メルカリは参入ハードルが低く、だれでも簡単にアカウントを作成して利用できます。一方で、アカウントを完全に削除して退会したい場合には、手間のかかる手順や一定の条件を満たす必要があります。
退会が面倒だからとアカウントをほったらかしにしてしまうと、アカウントの乗っ取りや情報漏えいなどのリスクにさらされる可能性が高いです。忘れたころにトラブルに巻き込まれると、対処に苦労してしまうので、しっかりとアカウントを削除することをおすすめします。
今回は、メルカリでアカウントを削除する手順を紹介します。うまく削除ができない場合に考えられる原因についても併せて解説するので、アカウントを削除したい人や、削除できずに困っている人はぜひ目を通してください。
アカウントの削除手順
アカウントを削除するためには、決められた手順に従って退会する必要があります。やり方さえ覚えてしまえば難しい操作は必要ないので、記載した通りに操作してください。
ここでは、メルカリのアカウントを削除する手順について紹介します。この手順を正しく踏まないと、アカウントが残り続けてしまうため、必ず徹底してください。
ちなみに、状態次第では正常な手順を踏んでもアカウントが削除できないケースもあります。原因については後述するので、ここでは手順を先に覚えておきましょう。
手順1:「お問い合わせ」をタップ
アプリからでもウェブからでもいいので、メルカリのトップページからマイページを開いてください。
続いて、マイページの画面下部に「お問い合わせ」の項目があるので、タップして次の画面に進みます。
手順2:「お問い合わせ項目を選ぶ」をタップする
次の画面では、「お問い合わせ項目を選ぶ」をタップします。正しい手順がわからないうちは、「解決策を検索または質問する」の項目を間違って選んでしまいやすいため、注意してください。
手順3:「アプリの使い方やその他」をタップする
次の画面では、画面最下部にある「アプリの使い方やその他」をタップします。表示されていない場合は、スクロールして一番下まで確認してください。
手順4:「退会したい」をタップする
次の画面では、画面下部にある「退会したい」をタップします。
手順5:「お問い合わせする」をタップする
次の画面では、「お問い合わせする」をタップします。ここでのお問い合わせとは、一般的な質問フォームではなく、退会理由を入力して退会手続きを進める画面に移行するためのものです。紛らわしいですが、間違えないように注意してください。
手順6:「上記に同意して退会する」をタップする
最後に、退会理由を選択して、「上記に同意して退会する」をタップします。必須なのは選択式の退会理由のみで、その下にある詳しい理由を入力する欄は、空欄でも構いません。
以上で、退会の手続きは完了です。
退会前の注意点
一度退会してしまうと、元の状態に戻すのは容易ではありません。退会したあとに問題が発生しないように、不安要素をなくしておく必要があります。
また、メルカリを退会したとしても、紐づけられたデータまでは消えません。メルカリやメルペイを利用していた人は、紐づけ先からもデータを削除する必要があります。
ここでは、退会前の注意点について紹介します。中には取り返しのつかない要素もあるため、退会前には十分に確認をしてください。
iDの情報は消えない
「iD」とは電子マネーの一種で、メルペイを利用した決済が可能です。メルカリを退会すればメルカリ側では完全に情報を削除できますが、iD側には依然として情報が残ったままになってしまいます。
メルペイも含めてすべての利用を止めるのであれば、iDの情報も削除しておくことで、後々悪用されるリスクを軽減できます。iD情報を削除する方法は、以下の通りです。使用している端末によって、削除方法が異なるので注意してください。
iPhoneでのやり方
- Apple Walletのアプリを開き、「メルペイiD」をタップする
- 右上のアイコンからカード情報を表示して、「カード削除」をタップする
Androidでのやり方
- メルカリのアプリを開き、メニュー内の「メルカリペイ」をタップする
- 「メルペイ設定」→「iD決済設定」→「端末からiD情報を削除」をタップする
売上金やメルペイの残高が消滅する
退会が完了してしまうと、残っていたポイントやメルペイ残高は消滅してしまいます。アカウントは再登録すればまた利用できますが、ポイントなどは戻ってきません。また、購入や出品など取引の履歴も消えてしまいます。
使えるポイントが残っているうちに退会してしまうと、大きな損となってしまうため十分に注意してください。退会の前にはポイントを消費しきるなどして、使えるものはすべて使い切ってから削除するようにしてください。
退会がスムーズにできない理由
正しい手順で退会手続きをおこなった際に、エラーが発生して退会できないケースがあります。メルカリの退会はいつでもできるわけではなく、完了していない取引があったり取引が完了直後だったりすると、退会ができません。
これには売り逃げや売上金の消滅などを防ぐ意味合いがあるため、やむを得ない措置といえます。とはいえ、退会できない条件を確認しておかないと、自分のタイミングで退会できなくなる可能性があります。
ここでは、退会できない理由について、よくあるものをまとめました。退会したいのにエラー表示される場合は、該当するものがないか確認してください。
商品が出品されている
現在出品している商品がある場合、退会できません。退会途中で買いたい人が現れたら困るので、当然と言えば当然の措置です。
すぐに売れそうであれば、売れるまで退会を待つ必要があります。また、売れる見込みがない商品の場合は、出品を取り消してなにも出品していない状態にすれば、問題なく退会できます。
取引中または2週間以内に取引が完了した商品がある
取引中に退会できないことはもちろんですが、取引が完了した直後も同様に退会できない期間が存在します。取引完了後に退会できてしまうと、万が一商品に不備があった際にトラブルの対応ができませんし、売り逃げも簡単にできてしまうからです。
取引が完了してから2週間が経過するまでは、退会できません。また、メッセージ機能を使うと最後のやり取りから2週間経過する必要があるため、問題がないのであればなるべくメッセージ機能の使用は控えてください。
口座が登録したままになっている
メルカリには、売上金を振り込むための「振込用口座」と、メルペイをチャージする「支払い用銀行口座」の2種類を登録できます。登録が残ったままだと退会できないため、先に口座情報を削除してください。
口座の削除は、アプリからおこなえます。Webからはできないので注意してください。口座情報を残しておくと、放置した口座を悪用されるリスクが高いため、確実に削除しましょう。手順は以下の通りです。
- アプリを開いて「メルペイ設定」→「銀行口座」をタップする
- 「編集」をタップして、登録している銀行口座を削除する
売上金が残っている
交換や振込をしていない売上金が残っている場合、退会ができません。誤って退会すると売上金は消えてしまうので、それを防止するためのユーザーを守る措置といえます。
問題なのは、端数が残っているケースです。売上金の振込には200円の手数料がかかりますが、売上金の残高が200円未満の場合、振込ができません。
お急ぎ振込を利用する場合は、さらに200円の手数料が追加されるため、その分振込に必要な売上金も増えてしまいます。
残った端数を使い切る場合は、メルペイ残高にチャージして使うか、ポイントとして消費してください。
メルペイスマート払いの未払いが残っている
メルペイスマート払いとは、今月購入した商品を翌月に支払うことのできるサービスです。メルペイスマート払いを利用して、未払いが残っている状態では退会できません。
また、メルペイスマート払いには後払いだけでなく定額払いサービスもあり、こちらは退会前の解約が必須です。解約はメルカリのトップページから「お問い合わせ」をタップしておこなえるため、契約している人は事前に解約を済ませてください。
メルペイスマートマネーの契約が残っている
メルペイスマートマネーとは、一言で言うと借入を受けられるサービスです。契約中=借りたお金が完済されていないということであり、当然返さないまま退会はできません。
完済すれば自動的に契約が解除されるため、問題なく退会可能です。まずは、借りている金額を把握して、一刻も早く完済を目指しましょう。
退会後のアカウント再取得について
メルカリは便利なサービスなので、一度退会してもまた利用したいと思うようになることも少なくありません。メルカリは退会後でも再登録すればまた同じアカウントを使えるため、利用を再開するハードルは非常に低いといえます。
ただし、必ずしも再登録できるとは限らなかったり、利用を再開しても消えている要素があったりすることもまた事実です。すべての場合で100%元の状態で再開できるわけではない点は覚えておきましょう。
ここでは、アカウントの再取得について解説します。退会後にまた利用したいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
再登録は簡単
メルカリは退会したあとでも、また同じメールアドレスおよびパスワードで簡単に再ログインできます。むしろ、1人1つまでしかアカウントを作れないため、新アカウントを作って利用を再開することはできません。
アカウントの再登録に期限はないので、年単位で前に退会した場合であっても、再登録はすぐにおこなえます。万が一アカウントの再登録がうまくいかない場合は、運営に問い合わせて確認をとってみてください。退会時の状態によっては、再登録できない可能性があります。
再登録できないケース
退会後の再登録ができないケースとは、自主的な退会ではない、つまり規約違反などによって強制退会させられた場合です。
違反の情報はアカウントに紐づけられて残っているため、再登録しようと思ってもできない可能性が高いです。
強制退会や無期限利用停止といった処分を受けている場合、基本的にもうメルカリは一切利用できないということと同義です。この場合は再登録どころか、メルカリにおけるすべてのサービスが利用できなくなるため注意してください。
再登録した際に引き継げないもの
退会後に再登録した場合、ポイントや購入履歴、販売履歴といったものは引き継げません。特にポイントに関しては、すべて消滅してしまうため、必ず退会前に使い切ることが大切です。
一方で、退会前に取引した際の評価は引き継がれます。これは今までの取引実績を残せるメリットであると同時に、悪い評価は再登録しても消えないというデメリットでもあります。
複数のアカウントが持てない規約と合わさって、メルカリでは一度自分についた評価は一生ついて回ることになることを、しっかり頭に入れておきましょう。
まとめ
メルカリは登録こそ簡単ですが、退会は面倒な手順を踏む必要があります。取引中であったり売上金が残っていたりする状態など、退会できないケースも多々あるため、すぐに退会できないことがある点は頭に入れておきましょう。
一度退会しても、再登録は簡単におこなえます。ただし、ポイントや購入履歴などは消えてしまうため注意してください。反面、取引評価は再登録後も継続します。退会前の評価をそのまま引き継ぐことになるので、悪い評価は一生付きまとうことになってしまいます。
強制解約や利用停止の場合は、再登録はおろか今後一切の利用ができません。メルカリでは退会前の悪評が再登録後も消えないため、退会するとしても雑な取引をしないよう注意してください。
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