ネットショッピングは、家にいながら買い物ができてとても便利ですよね。その中でも特に利用者が多いのが「Amazon」ではないでしょうか。Amazonのサイト内で検索すれば、どんなカテゴリーの商品でもすぐに見つかる、とても魅力的なサービスです。
このAmazonで、2018年12月1日から「d払い」ができるようになったことをご存じでしょうか?
d払いとは、ドコモが提供する決済サービスで、ケータイのバーコードを使って決済します。さらに、ドコモユーザーであればケータイの支払いで貯まる「dポイント」も、d払いの際に使うことができます。
そこで今回は、dポイントやd払いの特徴、そしてAmazonでd払いを利用する方法や注意点などを解説していきます。
Amazonでも使えるdポイントとは?用途限定や期間限定のみのポイントに注意!
ところで、dポイント貯めてますか?dポイントはコンビニなどのいろいろな店舗で貯まる上に、お金代わりにもなる便利なポイントです。
そもそも、dポイントには「dポイント」と「dポイント(期間・用途限定)」の2種類があります。この2つのdポイントの違いは、ズバリ「期間や用途の利用制限」の部分です。通常のdポイントは、有効期限が48か月(4年)です。一方、期間・用途限定のdポイントは、そのポイントを獲得したサービスによって有効期限は異なります(だいたいは数か月程度で失効してしまいます。)。また、用途に関しても通常のdポイントとは違い一部利用できないサービスがあります。
ちなみに、以前は、期間・用途限定ポイントを通常のdポイントや楽天ポイント、またはAmazonギフト券に変えたり……といった抜け道が存在していました。しかし、このdポイントの抜け道を許すと期間制限の意味がなくなってしまうことから、現在はできなくなっています。
このように、現在では期間・用途限定のdポイントは「早めに」「用途に注意して」使う方法を知っていないと、期間内に使うことができなくなってしまいます。それにはまず、dポイント(期間・用途限定)について知ることが大切です。以下で確認していきましょう。
利用の仕方に制限アリ!期間・用途限定ポイント
それでは、dポイント(期間・用途限定)をさらに詳しく見ていきましょう。
まず、期間・用途限定のdポイントが利用できないサービスとしては、「ケータイ料金の支払い」「データ量の追加」「スゴ得のクーポンへの利用」「交換商品への利用」の4つのサービスがあります。ドコモでケータイ料金を支払っているという方は、データ通信量が足りなくなっても期間・用途限定のdポイントでは支払えません。
また、期間・用途限定のdポイントを電子マネーのiDへチャージすることはできまないので注意が必要です(ドコモのケータイ回線を契約している方は可能)。
「どうしても期間・用途限定ポイントを現金化したい!」のであれば、人気商品などを期間・用途限定のdポイントで購入し、それを別のショップなどで売るという手段はあります。しかし、これは手間がかかる方法です。もうすぐ失効するdポイントがあるけど使い道がない……といった場合の最終手段と考えてください。
出張や旅行で頻繁に飛行機に乗る人は、マイルを貯めている場合が多いでしょう。しかし、期間・用途限定ポイントをJALマイルに変えることも叶いません。
せっかくdポイントをゲットしても、このように期間や用途が制限されているのでは不便なのでは?と考えてしまいます。まずは、今自分が持っているdポイントが通常ポイントなのか、期間・用途限定ポイントなのかを確認することから始めましょう。
いま持ってるポイントはどっち?期間・用途限定ポイントかをチェックしよう
期間・用途限定ポイントの確認方法をご紹介します。
dポイントアプリを開いて、ポインコ兄弟(CMでおなじみの黄色いインコ?のことです)画像の横の「>」をタップしてください。
すると「ポイント詳細」のページが出てきます。
上のdポイント合計欄の「うち期間・用途限定」で、現在持っている期間・用途限定ポイントの総数が確認でき、その下でポイント有効期限が確認できます。そこには直近の期限と失効するポイントが記載されています。
今持っている期間・用途限定ポイントを全部使い切るのもよし、失効する直近のポイントから買い物などで利用するもよしです。dポイントの期間限定は、ほかの楽天ポイントなどよりも比較的長く設定されています。楽天の場合には数週間で失効するものもありますが、dポイントなら数か月の余裕を持たせていることが多いのです。
このように、dポイントアプリで定期的に確認しておけば、失効するポイントを減らすことができます。dポイントアプリは、インストールすればすぐ利用できるようになるので、アプリを入れておくことをオススメします。
d払いを使えばAmazonでdポイントが消費できる!用途限定・期間限定のみを使いたい場合は?
ここまでのお話でdポイントについては分かっていただけたでしょうか。
次は「d払い」のお話です。最近ではドコモのコマーシャルで耳にする機会も増えましたが、実際のところ、ドコモユーザーでも使ったことがないという人は多いのではないでしょうか?
ここからは、d払いの仕組み、Amazonでd払いを利用する条件・注意点をご紹介します。
Amazonのd払いでdポイントが貯まる!用途限定・期間限定のみを優先して使用することも可能
d払いとは、コンビニや飲食店などのお勘定や、ネットショッピングをした際の支払料金をケータイ料金と合算して支払う決済方法のことです。ドコモ以外のスマホを使用している人は、クレジットカード情報を登録することで利用できます。街のお店で支払う場合は、ケータイのQRコードを読み取ってもらえば決済が完了するので、とても便利です。今後キャッシュレス決済としてもますます浸透していくでしょう。
そして、d払いを利用する時は、dポイントを使って決済することも、dポイントを貯めることもできます。
Amazonでd払いをした場合、注文確定後にAmazonからドコモへ購入情報が届くとdポイントが消費されます。そして、dポイントを使う場合は、期間・用途限定ポインから優先して消費する仕組みになっています。
dポイントをAmazonで使うにはドコモユーザーであることが条件!
ここで、みなさんが気になるのは、Amazonでd払いができる利用者の条件ではないでしょうか。
まず、ドコモの回線を契約していることがAmazonでd払いができる最低条件です。auやソフトバンクを利用している人は、Amazonでd払いができません。
他に「spモードまたはahamoの契約をしていること」という条件もあります。しかし、ドコモの回線を契約した人であればいずれかのドコモネットワークの契約をしているはずですから、この条件は問題にならないでしょう。
Amazonでd払いをするときの流れ
それでは、d払いを使ってAmazonでお買い物をしてみましょう。
Amazonで自分が欲しい商品を探します。選んだら、決済画面に進みます。
決済方法で「docomo(個人用)携帯決済」をタップしましょう。
注文確認画面で支払い方法がdocomo決済になっているか、よく確認してください。
これでAmazonのd払いは完了です。後日ケータイ料金の支払いとともに、買った分の金額の支払いも行われます。
ただし、Amazonなどでd払いで買い物するには、事前にd払いの利用設定をしておく必要があります。その際、「dポイントをすべて利用する」と設定しておけば、決済時に自動でdポイントを使ってくれる便利な機能もあります。また設定の際には、WiFiを切断し、ドコモネットワークからの接続が必要なので注意してください。
ちなみに、Amazonでのd払いをdカードで行えば、さらにポイントをお得にゲットできますよ。
ややこしい!ドコモ払いは利用不可
ただし、Amazonは「ドコモ払い」には対応していない点には注意が必要です。
以前はAmazonもドコモ払いに対応していました。しかし、今はdポイントが使えるd払いに限定されています。
同じドコモが提供するサービスで勘違いしやすいですが、Amazonが対応しているのは「d払い」ということを覚えておきましょう。
Amazonでdポイントを使いたい!設定方法
前述のとおり、Amazonのd払いでdポイントを利用するには事前の設定が必要です。この設定を忘れてしまうとAmazonでdポイントが使われないまま決済されてしまうので、必ず行ってください。
1、Amazonのアカウントとdocomoアカウントを連携させる
まずは、Amazonサイト内の「アカウントサービス」に入り、「支払&住所」項目の「お客様の支払い方法」を選択します。
「お支払い方法」の項目内にある「カード&アカウント」の右にある「追加」ボタンをタッチします。
続いて「携帯決済」をタッチ。
携帯電話会社を「docomo d払い」へ、アカウントタイプを「個人用」へ設定し「続行」を押しましょう。
最後にspモードパスワードを入力し、オレンジの「承諾する」ボタンを押してください。
これで完了です。
これで無事にAmazonとdocomoのアカウントが連携され、Amazonでのd払いが可能になりました。
2、d払いの決済の設定をdポイントに変更する
次に、d払いの際にdポイントを使えるように設定する方法を解説します。
まずは、d払いのアプリを立ち上げます。
そしてバーコードの右下にある「ポイント利用」をオンに設定します。これでd払いの際にdポイントが使えるようになります。
そして「ポイント利用」の下の部分にある「利用ポイント」をタップすると次のような画面になり、使用できるdポイントの上限を設定することができます。
各種設定の欄の「dポイント・ドコモ口座残高の充当設定へ」を押します。
これで、今まで期間・用途限定ポイントの使い道に困っていた人も、Amazonと連携させることで無駄なくdポイントを利用できるようになりました。
特典内容がすごい!「Amazonでd払い」にはキャンペーンがたくさん
Amazonでd払いをすれば、お得なキャンペーンに参加することもできます。ここからは、2022年7月現在実施されているキャンペーン内容をご紹介していきます。
毎週お得なd曜日でdポイントが最大+4.5%還元
3、毎週お得なd曜日キャンペーン
主なキャンペーン内容は以下のとおりです。
・期間:2022年7月中の毎週金・土曜日
・特典内容:対象サイトでd払いをすると購入金額の2%のdポイントをキャンペーンポイントとして還元。
2022年7月のd曜日は下記のカレンダーのようになっています。
特典の内容は、対象日に対象サイトでd払いを利用を完了した場合に最大4.5%のポイント還元が必ず受けられるというものです。そ
ちなみに、エントリーは期間中であれば、買い物前・後どちらでもOKですので、エントリーし忘れないようにしましょう。
このキャンペーンは開催する期間や月によって内容は変わりますが、d曜日の内容はパワーアップしてきているので、チェックしておくことは必須と言えるでしょう。
ポイント2重取りの裏技!dポイントをAmazonギフト券に交換する方法とは
ここからは、さらにdポイントをお得にゲットする方法をご紹介します。
それはズバリ、「dポイントでAmazonギフト券を購入し、それを使ってAmazonで買い物をする」という方法です。これなら、ドコモユーザーでない人でも、dポイントをAmazonで使えるようになります。
しかも、交換の際は、ギフト券の金額に応じて0.5%分のポイント還元を受けることができます。例えば、dポイント1000ポイントでAmazonギフト券1000円分に交換する場合は、5ポイントの還元をうけることができるのです。
これまで説明してきたドコモユーザーのみの「Amazonでd払い」よりもさらにお得にポイントがゲットできる優れものです。ドコモの回線を契約していない人でdポイントを普段から利用している人は要チェックです。
dカードプリペイドを使えばできます
ドコモユーザーではないがAmazonでdポイントが使える!そんな一見不可能なことを可能にしてくれるのが、「dカードプリペイド」です。
事前にdカードプリペイドを作っておき、ポイントが貯まったタイミングでそのdポイントをdカードプリペイドにチャージしてください。チャージしたdカードプリペイドでAmazonギフト券を購入すると、ギフト券の購入金額に応じて0.5%のポイントがもらえます。
一度Amazonギフト券に交換する、という面倒な手順を踏まなければならないのはデメリットですが、dポイントが貯まっても使い道に困っている人や、ドコモユーザー以外の人にとってはかなり便利な方法でしょう。しかも、ポイント還元があるのですから、試す価値アリと言えます。
ところで、「dポイントをdカードプリペイドにチャージする」にはどうすればよいでしょうか?
これについては、次項以下でお話していきます。
期間・用途限定ポイントは使えないので注意!
ただし、「dポイント(期間・用途限定)」をdカードプリペイドにチャージすることはできないのでご注意ください。
dポイントをdカードプリペイドにチャージする方法
それでは、自分の持っている通常のdポイントをdカードプリペイドにチャージする手順をご紹介します。ここでは、すでにdカードプリペイドを持っている人を対象に説明していきます。
まずは、dポイントクラブアプリの下の「ドコモのサービスでつかう」のカテゴリを「もっと見る」をタップします。
画面の下の方にある「dカード プリペイド」をタップした上で「ログイン」しましょう。
ログインした先の画面の右上のタブ「三」(ハンバーガーアイコン)の中から「チャージ」を選び、支払い方法を「dポイント」にしてチャージ金額を設定します。
確認画面が出てきたら、内容をチェックして「確定」を押しましょう。
次にオレンジのボタンの「承諾して購入する」をタップします。これで完了です。
これでお得なポイント還元が受けられますので、ぜひ試してみてください。
持ってて損なし!dカードプリペイドのすべて
この章では、dカードプリペイドの発行方法から特徴までをお伝えしていきます。
dカードプリペイドの発行方法
dカードプリペイドを手に入れる方法から見ていきましょう。
まずは、dカードプリペイドの公式サイトを開きます。
トップ画面にある赤い「入会申込み」のボタンをタップします。
申し込みに関する同意事項のページで「同意して申込む」をタップすると、必要事項の入力画面になります。氏名や住所、生年月日、携帯電話番号、取引目的や暗証番号などを入力しましょう。そして申込みボタンをタップすれば完了です。
これで少し経つと、郵送でdカードプリペイドが届きます。
少し面倒な手続きかもしれませんが、審査がなく、しかも年会費も発行手数料も無料なので、持っていても損はありませんよ。
12歳以上なら誰でも発行できる
dカードプリペイドの発行は、12歳以上を対象としています。ですので、お子さんにこのカードを持たせたいと考えている親御さんでしたら、「中学1年生になるころから」と覚えておきましょう。
また、dアカウントを持っている必要がありますので、アカウントの設定もしておくと良いです。
ちなみに、今ではdocomoの回線を契約しているドコモユーザーでなくても、発行が可能になりました。したがって、auやソフトバンクを使っている人で、dポイントを普段から貯めている人にもおすすめできるカードです。
年会費・発行手数料ゼロ!審査もない!
さきほどもちらっと述べましたが、dカードプリペイドは審査なし・年会費ゼロ・発行手数料ゼロで発行してもらえます。
年会費がかかるとなるとしり込みしがちですが、無料なので問題ありません。
必ず本人受け取りで!郵便局から届くdカードプリペイド
発行の手続きが完了すれば、だいたい1週間~10日でカードが届きます。
ただし、受け取りの際には注意が必要です。それは、本人が必ず受け取る必要がある、ということです。ですので、写真付きの身分証明書を提示したうえで郵便配達員から受け取るようにしましょう。忙しいので家族に受け取ってもらおう……ということはできませんので、気を付けてください。
届くまで待ってログインしよう
dカードプリペイドが手元に届いたら、dポイントをチャージする手続きに入ります。
dカードプリペイドの公式サイトにアクセスし、ログインしてください。
ただし、まだカードが届いていない状態でログインしようとすると、以下のメッセージが表示されます。
【ご入力いただいたdアカウントは、現在プリペイドカードの発行手続き中です。お手元に届いてから、再度ログインをお願いします。】
dカードプリペイドでAmazonギフト券を購入する方法
ここまでで、やっとdカードプリペイドでAmazonギフト券に交換する準備が整いました。それでは、さっそくAmazonギフト券への交換の手順です。
まず、Amazonのサイトのギフト券購入ページにアクセスしてください。そうすると、さまざまなタイプのAmazonギフト券が出てきます。自分で使うためのギフト券であれば、どれを選んでもOKです。
なぜこれほどたくさんの種類があるかと言えば、友達や家族へのプレゼント用として「Happy Birthdey!」「Thank you」といった文字が記載されたデザインのものがあるからです。
ただ、ギフト券を選ぶ際は、「Eメールタイプ」を選ぶのがおすすめです。すぐに使えるようになるからです。Eメールタイプを選ぶと、下のような画面に進みます。
ここでは、まず交換する金額を選びます。また、細かい金額を直接入力することも可能です。それから、送り先のメールアドレスを入力します。贈り先の人の名前やメッセージ、送信日の入力は必要ありません。誰かに贈る場合にはとても便利な機能ですので、知っておくと良いでしょう。
持っているdカードプリペイド情報を入れれば購入完了
支払い画面中の「その他のお支払いオプション」の下にある「クレジットまたはデビットカードを追加」を押してください。
そして、カードの名義人の名前とカード番号を入力し、有効期限を選びます。
これで、dカードプリペイドを使ってAmazonギフト券を購入することができました。つまり、dポイントをAmazonで使うことができるようになったわけです。
少し長い手続きでしたが、dポイントの使い道に困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
コツは「Eメールタイプ」のAmazonギフト券を選ぶこと
途中でAmazonギフト券はEメールで届くものの方が早い、というお話をしました。ただ、実物のギフト券が欲しいということであれば、ギフト券を選ぶ画面でそのタイプのものを選んでください。
ちなみに、以下のギフト券は、ヤマト便で届けてもらったものです。5,000円分なので、dポイントが25円分還元されました。
ただ、自分で使うだけなら実物のAmazonギフト券をわざわざ郵送してもらう……というのは、正直面倒です。ですので、Amazonギフト券を買うなら、原則として「Eメールタイプ」を選ぶのが良いでしょう。
ドコモユーザーでない人も!Amazonでdポイントを使う方法や期間限定のみか確認する方法などまどめ
今回は、「ドコモユーザー向けのAmazonでd払いをする方法」と、「Amazonでdカードプリペイドを使ったdポイント活用方法」をご紹介しました。
まず、dポイントには「期間・用途限定ポイント」があり、利用の仕方に制限があります。そのdポイントをAmazonで利用することができるのがd払いという方法です。こちらは、ドコモユーザーでないとできない裏技です。
また、dカードプリペイドを発行してそれでAmazonギフト券を購入する方法もご紹介しました。こちらはドコモユーザー以外のdポイント利用者も活用できる方法です。dポイントが貯まってきた段階で、dカードプリペイドにチャージしてAmazonギフト券へ交換し、それでAmazonでお買い物ができるようになります。回りくどい方法なので手間はかかりますが、これによって、dポイントの還元も受けられるのでお得な方法と言えます。
普段からAmazonでよく買い物をする人には、ぜひチャレンジしてほしい方法です。この方法に慣れていくと、ほかのTポイントや楽天ポイントなどほかのポイントよりも使う頻度が上がる……といった可能性もあります。
今後さらに、docomoのサービスが向上して、もっと便利になっていくことが期待できます。今までdポイントの使い道に困っていた人は、この記事を参考にAmazonでdポイントを使いこなしてくださいね。