ヤフオクで商品を落札したのに何日経っても商品が届かないと不安になってしまいますよね。
この記事では「ヤフオクで購入した商品の発送が遅い」「購入者から受け取り連絡がもらえない・遅い」といった購入者と出品者のそれぞれが遭遇しがちなトラブルの対策を紹介します。
ヤフオクで商品が発送されてから自宅に届くまで
ヤフオクで落札した商品が発送されてから自宅に届くまでにかかる日数の違いは、出品者の都合や配達方法の違いによって生じます。
商品ページで発送までの日数を確認する
発送までに要する日数は商品ページに記載されているので、入札前に確認しておくようにしましょう。
配達方法によっても違ってくる
出品者が商品を発送してから購入者の手元に届くまでの日数は、商品の配達方法によっても異なります。
定形郵便・定形外郵便・クリックポスト
定形郵便・定形外郵便・クリックポストは、発送してから商品が到着するまでに1〜2日、遅い場合は3日ほどがかかります。しかし宅配便よりも送料が安く済むので、急がない場合は上記の方法のいずれかで発送すると良いでしょう。
追跡可能なレターパック
レターパックライト・レターパックプラスも、定形郵便等と同様の日数がかかります。もっとも、レターパックは追跡番号を発行してもらえるので、出品者だけでなく購入者も商品がどこにあるかを簡単に確認できます。これは大きなメリットです。
最短で翌日に届くクロネコヤマト・佐川急便
クロネコヤマト・佐川急便は、通常、翌日又は翌々日に荷物が届きます。大手の運送業者だけあって、大きな荷物も安心して届けられます。ただ、配達日時を指定している場合は、到着が遅くなることもあります。
ヤマト運輸(おてがる配送)
ヤマト運輸(おてがる配送)は、ヤマト運輸とヤフオクが連携し提供している配送サービスです。通常の宅急便と同じく翌日または翌々日に荷物が届きます。ただ通常の宅急便と比べて、全国一律料金で配送料も安くなっています。また匿名配送も可能ですので利用者にとってはメリットが大きいです。
ゆうパック・ゆうパケット・ゆうパケットポスト(おてがる配送)
ゆうパック・ゆうパケット・ゆうパケットポスト(おてがる配送)はヤフオク限定の日本郵便が提供する配送サービスです。通常、発送から1-3日で荷物が届きます。ヤマト運輸(おてがる配送)と同じく、全国一律料金で配送料が安くなり匿名配送が可能です。
商品の発送が遅い時の対処法
ヤフオクで商品を落札しお金を支払ったにも関わらず、商品が届かない時や遅い時の対処法を解説します。
発送が遅れる原因
ヤフオクは個人出品者も多いので、家庭や仕事の事情で商品の発送が遅れることはよくあります。予定よりも発送が遅れる場合、多くの出品者は落札者にきちんとお詫びの連絡をしますが、中には何の連絡もしない人もいます。
商品ページの発送日数を確認する
まずは、出品者の商品ページから発送に要する日数を確認しましょう。そこに「発送までに7日かかる」と記載されているにもかかわらず、7日経つ前にクレームを送ってしまうと、あなたに対する評価が下がることは間違いないでしょう。
出品者にメッセージを送る
出品者が記載している発送予定日時を徒過している場合は、出品者に商品の到着が遅れている旨のメッセージを送ってみましょう。ただし、何か事情があるかもしれないので、最初からクレームめいた内容にならないよう注意しましょう。
出品者に送るメッセージ
具体的には「早く発送してください」といきなり送るのではなく、「何日ごろに発送を予定されているのか教えていただけませんか」などと記載するのが良いでしょう。そうすれば「お待たせして申し訳ございません。〇日中に発送いたします。」といった返信がもらえるはずです。また、何かトラブルがあって発送が遅れている場合は、その旨を知らせてくれるでしょう。
返答があれば待つのみ
商品の発送を催促するメッセージを送って出品者から何らかの返答をもらったら、あとは待つのみです。
出品者から返答がない場合の対処法
残念なことではありますが、メッセージを送ったにもかかわらず商品をなかなか発送してくれない出品者もいます。
ここからは、どうしても商品を発送してもらえない場合の対処法を紹介します。
返金申請を行う
商品代金を支払ってから8~12日の間は、取引ナビから返金申請ができます。
返金申請が受領された場合は「返金申請を受け付けました」と表示されるようになります。
なお、返金申請は一度行ったら取り下げができません。もしも返金申請をした後に商品が届いた場合は、出品者と直接話し合いを行いましょう。
ヤフオクで返金申請後に商品が届いた場合の対処方法
返金申請は取り消しすることができません。すでに返金されてしまった場合は、商品を返送するか再度支払うかを取引メッセージで取引相手と相談する必要があります。トラブル防止のため、返送する際の送料負担についても、取引相手と事前に相談しておきましょう。
かんたん決済は1つの取引で1回だけ使用できる決済方法になります。そのため再度支払う場合は、かんたん決済以外の支払方法(銀行振込、現金書留など)になります。支払い方法について、取引相手とよく相談して適切な方法で支払いましょう。
返金申請の結果、返金にならなかった場合。受け取った商品に問題がなければ、受け取り連絡と任意の評価をつけて取引終了して大丈夫です。
12日経過後は返金申請ができない
商品代金を支払ってから12日経過後は、返金申請ができなくなります。すでに出品者へ入金処理が行われているからです。
内容証明郵便を送る
取引ナビでメッセージを送っても返答がもらえない場合は、商品の発送を依頼する旨の「内容証明郵便」を出しましょう。「内容証明郵便」なら取引相手に督促したことの証拠になるので、法的措置をとった場合に利用できます。
発送連絡が遅れてしまった時の対処法(出品者の場合)
出品者の立場で発送連絡が遅れてしまった場合の対処法を解説します。基本的に購入者とのやり取りは「取引ナビ」で行うことになります。
発送連絡をする
出品者は、商品を発送したら取引ナビから発送連絡を行う必要があります。
発送連絡すると自動的に「発送されました」というメッセージが購入者に届きます。
取引ナビで伝える
発送連絡が遅れてしまった場合は、取引ナビを使って一言謝罪した上で追跡番号を通知して下さい。
このような事態に備えるという意味で、商品を発送する際はできる限り追跡番号が発行される発送方法を利用しましょう。
追跡できない配達方法
定形郵便や定形外郵便は、送料が安くなるというメリットはありますが追跡ができません。行方不明になってしまうリスクもあるので、高価な商品は定形郵便や定形外郵便では送らないようにしましょう。
受け取り連絡をお願いする
商品を発送したにもかかわらず購入者から「受け取り連絡」がこない時は、その旨を取引ナビから通知して下さい。購入者がうっかりしていて「受け取り連絡」をし忘れているだけという場合はよくあります。そのため、相手に送るメッセージは怒気を含んだ文面にならないよう注意しましょう。
予めメッセージを送る
購入者に受け取り連絡をスムーズに行ってもらえるように、商品を発送した後は「商品到着後はお手数ですが受け取り連絡をお願いいたします。」といったメッセージを送っておきましょう。
ヤフオクで発送や受取連絡が遅い場合でも丁寧な対応を
ヤフオクは手軽に個人同士で取引が行えるオークションサイトです。
中には悪質な利用者もいますが、発送連絡や受け取り連絡が遅いのはほとんどの場合「うっかり」が原因です。
出品者・購入者どちらの立場であっても、焦らず怒らず丁寧な対応を心がけましょう。