ヤフオクの落札システム利用料について紹介!高い手数料を安くする方法は?

ヤフオクでは利用時に手数料がかかるため、販売した商品の売値がそのまま利益になるわけではありません。多少の手数料は仕方がないとはいえ、少しでも手数料を安くしたいと思う人は多いでしょう。

そこで今回は、ヤフオクの落札システム利用料の仕組みと、手数料を安く抑える方法について紹介していきます。なるべく手数料を払いたくないという人はぜひ目を通してください。

目次

ヤフオク利用までの手順について

ヤフオクは大手Yahoo! JAPANが提供しているだけあってマーケットの規模が大きいです。そのため安全性を考慮してか、他のフリマサイトに比べると利用までにいくつかの手順を踏む必要があります。

まずは、ヤフオクを実際に登録して利用するまでの流れを紹介していきます。

1. Yahoo! JAPAN ID を登録する

ヤフオクはYahoo! JAPANが運営しているため、まずはYahoo! JAPANの会員登録が必要になります(Yahoo! JAPAN IDを持っている人は次の項目に進んでください)。

登録はYahoo!公式サイトから無料で行うことができます。下記のページから指示に従って登録を行ってください。

参考:Yahoo! JAPAN ID登録

2. Yahoo!プレミアム会員の登録を行う

ヤフオクは有料のYahoo!プレミアム会員への登録を行う事で、様々なメリットを享受できます。例えばフリマ出品だけでなくオークション出品が可能になったり、10%の手数料が8. 8%になったり、無料会員では取り扱いできない商品の取り扱いが可能になったりといった具合です。

ただし、そこまで多く出品する予定がなく通常のフリマ出品で十分という場合であれば、無理にYahoo!プレミアム会員になる必要はありません。メリットとデメリットを天秤にかけて選びましょう。

参考:Yahoo!プレミアム会員登録

3. モバイル確認を行う

モバイル確認とは所謂本人確認のことで、ヤフオクで商品を出品する前に利用者の確認をとる手続きのことです。モバイル確認は、電話番号を入力し、送られてきたSMSにアクセスするだけなので、すぐに終わります。

既に他のサービスで本人確認を行っている場合、こちらで改めてモバイル確認を行う必要はありません。確認画面も出てこないので、そのまま次に進んで大丈夫です。

4. 出品者情報の登録を行う

ヤフオクを利用するには、出品者情報として「氏名」「住所」「電話番号」の登録が必要です。これらの情報は落札者にも伝わるので、個人情報の取り扱いには十分注意してください。

例えば安易に電話番号を自宅のものに設定すると、不在の時に電話対応ができなくなってしまいます。スマホの番号にしておいた方がすぐに電話に出られるのでおすすめです。

5. Yahoo!かんたん決済受け取り口座を設定する

落札された商品の代金を受け取るための口座を設定します。こちらで指定した口座は、落札者に伝わる事はありません。

これを登録しないと落札者から入金があっても売上金を受け取れなくなってしまうので、必ず登録してください。入金の段階で自動的に手数料が差し引かれる仕組みになっているため、入金される金額は商品代金から手数料を差し引いたものになります。

ヤフオク出品の手数料について

ヤフオクでは、無料会員でフリマ出品を、プレミアム会員だとそれに加えてオークション出品を行うことができます。

ヤフオクを利用する上でかかる手数料は、主に「出品取消システム利用料」と「落札システム利用料」の2種類です。続いては、ヤフオクにおける手数料について紹介していきます。

出品取消システム利用料について

出品者は、入札の有無に関係なく、出品を取りやめることができます。その時にかかる費用が出品取消システム利用料です。

基本的に出品取消システム利用料は550円です。しかし自動車カテゴリに属している一部商品だと3,080円の手数料がかかるので注意してください。

落札システム利用料

商品が落札された際に必要になってくる利用料が落札システム利用料です。ヤフオク側に支払うマージンのようなものと思えばわかりやすいでしょう。

手数料は無料会員が10%、プレミアム会員が8. 8%となっています。こちらの手数料は入金時に自動で入金金額から引かれるため、こちらが改めて支払う必要はありません。

入金のあった金額や手数料に関しては「Yahoo!かんたん決済受取一覧/売上金管理」で確認することができます。

直接支払う訳ではないので手数料を支払っていることを実感しにくいですが、自分がどの程度手数料を支払っているのかはよく確認しておきましょう。

あわせて読みたい
ヤフオク出品手数料と利益の計算方法 ヤフオクに商品を出品して販売する場合、各種手数料がかかります。手数料の金額は商品カテゴリや出品方法によって異なります。ヤフオクで得られた利益を計算するには、...

落札システム利用料の支払い方法について

基本的には自動的に引かれる落札システム利用料ですが、設定によってはそうならない場合もあります。

登録した内容によって支払い方法が異なることを覚えておきましょう。

Yahoo!かんたん決済で支払われた場合

Yahoo!かんたん決済で支払われた場合、取引システム利用料は商品代金を受け取る際に自動的に引き落とされます。

入金と同時に手数料の支払いは完了するので、こちらから特別に何かをする必要はありません。

あわせて読みたい
ヤフオクの売上金をヤフーかんたん決済で受け取りする方法を解説 ヤフオクでは少し前まで、銀行振込など売上金の受け取り方法がさまざまでした。しかし、2023年11月現在は売上金の受け取りは「Yahoo!かんたん決済」のみとなりました。...

それ以外の決済方法で支払われた場合

出品した商品によってはYahoo!かんたん決済が利用できない場合もあります。その場合は、後ほどYahoo!ウォレットに登録した支払い方法に請求されます。

落札システム利用料の確認方法

具体的にいくら手数料がかかったかは、「落札システム利用明細」の項目で確認できます。利用月毎の詳細を確認できるので、いついくらの手数料を支払ったのかを事細かに確認することができます。

ただしこれはYahoo!かんたん決済を利用した場合のみです。それ以外の決済方法でYahoo!ウォレットから引き落としが合った場合は、そちらの詳細を確認する必要があります。「領収済み」の項目から確認できるので参考にしてください。

落札システム利用料の計算方法

前述の通り、落札システム利用料としてかかる手数料は無料会員が10%、プレミアム会員が8. 8%となっています。

複数の商品を出品している途中でプレミアム会員になった場合は、プレミアム会員になる前に落札された商品は10%の手数料、それ以降に落札されたものは8. 8%の手数料となります。

また、落札システム利用料は実際の支払いの有無にかかわらず、「落札されて落札者のいる商品」に発生します。後から何かしらの事情で取引が不成立になった場合はこちらのページを参考に対処してください。

参考:ヤフオク:取引できなかったときの各利用料について

ヤフオクの現状について

現在では、ヤフオク以外にもたくさんのフリマサイトがあります。特に、メルカリの台頭はヤフオクにとっては向かい風と言えるでしょう。それでも高いサービスやブランド力により、ヤフオクは今でもトップクラスの利用者を誇っています。

続いては、ヤフオクの現状について紹介していきます。どのフリマサイトを使うか悩んでいる人は、ぜひ選考にしてください。

手数料の存在意義

自分が出品した商品の一部を手数料として取られることに不満を持つ人も多いでしょう。ですがサービスの質を維持するためには、手数料はなくてはならない存在です。利用者から少しずつマージンを貰うからこそ、あれだけ高品質なプラットフォームを無料で利用できるのです。

そんな手数料ですが、ヤフオクの手数料はこれまで度々値上がりをしてきました。当初は約3%だったものが約5%程になり、現在では最大で10%もの手数料を取られます。これは決して経営が悪化しているからではなく、ヤフオク自体のサービスの向上やネット普及におけるフリマアプリの利用者増加によって管理コストが上がったことが主な要因です。

これはヤフオクに限った話ではなく、メルカリをはじめとする他のフリマサイトでも同程度の手数料となっています。今後も手数料が増加する可能性はありますが、より良いサービスの維持のためと割り切った考えも必要と言えるでしょう。

ヤフオク以外のフリマサイトについて

では、ヤフオク以外の手数料はどうなっているのでしょうか。他に有名なフリマサイトと言えば、メルカリやラクマ、モバオクなどが挙げられます。これらのサイトの手数料は以下の通りです。

・ヤフオク;販売価格の10%(プレミアム会員は8. 8%)
・メルカリ:販売価格の10%
・ラクマ:販売価格の6%
・モバオク;0円(月額料金300円)

このようにサイトによって利用料金は大きく異なります。手数料以外にもサイト利用料金や配送料金といった他の料金も関わってくるので、様々な角度からサイトを比較することが大切です。

また、出品する商品や対象年齢によってもサイトの使い分けは大切です。必要であれば複数のサイトを掛け持ちすることも視野に入れておきましょう。

ヤフオクを利用するメリット

単純な金額で比較すると、確かにヤフオクよりも手数料の安いフリマサイトは存在します。ですがそれでもヤフオクの利用者が多いのは2つのメリットがあるからです。

1つ目は、ヤフオクを提供しているYahoo! JAPANの高い知名度にあります。インターネットサービスを利用した人ならだれもが聞いたことのある有名ブランドであり、そのサービスの多様性から信頼性も高いです。フリマサイトは信用によって成り立つ部分が大きいので、大本のプラットフォームにも信頼性が求められると言えます。

2つ目は、上記の信頼性がからくる利用者の多さです。フリマアプリは当然買い手がいなければ成立しないため、その規模は大きければ大きいほど自分の出品した商品が売れやすくなります。ヤフオクは日本でもトップクラスの利用者を誇るフリマサイトなので、利用者が多いことはそれだけで大きなメリットとなるのです。

ヤフオクをお得に利用する方法について

前述の通り各種手数料はヤフオクを利用する上での必要経費です。とはいえなるべく手数料は抑えたいという人も多いでしょう。

そこで続いては、ヤフオクを利用する際によりお得に利用する方法を紹介します。積み重ねれば大きな金額になるので、ぜひ積極的に利用してみましょう。

1. Yahoo!に連携したサービスの活用

ヤフオクに連携した別のサービスを組み合わせる事で、それぞれで恩恵を受けてお得に利用するという方法があります。

例えば電子決済サービスのPayPayをヤフオクでの支払いに利用すれば、1%のポイント還元をうけることができます。

このように他のサービスも併せて利用することで、それぞれの恩恵を受けて通常よりも得をすることができるのです。

2. キャンペーンのタイミングで利用する

ヤフオクではお得なキャンペーンを実施しています。例えば5のつく日に入札をすると落札時に5%安くなるクーポンがもらえたり、不定期で落札価格が直接割引されたりといったキャンペーンです。

これらのタイミングに合わせてヤフオクを利用すれば、通常よりも安価に商品を落札出来たり、多くポイントをもらえたりするのでよりお得です。ただしフリマサイトの常として、いつまでもその商品が出品されているわけではありません。「キャンペーンを待っていたら他の誰かに落札された」のでは意味がありませんので気を付けましょう。

3. Yahoo!かんたん決済の手数料について

Yahoo!かんたん決済を設定しておけば、簡単に支払いを行うことができます。ただし、手数料は考慮しなければいけません。

例えばインターネットバンキングであれば、振り込み手数料を別途支払わなければいけない所もあります。振込先によっては手数料が無料になる場合もあるので、自分の支払元と支払先をよく確認しておきましょう。

また、銀行振り込みの場合は、別途金融機関の手数料がかかる場合があります。1回の手数料は大した金額ではありませんが積み重なると大きな金額になってくるので、なるべく手数料を支払わなくてもいい料金の支払い方法を探しておきましょう。

なお、他行宛の振込手数料が無料になる銀行を使えば、この手数料を無料にできます。

まとめ

ヤフオクは、高いブランド力とサービスによって多くの利用者を抱える大型フリマサイトです。落札システム手数料を支払う必要はありますが、逆に言えば商品が売れるかキャンセルをしない限りは無料で利用できるということです。

他のフリマサイトも増えてきましたが、依然としてヤフオクは大手のフリマサイトと言えます。フリマ初心者や大きな市場で出品をしたいという人は、ぜひ利用を検討してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次