2024年からヤフオク出品を始める人向けに、最新のヤフオク事情や出品のコツを紹介します。
ヤフオクの取引の流れ
まず最初に基本的なヤフオク取引手順について解説します。
出品から落札後までの取引の流れ
ヤフオクへの出品手順は以下の通りです。
- ヤフオクTOPページで「出品」をクリック
- 商品写真の撮影・アップロード
- タイトル・カテゴリ・商品情報の入力
- 価格・配送方法・終了日時の設定
- 「確認する」をクリック
- 次の画面で「出品する」をクリック
落札後の流れは以下の通りです。
- 落札者から連絡が来る
- 落札者へ支払い請求メッセージを送る
- ヤフオクから入金完了が来る
- 商品を梱包して発送。落札者へ発送報告を送る
- 商品到着後、お互いを評価する
以下、支払い請求メッセージのテンプレートです。ご活用ください。
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この度はご落札頂きありがとうございます。
出品者の◯◯です。
丁寧に梱包して迅速に発送させて頂きますので、先に入金をお願い致します。
決済方法:Yahooかんたん決済
商品代金:
送料:
合計:
入金が確認次第、発送させて頂きます。
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以下、発送報告メッセージテンプレートです。ご活用ください。
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入金ありがとうございました。
出品者の◯◯です。
本日商品を発送致しました。到着までもうしばらくお待ち下さい。
到着日時:
追跡番号:
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出品作業を効率化する無料ツール
ヤフオクの出品作業は結構手間がかかります。そのため、作業を効率化する無料ツールを積極的に利用しましょう。
おすすめは「オークタウン」です。
オークタウンはクラウド型の無料サービスです。一括出品・予約出品などの機能が使えます。ただし、再出品作業に関しては「AppTool」の方がおすすめです。
AppToolもクラウド型の無料サービスです。わずか3クリックで一括再出品できるなど、操作性に優れています。
現在は無料会員でもオークション出品が可能
少し前までは、ヤフオクの無料会員は、フリマ出品のみ可能でオークション出品はできませんでした。
しかし、2018年11月以降、無料会員でもオークション出品ができるようになりました。
無料会員とプレミアム会員の違い
現在のヤフオクでは、Yahoo!IDさえあれば無料会員でも出品できます。しかし、プレミアム会員と比べると利用できるサービスに制限があります。
そこで、無料会員とプレミアム会員の違いを解説します。
無料会員は制限がある
まず、無料会員とプレミアム会員で使える機能の違いについて説明します。
以下の機能は、無料会員でも利用できます。
- 最大7日+11時間のオークション期間
- 画像登録機能(最大10枚)
- 即決価格の設定
- 匿名配送
しかし、以下の機能はプレミアム会員にならないと利用できません。
- 複数出品(評価11以上の場合は9個まで出品可)
- 特定カテゴリ商品(車両)の出品
- 出品ページの下書き保存(最大10件)
- 出品中の有料オプション設定
- 自動再出品(最大3回まで)
- 配送方法の複数選択
大量出品する場合は、無料会員だと不便です。
落札数が多い場合はプレミアム会員の方がお得
また、無料会員とプレミアム会員ではヤフオクの利用料が違います。
ヤフオクでは落札されると落札システム利用料が徴収されますが、金額は以下のように設定されています。
- 無料会員:落札額の10%
- プレミアム会員:落札額の8.8%
加えて、プレミアム会員は税込508円の月額利用料も徴収されますが、1ヶ月の落札数の合計額が約43,000円以上になる場合は、プレミアム会員の方がお得です。
参考:LYPプレミアム
ヤフオクの3大メリット
今はヤフオクの他にも、モバオク・eBay・メルカリ・ラクマなど、個人取引ができるサービスがたくさんあります。その中でも特にヤフオクが優れている点を3つ紹介します。
利用者数が多い
まず1つ目は、利用者数が多いことです。
ヤフオクは1700万人以上が利用している日本最大級のオークションサイトです。集客力は他サービスと比べ物になりません。
複数入札が可能
2つ目は、複数入札が可能なことです。
ヤフオクでは同じ商品に何度でも入札できるため、価格が高騰しやすいです。そのため、メルカリなどのフリマアプリより高く売れる傾向があります。
商品ジャンル・需要が幅広い
3つ目は、商品ジャンルが幅広いことです。ヤフオクの商品カテゴリは現在40,000以上もあります。メルカリなどでは扱えない金券類も出品可能です。
また、ヤフオクではカテゴリによってはジャンク品にも値がつきます。例えば、故障したカセットデッキが約50,000円で落札されることもあります。
ジャンク品は修理技術を持っている人や、部品だけを求めている人に需要があります。特にカメラ類は、ジャンク品や部品単位で出品しても高額落札されやすい商品です。
他にも、一見ゴミと思えるような物にも需要があります。
ヤフオクの2大デメリット
続いて、ヤフオクの2大デメリットを紹介します。
質の悪い利用者も多い
まず1つ目は、質の悪い利用者が一定数いることです。
- ヤフオクの規定外の方法での取引を要求してくる
- 理不尽なクレームを言ってくる
- 落札後に取引条件の変更を要求してくる
など、マナーの悪い利用者も多く見受けられます。そのため、取引前に相手の「総合評価」を必ず確認するようにしましょう。
落札者至上主義
2つ目は、落札者至上主義であることです。
ヤフオクでは、落札者を守るシステムや規約は頻繁にアップデートされていますが、出品者を守る仕組み作りはあまり進んでいません。そのため、出品者はトラブルに遭わないように自衛する必要があります。
- 入札者評価制限
- 入札者認証制限
などの機能を積極的に利用してトラブルを未然に防ぎましょう。
ヤフオクに出品する商品選定
続いて、ヤフオクに出品する商品の選び方について解説します。
最初は不用品から始める
出品を始めたばかりの頃は、身の回りの不用品から出品しましょう。
- 要らない服
- 昔のゲーム
- 使わない家電
- ノベルティ
など、いろいろなジャンルの商品を出品してヤフオクでの取引に慣れていきましょう。
高額落札されやすい商品例
ヤフオクに慣れてきたら、高く売れる商品を仕入れて出品しましょう。ヤフオクで特に高額落札されやすい商品を以下に示します。
- 非売品
- 限定品
- 当選品
- 生産中止された物
- カメラ
- 人気ブランドの洋服
落札されにくい商品例
ただし、以下の商品はヤフオクではあまり売れません。ご注意ください。
- ノーブランドの洋服
- マニアック過ぎる物
- 有名人のサイン
有名人のサインは一時期高く売れていましたが、偽物が多く出回ったため、今はあまり売れていません。
ヤフオクで賢く稼ぐコツ
最後にヤフオクで賢く稼ぐコツを3つ紹介します。
終了日時は休日の夜
まず1つ目は、オークションの終了日時を休日の夜に設定することです。
休日の夜20~24時は一番ヤフオク利用者が多くなる時間帯です。この時間帯にオークションが終わるように設定しておくと、入札数が増えて価格も上がりやすくなります。
一般的には土日、特に日曜日の夜は入札数が増えます。大型連休中は、連休最終日の夜が一番高額落札されやすくなっています。
過去の落札相場から価格を決める
2つ目は、相場を元に価格を設定することです。
ヤフオクには一般市場とは違う独自の相場があります。ヤフオクの相場はオークファンで確認できます。
オークファンでは過去の落札商品・落札価格・入札状況などを確認できます。
相場を把握したら、開始価格は相場の半分程度に設定するのがおすすめです。これなら入札もされやすいですし、安く買い叩かれる心配もありません。即決価格を設定する場合は、相場の1~2割増くらいに設定しましょう。
1円出品を上手に活用する
3つ目は、1円出品を上手に活用することです。
1円出品とは、文字通り、開始価格を1円にして出品する手法です。価格を極端に下げることで、より多くの入札を集めることができます。需要の高い商品だと、最終的に相場を大きく上回る価格で落札されることもあります。
しかし、オークション期間を十分に確保できなかったり商品の需要が少ない場合は、安く買い叩かれる可能性もあるので、1円出品は諸刃の剣と言えるでしょう。
2024年もヤフオクは稼げる市場
2018年11月12日に無料会員でもオークション出品できるようになったことで、ヤフオク利用のハードルはぐっと下がりました。今後も新規参入者がどんどん増えるでしょう。
しかし、今回紹介したコツを抑えて出品すれば十分に稼げます。ぜひ実践してみてください。