ハンドメイドを趣味としているなら、メルカリで売るのがおすすめです。オリジナリティがあって、オシャレだったり、キュートだったり、痒い所に手が届くような便利グッズなら、あっという間に売れることが珍しくありません。
とくに自作できるアイテムがない人も、その気になれば動画で学んだり100均で安価な材料を揃えたりして、販売することは可能です。今まで経験したことのない達成感を味わいながらお金も稼げるので、人生の大きな楽しみが得られるかもしれません。
そこで今回は、メルカリで即売れするハンドメイドと、上手く売るためのコツや注意点を詳しく紹介します。
メルカリでハンドメイドが売れる理由

メルカリでは、ハンドメイドがよく売れます。その理由から説明しましょう。
オリジナルやハンドメイドのニーズが高い
スマホが普及し始めた頃からあきらかに世の中では、少品種大量消費から多品種少量消費へと消費傾向がシフトしました。
つまり誰かと同じではなく、人が持っていないレア品やオーダーメイドの限定品などが、爆発的な人気を博しているのです。
それらは必ずしも高価とは限りません。安価でも自分の趣味やセンスにしっくりくるものなら、迷わず即買いする人たちが数多く存在します。
そのようなニーズにピッタリとハマるのが、まさに「メルカリ」なのです。
そもそもメルカリはフリーマーケットをネット空間に再現したアプリですから、「そこにしかないもの」を探し当てて即買いするというフリマならではの醍醐味を求めるユーザーが数多く集います。
そして、「この世に一つしかないようなハンドメイド商品を見つけたら、喜んで購入する」というのは、よく見られる光景なのです。
マーケットが広い
メルカリは、数あるフリマアプリやオークションサイトの中でも、圧倒的なユーザー数を誇ります。
アプリを開くと分かりますが、短時間の間に新たな商品が次々と出品され、そして売れて行きます。早い場合は、出品後1分も経たない間に買い手がつくことも珍しくありません。
いくらハンドメイドの腕が良くても、自分でサイトを一から立ち上げて集客し、販売まで漕ぎつけるのは、決して容易ではありません。
その点、メルカリにはすでに大量のユーザーが登録しており、好みの商品をいまか今かと待ち受けている状態なので、出品するだけの価値は大いにあるといってよいでしょう。
ユーザーとの交流がしやすい
出品にあたっては、自己PRができるプロフィールや商品説明、商品画像を商品ページにアップすることになっています。そして、すべてのユーザーとメッセージ機能を使ってコメントのやり取りができます。
人気が出れば、多くのユーザーから問い合わせがきたり、完売状態でも作品を作って欲しいと次々とオーダーが舞い込んだりすることもあります。プロフィールや商品説明には、自分が作品に込める想いや作り始めたきっかけ、作品にまつわるエピソードなどを自由に記すことが可能です。そして、「こんな人に買って欲しい」と希望を綴ることもできます。
そんな自分の世界観に共鳴してくれるファンやリピーターができると、その喜びや充実感はひとしおに違いありません。ニーズや困りごとを共有し、フランクで温かい交流を重ねることができれば、とても幸せでしょう。それを可能にするのが、メルカリなのです。
ハンドメイド販売で成功するコツ

ハンドメイド販売で順調に成果を出すためのコツを紹介しましょう。
心を込めて丁寧に作る
そもそもハンドメイドを求めるユーザーは、「お目が高い」です。
今の時代、どんなアイテムでもそこそこの金額を出せば、見た目も使い勝手も良い商品が容易に入手できます。100均でも、日常生活に必要なものは何でも揃うといって過言ではありません。
そんな中、わざわざ時間を割いてハンドメイドを買いたいというユーザーの多くは、人生を大切に生きていたり、美意識が高かったり、人の温もりを大事にする心優しい性格の持ち主と考えて間違いないでしょう。
だからこそ、心を込めて丁寧に作り上げた作品は、そんな素敵な人たちの心に響くといえるのです。逆に粗末な作り方や売り方をすると、見向きもしてもらえないといってよいかもしれません。
使う人の様子を想像しながら、一品一品に真心を込めて作成するというのが、長く売れ続ける何より大事なポイントと覚えておいてください。
売れるアイテムを作る
当然のように聞こえるかもしれませんが、売れるニーズのある商品を出品しなければ、いくら頑張ったところで実際に購入してもらうのは難しいです。
自分が好きだから作る、というケースも多いかもしれません。しかしあまり消費されない商品は、よほど突出したテクニックがなければ売れないでしょう。もし成功するとすれば、ほとんど売っている人がいない上に、周囲の人たちから抜群に高い評価を得ていて、何度も「売ったほうがいい」と勧められたことがあるような場合です。
そうでないなら、競争率が高まってでも作れそうなカテゴリーの中からメルカリでよく売れている商品をチョイスして、そこにオリジナルの工夫を施して売る方が、結果は出やすいでしょう。
とにかく画像は綺麗に美しく!
メルカリでユーザーに強く商品をアピールするには、商品画像をうまく活用することです。とにかく綺麗で美しく、見映えがする撮り方を研究しましょう。
多くの場合、ユーザーはスマホ画面で検索したり、スクロールしたりしながら物色するので、写真うつりが良い商品は、自ずと目に留まりやすくなります。そしてタップしてもらえれば、詳しい商品情報やプロフィールに目を通してもらえるようにもなるので、購入に向けて大きく前進できるでしょう。
第一条件は、明るいことです。暗いとイメージが良くないため、スルーされる可能性がグンと高まるからです。あとは、アングルや背景などにも気を配り、自身の作品がもっともよく映えるように撮ってください。この点にどこまで注力できるかが、思いのほか売り上げを左右するといっても過言ではありません。
ハンドメイド品をネット販売する際の写真の撮り方は下記の記事も参考にしてみてください。
参考:写真が暗い?『演色性』が高いLED照明を使えば解決!明るく綺麗に撮る方法
一瞬で売れるおすすめのハンドメイド10選!

それではここから、メルカリで売れやすいハンドメイドを紹介しましょう。
アクセサリー

ピアスやイヤリング、ブレスレット、アンクレットなどのアクセサリーは、比較的ハンドメイドしやすくて、需要も多いです。
ハンドメイドを購入するのは、圧倒的に女性が多く、中でもアクセサリーや小物は人気があるので、すぐに買い手がつく可能性が高いでしょう。
スマホケース

今やスマホケースはファッションアイテムのような存在のため、若者を中心に何度も買い替える人が多いです。ネットから注文できる安価なオリジナルスマホケースのサービス業者は多数存在するので、お気に入りを見つけて作ってみると楽しいかもしれません。
ペット用品

犬や猫などのペットを飼っているユーザーの中には、どこにもないオリジナルのペット用品を探している人も非常に多いです。
服なら、タンクトップやワンピースが主流で、中にはフード付きのものも人気です。他にも帽子や首輪、ペットベットにキャットタワーまで手作りする例もあるので、可能性はかなり広がるでしょう。
ベビーグッズ

子育て世代の女性も、自分の子供用にハンドメイドアイテムを買いたいという人が多いです。ママ友の情報網はとても広いため、1人に気に入ってもらえると、一気に購入希望者が増えるかもしれません。
ベビー服は高度な技術が必要なので難しいかもしれませんが、スタイやパンツ、帽子、おくるみ、ヘアバンド、そしてポーチなどなら決して難しくないでしょう。現在子育て真っ最中の方や子育てを卒業した方でも、経験を活かせば色々な可愛いグッズを作れるかもしれません。
ウェルカムボード

レストランや結婚式で入り口にセットしてお客様を迎えるのに使うウェルカムボードも、オシャレなハンドメイドが多数販売されています。
自宅用にインテリアとして使う例も増えており、デザインやメッセージ、形状などを工夫するとオリジナリティあふれる作品が作れるでしょう。
木製インテリア雑貨・おもちゃ

流木を使ったインテリア、手触りの優しい木製の積み木など、木を利用したハンドメイドも無数と言ってよいくらい沢山あります。
ホームセンターに行くと、無料でさまざまな加工ができるので、一から十まで全ての作業を自宅で行う必要もありません。低コストで作れるため、DIYが好きなら初心者でも楽しみながら始められるでしょう。
コサージュ

造花やワイヤー、ブローチピンなどがあれば簡単に作れるコサージュも、意外と需要があります。特に入学や卒業シーズン、結婚式が増える6月や秋ごろに売り出すのがおすすめです。慣れてきたら花自体を自分で作るのも、オリジナリティや高級感が演出できてよいかもしれません。
ドライフラワー

ドライフラワーは、花の種類はもちろん、形状もブーケやリースなど色々なアレンジが楽しめます。本格的にするなら自宅で資格を取得することもできるので、挑戦してみてもよいかもしれません。
ドライフラワーは湿気を嫌うため、キッチンやバス周りでの製作は向いていません。日当たりが強すぎず、風通しが良くて、湿度があまり高くない場所を確保できるのが条件となります。それが可能なら、趣味としても長く楽しめますし、花を捨てず長らえさせて愛でる喜びを他の人たちと共有できるのは、大きな魅力でしょう。
ぬいぐるみ

自作のキャラクターをぬいぐるみにすると、まるで自分の子どものように愛しい存在になります。しかも売り物となると、さらに力が入り、自然と丁寧に作ることができるかもしれません。ぬいぐるみから派生して、クッションを作る方法もあります。
ニット製品

洋裁が得意であれば、ニット製品もおすすめです。いきなりセーターやシャツなどは大変かもしれませんが、帽子や手袋、またコースターやポーチなどの小物ならハードルが下がるでしょう。
ハンドメイドを売る際の注意点

最後に、ハンドメイドを販売する上での注意点について解説しましょう。
高くしすぎない
腕によりをかけて作った作品ほど、高く売りたくなるかもしれません。しかしメルカリでは、正直なところ高すぎると敬遠されてしまいます。
もちろん物にもジャンルにもよりますが、基本的に多くのユーザーが期待しているのは「クオリティが高くてお手頃な商品」と認識してください。
購入の候補に入れてもらうためには、同等品と比べて高すぎないことが大切です。何度か買ってもらい、評判が上がれば、値を上げても売れるようになるかもしれません。ただ、最初から相場より高くしすぎると、売るという目的の入り口にも立てなくなる恐れがあるので注意してください。
出品のタイミングを考える
メルカリでは、24時間・365日、いつでも好きなタイミングで出品できます。ただ、新しく売り出されたものから画面上部に表示される仕組みになっているので、時間帯によっては、あっという間に画面の下の方に追いやられてしまいます。すると、ずいぶんスクロールしなければ姿すら見えなくなるため、注意が必要です。購入してくれそうなターゲットが閲覧するであろうタイミングを予測して出品するのが、得策でしょう。
子育て中の母親であれば、平日の午前中は忙しく、買い物どころではない可能性が高いです。用事が一段落したりゆっくりできたりするのは、昼過ぎから夕方にかけてか、土日になるケースが多いでしょう。社会人なら、平日の早朝、通勤時の電車内や、仕事が終わってくつろげる金曜日の夜から土日にかけてが、狙い目です。
なかなか売れず、タイミングを逃したと感じる時は、一度取り下げて再出品することもできるので検討してみてください。
長期的視点で考える
出品するからには売ることが目的です。しかし特にハンドメイドの場合は、量産が難しいうえ、心身ともにある程度の余裕がないと、売るに足るクオリティを維持しながらの製作は難しいでしょう。
よって、目先の利益を優先するようなやり方は、おすすめできません。たとえ売れない時期が続いても、焦らず、心配せず、「売れなければ自分用にすればいい」というくらいのゆったりとした気持ちで続けるのがよいでしょう。それが難しいと感じる場合は、無理してハンドメイドに固執しない方がよいかもしれません。
著作権侵害に注意
ハンドメイドは、オリジナリティを重視することが大切です。
キャラクターやデザイン、ロゴなど、他社のアニメ作品やブランド品に間違えられるような商品は、著作権を侵害する恐れがあるので控えてください。
まとめ

メルカリでは、ハンドメイド需要が高く、ユーザーも多いので、上手くいくと一瞬で売れる可能性が十分にあります。
ただし逆を言うと、出品される商品も多いので、それだけライバルも増えるといえるでしょう。その中から選ばれるためには、自分ならではの特徴を添えた丁寧な作品を作ることが大切です。
まず1つ目の販売を目指してください。2つ、3つと売れていくごとにやり甲斐が増し、ハンドメイドならではの達成感を味わえるに違いありません。