ヤフオクの落札価格を商品写真の背景で爆上げする方法

ヤフオクをはじめとするオークション出品で最も大切なのは商品写真です。なぜなら、一番最初に入札者が見るのが写真だからです。商品写真で商品に興味を持ってもらえなければ、その先はありません。

そして、写真で商品の魅力を引き立たせるために重要な役割を果たすのが背景です。どんなに良い商品でも背景が汚いと商品も汚く見えてしまいます。そこで、今回はオークション用の商品写真の撮り方と背景のポイントを解説します。

目次

商品写真の基本

最初に商品写真を撮る上で最も基本的なポイントを2つ紹介します。

余計なものを写さない

背景に商品と関係のない物が写っていると、商品価値が低く見えてしまいます。

・カーテン
・壁
・家具
・家電
・ゴミ

などが写真に写り込んでいないかよく確認しましょう。

床や畳の上で撮らない

背景が床や畳だと商品がみすぼらしく見えてしまいます。

もちろん商品が映える床であれば床を背景に撮っても構いませんが、そうでないなら商品が映える背景を用意しましょう、

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おすすめ背景

ここからは商品写真の撮影におすすめの背景を紹介します。

白い背景が最も汎用性が高い

白い背景は清潔感があるため、商品の魅力が引き立ちやすいです。

ただし、商品自体の色が白い時は、黒やグレーなどの背景がおすすめです。

背景紙

「白い背景って言っても、うちは壁も床も白じゃないんだよな」という方もいらっしゃるかも知れませんが、安心してください。白い背景は簡単に作れます。

というのも撮影用の「背景紙」が売っているからです。白い背景紙を買ってきて、床に敷くか壁に垂らすかすれば白い背景が完成します。

柄やシワがある背景だと綺麗に写すのが大変なため、真っ白で滑らかな背景紙を使いましょう。

背景紙の効果

床を背景に撮った商品は、以下のようになります。これでも悪くはありませんが、中古品の感じが強く出てしまっています。

しかし、白い背景紙を使って撮影すると、同じ商品でもここまで見栄えが良くなります。こちらの方が新品感がします。

このように、背景紙を使うだけで商品の印象をガラッと変えることができます。

大きい洋服や家具・家電を撮影する際の白の背景

ただ、大型家具・家電、コートなど大きな商品を撮影する際は、適当な大きさの背景紙がなかなか見つかりません。そのような場合は、ベッドシーツなど白単色の布を背景にすると綺麗に撮影できます。

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商品ジャンル別!おすすめ背景

白い背景は最も汎用性が高いですが、商品によっては白い背景より魅力が引き立つ背景があります。具体例を以下に示します。

黒の塩ビ板

白い商品やメタリックな時計などは、反射のある黒の塩ビ板を背景にするとよく映えます。塩ビ板は100円ショップで手に入ります。

例えば、シルバーの腕時計を黒い塩ビ板を背景にして撮ると、時計が見やすいのはもちろん、時計が塩ビ板に反射して少し高級感が出ます。

中古の白いiPodも、まるで新品のように見えます。

木目調

アンティークな小物は、木目調の背景紙がおすすめです。木目調の色・コントラストは商品によって変えましょう。

例えば、ダークブラウンの財布であれば、ホワイト系の木目調を背景にするとよく映えます。

サテン布

アクセサリーや宝石類は、サテン布を背景にすると良いです。

サテン布もただ敷くのではなく、わざと少し折り畳むことで高級感が出ます。

おすすめの背景小物

前述の通り、背景に商品と関係のないものが映らないようにするのが基本です。しかし、商品を際立たせたり、実際に使用した時の見た目を表現するための物であれば背景に写しても問題ありません。

例えば、宝石類を撮影する場合は、背景にアクリルアイスを置くとより輝いて見えます。

ジャケットを撮影する際は、ジャケットに合うコーディネートをして実際に着た状態で撮る「着画」にすると、ジャケットの魅力が伝わりやすくなります。

NG背景

単色でないカラフルな背景や、商品とかぶる柄の背景は避けましょう。

簡易撮影ブースの作り方

背景紙を敷くだけでも大分見栄えが良くなりますが、撮影ブースを作ればさらに背景の効果が増して、商品写真が魅力的に写ります。

撮影ブースは素人でも簡単に自作できます。作り方を以下で説明します。

背景紙のセッティング

まずは背景紙をセットしましょう。

下に背景紙を敷いて、後ろに背景紙を吊るしましょう。

照明を当てる

次に光源を用意しましょう。光がなければ写真は撮れません。

電気スタンドなどの照明器具で、上から光を当ててください。一度この状態で写真を撮り、光が強すぎるようなら照明にディヒューザーをつけて光を和らげましょう。白い紙を商品とライトの間にかませるだけでも、ディヒューザーの役割を果たせます。

レフ板を当てる

照明を当てて撮影して、シャドウになっている部分は、レフ板を使って明るくしましょう。レフ板とは光を反射させる板です。

白い画用紙でも十分レフ板代わりになります。

商品写真の背景を白抜きにする方法

背景が散らかった状態で写真を撮影してしまった場合は、白抜きをして背景をすっきりさせましょう。

白抜きとは、写真の背景だけを消すことを言います。

白抜き前
白抜き後

白抜き方法(Word版)

Wordを使った白抜き方法を解説します。

まずは、Wordで白抜きしたい画像を開きます。

画像を選択した状態で、「書式」にある「背景の削除」をクリックしてください。

すると、ソフトが自動的に対象物と背景を判別し、削除すべき背景部分が紫色になります。これで問題なければ「マークの削除」をクリックしてください。

削除したい背景の領域が間違っている場合は、「保持する領域としてマーク」や「削除する領域としてマーク」を使って、手動で領域を設定しましょう。

背景を透明にする方法

背景を消した画像を他の画像と重ねて使用したい場合は、白抜きだけでは足りません。なぜなら、白抜きしただけの画像を重ねると以下の画像ように後ろの画像が白い背景に隠れてしまうからです。

他の画像と重ねて使う場合は、背景を透明にする必要があります。背景が透明なら後ろの画像も隠れません。

背景を透明にする方法は簡単です。Wordで画像を開いて「書式」の「色」をクリックしてください。そして、プルダウンメニューから「透明色を指定」を選択してください。

そして、透明にしたい背景部分をクリックすると、背景が透明になります。

商品写真は背景が大事

背景が違うだけで商品写真の見え方はガラッと変わります。ぜひ商品に合った背景を用意してみてください。

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この記事を監修した人

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