安く仕入れて高く売る「せどり」又は「物販ビジネス」と言われるビジネスがあります。商品を売り、その仕入れと売り上げの差額で儲ける、比較的単純なビジネスなので参入者が増加しているのです。
しかし定価より高い価格をつけても売れることは稀。そんな中成功するにはどのようにすればよいか、しっかり基本を押さえられるように解説しています。
物販で「仕入れて売る」が儲かる仕組みとは?
初心者の人でも分かるように、物販ビジネスについて分かりやすく解説します。
物販で稼げる仕組み コツは「安く仕入れて高く売る」こと
物販とは物品を販売すること。「安く仕入れた物を高く売る」ことが、物販で稼げる仕組みです。
例えば200円で仕入れた商品を500円で売るとすると、粗利は300円になります。
この価格差が儲けになるのです。基本はとても簡単な事ですね。
物販の種類について解説 仕入れ先と売り方
物販と一口に言っても複数の種類があります。どこで仕入れて、どこで販売するのかによってやり方が異なります。
ここでは代表的な物販についてご紹介します。
- 国内で仕入れて国内で売る「せどり」
- 国内で仕入れて海外で売る「輸出転売」
- 海外で仕入れて国内で売る「輸入転売」
- 海外でオリジナル商品(OEM)を作って日本で売る「輸入販売」
- 在庫を持たずに注文が入ってからインターネット上で売買を完結する「無在庫販売」
大きく分けて5種類の物販があります。それでは物販を行う際の流れを見ていきましょう。
物販の流れについて解説 仕入れから発送まで
物販で利益を得るためには「安く仕入れて、高く売る」ことが必須です。
売れなければ在庫になってしまいますので、まず大事なのが「売れる商品のリサーチ」です。リサーチを行い、良い商品があったら仕入れて販売し、発送まで行います。大まかな流れは以下のとおりです。
- 仕入れる商品をリサーチする(売れても最後に利益が残る商品の選定)
- 国内・海外から商品を仕入れる
- 届いた商品を検品する
- 販売サイトに出品作業をする
- お客様に買っていただく
- 梱包し、発送する
リサーチから発送まで、6段階のステップがあります。そのうち外注で対応することができるのが、「届いた商品を検品する」、「梱包し、発送する」の作業です。
物販が軌道にのってくると大量の商品を一人で対応することは難しくなりますので、単純な工程は外注していくことになります。
物販は直ぐお金になる
物販は店舗を構える必要はなく、何かのノウハウを売る商売のように下準備があまりかからないので、比較的早く成約が成り立つビジネスです。
例えば家の不用品をメルカリなどのフリマアプリに出品して、売れれば商品を発送。商品到着後、取引相手が評価をすれば取引終了になり、商品の価格を受けとることになります。
そして出金手続きをすれば、翌日〜1週間ほどで口座に入金され直ぐに現金に換えることができます。
物販は初心者でも行いやすいのでおすすめ
なにか商売を始めようとする初心者にとって、物販は比較的ハードルの低いおすすめのビジネスといえるでしょう。
その訳はこちら。
・物は既に出来上がっているので、仕入れて売るだけになる
・専門知識や経験がなくても始めやすい
・商品のブランド力で高値がつけられる
コンサルタントや専門家のように知識を売る商売ではないので、初めから高いスキル・知識がなくても始めることができます。
実践を積み上げていくことにより、それだけ知識も増えるので、まずは簡単なフリマアプリで家の不要品を売り出してみましょう。
実際の流れや、リアルな値引き交渉等々を経験することができますよ。
またどれくらいの価格で売れるのかを、身をもって体験することができます。小さな成功体験を積んでいきましょう。
物販では何を仕入れて売ればよいかが重要
物販は、法律や種々の規定違反にならないものなら、何を売ってもいいのです。えっこんなものが?といった変哲もないものが売れたりします。
すでに「品物」なのでそれだけで価値があるのです。
どこで売ればよいか
店舗が要らないネット販売では、物品売買が盛んです。購入者もわざわざ店舗に足を運ばなくてもよいですよね。
具体的にはメルカリやラクマといったフリマアプリ、楽天、Amazon、ヤフオク!など、ネット内でバーチャル店舗を作ると良いでしょう。
特にYahoo!ショッピングは、月間システム利用料や登録費用がかからないのでおすすめです。
ちなみに物販販売とは違いますが、Creemaや minneといった手作り商品を対象にしたサイトがあるので、手先が器用な人はこちらから始めるのも良いかもしれません。
物販で一番必要なスキル
物販ビジネスで最も必要とされるスキル、それはリサーチスキルです。
稼ぐためには、売れる商品を見つけ、仕入れをして売れる販路を開拓しなければなりません。
長期にわたって物販販売を続けていくためには、常に綿密なリサーチが必要です。そしてそのリサーチに基づいた正確な判断が要求されます。
経験値を積むことで、選定眼が養われれば成功の大きな第一歩ということになるでしょう。
初心者の内は特に最低でも1週間、もっと余裕があれば1ヶ月かけて、どんな商品がどんな販路で売れそうなのかリサーチすることをおすすめします。
物販の初心者は少額商品から始めるのがおすすめ
物販で多くの利益を生むには、商品を格安で手に入れて高く売る必要があります。しかし、はやる気持ちはありますが、初心者がいきなり高額商品に手を出すと売れ残りを抱えて利益どころかマイナスになってしまう危険性があるのでおすすめしません。
高額商品は買い手側もそれなりに慎重になりますから、売り手側も徹底的に売り方を学ぶ必要があります。そこで、まずは物販に慣れるまで少額商品を少しずつ販売していきましょう。利益も少額になってしまいますが、売り方や売れ筋のポイントを掴めるようになるまでは練習と思ってトライしてみるのがおすすめです。
副業で物販の仕入れを行うメリットとデメリット
物販は「安く仕入れて高く売る」のが基本のため利益を得る仕組みが簡単でわかりやすく、初心者向きの副業と言われています。
物販は誰でも始められる人気の副業ですが、ある程度のリスクも伴います。
副業物販のメリットとデメリットを見ていきましょう。
副業物販のメリットは?
副業物販には次のようなメリットがあります。
- 特別な知識やスキルがなくても始められる
- スキマ時間に運用できる
- 初期費用があまりかからないため、少ない資金で始められる
副業物販はパソコンやスマホなどのインターネット環境があれば、スキマ時間にリサーチや取引することが可能です。フリマアプリやモールサイトを利用すればサイトを構築しなくてもネットで販売でき、運用にあまり時間がかかりません。
初期費用は仕入れとフリマアプリやモールサイトの手数料だけなので、少ない資金からでも始めることができます。メルカリなどで不用品を販売して資金を作れば、安定して始められます。
副業物販のデメリットは?
副業物販にはメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもあります。
- 価格競争が激しくライバルが多い
- 在庫管理に手間がかかり保管するスペースが必要になる
- 大きな利益を出すには時間と資金が必要になる
副業物販は非常に人気が高いため、それだけライバルも多くなります。価格競争が激しいため、利益を出し続けるにはコツコツと実績を積み上げていかなければなりません。売れそうな商品の探索や仕入れ、魅力のある商品説明等の工夫も必要です。
また、あらかじめ商品の在庫管理をするスペースや発送に手間がかかることも覚えておきましょう。
副業における物販での仕入れの種類
副業におけるせどりの仕入れには中古せどりと新品せどりの2種類があり、ここでそれぞれの種類の仕入れについて解説します。
中古せどり
中古品を仕入れて販売して利益を上げる方法を中古せどりと言います。中古せどりを行う場合の注意点としては、「古物商許可証」が必要になるということです。個人的に使用したものを処分するつもりで販売する場合には古物商許可証は必要ありませんが、転売目的での仕入れになると許可無しでは違法行為になってしまいます。
新品せどり
こちらは新品の商品を問屋などから直接仕入れ、利益を乗せて販売する方法です。新品を取り扱うため古物商許可証は必要ありません。また、新品のため商品が破損していることは少なく、検品も比較的楽に行えるという利点もあります。ただし、オークションなどで仕入れた商品は中古品としてみなされる可能性が高いため注意が必要になります。
物販の仕入れルートを探す・おすすめ仕入先
商材が見つかっている場合は、次に仕入れルートを探さなければなりません。
どんなところから安く仕入れることができるのか、見ていきましょう。
物販は身近な実店舗からの仕入れるのがおすすめ
一番身近な仕入れ先でおすすめなのは、激安店やドラッグストア、家電量販店などの普段から利用する店舗です。
おすすめはセールが行われている時などに、大幅な値引きがされている商品を狙って仕入れるのも良いですね。実店舗はチラシが配布されていることも多いのであらかじめ売れ筋の商品が分かったり、個数限定で大幅値引きもありますので、他にはない有力な仕入れ先になりえます。
実店舗での仕入れは、実際に足を運んで現地で探すことになりますので、移動時間や移動費がかかることはデメリットです。けれども、実際の商品を確認することができるので、失敗が少ないというメリットがありおすすめです。家電など高額な商品で一個あたりの利益が大きいものを仕入れるのにおすすめの方法です。
中古品を仕入れる場合も、実店舗で確認してから仕入れるほうが、失敗するリスクが低くなりおすすめです。ただし、中古品を仕入れて転売する場合は、原則として古物商許可を取得する必要がありますので、ご注意ください。
ブックオフからの仕入れは多彩になった
一昔前まではブックオフで本を仕入れて、Amazonで売るというパターンがとても多かったのですが、ブックオフはAmazonの価格設定に対応したため昔のようには売れなくなったようです。
ライバルが撤退する一方、まだまだブックオフから仕入れている人もいます。
ブックオフではせどり対策を行っているのですが、全店舗がそうではありません。100円(税抜)で買える本や500円(税抜)で買えるCD/DVDの中にはまだまだお宝が眠っています。
そして今は「ブックオフプラス」というリサイクルショップも兼ねた店舗が、全国各地に展開されています。
本やDVDだけではなく、服・家電・おもちゃなど、多様なリサイクル商品が揃っているので一度覗いて仕入れてみるとよいのではないでしょうか?
TSUTAYAは店舗によって新品の投げ売りが多い
TSUTAYAはフランチャイズ展開をしているので、店舗によってオーナーが違います。
オーナーの方針により、50%オフ以上のセール販売をよく行っている店舗があるのです。
今でも赤字覚悟で新品のワゴンセールを行っていることがあるので、チェックしてみる価値があります。
新品なので、検品にもそう気を配る必要はありませんよね。
Amazonやヤフオク!で価格をチェックして、利益率や流動性がある商品なら買いです。
リサイクルショップでは掘り出し物が見つかる
リサイクルショップはブックオフプラスなどの全国チェーンや地元密着型など、様々な形態があります。
地元密着型だと割と、店主さんの感覚で値付けされているので、定価よりずっと低い価格の掘り出しものを見つけられることがあります。
さらに一定の層で受けるプレミア商品は、リサイクルショップで見つかる可能性が大きいです。
リサイクルショップは宝探し感覚で探せて、仕入れが目的でなくても楽しいですよね。
自分の好きなものを仕入れて、売れなかったら自分で使うことができるので無駄にならずおすすめです。
フリーマーケットは破格の値段なので仕入れやすい
フリーマーケットの出品者は、儲けるよりも家にある不要なものを処分するのが目的である場合が多いです。
そのため出品者は、自分で好きな値段をつけることが多く、値下げ交渉にも乗ってくれる場合がよくあります。
さらに閉店30分前くらいになると、持って帰るのが面倒なのでタダになっている場合も。
そんなフリーマーケットでは、意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。
いつも行くお店も立派な仕入先に
ドラッグストアやスーパーなどのお店もセールのタイミングを狙って仕入れることができれば十分な仕入れ先になります。
たしかに交通費はかかってしまいますが、実物を見て買うことができるので届くまで品質がわからないということはありません。
例えば、人気のある洗剤は物販ビジネスをする人も仕入れることがあります。
中古品の取り扱いには古物商の資格が必要になるので注意が必要です。
家電量販店は商品の多さと価格の振れ幅が魅力
家電量販店は、さまざまな商品がそろっています。家電だけではありません。おもちゃやゲームなどの商品も多数取り扱っています。
また、価格の振れ幅が大きいという特徴もあります。在庫や仕入れの状況によって、価格が変動しやすいのです。安くなったタイミングを逃さずに仕入れれば、大きな利益となります。
ワゴンセールを行っていたら大注目です!シーズンが終わった商品や、旧モデルの商品が大量に安く売られているかもしれません。家電は商品の入れ替わりが激しいので、品質にはまったく問題がないのに、値段が下がりやすいのです。
通常の陳列棚もこまめにチェックしてみてください。色の違う値札や、二重になっている値札は大幅な値下げが行われているかもしれません。
また、ボーナス時期などの特別セールも狙い目でおすすめです。オープンセールや閉店セールもあるので、開店する店舗や閉店する店舗があったら、多少遠くても出向いてみる価値があるかもしれません。
メーカーに直接問い合わせてみる
自分が本当に人に勧めたい商品や売れそうと感じた商品を見つけたら、メーカーや作家に直接問い合わせる方法もあります。先方も忙しいため、まずはメールを送り、返信を待ちましょう。返信がなかったり取引不可の場合もありますが、連絡をいただけることを想定して、仕入れの動機や支払い条件、販売方法などをまとめておきましょう。
大手のメーカーと直接契約に至るのは難しいため、まずは小規模メーカーから探し、実績を作るのも大切です。
メーカー側は大事な商品を販売するのですから、なぜ仕入れたいのかという理由を熱意をこめて伝えるといいでしょう。
ネットショップからの仕入れ
物販ビジネスの仕入先として、一番利用されているのがネットショップです。
AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などの大手ネットショップや、ヤフオク!やメルカリといった個人間の売買で利用する場所も、立派な仕入先となります。
Amazonはブラックフライデー、楽天市場は楽天スーパーセールなどの大幅値引きが行われるセール時期は特に狙い目となります。半額以下になる商品も多いので、あらかじめ狙いをつけておくといいでしょう。
また、一般向けではなく卸価格で業者向けに販売しているサイトを利用するという手段もあります。代表的なものは、国内最大規模を誇るNETSEA(ネッシー)、テレビやネットで話題の商品をメインに扱う卸の達人などがあります。
卸サイトは、企業や業者向けに販売を行うのがメインであり、個人向けに小ロットでの販売がないことも多いです。そのため副業の初期段階にはあまりおすすめではありませんが、慣れてきたら有力な仕入先となりおすすめです。
海外からの仕入れ
今までは国内での仕入れについてご紹介してきました。最後に海外からの仕入れについてご紹介します。
実は一番オススメなのが海外からの仕入れです。理由はライバルが少ないこと。海外から仕入れる場合、輸入になりますので、規制や関税などのハードルがあることも事実。けれども、ライバルが少ない分、よい商品を見つけ、仕入れることができます。輸入元で人気があるのは、中国・欧米です。
英語や中国語ができないからといって諦めるのは早いです。輸入代行業者を使えば、海外からの輸入も比較的ラクにおこなう事ができます。
輸入代行とは、輸入に必要なもろもろの手続きを代行するサービスです。注文・決済、発送手配などが含まれます。
利用者は、輸入代行業者に希望の商品を伝える。それだけで、面倒な手続きを自分がすることなく、商品を輸入することができます。外国語ができない人でも輸入代行業者を使う方法はおすすめです。
中国輸入に関しては、日本語に対応している輸入代行業者も多いため、チャレンジしやすくなっています。
物販ビジネスの仕入れ先の見つけ方は下記の記事でも詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:物販ビジネスの仕入れ先はどう選ぶ⁈国内外の最適な仕入れ先を見つける方法|中国輸入代行、中国仕入れ、中国商品仕入れ、中国タオバオ代行は中国仕入れのさくら代行へ
物販の仕入れは商品の知識がなくてもできるのでおすすめ
今や「せどり」とは商品のカテゴリーに関わらず「安く仕入れて高く売る」ことをいいますが、その名前の由来はこうです。
豊富な知識を基に古本屋で売られている本やDVDの背表紙を見て、それに価値があるかを判断し、購入を決めていたことから「背取り」と言われ始めました。
ところが今や時代は変わり様々な仕入れ方法があるので、豊富な知識がなくとも利益が出る商品を仕入れることができるようになりました。
例えば閉店セールや新古品入れ替えセールのタイミングで仕入れると、自ずから安い商品を手にすることができますよね。
しかし商品の知識は、今も変わらず強い武器になります。
そこで価格相場を頭に叩きこむと共に、仕入れの7つの場面を想定して、それぞれコツを紹介します。
大手のECサイトで仕入れる
Amazonや楽天市場などの大手のショッピングサイトで普段使いの買い物をしているかもしれません。
取り扱いのカテゴリや商品数がたくさんあるため、人気の商品も見つけやすいですね。また、Amazonプライムセールや楽天スーパーセールなどのセールを狙って購入することで他の仕入れ先よりも安く手に入れることができます。
各ECサイトで購入時に付与されるポイントも見逃せません。
2回目の仕入れからはポイントを活用して仕入れができるので、さらにお得に仕入れができるようになります。
デメリットとしては一般の人や同業者も多く利用しているため、商品の取り合いになってしまう可能性があります。
オークションサイトで仕入れる
頭に叩き込んだ相場価格の知識を生かせるのが、オークションでの落札。
相場価格を知るには、有名な種々のショッピングサイトで売れた価格がチェックできる「オークファン」というサイトが便利です。
ちなみにこのオークファンで以下の商品の相場を調べてみました。手数料や送料を考慮しなければいけませんが、これらの価格より安く落札できれば利益が見込めます。
<落札価格の例>
GANTZ全巻セット(コミック) 3,500円
るろうに剣心全巻セット(コミック) 2,500円
参考:オークファン
週末に集中して仕入れる
週末のネットオークション仕入れはライバルが増えるので、実店舗を回ってみるのが賢明です。
量販店やリサイクルショップ、スーパーなどの安売りを事前にチェックしておき、効率的に幾つかの店舗を回って仕入れましょう。
頻繁に閉店セールや、改装セールをやっているところってありますよね。そして決算の時期は決まってセールが行われるので要チェックです。
もしそんな余裕がない時は、少しの時間でも以下のようなサイトで、リサイクル品をチェックしてみるとよいですよ。
参考:ハードオフ
フリーマーケットで仕入れる
専門業者ではなく個人が行っているフリーマーケットは、価格設定が曖昧で安い!
個人が行っているフリーマーケットは、利益よりも家にある不用品の処分が目的であることが多いからです。
行くタイミングは朝一番のオープン時か閉店間際がおすすめ。意外とライバルが多いので良い商品は早く売れてしまいます。
開店後間もない早い時間に行けば、多くの掘り出し物が見つかる可能性が大きいです。
一方終了間際は売れ残るのが嫌で、さらに値引きされるかタダで譲ってくれる場合もあります。値引き交渉がしやすくなるのもこの時間帯です。
以下のサイトには全国のフリーマーケットの情報が載っているので参考にして下さい。
NETSEA(ネッシー)で仕入れる
NETSEAとは出店業者数4,800社以上、商品数は180万種類以上ともいわれる国内ナンバー1の仕入れサイトです!アパレル、雑貨、美容、インテリア、家電など多種多彩な商品が揃っています。
登録は無料で、会員費などもかかりません。せどり・物販を始めるのであれば、まず登録しておきましょう。
参考:NETSEA
TopSeller(トップセラー)で仕入れる
TopSellerはマーケティング関連企業の「株式会社もしも」が運営するドロップシッピング型の商品取り扱いサービスです。取扱商品数は30万点以上もあります!
ドロップシッピングとは店舗が注文を受け、メーカーから直接消費者へ商品が配送される方式を言います。そのため、ショップは在庫を持つリスクがなく、卸業者などを挟まないため運送費が安く仕入れられます。
また、CSV形式の出品に対応しているため、対応サービスとの相性がいいです。
参考:TopSeller
ベクトルパークで仕入れる
ベクトルパークは日本最大級の古着通販サイトです。扱っている商品数は35万点以上、毎日の商品の追加数が2,000点以上にも上ります!
商品数の多さだけが売りではありません。ブランド古着の安さに定評があります。高値が付きやすいブランドものを安く仕入れられるというのは、大きな魅力です。
参考:ベクトルパーク
海外のサイトから仕入れる【eBay】
eBayは海外から仕入れたい人にとってはお馴染みのアメリカのサイト。世界中の人が24時間取引をしているとても活発なサイトで、海外ならではの商品が数多くあります。
日本で人気の北欧の小物や海外製の子供服など、日本では珍しい商品も多くあるので使わない手はありません。選択肢は幅広いのでそれだけでも面白さがあります。
ちなみにデザイン性が高い小物や家電が売れやすい傾向にあるので、ヤフオク!の「売れ筋ランキング」などを参考に、仕入れる商品を決めましょう。
eBayで取引をするには、PayPalを利用するのがオススメです。登録は簡単なステップを踏めば完了できますよ。
参考:eBay
海外のサイトから仕入れる【アリババ】
アリババは中国の業者から直接仕入れることができます。
メーカーや工場直営店が多く、他の海外サイトと比べても、同じ商品を3~7割ほど安く仕入れることができます。
品質に問題がないか、サンプル仕入れで対応や商品の良し悪しをみてからの購入がおすすめです。
参考:アリババ
AliExpressで仕入れる
AliExpress(アリエクスプレス)はアリババグループの系列サービスで、中国では最大手の通販サイトです。
商品がとにかく安く、日本の販売価格の半分や1/3の値段で仕入れることができます!ただし、海外のサイトのため手元に届くまでに2週間以上かかる場合があります。
参考:AliExpress
ネイルサロン系の物販の場合は卸専門サイトから仕入れる
ネイルサロンで使用する専門的な道具を仕入れる場合は、専門の卸サイトの利用が適しており、一般向けのECサイトであるAmazonや楽天などの利用はオススメできません。
一番の理由としては、一般サイトよりも専門の卸サイトの方が格安で仕入れることができるからです。また、専門的な分野の道具なので、一般のECサイトでは売っていないようなプロ仕様の商品が卸サイトなら手に入るということも理由の一つになります。
ネイルサロン系の物販をするつもりの方や、道具を仕入れようとしているサロンのオーナーの方などは必ず美容系の卸専門サイトを利用するようにしましょう。
物販の仕入れには輸入ビジネスがおすすめ
ライバルが少ないため、物販の仕入れ先としておすすめしたいのが海外からの輸入です。人気のある欧米輸入と中国輸入について紹介します。
欧米輸入とは
欧米輸入とは、主にアメリカやヨーロッパから輸入品を仕入れることを指します。欧米輸入には次のような特徴があります。
- 正規のブランド品を購入できる
- 代行業者を介さず日本直送対応してくれることが多い
- 日本では発売されていない商品を購入できる
- 日本と比べて価格差のある商品が多く存在する
高い利益が見込めるのが欧米輸入の魅力のひとつです。
欧米輸入で代表的なサイトはeBayと海外Amazon
欧米輸入をする際に使う代表的なサイトはeBayと海外Amazonです。
eBayは190ヵ国に出品可能な世界最大級のインターネットショッピング・オークションサイトです。日本では知名度が低めかもしれませんが、世界的には知名度の高いサイトです。商品カテゴリーは3,000以上、出品数は18億を超えています。また、セキュリティー的な観点でいうと決済システムのひとつにPayPalが採用されているため、万が一トラブルになっても保証があるため安心です。
海外Amazonは、日本版Amazonの「Amazon.co.jp」ではなく「Amazon.com」になります。利用するには、「Amazon.com」用のアカウントが別に必要になります。日本版Amazonと同様に、膨大な商品が売られていますが、価格差があるものもあるのでより安く仕入れるために利用できます。
物販の仕入れを中国から行う
中国輸入は主にノーブランド品を取り扱います。中国輸入は原価が安いのが魅力ですが、販売価格も高くないため利益額が少額になることがほとんどです。そのため、取扱商品を増やし販売個数を伸ばしていくことで利益を積み上げていきます。
中国輸入で転売するだけでは薄利多売になりがちです。OEMを行ってオリジナル商品を販売すれば、安定的な売上と利益に繋がる可能性があります。
中国輸入で使用するアリババとタオバオについて
中国輸入の仕入先として代表的なのはアリババとタオバオというサイトです。
アリババはAmazonと並ぶ世界有数のBtoBのショッピングサイトであり、タオバオはアリババグループによって設立されたCtoCのショッピングサイトです。
アリババは中国国内向けの卸売りサイトです。小売業者向けに割安で大ロットで発注できたり、工場からの直送もできるというメリットがあります。
タオバオは卸売りサイトではなく、条件を満たせば個人でも出店することが可能な巨大なメルカリのようなサイトです。販売者と直接チャットでやり取りが可能で、距離が近く、交渉次第でかなり安く購入できることもあります。しかし、誰でも出品できてしまうサイトなので、商品の真贋については、自ら見極める必要があり、やや上級者向けの仕入先と言えるでしょう。
海外から商品を仕入れるときの注意点
仕入れ先を海外にも持つことで、商品の幅は格段に広がります。しかし、リスクがあるということも把握しておかなければなりません。
海外から商品を仕入れる際の注意点を紹介します。
海外仕入れならではのトラブル
物販ではなくとも、海外から商品を買うとき不安になる人は多いのではないでしょうか。
・商品の到着が遅い
・注文したものと違う商品が届く
・商品の質が悪い
こうしたリスクは、ビジネス目的で海外から商品を購入する場合でも変わりません。国内の仕入れでも、こうしたトラブルがまったく起きないとは言えませんが、海外ではその可能性が格段に高くなってしまいます。
仕入れる際は、こうしたリスクがあるということも、あらかじめ考慮しておきましょう。
輸入禁止や規制のある商品
ドラッグ、銃、爆発物などが輸入できないのは当然ですが、他にも気を付けなければならない商品はたくさんあります。
代表的な例としては、毛皮や食品、医薬品などです。輸入はできても販売は不可ということもあるので、輸入したい商品に関する法律は、しっかりとチェックしてください。分からない場合は、専門機関に相談するのもよいでしょう。
関税がかかることも忘れずに
関税とは、海外から商品を輸入する際に発生する税金のことです。商品によって関税率が異なります。
どれくらいかかるのかは、必ず把握しておきましょう。関税を考慮せずに輸入してしまうと、思っていた以上の金額がかかり、利益をあげられなくなってしまうかもしれません。
「輸入原価」を把握することは、海外から商品を仕入れる上で必須のポイントです。
物販で「仕入れて売る」成果を手に入れるために!
せどり・物販ビジネスは、仕入れて売るという簡単な作業で完結するので、ライバルが多い商売です。
参入者が多くなるということは、それだけ仕入れが難しくなっていきます。そのため中々売れる商品が見つからないということも。
「仕入れて売る」を継続して行っていけるように、この壁を突破する方法を紹介します。
仕入れる商品のジャンルを絞る
商品知識がないまま多くの店舗を回っても、どれが売れる商品なのか分からず、仕入れが困難に。
なのでまずは商品に関する知識を徹底的に押さえることが、「仕入れの壁」突破の打開策になります。
豊富な商品の知識を得るために、商品のジャンルを絞りましょう。自分の好きなジャンルや気になったジャンルで構いません。
売れる商品なのか?価格相場は?といった基礎知識はもちろん、どんな人が購入するのかまで分かるようになると、効率的にお店を回れるようになります。
時間も財産なので、商品リサーチで無駄な行動パターンを無くしましょう。
売りやすい商品を探す
ジャンルを絞ったら、その中からどんな商品が売れるのかリサーチします。
リサーチの方法は、ジャンルごとに異なるもので画一的な正解はありません。自分が扱う商品と同じジャンルで、成功している人の方法を参考にしましょう。
成功しているのであれば、その人のやり方にはどこかに必ず正しさがある筈です。
ネットや書籍など、さまざまなところに情報があるので探してみてください。
物販は売れ筋商品のリサーチをこまめにするのがおすすめ
CDやゲーム、家電や服、巷で流行りのアイテムなど、物販で高く売れる商品は様々です。共通しているのは、「売れ筋商品は変動する」ということ。
服であれば季節によって服の種類を切り替えるだけなので簡単ですが、流行りのアイテムやゲーム、CDなどは人気の上がり下がりによって売れ行きも変わります。そのため、今売れているからといって大量の在庫を抱えてしまうと、売れ残ってしまう可能性もあるのです。
そこで、物販をする際はこまめに売れ筋商品のリサーチをしましょう。メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトをチェックし、売り切れている商品やそのジャンルを把握しておくのがおすすめです。
少しでも安い仕入れ先を探す
商品が決まったら、続いては仕入先です。とにかく安い仕入れ先を探しましょう。
せどり・物販はライバルが多いので、販売価格を下げるのが困難です。利益を上げるためには、仕入れ値を抑えることがとても大切なのです。
送料にも気を配りましょう。商品本体の値段が安くて送料がかかる商品と、商品本体の値段がやや高いけど送料が無料の商品だと、合計金額は後者の方が安くなるかもしれません。必ず商品価格と送料の合計をチェックしてください。
1円でも安いものを追い求めるという姿勢が、利益に繋がります。
販売ルートを増やす
売れる確率を上げるには、販売ルートを増やすのも効果的な方法です。
フリマアプリやオークション、海外へ輸出するなど、販売ルートは多岐にわたっています。
これらの販売ルートの違いによって、売れる商品・売れない商品が変わるのも確かなのです。
手数料が低めのヤフオク!は初心者にもおすすめで登録の価値アリです。Amazonでは手数料が高く利益がだせないケースでも、オークションなら利益がでるという商品が沢山あります。
参加者が競って価格を吊り上げるという、オークションの販売形態も高く売れる要因です。
ヤフオク!の手数料は落札料金に対してかかり、Yahoo!プレミアム会員なら8.8%(税込)、一般会員なら10%(税込)です。Amazon出品サービスの手数料と比べても安いので初心者にもおすすめ。
Amazonでは「AmazonのFBAサービス」という、商品の保管や発送を請け負ってくれる便利なサービスがあるので、慣れてきたら必要に応じて申し込むと良いでしょう。
それぞれの販売ルートのメリット・デメリットを理解して、少しずつでも販売ルートを増やしていきましょう。
価格設定が少し違うだけでも売れない
初めのうちはちょっと強気な価格設定でも構わないので様子を見てみます。
3ヶ月経っても売れないと、回転率が悪くなることもあり、少し価格を下げてみましょう。
商品にもよりますが、100円違っただけでも売れることが良くあります。そうやって価格設定を調節することで、適正価格が分かるようになります。
特に中古の場合は、商品の状態が様々なので値幅が広く、そこには購入心理が関わってきます。
購入者の心理をイメージしよう
購入者の心理がイメージできるようになるだけでも、商品が売れる要素となります。
DVDを例にとってみると、新品しかイヤという人、中古でも良いという人に分かれます。
中古でも良いという人の中でも、様々な階層に分かれます。
誰かが使ったものはイヤなのでできるだけ新品に近い状態が良いという人。
見ることができればよいので、ケースの状態は多少悪くても、できるだけ安く買いたいという人。
付属のリーフレットも全部ついていないとダメという人。こういった場合は、中古品でも割合高く売れます。
このように購入者の心理が分かるようになると、購入者の年齢や性別まで想像できるようになり、価格のつけ方や販売ルートの決定に反映することができます。
価格設定を見直す
AmazonのFBAサービスの価格設定を例にあげます。
FBAサービスを利用すると個人で出品する場合と比べ、高値で売れることがよくあります。
それは購入者にメリットがあるからです。購入した商品を家族に知られたくない場合、FBAなら受け取り方法や支払い方法など、選択肢が多くあるので買いやすくなります。
売る側もこういったメリットに注目し、FBAを取り入れるケースが増えているので、昔のように差別化することは難しくなったかもしれません。
そこで自分が出品する商品と同じものがFBA出品されていた場合は、付属品の有無や商品の状態を含め価格を確認してください。
そうして自分の商品には、どの価格設定が適切なのか見極める目を養っていきましょう。
これらのような要素を踏まえて、様々な角度から価格設定を見直すことが重要です。
業務の一部を外注化する
利益が増えるにつれ商品の数も増えるため、自分一人では手が回らなくなります。限られた時間を有効に使うには、梱包や発送などの生産性の低い作業から業務を委託して外注化する方法もあります。
負担を減らして生産性の高い業務に時間を使い、事業を拡大し利益を上げていきましょう。
継続することが大切
どのような仕事でも言えることですが、最初から大きな利益に繋がることはほぼありません。物販ビジネスは利益が出るまで時間がかかります。
商品のリサーチや梱包材などの調達、仕入れから発送など、作業に時間がかかりますが、成果が出るまで根気よく続けていきましょう。
継続することで知識や経験が増え、認知度も高まって利益に繋がっていきます。諦めずに継続する姿勢が何よりも大切です。
物販ビジネスを行う上での注意点
物販を行う際には注意すべきポイントがあります。
これらを遵守しないとビジネスが続けられない原因になりますので、1つ1つ確認していきましょう。
販売可能な商品か確認する
ネット上では様々な商品が販売されていますが、中には販売が禁止されているものや販売許可が必要なものもあります。
例えば、商標権や著作権のあるものは法律で禁止されていますし、毛皮や皮革製品などワシントン条約で輸入が禁止されているものもあります。禁止されていなくても輸入規制されているものがあるので注意が必要です。
モールサイトでも出品が禁止されている場合があるので、取り扱う予定のある商品については販売前に十分に確認しておきましょう。
中古品を扱うなら免許が必要
ビジネス目的で中古品を仕入れて販売するには古物営業法により「古物商許可」が必要となります。
「古物商許可」は営業所又は住所の所在地を管轄する警察署(生活安全課)で申請できます。許可されるまでに時間がかかりますので、事前に届出を済ませておきましょう。
確定申告が必要な場合も
副業の所得の合計が年間20万円を超えた場合には、確定申告をしなければなりません。所得とは、売上から必要経費を差し引いた金額ですので注意しましょう。
20万円という基準は所得税に限ったことなので、市区町村に支払う住民税には該当しません。別途住民税の申告をする必要がある可能性もあるので、少しでも収入があった場合は市区町村に問い合わせましょう。
資金がない時はジャンク品を仕入れるのもアリ!
資金が余りないけど仕入れがしたい!そういった場合はジャンク品に目をつけてみましょう。
ジャンク品コーナーによく積み上げられています。
新品だけでなくジャンク品を扱えるようになると、グンと仕入れの幅が広がりますよ。
そこで電気機器を例にとって、仕入れの流れを解説します。
ジャンク商品は動作確認で故障が判明したものと、動作確認を行っていないものに分かれます。
動作確認を行っていないものの中には、故障しておらず正常に動くものも眠っています。
もし動作確認がなされていない商品が見つかったら、価格差と商品の状態をチェックして、仕入れをしてもよい商品なのかを確認してください。
まずは価格差をチェックしよう
仕入れても売ることができるのか、まずは価格差を調べなければいけません。
スマホアプリの「最安値サーチ – 複数のECサイトをまとめて検索」にバーコードを読み込ませると、新品や中古の相場価格を知ることができます。
試しに「任天堂Wiiリモコン シロ ジャケット付き 純正コントローラー」を最安値サーチ – 複数のECサイトをまとめて検索でバーコードを読み取るか、JANコードを入力すると、中古品で1860円とでてきました。
商品名や型番が間違っていないことも、同時に確認してください。
今回の場合1860円より仕入れ価格が安ければ、利益が見込めますね。
価格差を調べた上で、本当に売れる商品か確認してください。
売れ行きを調べるためには「Falcon」というツールがあります。
FalconではAmazonの最安値価格やランキング、価格推移を見ることができます。
動きがなければ一直線のグラフですが、盛んに取引が行われているほど波が多くなります。
波が多く、売れている商品かを確認しましょう。
最後に商品の状態を調べる
価格差があり売れている商品だと分かったら、商品の状態をよくチェックしましょう。
お店で動作確認ができる場合は正常に動くか確認し、外観の綺麗さや内部の状態も調べます。
電池を使う製品の場合、蓋を開けサビや液漏れがないかの確認もして下さい。
このようなサビだらけの状態は、メンテナンスが必要になるかもしれないので止めておきましょう。
以下のようにきれいな状態だったら仕入れてみてもよいでしょう。
物販の「仕入れて売る」で儲ける方法・おすすめ仕入先まとめ
せどり・物販ビジネスは地道な努力が必要ですが、正しい方法で行うと確実に稼ぐことができておすすめです。
初めから仕入れることができなくても、失敗の経験で色んなことを学び成長していくものです。
その内に売れる商品や売れない商品が分かるようになり、仕入れも順調にできるようになっていきます。
しかし以前は儲かった方法が今は通用しないということはよくあります。そんな時に備えるためにも経験値を増やしていきましょう。