メルカリでは、時折「評価0」のユーザーが出品しているケースが見受けられます。そんなユーザーが出品している商品を買っても大丈夫なのかと疑問に感じる方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ、誰もが最初は必ず評価0からのスタートです。ということは100%怪しいとも言い切れないでしょう。
そこで今回は、メルカリ出品で「評価0」の意味や考えられる詐欺手口、詐欺に遭わないための怪しい出品者の見分け方、さらに評価0からでも売れるためのコツについても解説します。
「評価0」とはどんな出品者?
「評価0」とはどんな出品者なのでしょうか。もし怪しいのであれば、そのような人物からは購入しない方が無難でしょう。そこで、まずは評価0のユーザーにはどのような可能性があるのか解説いたします。
メルカリを始めたばかりの初心者
メルカリを始めるときは、誰もが「評価0」です。メルカリでは、取引が終了するにあたって購入者と出品者がお互いに評価し合うシステムがあります。評価結果は、全ユーザーに常時公開され、今後、他のユーザーが取引をする際の参考データになります。
評価は「良かった」「残念だった」の2通りです。その理由については、自由にコメントに書き込むことができます。これも他のユーザーがいつでも閲覧可能です。
つまり「評価0」とは、まだ1回も売ったこともなければ、買ったこともない状態の初心者であると推測できます。そのため、もし「評価0」の出品者がいたとしても、別に怪しいと決めつける必要はありません。
その出品者の出品状況や出品履歴を見ると、まだわずかしか掲載されていないことがあります。そのような場合は、初心者の可能性が高いと判断しても差し支えないでしょう。
詐欺の可能性もある
ただし、「評価0」のユーザーが詐欺の可能性も十分考えられます。というのも詐欺師は、アカウントを頻繁に変更し、その足跡がわからないようにしながら悪事を働くケースがあるからです。
この後に、詐欺の手口について詳しく解説しますが、ことによってはたった1回の取引しか行わず、評価を受けることもなく、「0」のまま姿をくらませてしまうことがあります。
「評価0」の出品者の詐欺手口
この項目では、「評価0」の出品者がおこなう傾向のある詐欺行為の手口について詳しく解説いたします。
コピー品を出品
ブランド品をはじめとする高級品のコピー品を、購入者に売りつけて逃げるパターンがあります。その種類は、バッグ、靴、スニーカー、サングラス、洋服、腕時計、フィギュア、スマホなど実にさまざまです。
詐欺師は、騙すことに手慣れているため、タイトルの文言や商品説明が非常に巧みで、いかにも本物で今買わないと損と思わせる巧妙な手口を使ってきます。
ユーザーの多くは、欲しい商品を検索して見つけます。よって例えば、「シャネル バッグ 新品」といったありがちなキーワードで検索した場合に、上位でヒットするように使用頻度の高いキーワードやタグを周到に埋め込んでいるのです。
何も知らないユーザーは見事にその商品に誘導され、欲しいがあまりに後先考えずに手を出してしまうということが起こり得ます。
大量出品
同じ商品や類似品ばかりを大量に出品している場合も要注意です。なぜなら悪質な転売ヤーの可能性があるためです。
メルカリでは、転売を禁止してはいないものの、注意するように警鐘を鳴らしています。転売は、価格を不当に釣り上げたり、本物に酷似した偽物であったり、逆に非常に品質が悪かったりと購入者に損失を与える可能性が否定できないからです。
これらの行為を禁止していることもあり、そのルールを平気で破る恐れがある転売ヤーには、事務局も相当注意を払ってパトロールしているようです。
そして、転売(商品を仕入れて売る)をするなら正々堂々と行えるように2021年7月に「メルカリShops」というサービスを別に立ち上げました。こちらは、法人や個人事業主がビジネス目的で利用するプラットフォームになります。
フリーマーケットの要領で不要品を売りたい個人と、それを買いたい個人をマッチングさせることを目的とした「メルカリ」とを、しっかりと棲み分けしているのです。
発送通知詐欺
「発送通知詐欺」とは、商品を購入者に向けて送っていないにもかかわらず、発送通知だけ送って、発送したことを装う詐欺です。
商品が届かないのであれば、騙されることはないと思う方も多いかもしれません。しかしそうではないのです。ルールでは、出品者が発送通知を送ってから9日後の13時以降に、事務局によって自動的に取引が終了されることになっています。
つまり、もし購入者が受取評価をしなくても、この自動による取引の終了によって出品者に商品代金が支払われる仕組みになっているのです。
このルールによって、出品者が代金を踏み倒されるのを防止しているのですが、逆にこのシステムによって購入者が騙される可能性があるのです。
このような事態を回避するには、発送通知が届いてから5日ほど経ったら、必ず一度出品者に取引メッセージで問い合わせるようにしましょう。すると、やり取りが継続しているとみなされて取引が自動終了されないため安心です。それでも返答がなければ早めに事務局に相談するようにしてください。
取引が停止された後では、何をどう訴えても事務局が対応してくれることはほぼありません。事務局が動けるのは、あくまで取引が終了する前までなので注意が必要です。
受取評価の強要
商品が届き、購入者が中身を確認して問題がなければ受取評価を行います。ところが、詐欺行為を働くアカウントは、商品が届く前に「受取評価をして欲しい」と依頼してくるケースがあるのです。
この時点では、絶対に受取評価をしてはいけません。もし受取評価をしてしまうと代金が事務局から相手に支払われてしまいます。
画像とは違う商品が送られてきたり、故障や破損、傷がある商品を故意に送りつけてきたりして、代金を受け取ったらそのまま連絡がつかなくなることも多いため、注意してください。
画像と異なる商品が送られてくる
自分が画像を見て想像していたものとは異なる商品が送られてくることがあります。メッセージで問い合わせても、画像の商品を送ったと言い張るパターンです。
この場合、商品画像が巧妙に捏造されており、本物か偽物か判別できにくい微妙な写りになっていることが多いのです。そのため、本物と言い切られると、嘘とはなかなか証明できません。実際は偽物が送られてきても、そのまま泣き寝入りせざるを得ないことがあるのです。
出品者が騙されることもある
最後に例外として、「評価0」のユーザーが購入者の立場で詐欺を働く手口についてご紹介しましょう。それは、「商品すり替え詐欺」です。
高級品を購入しておいて、送られてきたら返品を求めます。そして返送されてくるのが、本物と同じもののコピー品にすり替えられているというパターンです。
自分が送った商品とは違うと主張しても、それを証明できる画像などがなければすり替えを立証することは困難でしょう。そして、そのまま自分の商品は騙し取られてしまって泣き寝入りすることになるのです。
評価に「残念だった」が多いユーザーも要注意
「評価0」のユーザーも警戒しなければなりませんが、「残念だった」という評価が多いユーザーも大いに注意しなければなりません。
1回や2回ならまだしも、それ以上何度も「残念だった」と思われるには、必ずそれなりの理由があるためです。この項目では、「残念だった」が多いユーザーが、どのような特徴を持っているのか解説いたします。
対応が遅い
メルカリでは、「対応が早い=善」という考え方が主流です。そのため、何かと対応が遅い出品者は、多くのユーザーから敬遠されがちになります。以下のような特徴のあるユーザーには注意が必要です。
- コメントへの返信が遅い
- 値下げ交渉後になかなか商品ページを変更しない
- 発送が遅い
- 評価が遅い
商品の質が悪い
送られてきた商品が思ったよりも悪品だったり、説明とは違う点が多かったりすると購入者からの評価が下がります。
せっかく意中の商品を入手できたのに、送られてきたら想像とまったく違ったとなれば、そのショックは大きいでしょう。
まさに「残念」以外の何ものでもないありません。このようなことを平気でしてしまう出品者は、かなり悪質と言えます。
評価が良い出品者の特徴と怪しい出品者の見分け方
この項目では、評価が良い出品者の特徴を解説するとともに、警戒した方が良い怪しい出品者の見分け方についてもご紹介いたします。
評価が良い出品者の特徴
評判が良い出品者に共通しているのは、以下の3点です。
- 正直
- 丁寧
- 感じがいい
商品のあるがままを画像に掲載し、傷や汚れ、シワなど不都合な点は、画像とともにきっちりと説明してくれています。つまり、誠実で正直ということです。
また、商品説明やプロフィールも丁寧に作られています。フリマアプリでは対面で話すことができないので、これらの内容が充実していると、買い手としては大変安心できます。
加えて、コメントを送ると迅速に感じ良く答えてくれるのも共通の特徴です。取引前や取引後の挨拶、こちらの心配を汲み取った気の利いた情報提供など、購入者を思いやる優しさや感謝が随所に感じられます。
そのような出品者から購入したユーザーは、一様に良い気分で取引を終えています。それは、出品者に寄せられた過去のコメントを見れば一目瞭然でしょう。
商品が安すぎる
ここからは、警戒すべき怪しい出品者の見分け方について解説していきます。
メルカリは、価格が安い点が大変魅力的です。他で高いと思ったら、とりあえずメルカリで探してみようと考えるユーザーは少なくありません。
しかし、あまりに安すぎるのも考えものです。相場よりも格安だと嬉しくなってしまいますが、偽物や盗品である可能性があるので注意が必要です。そういう場合は、なぜそんなに安いのかをコメントで質問してみるのもよいでしょう。
その返答が、納得のいく内容で、かつ言葉も丁寧であればよいかもしれません。しかし返答が遅かったり、言い分がおかしいと感じたり、言葉づかいが雑な場合は、敬遠する方がよいでしょう。
独自ルールを強要してくる
出品者の中には「ノークレーム」「ノーリターン」を信条としているユーザーもいます。これは、クレームも返品も受け付けないという意味です。
しかしこの考え方は、メルカリの規約に反します。出品者には、誠実に購入者に向き合う義務があるのです。
そのため、「ノークレーム」「ノーリターン」という文言が商品説明やプロフィールに含まれていたら、取引は控えた方がよいでしょう。
評価が0でも商品が売れるようになるコツ
この項目では、まだ初心者で評価が0でも商品が売れるようになるポイントをご紹介いたします。
自分が購入者になる
自分が購入者となって、出品者を評価することで、出品者からも評価をしてもらえます。
そうして評価の件数が増え、ポジティブなコメントをもらえるようになると、だんだん信用度が増してくるので、やがて自身の商品にも他のユーザーから興味を持たれるようになるでしょう。
好印象を抱かれると、商品を買った相手にこちらの商品を買ってもらえることもあり得ます。
商品説明・画像・プロフィールをきっちり記載する
商品を購入してもらうには、それなりのお膳立てが必要です。結婚前のお見合いを想像するとよいかもしれません。
素敵な写真を用意して、どのような商品かを丁寧にわかりやすく説明します。そして売り手である自分が、どのような生活をしていて、なぜメルカリを始めたのか、どんな商品を売っていきたいのかといったことを正直に明るく感じよく記載するのです。
これらを意識するだけで、ユーザーの印象は格段に違ってくるでしょう。すると安心感や共感、親しみによってハードルが下がり、アプローチしてくれる人たちが増えてくるはずです。
値下げ交渉は無視しない
コメントで値下げ交渉を持ちかけられることも珍しくないでしょう。これは、メルカリの文化の一つで、そもそもフリーマーケットでは、買い手が値切って商品を買うというシーンがよく見られます。
もちろん、値下げできないケースもあるかもしれませんが、安ければ嬉しいというのは世の多くの人たちに共通したことです。それを受け入れてくれるとなれば、やはりたくさんの関心を集めることができるでしょう。
無理なら無理とはっきり伝えて構いません。しかし、その理由やいくらまでなら妥協できるかを説明して交流することが大切なのです。値切られることを想定してあえて高めの値段で出品する方法もありますので、参考にしてください。
メルカリ便を使う
配送手段として、匿名配送ができるメルカリ便を使うのもおすすめです。メルカリ便には、以下の二種類のサービスがあります。
- ゆうゆうメルカリ便:メルカリと日本郵便が提供しているサービス
- らくらくメルカリ便:メルカリとヤマト運輸が提供しているサービス
匿名配送は、購入者も出品者も名前や住所を相手に知られずに取引できるので、非常に安心です。メルカリ便が使えないとなると不安で購入を控えてしまうユーザーが大変多いので、ここはしっかりと押さえておいてください。
なお、メルカリ便は全国一律価格で追跡ができ、宛名書きが不要のため、出品者にとっても匿名配送に加えて大きなメリットがあるでしょう。
まとめ
メルカリでは、ユーザーの評価が大きくものを言います。よって「評価0」の場合は、警戒する必要があるでしょう。ただし、初心者で取引経験がないケースも少なくないので、すべてを疑う必要はありません。記事内で紹介したポイントを参考にし、信用してよいかを見分けるようにしてください。
また、誰もが最初は「評価0」から始まるため、コツをおさえて出品すれば買ってもらえるときが来るはずです。ぜひ、自分なりに工夫を重ねながらメルカリ出品を楽しんでください。
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