Amazonを利用している人は、万が一アカウントが停止されたり利用できなくなったりすると、Amazonが使えなくなってしまうリスクを抱えています。
そんな際に、2つ目のアカウントを持っていれば、リスク軽減が可能です。Amazonはメルカリと違って複数のアカウント所持が認められているため、積極的に活用していきましょう。
今回は、追加でアカウントを作成する方法や、作成時の留意点について紹介します。これから新しいアカウントを作ろうと思っている人は、ぜひ目を通してください。
アカウントについての前提知識
複数アカウントについての説明をする前に、知っておくべき基礎知識について紹介します。ある程度前提となる知識を知っておけば、より説明を理解しやすくなるからです。
まだAmazonを利用したことのない人にもわかるように解説するので、ぜひ頭に入れておきましょう。
Amazonアカウントは誰でも無料で作成できる
Amazonアカウントの作成に、条件は一切ありません。名前やメールアドレスなどの必要情報を入力すれば、だれでも簡単にアカウントの作成が可能です。
アカウント作成の際に、費用が発生することもありません。これは複数アカウントを持つ場合にも同様なので、コストをかけずアカウントを増やせる点が魅力的です。
アカウント作成は必須
Amazonは、アカウントを作成しなければ利用できません。販売はもちろん、商品の購入にもアカウントが必要なので、アカウント作成は必須です。
商品の閲覧だけはアカウントなしでも可能ですが、眺めているだけでは意味がないので、Amazonを利用するなら最初にアカウント作成から始めてください。
クレジットカードの登録は必須ではない
アカウント情報には、必ずしもクレジットカード情報を入力する必要はありません。Amazonで購入した商品を決済する方法は、クレジットだけではないからです。
代引きやコンビニ払いなどにも対応しているため、ネットショッピングでありながら現金払いも容易です。クレジットカードを持っていなかったり、カード情報を登録するのが心配だったりする人でも、アカウント作成をためらう必要はありません。
とはいえ、代引きは配達時に必ず在宅している必要がありますし、コンビニ払いは支払いの確認がとれてから商品を発送するため、到着までどうしても時間がかかってしまいます。利便性の面を考慮するのであれば、クレジットカード払いは非常に効率的です。
アカウントの作成方法
ここでは、Amazonアカウントの作成方法について紹介します。基本的に、作成の手順は最初のアカウントも、2つめ以降のアカウントも変わりません。
アカウント作成自体は、必要情報を入力するだけなので5分もかかりません。初めての人でもあっという間に終わるので、手順を確認したら、すぐに取り掛かることをおすすめします。
アカウント作成の手順
アカウント作成の手順は、以下の通りです。
1.Amazonのトップページを開き、画面右上の「ログイン」をタップ
2.ログイン画面下部の「Amazonアカウントを作成する」をタップ
3.氏名、電話番号またはメールアドレス、パスワードを入力して「次に進む」をタップ
4.入力した番号当てに確認コードが届くので、番号を入力する
5.「アカウントの作成」をタップして完了
アカウント作成時に意識すべき点
アカウントを作成するにあたって、いくつか知っておくべき点があります。知らなくても大きな問題はありませんが、余計なリスクを背負ってしまったり、不自由な思いをしたりする可能性があるため、知っておくに越したことはありません。
ここでは、アカウント作成時に意識すべき点について紹介します。既にアカウントを作成した人にとっても無駄にならない知識なので、ぜひ覚えておきましょう。
アカウント名は本名である必要はない
アカウント作成時に設定するアカウント名は、通称やニックネームが利用できます。電話番号やメールアドレスと一緒に入力するとつい本名を設定してしまいがちですが、アカウント名に特別決まりはありません。
本名が知られてもいきなり大きな問題にはなりませんが、不特定多数が閲覧するサイトで本名が公開されているのは、リスクを伴います。発送元などの住所などから、特定されてしまう可能性もないとは言えません。
本名で設定したままであれば、すぐに変更することをおすすめします。
複数アカウントへの規制はない
Amazonのアカウントは、1人が複数を持てます。追加の費用などもないため、深く考えずアカウントを複数所持できます。
複数アカウントがあれば、もし1つのアカウントが利用できなくても、ほかのアカウントを使ってログインできます。
複数アカウントの作成方法
ここでは、既にAmazonアカウントを持っている人が、2つ目以降のアカウントを作成する方法について紹介します。
アカウントの作成手順自体は1つ目を作るときのほぼ変わりませんが、入力内容などが若干異なります。差異を正しく理解して、スムーズなアカウント作成の参考にしてください。
2つ目以降のアカウントを作成する方法
既にアカウントをもっていてログイン済みの人が、新しくアカウントを作る手順は下記を参考にしてください。
1.トップページ右上の「アカウント&リスト」欄の1番下にある項目からログアウトする
2.一つ目のアカウントと全く同じ手順で、2つ目のアカウントを作成する
3.氏名や電話番号、メールアドレスなどは、1つ目のアカウントとは別のものを入力する
アカウントの使い分け方
複数アカウントを使い分けるためには、都度ログアウトとログインを繰り返す必要があります。
現在ログインしているアカウントから別のアカウントに切り替える場合は、1度ログアウトしてください。
続いて、ログイン画面で利用したいアカウントのメールアドレスなどを入力し、再ログインします。
ワンボタンで切り替えるといったことはできないため、多少手間はかかりますが、パスワードを保存しておけばかなり作業を簡略化できます。
複数アカウントの注意点
アカウントをたくさんもつには、いくつか注意すべき点があります。知らずに作成しようとしても、うまく作成できなかったり、規約に違反したりしてしまうため、必ず覚えておきましょう。
ここでは、複数アカウントの注意点について紹介します。
登録時の入力内容は1つ目のアカウントとは別の物
2つ目以降のアカウントを作成する場合、入力する電話番号やメールアドレスなどは、最初のアカウントと同じものが使えません。別のものを用意する必要があります。
Amazonアカウントを複数所持するためには、少なくとも2つ以上のメールアドレスが必要です。電話番号を複数用意するのは大変ですが、フリーメールのものでも大丈夫なので、あらかじめ作成しておけば大きな問題にはなりません。
万が一同じメールアドレスを使った場合、最初に作成したアカウントが使えなくなってしまいます。今までの購入履歴やデータの確認なども一切できなくなってしまうため、注意してください。
クレジットカードも別のものが必要
アカウントにクレジットカードを登録している場合、2つ目のアカウントには同じクレジットカードが使えません。両方ともクレジットカードを使いたい場合は、2枚用意する必要があります。
ただし、2つ目以降は審査が厳しくなり、経済状況によっては審査に落ちて作れないケースもあるので注意してください。ただし、クレジットカード払いをしないのであれば、わざわざカードを作る必要はありません。
プライム会員は各アカウントで登録が必要
1つ目のアカウントがプライム会員になっている場合でも、2つ目以降のアカウントにプライム特典会員は一切共有されません。
両方のアカウントで特典を享受したいなら、アカウントごとに加入が必要です。もちろん年会費もその分かかってしまうため、コストがかさんでしまう点は覚えておきましょう。
複数所持できるのは購入用アカウントだけ
勘違いされやすいですが、複数アカウントの所持が規制されていないのは、あくまで購入用のものだけです。出品者用のものは、一つしか所持できません。
バレないように作成したとしても、万が一バレてしまうとペナルティを受けてしまいます。最悪の場合両方のアカウントが凍結される可能性があるため、複数アカウントは購入者用のものだけにとどめておきましょう。
アカウント間でのやり取りは不可
1人が複数アカウントを持っているとしても、扱いとしてはあくまで独立したアカウントが2つある状態です。そのため、アカウント間でデータのやり取りをおこなったり、ポイントの共有をしたりはできません。
注文履歴や回覧履歴、住所や各発送方法の設定なども、アカウントごとに完全に独立しています。直接見比べるなどのアナログ手法でデータの共有は可能ですが、システムとしてアカウント間をつなげることは不可能です。
複数アカウントの作成に対するよくある質問集
ここでは、複数アカウントを作成する際によくある質問について紹介します。大抵の疑問は他の人も思っているケースが多いため、よくある質問集を見るだけで解決する場合も少なくありません。
アカウントを作成する過程で疑問が生じた場合は、ぜひ最初に目を通してください。
メールアドレスを複数持っていない人はどうすればいい?
アカウント登録にはフリーメールのアドレスも利用できるため、事前に登録を済ませておけばだれでも複数アカウントを所有できます。
GmailやYahoo!メールなどは誰でも簡単にメールアドレスを作成できるため、複数のアドレスを持っていない人でも安心です。
2つ目のアカウントが作成できない理由はなに?
複数のアカウントを作成しようとして失敗する原因の多くは、既に登録しているものを入力しているケースです。入力内容を確認して、既存のアカウントと同じ内容を入力していないかチェックしてください。
また、メールアドレスによっては迷惑メールの設定により、確認メールもブロックしてしまう可能性があります。Amazonからのメールを受け取れるように、設定を変更してください。
電話番号は必須?
アカウント作成に必要なのは、アカウント名とパスワード、そして電話番号またはメールアドレスです。電話番号がなくてもメールアドレスがあれば登録は可能なので、電話番号は必ずしも必要ではありません。
スマホを持っていない人でも、パソコンのメールアドレスで登録をすれば問題なく作成できます。2つ目以降についても同様で、メールアドレスだけあれば複数のアカウントを所有できます。
一度作成したアカウントは削除できない?
結論から言えば、アカウントの削除は可能です。しかし、個人での削除はできないため、Amazonのカスタマーセンターに連絡し、アカウントの削除を依頼する必要があります。アカウント削除の手順は以下の通りです。
1.アカウントサービスのメニューから「カスタマーサービスに連絡」をタップする
2.「アカウントについて」→「アカウントの閉鎖」→「アカウントを閉鎖する」の順にタップする
3.Amazonからメールが届くので、メール内のアドレスからアクセスする
4.「アカウント解約の確認」をタップして完了
まとめ
Amazonでは、購入用アカウントに限り個人が複数所有できます。複数アカウントを持っていれば、もしアカウントの1つが使えなくなっても、ほかのアカウントで引き続き利用できます。
アカウントの作成は、氏名やメールアドレス、パスワードを入力するだけの簡単なものです。2つ目以降も手順は変わりませんが、メールアドレスは別のものを用意してください。
アカウントを複数所有していても、アカウント間のデータや特典の共有はできません。また、出品者用のアカウントは一つしか作成できないため、注意してください。