Yahoo!オークション(旧ヤフオク)初心者必見！高額落札される出品のコツ

2024年6月7日

不用品があるならYahoo!オークション(旧ヤフオク)に出品することをおすすめします。Yahoo!オークション(旧ヤフオク)は常時6000万点以上の商品が出品されている日本最大級のオークションサイトです。

しかし、出品するだけで売れるというわけではありません。Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で落札されるにはコツがあります。高額落札されるには、さらにコツがいります。

そこで今回は、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)初心者向けに、高額落札されやすい商品の選び方から出品の仕方まで徹底解説します。

商品選びのコツ

まず最初に商品選びのコツを解説します。どれほど売り方が良くても、商品に需要がなければ高額落札されません。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすいもの

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい商品を以下に示します。

限定品
非売品
製造中止になった製品
コレクターフィギュア
初版の本
人気ブランド商品
全国百貨店共通商品券
家電、カメラ

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で落札されにくい商品

次に、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で落札されにくい商品を以下に示します。

ノーブランド商品
有名人のサイン
マニアックなもの

ノーブランドの洋服などは、メルカリなどのフリマサイトに出品した方が高値で売れる傾向があります。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい出品タイミング

続いて、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい出品のタイミングについて解説します。

出品時期

まず出品時期ですが、これは商品によって違います。プレゼント用の商品であれば、クリスマスや正月の前に出品すると入札が集まります。シーズン物に関しては、シーズン前かシーズン初期に出品すると高額落札されやすいです。

ただし、家電に関してはシーズンを少しずらした方が良いケースもあります。例えば、除湿機は梅雨の時期に需要が高まりますが、梅雨は家電量販店に安い除湿機がたくさん並ぶため、あまりYahoo!オークション(旧ヤフオク)では売れません。

しかし、冬になると除湿機があまり店頭に並ばないため、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)に出品すると高く売れる傾向があります。

自由研究に使えるような商品は、夏休みに入ってから出品すると入札されやすいです。

出品期間

次に出品期間について解説します。

出品期間（終了日の設定）は、オークション出品でもフリマ出品でも13時間～7日後を1時間単位で設定できます。

オークションへの出品期間は基本的に7日間確保することが理想です。なぜなら、出品期間が長ければ長いほど入札数が多くなり、落札額が高くなりやすいからです。最低でも5日間は確保しましょう。

オークション終了日時

オークションの終了日時は、休日の夜8～11時の間にしましょう。この時間帯が最もYahoo!オークション(旧ヤフオク)の利用者数が多く、入札されやすくなるからです。一般的には日曜の夜が一番多いです。ただし、連休の場合はその最終日の夜が最も入札されやすくなります。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)での価格設定のコツ

続いて、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)での価格設定のコツを紹介します。価格設定を間違えると全く入札されなくなるため、注意してください。

価格設定前に落札相場を確認する

価格設定でいちばん大切なことは、過去の落札相場を確認してから価格を決めることです。Yahoo!オークション(旧ヤフオク)では、過去180日に落札された商品の落札価格を調べる機能があり、「最安落札額」「落札最高額」「落札価格の平均」の３つを調べることができます。

さらに以下のサイトでもYahoo!オークション(旧ヤフオク)の落札相場を確認することができます。

オークファンは無料でも過去6ヶ月間の落札相場を調べることができますが、998円（税込）の月額費を払ってプレミアム会員になると過去10年分のデータから落札相場を算出できます。

また、「期間おまとめ検索」機能を使うことで、年単位の落札相場を一覧で確認することも可能です。

期間おまとめ検索機能に関しては、無料会員は月3回までしか利用できません。しかし、上の図にあるようにプレミアム会員になると月1000回まで利用できるようになります。さらに本業として利用したい人向けのプロPlusというプランでは無制限で使用が可能になりますが、プレミアムは初月無料で1000回まで利用できるのでそれでも十分だと思います。

オークションのスタート価格は落札相場の半額に設定することをおすすめします。半額なら十分安いため入札もされやすいですし、安く買い叩かれる心配も少ないです。

参考：落札相場を知りたい人はオークファンを今すぐチェック

1円スタートのメリット

ただし、需要が極端に高い商品や、今まさに流行っている人気商品の場合は、開始価格が1円の「1円出品」をしても良いです。

1円出品のメリットを以下に示します。

ウォッチリストに登録してもらいやすい
入札されやすい
入札合戦が起きて価格が高騰しやすい

ただし、1円出品する場合はオークションの開催期間を7日間確保する必要があります。開催期間が短いと思うように落札価格が上がりません。

1円スタートのデメリット

ただし、1円出品にも以下のようなデメリットはあります。

商品の需要がない場合、ほとんど入札されず、本当に1円で落札される危険がある
1円で落札された場合、各種手数料との関係で赤字になるリスクがある

即決価格を設定するメリット

また、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)には即決価格というオプション価格設定があります。これはオークション出品限定の設定項目です。即決価格を設定すると、オークション期間中でも即決で落札が可能になります。

即決価格のメリットを以下に示します。

早く商品が売れる可能性がある
安く落札されることを防ぐことができる
今すぐ欲しい人に落札されやすい
Yahoo!オークション(旧ヤフオク)くじやクーポン目的で落札されることがある

即決落札されやすい商品は、頻繁に出品されている需要の高い商品です。

即決価格を設定するデメリット

しかし、即決価格を設定すると以下のようなデメリットも生じてしまいます。

いたずら入札される危険がある
即決入札は削除できない
値下げ交渉されることがある
オークション価格は即決価格を超えられないため、価格の高騰を抑えてしまう危険もある

通常のオークション形式で出品した場合であれば、評価の低い利用者にいたずら入札されてもその入札を削除できます。しかし、即決価格で入札された場合は入札した時点で落札となるため、入札を削除できません。そのため、いたずら入札されると面倒なことになります。

また、オークション価格は即決価格以上にはならないため、即決価格を安く設定してしまうと損をする可能性があります。限定品や非売品などの価値の高い商品は、どこまで価格が高騰するか分からないため、即決価格は設定しない方が良いでしょう。

定価を記載することで安さを強調する

また、中古品を出品する場合は、商品の定価を商品説明欄に記載しておくと、開始価格の安さを強調できるため、おすすめです。定価がない商品の場合は、何も記載する必要はありません。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい出品ページの作り方

続いて、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい出品ページの作り方を解説します。特に重要なポイントは、商品タイトル・説明文・写真撮影の3つです。

商品タイトルの付け方

まずは商品タイトルの付け方を説明します。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)では、入札者のほとんどがキーワード検索で商品を探します。そして検索結果には検索に使われたキーワードをタイトルに含んだ商品が表示されます。したがって、商品タイトルには、入札希望者に検索されやすいキーワードを含める必要があります。そうしないと、全く検索結果に表示されず、商品ページにアクセスが集まりません。

商品タイトルに含めると良いキーワードを以下に示します。

商品名
型番
ブランド名
メーカー名
用途
ターゲット
色

ターゲットとは、女性用・男性用や主婦・社会人・学生などの購入層のことです。また、商品タイトルの冒頭に以下のようなアピールポイントとなるキーワードを入れると、クリックされやすくなります。

新品
未開封
未使用
正規品
限定品
大会賞品
非売品
美品
送料無料

商品写真の撮り方

次に商品写真の撮り方について説明します。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)には商品写真を最大10枚まで投稿可能です。写真は文章より伝わる情報量が多いので、10枚フルに投稿しましょう。しかし、同じような写真を10枚投稿しても意味がありません。1枚1枚役割をはっきりさせましょう。

まず1枚目は検索結果一覧にも表示されるアイキャッチ画像です。何の商品かはっきり分かるように、商品全体を正面から撮った写真にしましょう。2枚目は1枚目の補助として、裏側から撮った全体写真にしましょう。

残りに関してはケースバイケースですが、商品に傷や汚れがある場合は、その部分のアップ写真が必要です。また、ブランド品を出品する場合は、ブランド品が本物であることを示すために、ブランドのロゴや購入時のレシートの写真、あれば商品の保証書を載せると良いです。

付属品がある場合は、付属品一つ一つの写真も掲載しておきましょう。10枚では足りない場合は、商品説明欄に挿入しましょう。最大7枚まで挿入可能です。

商品説明文の書き方

続いて商品説明文の書き方について解説します。最低限書くべき事項を以下に示します。

商品名
メーカー名、ブランド名
サイズ
質量
色
材質、素材
商品の状態
使ってみた感想
出品理由

特に商品の状態は正確に記載する必要があります。傷や汚れがある場合は、その程度・場所・数などを詳しく記載しましょう。高く売りたいがために商品の状態を実物より良く書くのは、取引後のトラブルの元です。トラブルの結果、悪い評価を付けられてしまうと以後の出品に悪影響が出るので、商品状態は正しく記載するようにしましょう。

また、以下の項目を記載すると、商品の状態がより正確に伝わります。

購入時期
使用目的
使用頻度
保管状況

有料オプションは利用しなくても良い

また、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)にはプレミアム会員になると利用できる有料の出品オプションがあります。主なオプションとその利用料は以下のとおりです。

注目のオークション：22円（税込）以上／1出品・1日あたり
あなたへのオススメコレクション：落札価格×設定料率（1～99.9％の範囲で0.1％単位で設定可）

有料オプションを利用すれば必ず入札されるというわけではありません。また、利用料が高いオプションほど効果があるわけでもありません。基本的には利用しなくても問題のないものです。どうしても利用したいという方には、「注目のオークション」がおすすめです。

商品カテゴリは正確に選ぶ

出品する際には、商品カテゴリを正確に選びましょう。カテゴリで絞って検索してくる人も多いため、カテゴリ設定を間違えると商品ページにアクセスが集まらず、入札数も減ってしまいます。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)の商品カテゴリは4万以上もあって大変ですが、正確に設定してください。どのカテゴリにすればよいか分からない場合は、他の出品者のカテゴリ選択を参考にしましょう。

また、ノーブランド商品をブランド品のカテゴリで出品する行為は、出品制限や利用停止処分の対象となるため注意してください。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)出品時の注意点

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)で高額落札されやすい出品のコツは以上です。ただし、出品時には以下の4点に注意してください。

決済方法は1つ

まず1つ目は、決済方法についてです。

現在のYahoo!オークション(旧ヤフオク)はYahoo!かんたん決済のみが利用可能となっています。Yahoo!かんたん決済とは、落札者が先払いした代金をYahoo!が一時預かり、商品到着後に出品者に受け渡される決済システムです。

しかし、このことを知らない利用者もいるため、商品説明欄にはっきりと「Yahoo!かんたん決済のみ」と記載しておきましょう。

配送方法に関して

2つ目は、配送方法に関してです。

なかには配送方法を指定してくる落札者がいます。そのような要求に応じる義務はありませんが、断るとトラブルになることもあります。そのため、商品説明欄には
「商品の安全を第一に配送方法を決定しています。落札者様からの配送方法の指定は受け付けておりません。」
とはっきり明記しておきましょう。

ノークレーム・ノーリターンは通用しない

3つ目は、ノークレーム・ノーリターンについてです。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)ではよく見かける文言ですが、ネット上の取引でノークレーム・ノーリターンは通用しません。商品に不備があれば出品者には返品・返金に対応する義務があります。ノークレーム・ノーリターンと書くと印象が悪いため、書かない方が良いです。

悪質な入札者

4つ目は、悪質な入札者です。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)は利用者が多いため、中にはいたずら入札などをする質の悪い利用者もいます。そういった利用者との取引を避けるためにも、出品の際は入札者評価制限（プレミアム会員が出品する際に設定できるオプション）をONにしましょう。これにより、総合評価の低い人や、悪い評価の割合が多い人の入札を制限することが可能です。