問い合わせ先はある?電話でもお問い合わせは可能なのか?
Facebook広告に関する問い合わせ先について紹介してきました。ここまでのお問い合わせ内容を見て、「おや?」と思う方もいるのではないでしょうか。問い合わせ先としてごく一般的であるはずの電話でのお問い合わせについて、まだご紹介していません。
Facebook広告の問い合わせは電話でも可能なのか。Meta社日本法人(日本支社)の電話番号は公開されているのか。この点について掘り下げてみてみましょう。
Facebook広告の問い合わせ先であるMeta社は、電話対応不可!日本支社の電話番号も非公開
結論から申し上げると、Facebook広告においては、電話でのお問い合わせには対応していません。というのも、Meta社日本法人(日本支社)の問い合わせ用電話番号が公開されていないのです。
Facebookの利用者は全世界では数十億人規模であり、日本国内でも2,600万人を超えるユーザーがFacebookのアカウントを持っています。これだけの数のユーザーを相手にした電話問い合わせに対するサポート体制は、Facebookを擁するMeta社といえど用意することは困難なのでしょう。
ですので、Meta社日本法人(日本支社)の電話番号も非公開になっています。
Facebook広告のサポートプログラムに適合するとMetaプロチームへの問い合わせが可能!電話も可
Meta社では、電話番号は公開されていませんが、一部の広告主を対象としてMetaプロチームによるサポートをおこなっています。プロチームは4つのプロから構成されており、それぞれの分野において広告主のマーケティングをサポートします。
- Metaマーケティングプロ:広告主が掲げた目標を達成するために、掲載されている広告の戦略を説明し、最適化をサポートしてくれます。
- Metaテクニカルプロ:広告に関するMetaピクセルや商品カタログの設定をサポートし、広告の成果を高めるようサポートしてくれます。
- Metaクリエイティブプロ:リール広告や、動画広告などのクリエイティブ戦略面をサポートしてくれます。
- Meta測定プロ:効果測定テストを実施し、広告費用の削減機会を提案してくれます。
プロチームによる電話サポートは、Meta社がサポートプログラムに適合すると判断した広告主に対して案内が出され、無償提供されます。サポートを提供される広告主の範囲は今後拡大していく予定のようです。
Facebook広告(フェイスブック広告)の問い合わせ先であるMetaビジネスヘルプセンターの特徴
直接質問できるfacebookへのお問い合わせ方法はやや使いにくいという印象があるためか、Facebook広告で発生した問題の解決によく使われているのは、Metaビジネスヘルプセンターのようです。実際、Metaビジネスヘルプセンターの情報量はとても豊富で、Facebook広告を利用していて直面するさまざまな問題の解決方法も探し出せます。
ビジネスヘルプセンターについて、もう少し掘り下げてみましょう。
FacebookやInstagramのビジネス利用に対応
Metaビジネスヘルプセンターでは、Meta社が運営するFacebookやInstagramをビジネスで活用する方法についてのガイドを見ることができます。閲覧できる内容は以下のようになっています。
- ビジネス用アカウントの作成と、ビジネスマネージャによる管理方法
- FacebookやInstagramにおけるビジネス関連のコンテンツの種類と配信方法
- FacebookやInstagramにおけるショップ機能やアフィリエイトに関する情報
- FacebookやInstagramのコンテンツを収益化するための方法とルール
また、Facebook広告に関する情報も豊富で、項目の数とその内容から、Facebookのヘルプページのような使い方も可能です。
Facebook広告掲出に関する情報がビジネスヘルプセンターで豊富に掲載されている
Facebook広告に関する項目の数は、他の項目と比較しても群を抜いています。Facebook広告作成の手順、目的やフォーマットなどの細かな説明、支払いの設定方法など、Facebook広告を利用するために必要な情報はほぼ全てここで確認することが可能です。
またFacebookだけでなく、Instagramに出稿する広告についても説明から活用方法まで見ることができます。提供元が同じMeta社であることから、FacebookとInstagramの広告は互いに連携させることも可能で、Facebook広告のビジネスマネージャから管理できるので何かと便利に使えます。
Facebook広告お問い合わせ|サポートセンター/ビジネスヘルプセンターで解決できないときは?
Facebook広告の問い合わせは、ビジネスヘルプセンターの記載内容でも問題解決に至らない場合、Meta社の担当者とメールかチャットサポートでやりとりを始めることになります。その際は、できるだけ最低限のやりとりで済むようにして問題の早期解決に努めたいところです。
そこで担当者への問い合わせを始める前に、これを用意しておけばやりとりがスムーズになるというものをご紹介します。
Facebook広告のお問い合わせに必要なもの:アカウントに関する情報
Facebookに問い合わせる際に絶対必要な物は、問い合わせした人とアカウントに関する情報です。Meta社側が問い合わせ内容とアカウントに発生している問題を正しく把握してサポートするためは必要な情報ですので、必ず揃えておくようにしましょう。
上の項目でも少し触れましたが、サポートを受けるためには、アカウントIDとメールアドレスは絶対です。また、相手から尋ねられた時に備えて、連絡先として使える電話番号と名前も答えられるようにしておくとよいです。
Facebook広告でビジネスヘルプセンターに問い合わせチャットする際は質問内容を準備しておこう
お問い合わせがチャットサポートの場合、面と向かって会話をするのと同じように、リアルタイムでやりとりが交わされます。そのため、相手を長時間待たせないように、問い合わせする質問内容をあらかじめ書き起こしておくことをおすすめします。
PCやスマホのメモアプリを使い、質問する際の文章を用意する方法がベターです。チャットが始まって質問内容を書き込むタイミングになったら、書き起こしておいた質問をコピペして送ると、やりとりがスムーズに進みます。質問が複数ある場合でも、同様に準備しておくとよいでしょう。
Facebook(フェイスブック)サポートチームに連絡・問い合わせするときの注意点
担当者へfacebookに関するお問い合わせをする際には、いくつか留意しておくべき注意点が存在します。正しく理解しておかないと、時間を無駄にしてしまいかねません。Facebookへ問い合わせをする前に確認しておきましょう。
Facebook(フェイスブック)サポートチームに連絡・お問い合わせは電話ではできない
繰り返しになりますが、Facebook広告に関する問い合わせを電話でおこなうことはできません。上の項目でも紹介した、Metaプロチームによるサポートを受けているアカウントであれば電話問い合わせが可能ですが、サポートを受けていない一般のFacebookビジネスアカウントではFacebook広告に関する電話問い合わせは不可能です。
Facebook(フェイスブック)のお問い合わせで戦略面のアドバイスは求められない
ビジネスヘルプセンターやFacebook広告ガイドで見ることができるのは、設定方法やトラブルへの対処などのチュートリアル的な内容に終始しています。広告出稿にあたって設定する目的がどのような広告主に向いているかの説明も載っていますが、それ以上に踏み込んだ内容まではFacebookへ問い合わせできません。例えば「このような広告を出稿してこのような数字を達成したい」という、戦略面の意見を問い合わせして求めることができません。
この点に関しても、Metaプロチームによるサポートを受けているアカウントであればアドバイスを求めることが可能です。
Facebook広告|問い合わせ先であるヘルプセンターでよくある質問と回答
最後にFacebook広告へのお問い合わせでよくある質問についてご紹介します。
Facebook広告の問い合わせ先であるサポートセンター/ビジネスヘルプセンターではチャット利用不可
ビジネスヘルプセンターによると、ライブチャットに関しては段階的に導入されているため、場合によっては現時点で利用できない事もあるようです。また、一時的な不具合のためにお問い合わせのチャットが使えないというケースも存在するようです。
その場合はメールでも問い合わせをしておくことをおすすめします。お問い合わせの返信に要する時間は最大24時間となっており、即時対応とはなりません。しかし、問い合わせのメッセージを確実に届けることも重要です。時間に余裕がある場合はメールの利用も検討してみてください。
Facebook広告の問い合わせ先ヘルプセンターでよくあるお問い合わせ|アカウントにログインできない
Facebookのアカウントへのログインができなくなった場合、まず試す方法はFacebookアカウントの再開です。Facebookのページにアクセスし、手順に従って操作をしましょう。最終的に、Facebookアカウントのパスワードをリセットして認証ができれば再開できます。この操作は、できれば普段からFacebookを操作している端末からおこなうことをおすすめします。
Facebook広告に関してヘルプサポートセンターへメールやチャットで問合せするときは事前準備を!
Facebook(フェイスブック)広告に関する問い合わせは、主にFacebookのヘルプページを確認するという方法が採られており、対人でのやりとりについては方法が限られています。できるだけ自分で解決できるようにしておいた方が、思わぬアクシデントへの対処もスムーズにできるようになるのでおすすめです。
個人で対処が不可能なアクシデントについては、メールかチャットで問い合わせすることになります。その際は慌てることなく、起きている問題やお問い合わせ内容を具体的かつ分かりやすく文章にしておくことで、スムーズなやりとりによる早期解決が望めるでしょう。
Facebook広告を利用する際は、あらかじめ利用可能な問い合わせ方法について下調べをしておくことをおすすめします。