古着転売は違法になる場合がある！合法的に転売する方法

2024年2月5日

「古着転売は違法なの？」

「古着転売のコツは？」

「転売が違法になってしまうケースはどんなものがある？」

転売を始めようと考えている方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか？

転売初心者には古着転売をおすすめします。なぜなら、自分の古着を売るだけで物販を経験できるからです。また、自分の古着を売る分には何も資格や許可は必要ありませんし、仕入れの失敗によって赤字になるリスクもありません。「とりあえず売ってみる」という軽い気持ちで始めても問題ありません。本格的に古着を仕入れて転売するステップに移行するまでの良い予行演習になるでしょう。

一方、古着転売には資格がないと違法になってしまう場合があります。無許可転売は法律で禁止されています。

今回は以下の内容について解説します。

古着転売のコツ
古着転売の違法性
転売が違法になるケース

古着転売の特徴を知って正しい転売を行えるようにしましょう。

古着転売のコツ

古着転売は他のカテゴリ商品と比べると利益率が低い傾向にあります。そのため、古着で稼ぐにはコツがいります。

古着の転売は稼げる？

基本的に、古着の転売で利益を出すには古着屋から仕入れを行う必要があります。メルカリなどのフリマアプリは、相場価格を知らずに取引している人が多いです。そのため、人気のある商品や流行りの商品は、通常価格よりも高く売ることが可能です。

古着屋で1000~2000円程度で売れる商品が、メルカリだと4000~5000円程度で売れるといったケースも珍しくありません。そういった商品を転売することで月10~15万を稼ぐことも現実的になります。

ただし、休日に古着屋に仕入れに行ったり、出品作業をしたりとプライベートの時間はかなり削られます。時間をみながら作業量を調整することが大切です。

自分の好きなブランド・ジャンルから始める

古着の相場は状態によって全く異なります。そのため、ある程度の目利きが必要なのですが、古着は非常に目利きが難しい商品です。そのため、最初は自分がよく知っているブランドやジャンルの服から始めることをおすすめします。

感覚ではなく数字を信じる

ビジネスは、感覚ではなくデータ（数字）に従って行動しなければ稼げません。

「この服は何となく売れそうな気がする」
「来年のトレンドはこれでしょ」

などといった根拠のない感覚を信じて仕入れてしまうと大赤字になりますので注意してください。

販売先は？

転売の販売先としてはAmazonが鉄板ですが、Amazonには古着の出品ができません。

古着はメルカリやラクマなどのフリマアプリで販売するのが一般的です。ただし、高級ブランド服や限定品などは、ヤフオクに出品すると高額落札されやすい傾向にあります。

仕入れの前に市場調査をする

仕入れる前に、まずは転売先のマーケットプレイスで人気のある古着を把握しておきましょう。市場調査はマーケットプレイスごとに必要です。

ヤフオクで販売する場合は、オークファンの利用をおすすめします。商品名で検索するだけで、過去の落札相場が確認できます。

参考：オークファン

メルカリでの販売を考えている場合は、メルカリの検索フォームに出品予定の商品名を入力して検索してみてください。検索結果が表示されたら、左サイドバーにある「販売状況」の項目内の「売り切れ」にチェックを入れて絞り込み検索しましょう。

売り切れ商品は需要が高いと言えます。そして、売り切れ商品の平均価格が大体の相場と考えて間違いありません。

アクシグ

404: ページが見つかりませんでした | アクシグ

回転率が重要

古着は長期間保管しておくと、虫食いやカビによって状態が悪化してしまいます。また、服はトレンドによって相場がコロコロ変わります。

そのため、回転率の高い古着を積極的に扱っていきましょう。

転売で服を扱うのにおすすめな人

服は大きな需要があり、時には高い価格で売ることができるジャンルですが人によって向き、不向きがあります。なのでまずは自分が服の転売に向いているかどうかを客観的に判断する必要があります。ここでは服の転売に向いている人の特徴をご紹介します。

アパレル・ファッション関係に知識がある

アパレルやファッション関係に知識がある人は、服の転売に向いていると言えます。知識があれば、どの服がどのくらいの需要を持っているかを見極められるからです。この服はどのような服とコーディネートさせればいいのか、といった情報もプラスして提供することで、差別化も図ることも可能になります。

補修やメンテナンスができる人

古着を転売する場合、仕入れると細かなほつれが生じている商品も中にはあります。このような細かい部分をメンテナンスできる人は、服の転売に合っていると言えます。もし仕入れた商品に細かいほつれがあったとしても、その場でメンテナンスして綺麗な状態で出品すれば、より高い値段で売ることも可能になります。

古着で買ってはいけないものの特徴とは？

古着は安く仕入れる魅力的なものですが、場合によっては買ってはいけない特徴を持った古着も置いてあるので注意が必要です。ここでは買ってはいけない古着の特徴をご紹介していきます。

シミや汚れ、シワなどがある

古着に汚れやシワがあるのは仕方がありませんが、あまりにも劣化が激しいものは仕入れてはいけません。清潔感が失われてしまい、誰からも買われずに在庫として残ってしまうどころか、そういう商品を扱っているとして他の商品の売れ行きにまで影響が及ぶデメリットがあります。

元値が安いファストファッションアイテム

元値が安いということは、その分クオリティも低いことを意味します。商品によっては、安い値段でもクオリティの高いものが置いてありますが、どうしてもデザイン性では劣ってしまいます。
プレミアとなることも無いため、ファストファッションアイテムは新品でこそ価値のあるアイテムであり、古着仕入れには向いていないということになります。

古着の販売先

古着転売で稼ぎやすいプラットフォームを紹介します。

ヤフオク

参考：ヤフオク

ヤフオクでは

・非売品
・限定品
・賞品
・生産終了製品

など、希少価値の高い商品の方が高額で落札してもらえます。利用者の年齢層も幅広く、経済的に余裕がある入札者も多いため、相場を大幅に上回る価格で落札されることも珍しくありません。

ヤフオクでは落札システム手数料10％が徴収されますが、月額508円(税込)払ってプレミアム会員に登録すれば8.8％で済みます。

ただし、ヤフオクは個人間取引のサイトであるため、いたずら目的で入札したり、落札後に一方的に取引をキャンセルしたりする迷惑な入札者もいます。余計なトラブルを回避するためにも、出品の際は入札者評価制限機能を利用しましょう。

メルカリ

参考：メルカリ

メルカリは20～30代の女性利用者が多いため、アパレル商品、ファッション雑貨、ベビー・キッズ用品、美容家電などがよく売れます。洋服はノーブランド品もそれなりの値段で売れます。

ブランド物の洋服に関しては、海外ブランドよりヨウジヤマモトなどのドメスティックブランドの方が人気があります。

また、メルカリにはフリマサイト特有の「値下げ交渉に応じるのが当たり前」という独自の文化があります。そのため、値下げする前提での価格設定が必要です。また、送料を出品者側で負担しないと売れにくいのもメルカリの特徴です。

メルカリの販売手数料は10％です。

ラクマ

参考：ラクマ

ラクマもメルカリ同様、女性利用者が多いため、レディースの古着転売に最適です。

フリマ

もし近所でフリーマーケットが定期的に開催されている場合は、そこで販売するのも良いでしょう。

古着屋として転売をメルカリで始めるメリットとデメリット

メルカリで古着を扱った転売をするためには、アカウントを古着専門にして作ることをおすすめします。ここではアカウントを古着専門にするメリットデメリットをご紹介していきます。

古着屋専門をアカウントにするメリット

古着屋専門のアカウントを作るメリットは以下の通りです。

フォロワーが増えやすくなる
高い値段で販売しやすくなる
専門家に見せることで信頼度が上がる

特に商品の写真に統一感を出すことでフォロワーがつきやすくなります。

実績も上げていけば、色んな人がここにくれば自分の好きな古着が売っていると認識してくれるのでリピート率もアップします。また古着屋専門にすることで説得力のある専門家に見えて商品も高値で売りやすくなります。

古着屋専門をアカウントにするデメリット

逆に古着屋専門アカウントにするデメリットは以下の通りです。

他の商品を販売することができない
服によっては出品できないものもある

もし自分の家に不用品が出てきて売りたいと思ったとしても、古着屋専門アカウントで販売するのはやめましょう。場合によっては、不用品を販売していると思われて服自体の単価の低下やフォロワーが離れるといった事態を引き起こすことが考えられます。

また洋服と一言で言っても種類は様々です。メンズ用や子供用など多岐にわたるので、どの人向けの古着を売るのかをしっかりと明確にしましょう。

転売って違法なの？

世間では転売＝悪というイメージがありますが、転売行為事態に違法性はありません。きちんとルールを守っていれば、古着転売で捕まることはありません。

なぜ転売＝悪だと思われているのか

転売屋に対する世間の風当たりが強い原因は、iPhoneやPlayStationなど、最新の人気商品を予約段階で買い占めて、品薄になったタイミングで定価以上の価格で転売するマナーの悪い転売屋の存在があります。

転売は合法

しかし、転売行為を禁じる法律はありません。

そして、古着などの中古品を転売する場合は世間の風当たりも強くありません。

資格が必要な場合がある

ただし、古着を仕入れて転売する場合は古物商許可が必要です。

自分の古着を販売する場合は、特に許可は必要ありません。

セカストせどりは違法なのか？

結論から言うと、古物商など定められたルールさえ守ればセカストせどりは合法となります。
セカンドストリート側は禁止を明言していないものの、仕入れた商品が販売先で取り扱えないことがあるため確認はしっかりと行いましょう。

仕入れた古着をリメイク販売するのは違法か？

例えば仕入れたブランド品を自分なりにリメイクして販売した場合、商標権や意匠権の侵害に当たる可能性があります。もし仕入れた古着のブランドが商標登録されている場合、リメイク品にブランド名を入れて販売してしまうと商標権侵害になる可能性があります。

また古着のデザインが意匠登録されている場合には、商標登録の有無にかかわらず販売すれば意匠権侵害となります。

転売が違法になる5つのケース

転売は扱う商品や行為によっては違法となります。転売が違法になるケースを紹介します。

古物商許可を持たずに中古品転売

事業として古着を仕入れて定期的に販売するには、古物商許可が必要です。これは古物（一度消費者の手に渡った物）の仕入れに必要な資格で、許可を取らずに古物を転売すると、古物営業法違反により3年以下の懲役又は100万円以下の罰金が課せられます。

ちなみに、商品が新品未開封でも、一度消費者の手に渡った物は古物とみなされます。そのため、メルカリやヤフオクなど個人間取引サイトで仕入れた新品商品を転売する場合も古物商許可が必要になります。

ただし、自分の使わなくなった古い物品を販売する場合は、古物商許可は必要ありません。なぜなら、古物商許可は古物を転売目的で仕入れる際に必要な資格だからです。

偽物の転売

また、ブランド品などの偽物を転売すると、商標権の侵害行為に該当します。不正競争防止法に基づき、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が課せられます。

法律で販売が禁止された物品の転売

以下の物は、法律で販売が規制されています。

・盗品
・ワシントン条約に接触する剥製、象牙など
・無修正アダルト商品
・児童ポルノ
・爆発物
・銃火器（規定を超える威力を持つモデルガンを含む）
・刃物
・銀行口座
・違法ドラッグ
・契約中の携帯電話
・危険食品（ふぐなど）

酒類販売免許を持たずに酒類転売

ヤフオクなどにはお酒も出品されていますが、お酒を継続して売るには酒類販売免許が必要です。無免許でお酒を転売し続けると酒税法違反で1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。

ただし、自分用に購入したお酒を1～2本転売する程度であれば、酒類販売免許は必要ありません。

チケットの高額転売

チケットを転売する行為自体は違法ではありません。その証拠に、チケット転売に特化したECサイトもあります。

しかし、最初から転売目的で買ったチケットの販売は違法になります。「転売目的」とみなされる基準は販売価格です。チケットを購入価格以上の価格で転売した場合は「転売目的で購入した」とみなされ違法になります。しかし、購入価格以下の価格で販売した場合は「自分で使用する目的で購入したチケットを他人に譲った」とみなされ合法となります。