Amazonを利用している人は、気がつかないうちにAmazonプライムに勝手に契約され焦った経験をした人が多いようです。
無料体験からいつの間にか勝手に入会していて、Amazonプライム会員費4,900円(税込)を請求され驚いた人もいるでしょう。
この記事では、勝手にAmazonプライムに入会していた場合の原因と対処法などを解説します。
Amazonで無料体験からプライム会員に自動入会された原因と対処法
自分に覚えがないのに、無料体験から勝手にAmazonプライムになぜ入会したことになっているのでしょうか。
Amazonプライムとは?
Amazonプライムとは、Amazonの有料会員制サービスのことです。定額を払うことで、配送料が無料になったり映画や本、音楽などを楽しむことができる便利なサービスです。それ以外にも様々な豊富なサービスが整っているので、自分の利用用途に合わせた使い方が可能です。
プライム会員の無料体験に申し込んでいる
いつの間にか勝手に入会したことになっているのは、30日間の無料体験申し込みをしているからです。
以下のケースに該当すると考えられます。
・「30日間無料トライアル」「30日間の無料体験を試す」等のボタンがあったのでクリックした
・Amazonで商品を購入する際、画面表示をよく確認せず「プライムの無料体験を申し込む」をクリックした
・プライム無料体験に申し込んだことを忘れて、無料体験期間が終了し自動で有料会員に切り替わった
Amazonプライム・ビデオを視聴している
Amazonには「Amazonプライム・ビデオ」というビデオ・オン・デマンド・サービスがあります。
これはAmazonプライム会員の特典のひとつであり、独立したサービスではありません。そのためAmazonプライム・ビデオを視聴している=Amazonプライム会員に入会しているということになります。
Amazonプライム・ビデオしか利用していなくても、Amazonプライム会員費が勝手に請求されますので注意しましょう。
利用しないなら返金を依頼する
Amazonプライムはいつでも解除可能です。無料体験期間中に解除しておけば、知らないうちに有料会員に自動で移行する心配はありません。しかし、自動で会員に切り替わってから有料会員になったことを知る人が多いです。
Amazonプライムに勝手に自動入会していることに気づくのは、たいていの場合、クレジットカード会社の利用料金を確認した時です。身に覚えのない年会費の4,900円(税込)が勝手に引き落とされているので、驚きます。
意図せず勝手に有料会員に入会していて、Amazonプライムサービスを利用しない場合は、年会費4,900円(税込)を返金してもらえる可能性があります。
Amazonで無料体験から勝手にプライム会員なっていても年会費を返金してもらう方法
いつの間にか無料体験から勝手にAmazonプライムに入会したまま放置すると、年会費を支払い続けることになります。Amazonプライムを利用しない場合は、すみやかに退会して年会費の返金を依頼しましょう。返金方法を説明します。
プライム会員資格を終了する
Amazonプライムの年会費は、退会の手続きをすればその時点で返金も行われます。
まずは「アカウント&リスト」からAmazonプライム会員情報をクリックします。
会員情報を更新し、プライムをキャンセルするのタブから「プライム会員資格を終了し、特典の利用を止める」(無料体験中の場合は「プライム無料体験と特典利用を止める」)をクリックします。
「〇〇〇様はまだ30日間、次の更新日までプライム会員特典をご利用いただけます」と言う画面が出てくるので画面下方にある「特典と会員資格を終了」をクリックします。
「プライム会員資格をキャンセルし、プライム特典の利用を終了する」と出てくるので、これも画面下方にある「(会員期間終了日)特典と会員資格を終了」をクリックします。
以上で退会手続きは終了です。
返金は、プライム会員会費の支払いに使用している支払い方法に対して行われます。
返金額は利用状況による
年会費は、Amazonプライムの利用状況によって返金額が変わってきます。
無料体験終了後、一度もプライム会員特典を使用していなければ、年会費は全額返金してもらえます。しかしプライム会員特典を何か1つでも利用した場合、全額は返ってきません。
返金はクレジットカードで取り消しにより払い戻される
クレジットカード払いで年会費が引き落とされている場合、カード会社を通して支払いを取り消し、払い戻しされます。
返金には時間がかかる
クレジットカード払いの年会費返金は、1ヶ月~2ヶ月かかります。カード会社による引き落としなので、仕方がありません。
不明な点は直接聞くか、ヘルプページで確認する
わからないことがあれば、Amazonカスタマーサービスに直接問い合わせるかヘルプページをみて解決するのが手っ取り早いです。
カスタマーサービスに直接問い合わせる方法は、チャットと電話依頼の2種類です。現在(2022年11月現在)では、ユーザーから直接カスタマーサービスへの電話はできなくなりました。以下、直接問い合わせる手順です。
1,Amazonカスタマーサービスにアクセス
2,ログインする
3,Amazonカスタマーサービスの「Amazonプライム会員」をクリック
4,サポートが必要な項目の「会員登録」をクリック
5,次に表示される一番下の「カスタマーサービスへ連絡」をクリック
6,希望の連絡方法が選択できますので、「今すぐ電話をリクエストする」または「今すぐチャットを開始する」のいずれかをクリックするとカスタマーサービスへ連絡することができます。
ヘルプページでの確認方法は、以下の通りです。
1,Amazonカスタマーサービスにアクセス
2,下へスクロールし、「すべてのヘルプトピック」から「配送・プライム」を選択し、「Amazonプライム会員登録をキャンセルする、返金を受ける」をクリックすると確認することができます。
大体の問題は、ヘルプページを見ることで解決できます。それでもわからなければ、カスタマーサービスへ直接問い合わせてみるといいでしょう。
Amazonプライムの無料体験で勝手に有料会員にならないようにするには
無料体験から意図せず勝手に有料会員に切り替わらないための予防策を紹介します。
Amazonプライムの無料体験で勝手に有料会員になっても、必要ないならすぐに手放す
Amazonプライムは、無料でお試しできる期間(30日)が過ぎると自動で有料会員に切り替わります。
無料体験を試した後必要性を感じなければ、体験期間が残っていてもすぐに終了しましょう。後回しにすると、手続きを忘れてしまいます。
勝手にAmazonプライムが契約されないよう、無料体験中に自動更新を解除する方法
Amazonプライムの無料期間を過ぎてしまうと自動で有料会員に切り替えられてしまいます。自動更新の解除はAmazonプライム会員を解約することで解除できます。自動更新の解除方法は以下の手順です。
パソコンの場合
1,Amazonのページにアクセス
2,画面左上のメニュー(≡すべて)から「アカウントサービス」をクリック
3,アカウントサービスの一覧から「プライム」をクリック
4,ログインしていなければ、ここでログイン
5,プライム会員情報から契約を解約して完了
スマホの場合
1,Amazonのページにアクセス
2,1番下までスクロールしていき、「アカウントサービス」をタップ
3,アカウント設定の「プライム会員情報の設定・変更」をタップ
4,ログインしていなければ、ここでログイン
5,「プライム会員情報の管理」をタップ
6,5の場所をタップすると、「プライム会員情報(会員情報を更新し、プライムをキャンセルする)」が表示されるのでそこから解約して完了
自動更新前のお知らせメールを受信する
無料体験期間中は目いっぱいプライムサービスを利用したい場合、自動更新前のお知らせメールを受信するように設定しておきましょう。
トップページ右上の「アカウント&リスト」内で「アカウントサービス」をクリックし「プライム」をクリックします。
ページ右上のプライム会員情報の管理内、「更新前にお知らせを受け取る」にある「期間が終了する3日前の○○○○/○○/○○にEメールが送られます。」にチェックを入れて設定できます。
お試し期間の終了日を覚えておく
無料期間を途中終了すると、再度お試しはできません。プライム会員を継続するかギリギリまで検討したい場合は、必ず無料体験期間終了日を覚えておきましょう。
複数アカウントで無料お試しを繰り返すのは危険
Amazonアカウントを複数作成すれば、プライムの無料体験を何度も繰り返せるのではと考えるかもしれませんが、やめましょう。
AmazonはユーザーのIPアドレスをチェックしており、同じIPアドレスを使ってAmazonにアクセスしていると同一人物とみなされます。同一人物による不正行為と判断されると、全てのアカウントが使用不可になってしまいます。
勝手にAmazonプライムが契約されないよう、利用規約をしっかりと確認しておく
Amazonプライムを無料で利用したい人は、お試しとして無料期間で申し込むと思います。申し込むと確かにその期間は無料で利用することができますが、この時にしっかりと利用規約を読むようにしましょう。
例えば利用規約を読んでみると、無料期間登録から30日を経過すると自動的に本登録になり有料となることが書かれてます。そうなるとせっかく無料で利用していたのに、気付いたら勝手に有料に切り替わっていた、という事態になりますので利用規約はきちんと読んでおくようにしましょう。
プライム会員の特典を再度利用したいと気が変わったら
Amazonプライムの入退会は自由です。無料期間経過後は継続しなくても、のちに利用したくなったら再度有料会員登録できます。
家族会員になると一部の特典が利用できる
同居している兄弟や両親など、家族がAmazonプライム会員の場合は、家族会員として名前とメールアドレスを追加してもらうと有料会員特典の一部を使えるようになります。
お急ぎ便やプライム会員限定先行タイムセール、Amazonフレッシュなどが利用できますが、動画見放題や音楽聴き放題のサービスは利用できません。家族とは別に有料会員専用サービスを利用したい場合は、別途Amazonプライム会員に登録する必要があります。
プライム有料会員は継続をおすすめ
Amazonプライムに少しでも利便性を感じたのであれば、継続をおすすめします。Amazonプライム会員限定のサービスはメリットが多く、今後も便利なサービスが増えていく可能性が高いからです。
Amazonプライム有料会員を継続するメリットを紹介します。
Amazonプライム会員の料金プランは2種類ある
Amazonプライム会員の料金プランは以下の2種類です。
- 月間プラン 500円(税込)
- 年間プラン 4,900円(税込)
どちらのプランでも退会時に、利用状況による返金を受けられます。
年間プランを利用すると月間プランと比べて、1,100円お得ですので継続して利用する場合、年間プランの方がオススメです。
年額4,900円で特典使い放題
Amazonプライムは、年額4,900円(税込)で多くの特典を利用できます。
・お急ぎ便
すぐに買いたい物があるのに外出できない時、「注文日当日や次の日に届けてほしい」と思ったことはありませんか。お急ぎ便を利用すると、最短で当日に商品が届きます。
・Prime Try Before You Buy
通販サイトでは実物を見て購入できないので、洋服を買うときに素材やサイズ感が分からず購入をためらいがちです。Prime Try Before You Buyを利用すると、商品を試着してから購入できます。気に入らなかった場合は返送可能です。
他にもAmazonプライムには、アニメ・ドラマ・映画が見放題のサービス(Prime Video)や、邦楽・洋楽がパソコンやスマホから聴けるサービス(Amazon Music)、本の読み放題(Prime Reading)など、様々な特典が用意されています。
参考:Amazonプライム
年会費が一括請求なので高額に感じるかもしれません。しかし月額で考えると月々たったの408円です。毎月500円以下で当日・翌日配達や洋服の試着サービスを利用できると考えれば、リーズナブルです。
友達をAmazonファミリーに招待しよう
Amazonファミリーは、プライム有料会員に加え子供の生年月日等を登録することで加入できるサービスです。登録すると300ポイントがもらえたり、オムツなどを安く購入できるセール案内が届いたりします。
現在(2022年11月時点)、子供の誕生日(または出産予定日)の登録で、10%〜最大20%割引クーポンのサービスが受けられます。他にも、条件を満たすと対象のベビー用品が販売価格から、さらに最大10%OFF (最大1万円OFF)になる「らくベビ割引」があります。
参考:Amazonファミリー
大学生や専門学校生なら年会費が割安
学生は、一般会員よりも安い年会費(2,450円(税込))のPrime Student会員に登録できます。
一度Prime Student会員に登録すると、学校を卒業する年まで自動的に会員資格が継続します。卒業後は自動的に一般会員へ切り替わりますので注意してください。
また、大学から大学院に進学した場合は、大学院の学生証をAmazonに提示すればPrime Student会員としての資格を継続できます。
Prime Studentも友人や知人を紹介すると、1,000円分の紹介料がもらえます。対象者がすでにPrime Student会員や有料会員だった場合、紹介料はもらえません。
この金額で特典を受けられるので、Amazonの利用頻度が低い学生の方も登録しておいて損はしません。
Amazonプライムの無料体験で勝手にプライム会員になっていても慌てない
意図せず無料体験から勝手にAmazonプライム有料会員になってしまった時の対処法について紹介しました。
Amazonプライムはメリットの多いサービスです。すぐに退会せず、サービスを試してみてください。
商品購入時に、意識せず無料会員登録してしまう人が多いです。無料期間の期限に気がつかずに年会費を請求されても、Amazonカスタマーサービスに連絡すれば対応してもらえますので安心です。