Amazonを利用する上で避けて通れないのがアカウント閉鎖のリスクです。ここでは、Amazonアカウントが閉鎖された時の復活方法を紹介します。
対処法を学んでおけば、Amazonアカウントの閉鎖リスクも怖くありません。是非、こちらの記事を読んでAmazonアカウント閉鎖に関する知識を身につけてください。
Amazonのアカウント閉鎖を徹底解説
まずは、Amazonアカウント閉鎖の概要を説明します。
Amazonでアカウント閉鎖なのか確認する
Amazonアカウント閉鎖になってしまった場合、セラーセントラルTOP画面でアカウントに関する「赤色のアラート」が表示されるようになります。
この赤色のアラート表示がある限り、アカウント閉鎖が継続している状態です。
また、アカウント健全性ダッシュボードでも、アカウント閉鎖になっているか確認することができます。
まずは「パフォーマンス」から「アカウント健全性」ページを開きましょう。
アカウント閉鎖時には、アカウント健全性ページの上部に赤枠で「アカウントは無効になっています」と表示され、改善計画書を提出するための黄色のボタンが表示されるようになります。
Amazonでアカウント閉鎖・停止になる理由
アカウントが停止されるのは、Amazonの販売規約に違反したからです。商品の不良率・配送遅延・レビュー操作・複数アカウントの所有・商標の違反など、原因となる要素は数多く存在します。
Amazonは購入者の不利益になるようなセラーを嫌います。販売活動の中で購入者からのクレームが一定数を超えると、ペナルティの対象になります。
販売に関連しない規約も多く、お金で購入者のレビュー・評価を買ったりするのも規約に抵触します。
商標を持っているセラーへの相乗りも商標権の侵害にあたり、アカウント停止の対象です。
他にも、アカウントが停止されるケースは数多く存在します。
・顧客満足指数の低下
・偽ブランド品などの販売
・児童ポルノ法に触れる物品の販売 などなど
このようなアカウント閉鎖の原因となる要素は、かなりマイナーなものも合わせると、なんと2024年現在で合計30種類以上存在します。
アマゾンで販売する時は、規約違反にならないよう十分注意しましょう。
Amazonでアカウント閉鎖の言葉の意味について
Amazonからの通知文面には、かなり頻繁に「閉鎖」という文言が使われています。
これはAmazon側が「アカウントが止まっている状態」のことを、様々な言葉を織り交ぜて表現していることが原因です。
例えばAmazonの通知では「停止」「閉鎖」「一時的に閉鎖」「凍結」「削除」などの文言が使われており、メールが届くたびに使われる文言が毎回異なります。
つまり意味はどれも同じ「アカウントが止まっている状態」です。
そのためAmazonのテンプレート文章の一言一句に怯える必要はありません。
Amazonからの通知には誤字脱字であったり、明らかに間違った記載やなぜか英語や中国語で届くことも多いので、一言一句を全て本気で捉えないことが肝心です。
Amazonアカウント閉鎖・停止の12個の原因
Amazonアカウントが停止・閉鎖してしまうのにはいくつかの原因があります。ここでは、そんなAmazonアカウントが停止・閉鎖してしまう原因を9個にまとめていきます。
Amazonアカウント閉鎖や停止になる原因 1.カスタマーレビューの操作
実物を手にとって見ることができないと感じる購入者に対して、便利なのがカスタマーレビューです。実際に購入した人の感想や評価を見ることで、安心して買い物ができる仕組みです。
ですが一部の商品では、サクラによるやらせレビューが問題視されています。お金を払って高評価のレビューを依頼して商品の魅力を引き上げるのがやらせレビューの特徴です。
例えば以下のようなパターンが考えられます。
・大量にアカウントを作って自分で購入してみた
・ネット上のレビュー代行業者にお願いした
・謎のSNSのコミュニティでレビューの付け合いをしてみた
・レビュー依頼のチラシを商品に同封した
・レビュー依頼のメールを顧客に送付した
このようなカスタマーレビューをしてしまうと、アカウント停止になってしまいます。
Amazonアカウント閉鎖・停止になる原因 2.Amazonの規約違反
Amazonの規約に違反してしまうと、すぐにアカウントは停止されてしまいます。多くの人が引っかかってしまう規約違反はこちらの2つです。
・複数アカウントの利用
一人が複数のAmazonアカウントを持っていることが判明すると、アカウント停止になります。
*Amazonアカウントは、一人一個までとAmazon規約で決められています。
重要なのは「規約違反で過去に停止になったアカウントは、削除することはできないのでアカウント情報は残ったまま」だということです。
そのため新しく作った2個目のアカウントは、過去に停止された別のアカウントと紐づいて停止されてしまう場合があります。
「Wi-fi情報や登録情報」が重複していないかを常時監視されている上、アカウント作成時には「身分証明書と銀行明細の提出、Web面談」が必要であるなど、本人確認の取り締まりは2024年現在、非常に厳しくなっています。
・コピー品、偽物商品の販売
2024年現在、相談事例が一番多いのがコピー品、偽物商品の販売(真贋調査)です。
アカウント健全性ダッシュボードの「商品の信頼性に関するお客様からの苦情」という項目が過去180日以内に2件以上発生すると、真贋調査でのアカウント停止が発生します。
真贋調査とは「本物か偽物かを調査する」という意味で、つまり偽造品を販売していないかを疑われています。
指摘ASINの請求書がなくとも再開させることは可能ですが、何段階か踏みながら数千文字の改善計画書が必要になってきます。
Amazonのアカウント閉鎖・停止になる原因 3.法律違反
法律違反をしてしまうと、最悪の場合Amazonアカウントが閉鎖になってしまうので十分注意が必要です。特に注意したい法律違反は以下の2つです。
・知的財産権侵害(商標権・著作権・意匠権など)
停止事例で2番目に多いのが、知的財産権侵害です。
そのほとんどは下記の3つの権利侵害です。
・商標権侵害(ブランド名やロゴの権利。偽造品と書かれることも多い)
・著作権侵害(アニメや漫画のキャラクターに関する権利)
・意匠権侵害(商品デザインや形状に関する権利。Apple製品などに多い)
他にも肖像権侵害(アイドル写真など)や特許権侵害などもありますが、非常に珍しいのでここでは一旦省きます。
・ポリシー違反の商品(制限対象商品)
Amazon規約には、法律違反により出品が禁止されている商品がポリシーで決められています。
参考:制限対象商品
そのため出品すると警告を受けて商品を削除されてしまい、何度も繰り返すとアカウント停止になる場合があります。
合計23種類ありますが、薬機法違反の未承認医薬品や国際条約違反の商品、毒物や武器などが該当します。
万が一上記のどれかに該当してしまった出品商品があった場合には、速やかに出品をキャンセルしましょう。速やかにキャンセルしないと、メーカーがAmazonに通報してしまったり、Amazonに見つかってアカウントを閉鎖させられてしまう可能性があるからです。
Amazonでアカウント閉鎖・停止になる原因 4.顧客満足度の低下
顧客満足度が低すぎると、アカウント停止・閉鎖の対象になる可能性があります。Amazonのマーケットプレイスでは、顧客満足度の指数を見ることができます。出品者はこの顧客満足度の指数を一定に保たなければいけません。
指数は以下の状態によって色が変わる仕組みになっています。
・良い状態→緑色
・危険状態→黄色
・悪い状態→赤色
黄色や赤色の状態が続くと、アカウント停止・閉鎖の対象になる確率が高くなります。
なお実は「赤黄緑」の中でも細かく数値「0-1000」は決まっており、米国Amazonなどではすでに数値でも可視化されています。
参考:米国Amazon アカウント健全性評価プログラムポリシー
新規出品者は「200」から始まり、「200-1000」までは緑、「100-199」は黄色、「99以下」は赤色らしいです。しかしほとんどの出品者は1個くらい規約違反しているため、黄色になっていることが多いです。
これらは知的財産権・真贋調査・制限対象商品を中心とした規約違反の指標なのですが、個別の規約違反ごとの最低ラインと全体での最低ラインがあるため、両方を気にする必要があります。
例えば真贋調査だけでも2件苦情が届くとアカウント停止になる場合が多いですが、総合的に数値が下がりすぎてもアカウント停止になる場合があります。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 5.キャンセル率
こちらはキャンセル率が2.5%の基準値を超えてしまった場合に発生します。
キャンセル率が高くなると、アカウントが停止・閉鎖される可能性が上がります。出品して商品が売れたとしても、何らかの理由で購入者に商品を届けることができなかった。そうなってしまうとキャンセル率が上がってしまいます。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 6.出荷遅延率
アカウント健全性ページの出荷遅延率が4%(30日間の合計)を超えた場合に発生します。
Amazonは早く購入者に商品を届けることに力を入れているので、出品者の出荷が遅れてしまうと出荷遅延率が上昇してしまいます。この出荷遅延率が4%以上になると出品者出荷での出品が停止になる場合があり、出品者にとって不利になります。
なお出荷遅延率などのパフォーマンス悪化では「出品者出荷だけが停止」されるため、FBA配送はそのままで自己配送だけが禁止されることになります。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 7.注文不良率
アカウント健全性ページの注文不良率が1%(60日間の合計)を超えた場合に発生します。
60日間合計なのでなかなか消えない上に、1%未満という厳しさが相まって、セラー初心者がいきなり注文不良率が上がってしまうと、そのまま一気にアカウント停止になります。
注文不良率が悪化する原因としては下記の3パターンです。
・「顧客からの低い評価」・・・5段階のうち「1、2」が対象
・「マーケットプレイス保証申請」・・・受理数ではなく申請数
・「チャージバック申請」・・・クレカ会社経由での申立て
この中でも一番多い原因が出品者評価に対して低評価を受けた場合です。
購入者は注文確定日から90日以内であれば、出品者に対して注文履歴ページから評価を投稿することができます。その中でも、低評価「1,2」は注文不良率の悪化につながります。
またAmazonマーケットプレイス保証を利用されると、注文不良率が上がるだけでなく、出品者の評価も下がります。
この「マーケットプレイス保証申請」ボタンは、「出品者に連絡する」ボタンから出品者に連絡して48時間後に購入者の注文履歴ページに出現します(プライム商品やKindleなどは除く)
そのため購入者が返品を希望しているのに、48時間以上そのままにすると、こちらのボタンが出現して「30万円までの注文なら出品者からの強制返金」が可能になる仕組みです。もちろん出品者側も反論することができるのですが、こちらは申請しただけで注文不良率が上がるので、そもそもできる限り発生させないことが重要です。
なのでもし購入者から不良品である連絡を受けた場合には、速やかに対応するようにしましょう。
最後のチャージバック申請は、クレジットカード会社経由での返金申請です。購入者が商品購入時に利用したクレジットカード会社側に、申立てをした場合に発生します。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 8.住所変更依頼
商品を自己発送する場合、購入者から「住所を間違えたので変更して欲しい」という要望を受けることがあります。この要望を受けてしまうとポリシー違反になってしまうので注意しましょう。
購入者の登録住所と異なる住所(入力した追跡番号でAmazonに伝わります)に配送してしまうと、架空住所に配送していて実際に商品を配送していないのではないかと見なされる場合があるためです。
もし購入者から「住所を変更して欲しい」という要望を受けたのであれば、一度購入をキャンセルしてもらい、正しい住所に再登録した上で購入してもらうように連絡を取りましょう。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 9.追跡可能率
アカウント健全性ページの追跡可能率が95%(直近30日間)を下回った場合に発生します。
追跡番号を入力したのに追跡可能率が悪化するのは、下記のようなパターンが考えられます。
・追跡番号の入力間違い
番号の入力間違いはもちろん、入力欄に「空欄」や「,」を入れていた場合、入力欄に全角数字を入れた場合も反映エラーで追跡可能率が悪化します。
・配送会社が対応していない
「エコ配」などAmazon未対応の配送会社は、いくら追跡番号を入力しても一切反映されず、追跡可能率が悪化していきます。
・出荷通知と集荷の時間差
ポスト投函などで実際の出荷と出荷通知の期間が空いてしまった場合です。
*なお追跡可能率などのパフォーマンス悪化では「出品者出荷だけが停止」されるため、FBA配送はそのままで自己配送だけが禁止されることになります。
これを解決するためには、追跡可能率が悪化した原因を特定した上で、数千文字でパフォーマンス改善計画書を提出する必要があります。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 10. 身分証明の提出(公共料金の請求書)
アカウント作成直後に多いのが、追加での身分証明として「公共料金の請求書」を要求され、それが全く受理されないままアカウント停止になるパターンです。
これは身分証明書の提出やストア登録情報に一部不備があった場合に発生するようです。
基本的には、ストア登録情報と同じ公共料金(電気・ガス・水道・インターネット・電話料金)の直近の領収書を提出すれば解決します。
ただAmazonアカウントを作りたい人全員が「家の世帯主」ではないので、本人名義の公共料金の領収書がない場合も多いんですよね。この場合は通すのにかなりコツが必要です。
そのような場合の対処も含め、こちらの案件も定期的に依頼を受けて再開させています。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 11. Amazonギフト券違反
あまり知られていないのですがAmazonの正規代理店以外で購入・譲渡されたギフト券を使用することは規約違反になります。
つまりコンビニや百貨店などのAmazon正規代理店で購入したギフト券はOKですが、Twitterのプレゼント企画や、ギフト券転売サイトでの購入はNGです。
参考:正規代理店の一覧ページ
この案件の場合は、ログイン自体が不可能になる(購入用アカウントの方が停止になるとそうなる)ため、Amazonのメールアドレス宛に改善計画(状況説明)を送ることになります。
Amazonのアカウントが閉鎖・停止になる原因 12. 偽造した請求書の提出
一言で言えば、偽造書類の提出が発覚してのアカウント停止です。
商品の出品申請用の書類や、商品の警告を消すための書類として、自分で自作した請求書や第三者(業者)に依頼して作ってもらった請求書を提出するとアカウント停止になります。
一見再開しづらそうな案件ですが、こちらは過去に何度も再開しておりますので、改善計画書次第ですが意外と許してくれることも多いです。
真贋調査でAmazonアカウント閉鎖・停止になる例
2024年現在、一番停止事例が多いのが「真贋調査」です。
真贋調査とは「本物か偽物かを調査する」という意味で、つまり偽造品を販売していないかを疑われています。アカウント健全性ダッシュボードの「商品の信頼性に関するお客様からの苦情」という項目が過去180日以内に2件以上発生すると発生します。
ここでは、そんな真贋調査について紹介します。
Amazonから届く個別商品への真贋調査通知が来たらアカウント閉鎖になる前に連絡を!
真贋調査により、Amazonペナルティを食らった場合、以下のような通知メールが届きます。
引用
——————————————
「平素はAmazonをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび出品者様より発送された商品の信憑性について、購入者より寄せられたご連絡を調査した結果、出品者様の出品をキャンセルさせていただきました。真贋に関するご連絡があった商品のFBA在庫につきましては、まだ削除の対象ではありません。出品キャンセルを行った商品は、本Eメールの末尾に記載されております。
この決定に対し、90日以内に異議申し立てがない場合は、真贋に関するご連絡があった商品のFBA在庫はすべて、出品者様の負担にて廃棄される場合があります。以下省略」
——————————————
このようなメールを受け取った時は、同じ商品の出品は控える旨をAmazonに伝えるようにしましょう。
二度と出品しない旨を伝えた結果
二度と出品しない旨を伝えると、短い文章で出品再開のメールが届きます。アカウント停止を避けたいなら、この方法を利用しましょう。
適切な対応をした結果
二度と同じ商品を出品しない旨確約するなどの適切な対応をとった場合、以下のような文面のメールが送られてきます。
引用
——————————————
「平素はamazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、ご提供いただいた情報を慎重に審査いたしました。出品者様は、amazon.co.jpで該当の商品を継続して出品することができます。」
——————————————
アカウント閉鎖になる前にAmazonから届くアカウント調査を伝える通知
Amazonアカウントが調査されてる段階では、以下のようなメールが届きます。
引用
——————————————
「平素はamazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、本メールの末尾に記載されている商品の信憑性について、購入者より申し立てがあったため、現在出品者様のアカウントを調査しております。以下省略」
——————————————
この通知を受け取ってから24時間以内に電話がきて、そこからまた24時間以内に「該当の商品の請求書と改善報告書」を提出することになります。
Amazonアカウント閉鎖・停止通知
Amazonアカウントが停止されると、以下のようなメールが届きます。
引用
——————————————
「平素は amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、出品者様より発送された商品の信憑性について、購入者より寄せられたご連絡を調査した結果、現在、出品者様の出品アカウントを停止させていただいております。該当の商品は本 E メールの末尾に記載されております。出品者様のアカウント残高はそのままとなりますが、この問題が解決されるまでお振り込みは留保されます。以下略」
——————————————
アカウントの停止を解除してもらうには、適切な改善計画書の作成が欠かせません。じっくりと時間をかけて書類を作成してください。一度の交渉で終わることはほぼありません。諦めずに何度も提出することが大切です。
Amazonから「アカウントは閉鎖されています」|Amazonアカウントの閉鎖通知
Amazonペナルティに対し、適切な措置が取られないと、以下のようなアカウント閉鎖メールが届きます。
引用
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「平素は amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
出品者様より発送された商品について、購入者から寄せられたご連絡に対する適切な改善計画をご提出いただいておりません。このため、出品者様の出品アカウントを閉鎖させていただきました。
該当の商品は Amazonのサイトからすでに削除されております。また出品者様のアカウント残高はすべて保留されております。真贋に関するご連絡があった商品の FBA 在庫につきましては、まだ削除の対象ではありません。
この決定に対する異議申し立てが 90 日以内に行われない場合、アカウント残高は引き続き保留されます。以下略」
——————————————
メール文面には「閉鎖」と記載されておりますが、実際には停止状態のまま変わっておらず、状況が悪化しているわけではありません。アカウントが再開するまでは様々なテンプレート文章が届きますので、一言一句を大きく気にしないようにしましょう。
Amazonアカウント閉鎖から復活したときの通知
Amazonアカウントの閉鎖から復活した場合は、以下のようなメールが届きます。
引用
——————————————
「平素は amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびご提出いただいた情報をもとに出品者様のアカウントを慎重に審査した結果、出品者様のアカウントを再開できるとの判断に至りましたので、ご連絡いたします。
——————————————
このメールが届けば、見事アカウント復活です。保留されていた売上金の支払いも再開されます。
Amazonアカウント閉鎖から復活する方法
ここでは、Amazonアカウントの閉鎖から復活する方法を紹介します。
Amazonアカウント閉鎖から復活するには
Amazonアカウントの閉鎖から復活するには、完全削除されてない状態から適切な改善案を提出する必要があります。
以下の点を重視して、Amazonに謝罪の意思を示してください。
・規約違反の原因
・具体的な改善内容
・改善策の実施日
・改善策の効果
・丁寧で誠実な謝罪
Amazonアカウント閉鎖の対処法
閉鎖されたアカウントを復活させるには、改善計画書の提出が必要です。
改善計画書は、丁寧な文体で記載しましょう。1回目で復活することはほぼないので、何度も提出して誠意を示すことが大事です。
Amazonのアカウント閉鎖を復活させるのは問い合わせても大変難しい
閉鎖されたアカウントを復活させるのは大変ですが、Amazonが求めている内容を提出することができれば復活させることは十分可能です。
ちなみに、閉鎖されたアカウントの復活に関する事務は、アカウントスペシャリストという部署が担っています。テクニカルサポート(問い合わせ窓口)ではないので注意してください。
アカウントスペシャリストは、テクニカルサポートほど丁寧な対応はしてくれません。問い合わせても、そっけない態度で応対される可能性があることを覚悟しておきましょう。
もし復活させるのは無理だと思ったときは、新しいAmazonアカウントを作成するのも手です。
しかし基本的には完全に別人として身分証明書や銀行明細を提出して、ストア登録情報やネット環境を全て変更して再登録する必要があり、また常に閉鎖アカウントと紐づいてアカウント停止になるリスクを背負う必要があるため、新しいアカウントを作成するハードルは非常に高いのが現実です。
Amazonアカウント閉鎖後、新アカウントを取得する際の注意点
Amazonで新規にアカウントを作成するなら、以下のものが必要です。
・行政機関発行の顔写真付きの身分証明書
・過去180日以内に発行された取引明細書
・ビジネス用のEメールアドレスまたは既存のAmazonアカウント
・電話番号
・住所
・インターネット
・銀行口座やクレジットカード情報
注意点として、既に登録したことがある情報を再登録してしまうとAmazonから同一人物とみなされてしまいます。その為、閉鎖されたアカウント情報以外のものを用意してください。
電話番号は、アカウント登録時に本人確認のショートメッセージを受信する必要がありますので、SMSが使える080や090の電話番号を登録する必要があります。
アカウント作成後はいつでも変更可能ですので、その際は月額300円前後で使える050 plusというサービスがおすすめです。サービスに登録するだけで、すぐに新しい番号を使えます。もちろん、スマホを買い替えて新しい番号に切り替えても構いません。
住所に関しては新しく用意するのが難しいところではありますが、実家や知人宅を登録できるとスムーズです。
しかし身分証明書や銀行明細の住所と一致する必要がありますので、身分証明書の書類と異なる住所は利用することはできません。例えばレンタルオフィス、バーチャルオフィスなどを契約しても、アカウント作成時点では利用することはできません。ただし嫌がらせや勧誘防止目的であとで変更することは可能です
インターネット環境
パソコンやスマートフォン端末に関しては、MACアドレス(パソコン固有の番号)では紐づかないため、基本的には同じパソコンで構いません。
その代わりにWi-fiによるIPアドレスで紐づくケースがあります
IPアドレスの重複を避けるには、インターネット環境の変更も必要です。一番簡単なのは、ポケットWi-Fiを契約する方法です。PCは使わず、スマホでのみログインするのもおすすめです。
また接続のたびにIPアドレスが変わるスマートフォンでのテザリングを利用することで、紐づくリスクは大幅に減るので、こちらもおすすめです。
さらにデスクトップクラウドから接続することで完全に別のインターネット環境になることから、こちらの方法でも紐づく可能性はなくなります。
銀行口座や決済情報
銀行やクレジットカードのような決済情報も変更します。名義に関しては同姓同名が存在するという観点から、以前と同名義であっても再びアカウントが閉鎖される可能性は低いです。
ただ、同じクレジット会社や銀行だとさすがに怪しまれるので、登録履歴のないものを利用しましょう。特にクレジットカード番号と銀行口座番号については、どちらも完全に異なるものを利用しましょう。
そして「名義」に関しては、クレジットカードの名義は確認される場合がありますので注意が必要です。クレジットカードの名義が異なることが原因で、アカウント停止になっている事例があります。
逆に銀行口座の名義をチェックされることは現時点ではありません。そのため複数アカウントを同じ名義の異なる番号の銀行口座で登録する分には紐づくことはありません。
そのため合わせて新しく銀行口座を開設する場合は、PayPay銀行をおすすめしています。
こちらはネットバンキングなので振込や残高照会がインターネット上で完結するだけでなく、各種手数料が大変安いです。
年会費無料、ATM手数料も毎月最初の1回は入出金が無料となっています。振込手数料はPayPay銀行宛なら55円、他銀行宛なら160円です。(法人・個人事業主口座の場合)
またAmazonと同じく物販に便利なヤフオクでは、PayPay銀行口座への入金であれば売上金の振込が無料となります。その売上金は、土日夜間いつでも受け取ることが可能です。
さらに、PayPay銀行なら簡単手続きで借り入れをすることができます。ネット上で申し込み完了、審査結果はメールで届き、最短60分で仮審査結果を受け取ることができるのです。
ネットビジネスをするなら持っておくべき銀行口座となっています。詳細は下記ホームページにてご確認ください。
Amazonアカウント閉鎖・停止された場合の心構え
ここでは、Amazonアカウントが停止された場合の心構えから、改善計画書の作成まで紹介します。
Amazonから「アカウントは閉鎖されています」と通知を受けても慌てて問い合わせない!
Amazonアカウントが停止されると、「何もしてないのに何故?」とパニックに陥り焦って問い合わせるかもしれませんが、こういう時こそ落ち着いた対処が必要です。対応策はいくらでもあるので、「何もしてないのに何故アカウント閉鎖?」と感情的な問い合わせや対応だけは避けましょう。
例えば、以下のような感情的な対応だけは避けましょう。
- まずは数行でAmazonに質問する
>それが1回目の提出扱いになります。貴重なチャンスが無駄になります。 - 規約違反を認めない形で提出する
>Amazonのシステム検知は優秀なので、明確な証拠を持っています。 - 偽造書類を作成して提出する
>すぐに見つかる場合が多く、余計に再開が難しくなります。
静かつ丁寧に謝罪の意思を示すことが大切です。
Amazonのアカウントが停止されても、アカウント再開の可能性が消えたわけではありませんので、諦めずにチャレンジすることが大切です。
Amazonからアカウント閉鎖を受けても諦めない事が大事
アカウントが停止されたからといって、「何もしてないけど仕方ない」と諦めてしまえばそれでおしまいです。復活する可能性も潰えることになるので、必ず何らかの対応はしましょう。
冷静かつ丁寧に「今回の問題の分析と今後の改善策」を記載した改善計画書を作成して、提出して、大切なアカウントを再開させましょう。
Amazonアカウント閉鎖・停止から復活までにする事を確認する
アカウントが停止された時はまず、復活までの計画を立てます。以下を参考にして、アカウント停止から復活までの道のりを逆算していってください。
・違反商品の請求書または領収証を準備する
・原因を明確にする
・具体的な改善計画を立てる
・具体的な期日を決める
・請求書or領収書と改善計画を提出する
・Amazonからの指示に従う
アカウント閉鎖に限らず、Amazonペナルティを受けると、商品の請求書か領収証の提出が要求されます。
請求書の発行は1〜2日でできますが、時間がかかる場合もあるので最初に済ませましょう。
請求書に以下の項目が記載されているか確認してください。
・仕入れ先の名称、電話番号、住所、URL
・購入者の名称、電話番号、住所、URL
・違反商品の情報
・購入数と出品数の整合性が取れているか
・日付
一番大事なのは、規約違反の原因を明確にすることです。ここをしくじると、全ての努力が水の泡になります。ある程度正当性のある理由を考えましょう。
改善計画書と請求書または領収証を提出した後は、Amazonの指示に従ってください。
改善計画書のポイント
停止原因により大きく異なりますが、基本的には下記の3点が重要になります。
- 今回の問題の根本原因
- 今回の問題を解決するために実施したアクション
- 今後同様の問題を防ぐための対策
その上で改善計画書は、どんな些細なことでも書いてください。日付・値段・個数・人数などを具体的に記載すれば、説得力が増します。以下を参考にして、しっかりしたものを作成しましょう。
・二度と同じ過ちは繰り返さない
・即座に出品停止する旨
・違反商品の在庫を返送・破棄する
・検品の回数を増やす
・規約に違反してないかチェックする人数を増やす
・定期的に規約に違反してないかチェックする
・商品情報が明確な場合のみ購入する
・具体的な評価基準のもと仕入れする
・実際に商品を1度手元で確認する
改善計画書の作成例
以下を参考にして、改善計画書を作成してください。
——————————————
「amazon.co.jp 御中
アカウントスペシャリスト 様
お世話になっております。出品者の○○です。
この度は、規約違反を犯し、お客様・Amazon様に多大な迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。
アカウントの復活を切に願っております。お手数ですが、改善計画書に目を通していただければ幸いです。
規約違反の内容:
規約違反の原因:
具体的な改善策:
改善策を実施する期日:
改善策の効果が期待できる時期:
改善策実施責任者: (名前を書いてください)
今後このようなことがないように努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。」
——————————————
Amazonアカウント閉鎖・停止から迅速に復活させるためのポイント
ここでは、Amazonアカウントの停止から迅速に復活させるためのポイントを紹介します。
セラーが全責任をもつ
Amazonアカウントを復活させる時は、セラーが全責任を持ちます。こちらに非がないということが明らかでない限りは、間違ってもAmazonの責任にしないようにしましょう。
また第三者(顧客の誤解や、他セラーからの嫌がらせなど)に責任を転嫁させるような書き方もしないようにしましょう。基本的には全てセラーの責任として記載しましょう。
今までのアカウント運営の問題点を意識して、改善計画書の根本原因の部分を記載することが重要です。
文章の変化を見逃さない
Amazonとやり取りをしていると、テンプレートではない文章が返ってくることがあります。こうなると復活は近いので、より丁寧な対応を心がけましょう。
テンプレート以外の部分はAmazonの本音の部分であることが多いため、もし今までになかった文章が記載されていたら、その内容を意識して改善計画書を修正しましょう。
また停止原因や状況ごとに「Amazon側が求めている内容」が必ず存在します。Amazonが何を求めているかを読み取ることが重要です。
それをふまえて数千文字の分量(例えば真贋調査なら5000-7000文字程度)で改善計画書を記載・提出する必要があります。
ただ停止原因や状況に加えて、審査の担当者ごとにも大きくAmazonが求める内容が変化することから「真贋調査ならこのテンプレを少し修正して出せばいい」といった決まった再開テンプレートは存在しません。
Amazonでアカウントが閉鎖されなかなかアカウントが再開しない方へ
初めてアカウント停止になった方が一人で改善計画書を書き上げるのはかなり難しいです。
もし数千文字書き上げたとしても、その内容は「相手が求めている文章」とは大きくズレていることがほとんどです。そして提出を重ねるごとに、徐々に再開しづらくなっていきます。
そんな少ないチャンスに見当違いの文章を提出して、アカウント再開の機会を逃してしまうのは非常にもったいないです。
ただ多くの方は「何をどのように」書けばいいのかを分からないまま、そのまま再開を諦めてしまっています。
Amazonでアカウント閉鎖するやり方
Amazonアカウントを自分で閉鎖する場合は、アプリから閉鎖する方法と、公式サイトから閉鎖する方法があります。
ただし、Amazonアカウントは一度閉鎖すると復元できなくなるため実行には注意が必要です。
Amazonアプリからアカウント閉鎖する
スマートフォンやタブレットをお持ちの場合は、アプリから閉鎖することができます。
手順は以下の通りです。
- Amazonショッピングアプリを起動する
- 画面下部にある人型マークをタップする
- 「アカウントサービス」をタップ
- 「データとプライバシー」の項目中の「Amazonアカウントを解約する」をタップ
- 記載事項を確認後、アカウント閉鎖の理由を任意で選択
- 「はい。Amazonアカウントの完全な閉鎖と、個人データの削除を希望します。」にチェックを入れる
- 「アカウントを閉鎖する」をタップ
- EメールかSMSで届く確認用のメールのリクエストに返信する(5日以内)
もしくは、電話やチャットを使って、Amazonのカスタマーサービス(問い合わせ窓口)の方に依頼することもできます。
- Amazonショッピングアプリを起動する
- 画面下部の三本線マークをタップ
- 「カスタマーサービス」をタップ
- 「アカウントについて」をタップ
- 「アカウントの閉鎖」をタップ
- 「カスタマーサービスへ連絡」をタップ
- チャットの場合は、「今すぐチャットを開始する」をタップ
電話を希望の場合は「今すぐ電話をリクエストする」をタップし、自分の電話番号を入力する - チャットまたは電話でアカウント閉鎖を依頼する
また、Amazon プライムビデオのアプリからでも閉鎖できます。
- Amazon プライムビデオアプリを起動する
- 画面下部の「マイアイテム」をタップ
- 画面右上の歯車マークをタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「アカウントを削除」をタップ
- 記載事項を確認後、アカウント閉鎖の理由を任意で選択
- 「はい。Amazonアカウントの完全な閉鎖と、個人データの削除を希望します。」にチェックを入れる
- 「アカウントを閉鎖する」をタップ
- EメールかSMSで届く確認用のメールのリクエストに返信する(5日以内)
Amazon公式サイトからアカウント閉鎖する
公式サイトにアクセスし、アカウントを閉鎖することもできます。
手順は以下の通りです。
- Amazon公式サイトにアクセスする
- 画面上部の「アカウント&リスト」をクリック
- 「データとプライバシー」の項目中の「Amazonアカウントを解約する」をタップ
- 記載事項を確認後、アカウント閉鎖の理由を任意で選択
- 「はい。Amazonアカウントの完全な閉鎖と、個人データの削除を希望します。」にチェックを入れる
- 「アカウントを閉鎖する」をタップ
- EメールかSMSで届く確認用のメールのリクエストに返信する(5日以内)
公式サイトからも電話やチャットにつなげて、カスタマーサービスの方とやり取りすることができます。
- 公式サイトへアクセス
- 画面上部の検索ボックス右にある「アカウント&リスト」をクリック
- 「カスタマーサービスに連絡」をクリック
- 「その他のお問合せ」をクリック
- 「アカウントについて」をクリック
- 「アカウントの閉鎖」をクリック
- 「カスタマーサービスへ連絡」をクリック
- チャットの場合は、「今すぐチャットを開始する」をタップ
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Amazonでアカウント閉鎖になった場合の復活・解除方法まとめ
閉鎖されたAmazonアカウントを復活させるのは困難ですが、諦めずにチャレンジすることが大切です。アカウントが停止された場合は、焦らずに改善策を実行していってください。
どうしようもない場合は、新規アカウントを取得するのもおすすめです。