ジャンク品は修理して転売すれば稼げる!おすすめのジャンク品と修理方法

転売はどこの市場もライバルが多く、新規参入者が稼ぐことは年々難しくなっています。しかし、ブルーオーシャンはまだ残っています。ジャンク品転売もその1つです。

「ジャンク品は売れない」と思っている人が多いおかげで、一般的な中古品転売と比べるとジャンク品転売はほとんどライバルがいません。ただし、ジャンク品を転売して利益を出すには、ある程度の専門知識と目利き、そしてもちろん修理が必要です。

今回は、ジャンク品転売のコツとおすすめの商品、その修理方法を詳しく解説します。

目次

ジャンク品転売の特徴

ジャンク品というと、壊れた不良品のイメージが強いでしょう。しかし、何をもってジャンク品とするかは販売者次第なため、部品が少し足りないものや、動作が多少不安定なものもジャンク品と呼ばれていたりします。

そういった「直せるジャンク品」は、少し修理して転売すれば大きな利益を上げることができます。

ジャンク品転売のメリット

ジャンク品転売には次のようなメリットがあります。

1.仕入れ値が安い

ジャンク品というだけあって、普通の中古品の半額以下の価格で売られていることがほとんどです。

2.ライバルが少ない

冒頭でも書いた通り、「ジャンク品=売れない」と思っている転売屋が非常に多いおかげで、リサイクルショップには儲かるジャンク品がたくさん残っています

3.利益率が高い

ジャンク品を修理して普通の中古品レベルまで直すことができれば、利益率は通常の中古品転売とは比べ物にならないほど高くなります

ジャンク品転売のデメリット

しかし、ジャンク品転売も良いことばかりではありません。

最大のデメリットは、直せなければ売れないことです。そのジャンク品が直せるかどうかを見分けられるようになるには、ある程度の専門知識と経験が必要です。そのため、最初はなかなか稼ぎにくいと言われています。

また、修理する手間と時間が必要なのもネックです。幸い、現在はDIYや修理方法の解説動画がYouTubeなどに多くアップロードされているため、修理方法が分からないという問題はほとんど解消されています。しかし、修理には場所・道具・時間が必要です。副業として転売をする場合は、特に時間の確保が難しいでしょう。

ジャンク品転売のおすすめ商品

ジャンク品の中でも特に転売で稼ぎやすいとされている商品は以下の3つです。

・プリンター

・コンポ

・DVDプレーヤー、レコーダー

この3つは利益率も高く、修理も比較的簡単です。それぞれの修理方法は後ほど詳しく解説します。

その他おすすめのジャンク品

前述のプリンター、コンポ、DVDプレーヤー・レコーダー以外にもおすすめのジャンク品はあります。ここでは、その他のおすすめ品をご紹介します。

ゲーム機

ゲーム機は、次の2つの理由で転売に向いています。

1つ目は、動作しなくても売れる可能性が高いことです。ゲーム機のパーツや部品だけでも需要があるため、動作しないジャンク品であっても販売対象となるのです。

2つ目は、取引市場が活発なことです。ゲーム機はもともと流通量が多いだけでなく、最近は巣篭もり消費も伸びているため、仕入れ・販売がしやすくなっています。

フィギュア

フィギュアも以下の理由からジャンク品転売に向いています。

1つ目は、修理が簡単なことです。フィギュアは、修理するといっても家電製品のような専門知識が不要で、汚れやぬめりを取るだけで販売できるケースも多いです。

2つ目は、プレミアがつく可能性が高いことです。流通数が少ない限定販売のフィギュアや人気漫画・アニメのフィギュアにプレミアがつくのはよくあることです。フィギュアの知識を身につけ、限定品を狙って転売を行えば高利益率を狙うことができます。

アクセサリー

アクセサリーもジャンク品転売に向いています。

特にシルバーアクセサリーは、専門的な知識が不要な上に手入れが簡単なのでおすすめです。たとえ黒ずんでいたとしても、100円ショップで手に入るようなクロスで丁寧に磨けば、たいていは輝きを取り戻します。ただし、細かい傷の修繕は難しいため、仕入れる際に傷の有無はチェックするようにしましょう。

パソコン

パソコンにはWindowsとMacがありますが、より多くの利益を見込めるのはMacです。

Windowsは色々な機種や種類があるため、種類毎に覚える事が多いのですがMacに関してはWindowsほど多くない為、一度修理のやり方を覚えてしまえば時間短縮をしていく事も可能です。

Windowsと共に共通で言えますが、基盤の故障は専門知識が必要になってしまい難易度が上がってしまいますが、モニターが映らない、キーボードが壊れている程度であればジャックを差し直すだけなど意外と簡単に修理ができてしまいます。

修理と同時に中古のメモリなどでグレードを上げれば更に利益を伸ばすことが可能になります。
ヤフオクで検索をするとかなり多くの取引を確認することができます。それだけ需要があるという事になるので覚えておきたいジャンルの一つです。

ジャンク品の種類

リサイクルショップのジャンク品コーナーには、大きく分けて4種類の商品が置かれています。

動作未チェック品

動作未チェック品説明書や付属品の欠品により、店側で動作確認ができなかった商品のことです。

動作不良の商品もありますが、中には正常に動作する商品も含まれています。

動作不良品

動作不良品動作確認の結果、動作不良が確認された商品のことです。一般的にジャンク品として認識されているのはこの動作不良品です。

無保証品

無保証品保証期間が終了している古い商品です。製造年月日が古い商品であるため、動かないものも多いですが、中には正常に動作するものも含まれています。

余り物

これは正常に動作する普通の中古品です。

通常の中古品コーナーに陳列しきれなかった余り物が、ジャンク品コーナーに置かれていることがあります。商品のクオリティは中古品並であるにもかかわらず、ジャンク品と同じ値段が付けられています。滅多にありませんが、かなりのお買い得品なので、見つけたら是非購入しましょう。

ジャンク品の仕入れ・販売方法

ジャンク品は実店舗で仕入れてネットで販売するのが基本です。

仕入れ先

ジャンク品はネットでも多く売られていますが、ネットでは直せるかどうかの判断が難しいため、実店舗で仕入れるのが基本です。

おすすめは大型リサイクルショップのジャンク品コーナーです。実際に商品を手にとって動作確認ができるため、修理可能かどうかの判断がしやすくなります。何かわからないことがあれば店員さんに聞くこともできます。

販売先

修理したジャンク品の販売先としてはAmazonが鉄板ですが、Amazonはジャンク品の出品を禁止しています。

したがって、ヤフオク!メルカリでの転売をおすすめします。

ジャンク品仕入れのコツ

ジャンク品転売は適当に仕入れても絶対に稼げません。基本として押さえておくべき仕入れのコツを紹介します。

店員さんのコメントをよく確認する

ジャンク品には大抵店員さんのコメントが書かれた紙が貼ってあります。商品の状態や動作確認についての情報が書かれているため、必ず確認してください。紙が貼られていない場合は、店員さんを呼んで確認しましょう。

自分で動作確認する

また、自分で動作確認できる商品は、必ず手にとって動作確認をしましょう。ジャンク品コーナーに置かれている商品は電池が抜かれていることが多いため、単三電池と単四電池を持って行くと良いでしょう。

ジャンクコーナーの動作品を探す

実はリサイクルショップのジャンク品コーナーには、次の2つの目的から動作品(非ジャンク品)が混ざっていることがあります。

1つ目は、在庫処分目的です。店舗にとっては在庫=コストであるため、売れ残った商品は廃棄するのではなくジャンク品として販売することがあります。

2つ目は、動作はするが売り物にならない商品の処分目的です。例えば、店頭にディスプレイとして飾っているうちに傷がつき、通常価格では販売できなくなった商品をジャンク品として扱っていることがあります。

ジャンク品コーナーの動作品は仕入れ価格が大幅に下がるため、高い利益が期待できます。

市場調査をする

また、仕入れの前には必ず販売先の市場調査をしましょう。需要のない商品を仕入れても意味がありません。

ヤフオクで販売する場合は、オークファンを使って市場調査してください。商品名で検索すれば、過去の落札相場が確認できます。

メルカリで転売する場合は、メルカリ内で市場調査をします。

まず商品名を検索フォームに入力し検索してください。すると左サイドバーに検索条件の設定項目が表示されます。「販売状況」の項目内にある「売り切れ」にチェックを入れて絞り込み検索してください。

すると、売り切れ商品が一覧表示されます。売り切れが多いものは売れ筋商品です。

ジャンクプリンターの修理方法

ここからは、各種ジャンク品の修理方法を解説します。

まずはジャンクプリンターです。ジャンクプリンターの修理に必要なものは以下のとおりです。

・六畳の部屋

・作業台

・インク

・コピー用紙

・電源ケーブル

・保管ラック

インクやコピー用紙はテスト印刷で使用します。また、ジャンク品には電源ケーブルが付属していないケースも多いため、ケーブルのストックが必要です。

保管ラックはステンレスラックがおすすめです。プリンターの大きさにもよりますが、1ラックあれば10~15台のプリンターを収納・保管できます。

通電確認・テスト印刷

修理で最初にするべきことは通電確認です。電源が入らないプリンターはその時点で破棄しましょう。

通電確認をして問題がなければ、コピー用紙をセットしてテスト印字をしてください。給紙できないプリンターは捨ててください。

クリーニング

テスト印字の結果、以下のように印字不良がある場合はクリーニングが必要です。

印字不良の原因は、長期間未使用によるインクの凝固です。

まずはプリンターに付属しているクリーニング機能を使用して印字不良が解消されるか確認しましょう。10回以上回しても解消されない場合は、手作業によるクリーニングが必要です。

プリンターヘッドが取り外せる場合は、取り外して付着しているインクを水で洗い流しましょう。洗い終わったら、十分に乾かしてから元に戻してください。

ジャンクコンポの修理方法

ジャンクコンポの修理には、保管ラック・作業台・電源ケーブルの他に、以下のものを用意する必要があります。

・綿棒

・電動ドライバー

・無水エタノール

・検品用メディア(CD/MD/カセット)

検品用のメディアは、HARD OFFなどで安売りされている物を使用しましょう。

通電確認&テスト

まずはプリンター同様、通電確認をしてください。電源が入らないコンポは破棄してください。たまに電源が入ってもシステムエラーが起きるコンポもありますが、同様に破棄してください。素人では直せません。

通電確認をして問題がなければ、CDやカセットなどを挿入して、再生できるか確認してください。

クリーニング

カセットが正しく読み込めなかった場合は、カセットテープの挿入口を開いて、エタノールを染み込ませた綿棒で汚れを取りましょう。

CDが正しく読み込めなかった場合は、電動ドライバーでコンポを分解して、読込レンズを取り外してください。あとは同様にエタノールを染み込ませた綿棒で、読み込みレンズの汚れをとってください。

ジャンクプレーヤー・レコーダーの修理方法

ジャンクプレーヤー・レコーダーの修理方法は、コンポの場合とほぼ同じです。

修理に必要なものもほとんど同じです。

・作業台

・保管ラック

・電源ケーブル

・電動ドライバー

・綿棒

・無水エタノール

・検品用DVD/Blu-rayディスク

通電確認&テスト

まずは通電確認をしてください。電源が入らないレコーダー・プレーヤーは破棄してください。コンポ同様、電源が入ってもシステムエラーが起きた場合は、修理できないため破棄してください。

通電確認して問題なければ、DVD/Blue-rayなどを挿入して、正しく再生されるか確認してください。

クリーニング

メディアディスクを正しく読み込めなかった場合は、電動ドライバーで分解して、コンポと同様に読込レンズを取り外して、エタノールを染み込ませた綿棒で汚れを取り除いてください。

ジャンク品転売の注意点

ここでは、ジャンク品転売の注意点についてご紹介しておきます。

消耗品の有無

例えば、コピー機の動作確認をする際にインクなどの消耗品が欠品していてはどうしようもありません。

このような事態を回避するためにも、安価なもので十分なので、メルカリやヤフオク、リサイクルショップなどを活用してあらかじめ消耗品を入手しておきましょう。

コンディションのチェック

ジャンク品を修理して販売する際は、コンディションのチェックが欠かせません。特にヤフオクやメルカリでジャンク品を出品する際は、商品状態をきちんと確認しましょう。

パーツが欠けているなどの理由で単体では使用できないジャンク品を「コンディション-可」で出品することは規約違反となります。

修理できるものだけを仕入れる

動作しなくともパーツが売れるゲーム機などを除いて、修理できそうにないジャンク品を仕入れるのはやめましょう。

修理できなければ仕入れ値の分だけ赤字になりますし、無理やり出品したら購入者との間でトラブルになることは必至です。

故障箇所見落としなど、トラブルのリスクがある

ジャンク品を修理転売する場合、メーカー修理のように専用機器を使う事ができない為基本的に目視による故障箇所判別になります。

故障箇所を見落としていて、販売直前は正常動作をしていたけど運送中のちょっとした振動で動かなくなるなどと言ったトラブルのリスクがあります。

そしてその故障も、販売前からなのかの判断も難しくなります。利益だけを考えずに購入者の方にも安く購入できる代わりにリスクがあることを伝えておくとよいでしょう。

商品説明にルールをしっかりと記載しておき同意をして頂くと未然にトラブルを回避できるでしょう。

ビジネス目的の転売には古物商許可が必要

販売目的で仕入れた中古品を転売するには、古物商許可が必要です。古物商許可を取得しないまま転売を行うと、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科されるだけでなく、5年間古物商許可が取得できなくなります。

ジャンク品と言えども古物であることに変わりはありません。転売を始める際は、必ず古物商許可を取得するようにしましょう。

古物商許可は、所轄の警察署で申請します。手続には19,000円の費用がかかります。申請に必要な書類は警視庁のホームページから取得することができます。

参考:警視庁HPー古物許可申請

古物商許可申請の書類は行政書士に依頼が確実

古物商許可の申請には最低でも6枚以上の書類を記入し、警察署の生活安全課へ提出をしなければいけません。書類の枚数は個人でやるのか法人でやるのかによって変わってきます。

書類不備があると申請を受理してくれませんので、しっかりと記入していく必要があります。

地域により変動はしますが許可が出るまでおおむね申請書類を提出してから、スムーズにいっても40日前後掛かります。この間に書類不備があるとその分日数が伸びてしまいます。

行政書士に依頼をすると4万円~5万円前後の報酬を支払う必要があります。警察署へ提出する際も手数料として19,000円かかり、合計でも6万前後の費用が必要になります。

万が一書類不備などがあり許可が出なかった場合でも手数料の19,000円は返ってこないので、確実に申請を出したいのであれば、行政書士に依頼するのがいいでしょう。

動作未確認商品はチャンス

ヤフオク・メルカリには動作未確認商品が出品されているケースがあります。
単に動作確認をする時間がとれないだとか、付属品がないため確認できないといった理由で動作未確認のままジャンク品として出品されているのです。
これらの商品は動作確認が未了なだけでジャンク品じゃないケースもあるので、この手の商品を仕入れて転売することができれば高い利益が得られる可能性があります。
是非、始めてください。

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この記事を監修した人

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