タオバオの個人輸入で代行業者を使うメリットとおすすめの業者6選!

今、タオバオを使った中国からの個人輸入が注目されています。タオバオの魅力は、何といってもその出店業者と品数の多さ、そしてコスパの良さでしょう。

ただ、日本から直接買い付けることは難しく、タオバオで買いたくても二の足を踏んでいる方も多いかもしれません。

そこでおすすめするのが、輸入代行業者の活用です。輸入代行業者を上手く使えば、自分では面倒な交渉や難しい手続きを一切行わずにタオバオで買い物ができます。もちろんその輸入品をネットショップやECサイトで転売することも可能です。

本記事では、タオバオの買い物で輸入代行業者を使うメリットとおすすめの業者をご紹介します。これからタオバオを使いたいと考えている方は必見です。

目次

タオバオの商品を個人輸入する方法

タオバオで買ったものを個人輸入する方法は、「輸入代行業者を活用する」「すべて自分で行う」の2通りになります。断然おすすめなのが、前者の輸入代行業者の活用です。

そのメリットについてお伝えする前に、2通りの方法について具体的に説明していきます。

輸入代行業者の活用

輸入代行業者を使えば、タオバオに登録せずに買い物ができます

輸入代行業者によって多少の違いはありますが、おおまかな流れとしてはタオバオで欲しい商品を見つけたら、そのURLを代行業者に伝えます。すると代行業者がその商品を買い付けます。

代行業者の倉庫までの送料と日本までの国際送料、および手数料を合算した金額を銀行前振り込みやクレジットで支払えば終了です。

後ほど詳しく説明しますが、輸入代行業者を使う場合は中国語が話せなくても問題ありません。お店側との交渉は中国人スタッフが行い、顧客には日本人や日本語が堪能なスタッフがすべて日本語で対応してくれます。

すべて自分で行う

タオバオでの買い物をすべて自分で行う場合は、タオバオアプリを使います。

使用方法について説明します。まず、スマホのApp StoreもしくはGoogle Playでアプリをインストールしてから会員登録を行います。

電話番号は初期設定が中国の国番号「+86」になっているので、日本の国番号「+81」を押してください。その際、電話番号の最初の「0」は外します。

すると、この電話番号宛に6ケタのコードがSMSで届くので、そのコードを入力したら登録は完了です。画面上に表示されるアカウントIDは今後も使うので覚えておきましょう。

あとは住所とクレジットカードの情報を入力すれば買い物ができます。なお、代引きや銀行振り込みはできません。

さらに配送手段として、公式転送サービスの4PX配送代行サービスを選択します。ただし、4PXは自主規制が強いです。書籍やアニメグッズ、フィギュアなど、たとえ禁輸品でなくとも配送してもらえる場合とそうでない場合があるといったトラブルになるケースがあります。

そのような場合も基本的に中国語対応になるので、すべて自分で行うのはハードルが高いと言えるでしょう。

ちなみに、4PXではない配送代行サービスの中には「CIC中国荷物転送」など中国国内の配送が無料になるところも少なくありません。

4PXよりも融通が利いて使いやすい業者もあるので、探してみるのもおすすめです。

輸入代行業者を利用するメリット

タオバオで買い物をする際、輸入代行業者を利用するメリットをご紹介しましょう。

具体的には、「手続きをすべて一任できる」「中国語が話せなくても大丈夫」「検品や返品対応もお任せできる」「時間の有効活用ができる」の4点です。

一つずつ順に解説していきます。

手続きをすべて一任できる

輸入代行業者には、面倒な輸入手続きを一任できる点が大きなメリットです。とくにビジネス利用する場合は、輸入の度に複雑な手続きを行うのは時間的にもかなりのロスになります。

その点、輸入代行業者を使えば、取引相手との交渉や検品、梱包、配送、さらに税関や検疫の手続きもすべて請け負ってくれます

取引業者と商品さえ決めて依頼すれば、あとは手元に届くまでフルフィルメントの対応を一任できるので安心です。

中国語が話せなくても大丈夫

タオバオを使う際に多くの日本人にとって障壁となるのが、言葉の問題です。

かつては中国で銀行口座を持たないとタオバオでは一切買い物ができなかったものの、現在はクレジットがあれば日本からでも買い物ができるようになりました。しかし依然として中国語が話せなければ、いざという時のトラブル対応は難しいと言わざるを得ません。

その点、輸入代行業者に頼めば、取引相手との交渉を任せられるほか、国内でも日本人や日本語が堪能なスタッフが対応してくれるので安心です

検品や返品対応もお任せできる

タオバオには、約10億点もの商品がラインナップされていると言われます。もちろん、安くて魅力的なアイテムが数多く手に入りますが、なかには不良品や思っていたものと違う商品が届くことがあります。いわゆる「安かろう、悪かろう」の世界がいまだに中国ビジネスの一部では横行しています。

しかし、手元に届いてから返品・交換を依頼するのはとても面倒です。その点、輸入代行業者であれば入念に検品を行ったうえで、粗悪品や注文内容と違う商品に関する返品・交換対応をすべて請け負ってくれます

「餅は餅屋」とも言いますが、この辺りはトラブル対応に慣れているプロの代行業者に任せるのがおすすめです。

時間の有効活用ができる

とくにタオバオの商品を使ってネットショッピングなどの事業を行う場合は、収益を上げるためのマーケティングに集中することが大切です。輸入の度にいちいち手続きやトラブル対応に追われていては、肝心の経営に注力できなくなります。

その点、輸入代行業者に販売事業以外の細かいタスクを任せることができれば、時間を有効活用できます。積み重なると膨大な時間の差になるので、このメリットは大きいと言えます。

輸入代行業者を選ぶポイント

とくに初めての場合は、数ある輸入代行業者の中からどこに依頼すれば良いのか戸惑ってしまう方も多いでしょう。そこで、輸入代行業者を選ぶ際のポイントをお伝えします。

安価な送料

商品を選ぶ際、価格にばかり目が行きがちですが、送料コストも常に頭に入れておく必要があります。いくら安価な商品を手にしても、送料によって結局高くついてしまうことがあるからです。

安心できる輸入代行業者は、送料についての規定や計算方法が決まっていて、サイト上に明記されています。サブスクリプションで決まった月額を支払うシステムの場合は、送料も良心的なのでおすすめです。

ちなみに1kg当たりの送料は200円(11~16元)が一つの目安です。これより高い業者はやめておいた方が良いでしょう。

スピーディーな発送

自分で輸入する場合は、依頼してから手元に届くまでずいぶん時間がかかることがあります。しかし、それではスピードが物を言うビジネスでは命取りでしょう。よって、輸入代行業者を選ぶ際には、発送がスピーディーかという点にも注目する必要があります

とくにFedexやDHLなどのクーリエを使っている業者なら、配送の質も安定しているうえに通関業務も問題なく任せられるので安心です。

代行手数料

輸入代行業者は、おもに代行手数料で収益を上げます。よって、この金額で差別化を図るのが常ですが、なかにはこの手数料が極端に安い業者があります。一見良さそうですが、そのような業者は他で上乗せして高額請求してくるケースがあるので気を付けてください。

実績のある業者は月額などの定額制を取り入れているため、手数料は良心的であるパターンが多いです。ビジネス利用であれば、この方が長い目で見るとコスパが良いでしょう。

検品作業のクオリティ

中国の商品は玉石混交です。気を付けないと粗悪品や破損品が少なからず混じっています。それらを一つずつ見分けて対応するのは、大変でしょう。そのため、検品作業のクオリティの高い代行業者を選ぶことは大きなポイントになります。

検品はただチェックするだけでなく、返品や交換、梱包のやり直し、さらに衣料品であれば糸切りまで、優良な業者ほどより丁寧に対応してくれます

検品業務が充実していると販売後の評判は良くなり、クレーム対応もせずに済むでしょう。この差はとても大きいので、検品のクオリティは重視することをおすすめします。

柔軟な対応力

信頼できる実績のある代行業者ほど、オプションサービスも充実しています。例えば、単に商品を右から左へと買って届けるだけでなく、OEMが可能か、可能であればその際のラベル対応や梱包、検品などトラブル対応も含めてフルフィルメントで業務を遂行してくれる業者を選びましょう

とくに日本のユーザーは粗悪品を見極める目が厳しいので、信頼を得るためには企画段階である程度の試行錯誤も必要になってきます。その作業にしっかりと付き合ってくれる業者を確保することは、成功するためにも非常に重要です。

メールへのレスポンスの良さ

輸入代行業者とのやり取りはメールで行うことが多いです。よってメール対応の速さも代行業者を選ぶ際の大切なポイントになります。

例えばトラブルが起こった時には、初期対応の速さが非常に重要です。そこで後手に回ってしまうと、関係者やユーザーからの信頼を大きく失う恐れがあります。

メールなら遅くとも2営業日以内、できればチャットを使ってリアルタイムでやりとりできるくらいの頻度が理想です。その点の対応についても最初にしっかりと確認しておきましょう。

充実した日本語対応

特に中国語でのやり取りが難しい場合は、日本語対応が充実している輸入代行業者を選びましょう。日本人スタッフ、もしくは日本語が堪能な中国人が電話対応をしてくれると安心です。とくにトラブルが発生した場合は、大変頼りになるでしょう。

FBA対応の可否

タオバオで購入した商品をAmazonのフルフィルメント(FBA)で保管するためには、輸入代行業者がFBAに対応してくれることが必須です。クーリエがメインの配送手段であれば、多くの場合対応可能です。しかし、EMSや佐川急便の場合は対応してもらえないので注意しましょう。

倉庫保管への対応

とくにOEMで大量に商品を輸入する場合、ジャストインタイムですべての在庫を売り切れるなら良いのですが、それはなかなか難しいでしょう。AmazonのFBAは大変便利ですが、長期に及ぶと驚くほど手数料が請求されることがあるため、あまりおすすめできません。

それより輸入代行業者側で中国内の倉庫で保管をし、注文が入れば配送してもらえる、という便利なシステムがあります。FBAよりずい分安価で済むため、そのサービスがあるかを確かめるのも良いでしょう。

クレジットカードが使えるか

資金繰りを順調に行うためには、クレジットでの支払いが可能かどうかも大切です。現金支払いしかできない場合は、商品代金、送料、代行手数料などをすべて事前に揃えておかなければなりません。

クレジットが使えると、引き落とし期日と商品が売れて資金が回収されるまでの期間が短くなるので資金繰りに余裕をもつことができて安心です。

輸入代行業者おすすめ6選

最後におすすめの輸入代行業者6選をご紹介します。自分の条件に合う業者を探して、タオバオで素敵な商品をたくさん手に入れてください。

たおばお★ナビ

手数料業界最安値をうたっている「たおばお★ナビ」は、タオバオのみならず、アリババなど中国のすべてのECサイトでショッピングが可能です。

手数料は商品合計が10,000円未満なら通常1,575円、10,000円以上100,000万円未満なら商品合計額の13%となります。支払方法は、銀行振り込み(東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行)、クレジットカード払い(Paypal)、SBIレミット海外送金(代行手数料5%有)のいずれかで、代引きは不可です。

配送業者は個人輸入であればEMSで日本郵便と中国郵便が、商業輸入であれば佐川急便・中国流通王・Fedex・ZCEのいずれかになります。

」はOEMやODMを得意としているので、アパレルなどで手広く展開したいと考えている方にはおすすめです。無在庫直送やFBAにも対応しています。

2022年7月から「OEM/ODM」「有在庫」「FBA直納」「無在庫ヤマト」「無在庫OCS」「国際転送」の6つのプランから選べるようになりました。

代行手数料は「OEM/ODM」だと10%、「有在庫/FBA直納」だと5%、「無在庫」だと15元/点です。「国際転送」は仕入先へ支払いを行う際の決済手数料が30元です。

月額利用料は無料です。他にも無料サポートとして簡易検品、商品同梱もあります。

日本人好みの手広いサービスを行っているので初心者にもおすすめです。

CiLEL(シーレル)

CiLEL」(シーレル)は日本語対応が大変丁寧なため、初めて輸入代行業者を活用する人には評判が高いです。Webセミナーも熱心に開催しているので、これも利用すると中国ビジネスの現実を詳しく知ることができるでしょう。

手数料は一般会員が商品代金×8%、パートナーシップ会員が、13,000円(税込)/月+商品代金×6%です。OEMにも柔軟に対応してくれるほか、小ロットからの対応も受け付けてくれます。

THE直行便

THE直行便」はまだ新しい会社ですが、大量輸入に向いており、OEMや無在庫販売サポートがある点が大きな特徴です。経営者が日本に造詣が深く、日本人サイドに立ったサービスを提供をしてくれる点もおすすめポイントです。

有在庫の場合は、エコノミークラスが0円/毎月+商品代金5%、プレミアムエコノミーが9,800円/月+商品代金×3%、ビジネスクラスが29,800円/月、ファーストクラスが59,800円/月です。

無在庫の場合は有在庫の月額にそれぞれの手数料がかかります。エコノミーが15元/点、プレミアムエコノミーが14.5元/点、ビジネスが14元/点、ファーストクラスが13元/点がそれぞれ加算されます。

淘太郎(タオタロウ)

淘太郎」はイーウー市場公式サイト「義烏購」の日本地区総代理店という位置づけのため、輸入代行業者として確固たる地位を築いています。とくにOEMなどでの大ロットなどで大量発注を希望する方におすすめです。

代行手数料は一般会員なら商品代金の5%、月額会員は30,000円/月です。ただし月額会員は1回しか申請できないため、一度やめたら二度と申し込めません。輸送手段が豊富であるほか、買い付けアテンドや中国での会議室レンタルサービスも行っています。

タオバオ新幹線

タオバオ新幹線」はBASEとの連携ができるので、BASEでのネットショップ開設を考えている人にはとくにおすすめです。タオバオ以外にもアリババやT-Mallでの買い付けも可能です。Amazonマーケットプレイスとの商品データの連携もできます。日本語対応が大変充実しているのと、輸入代行業者としての実績が10年を超えることもあり、安心して任せられるでしょう。

手数料は、ベーシックだと月額無料、代行を頼むとその都度15%の代行手数料がかかります。代行手数料が無料になるサービスもあり、プレミアムライトが19,800円/月、プレミアム個配が29,800円/月、プレミアムが50,000円/月です。ベーシックでは使えない様々なサービスも利用可能となっていますので、本格的にやりたい方にお勧めのプランです。BASEについては500円/月で、1回のオーダーごとに200円が加算されます。

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まとめ

タオバオで買い物をする際の輸入代行業者について、メリットやおすすめ業者をご紹介しました。

一口に輸入といっても、個人使用目的か商用目的かによって、考え方は異なってくるでしょう。単発で小量を輸入するなら、定額制でなく商品代金に一定割合を掛けた額が手数料になるタイプ、OEMなどの大口であれば、月額のサブスクリプション制のタイプがおすすめです。

とはいえ、業者によってサービス内容は異なるので、得意分野や実績、日本人対応サービスが充実しているか、などをよく調べてから話を進めましょう。

新型コロナウイルス流行をきっかけとする巣ごもり需要や今後のニューノーマルを考えると、タオバオを使った輸入ビジネスは、ますます脚光を浴びる可能性があると考えられます。このビジネスチャンスをものにするためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

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この記事を監修した人

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