メルカリで出品すると、出品ページなどに「目のマーク」が表示されているのをご存知でしょうか。目のマークは、日が経つにつれて増加することが多いですが、いきなり0に減ってしまうこともあります。
今回は、メルカリで目のマークが減る原因や増やす方法、商品が今より売れやすくするための秘訣について詳しく解説します。これから売上を伸ばしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
「目のマーク」とは？
この項目では、「目のマーク」が何を表しているのか説明するとともに、その確認方法についても解説いたします。
「目のマーク」は自分の商品が閲覧された件数
「目のマーク」は、出品している商品を何人のユーザーが閲覧したのかを表しています。そのため、横に必ず数字が表示されているのです。
つまりこの数が0ならまだ誰にも商品をチェックしてもらっていないことを示しています。100なら、100回閲覧されているということです。ただし自分が閲覧した場合はカウントされません。
また、同じユーザーが複数回閲覧した場合は、その回数分がカウントされるようになっています。
ちなみに閲覧数の横の（ ）内には、過去24時間以内に閲覧された数が表示されます。そのため、この数字が多ければ、その前日から今日にかけて、あるいは今の瞬間も多くのユーザーから注目されていると考えてよいでしょう。
なお、「目のマーク」が表示されるのは、アプリ版のみです。Web版からは確認することができないため注意してください。
目のマークと売れやすさの関係
目のマークの数は、その商品に興味を持ったり、少し気になったりしたユーザーの数と考えてよいでしょう。そのため、目のマークが多ければそれだけ売れやすくなるとみて間違いありません。
ただし即売れするかというと、そうとは言い切れません。目のマーク以外に「いいね！」があるのをご存知の方も多いでしょう。その商品を買ってもよいと思ったり、後でもう一度じっくりと見直したりして買うかどうかを判断したいと考えたユーザーが、「いいね！」ボタンを押します。
「目のマーク」と「いいね！」なら、「いいね！」の方がより売れやすいと考えられます。言い方を変えると「目のマーク」は、街中のショーウィンドウに飾られている洋服やバッグを見て「いいな」「悪くないな」「またいつかこんなものが欲しいな」と思いながら通り過ぎるといったニュアンスと言ってよいでしょう。
なお、出品者からは、誰が閲覧したかは一切知ることができません。
閲覧数の確認方法
まず、アプリのホーム画面から「マイページ」をタップしましょう。
次に、「出品した商品」をタップしてください。
すると、出品した商品が一覧表示されます。商品ごとに「目のマーク」が表示されるので、その横にある数字で閲覧数が確認可能です。
閲覧数が減少する理由
目のマークは意味合いから考えると、0から始まり、時間の経過とともに増えていくと思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、実はそうではなく、突然「0」にリセットしてしまうことがあります。また、0にはならなくとも突然ある数から増えなくなってしまうこともあります。この項目では、目のマークが減ったり増えなかったりする理由について解説します。
直近1ヶ月の集計であるため
実は、目のマークは直近1ヶ月の閲覧数を表しています。そのため、1ヶ月経つごとに0になるのです。
1,000や10,000というようにどれだけ大きな数字が表示されていたとしても、1ヶ月がすぎれば0からスタートすることになります。
買い手側の心理を考えると、閲覧数が多ければそれだけ買われる可能性が高いので、購入するなら早めにしなければと気が急くことはあるかもしれません。その方が売れやすくなるため、0になると出品者としては、いくぶん売れにくくなるデメリットがあるといってよいでしょう。
ただそれより重要なのは、そもそも目のマークが0になるということが、少なくとも出品後1ヶ月経ったにもかかわらず、いまだにその商品が売れていないという事実を示している点です。
詳しくは後述しますが、なぜ売れないかについて原因を的確に究明することが何より大切でしょう。
再出品をおこなったため
メルカリでは、商品がなかなか売れない場合に、商品画像や価格、商品説明の内容を修正して再出品することができます。
再出品すると新商品と同じようにアプリ画面の上部に表示されるので、多くのユーザーの目に留まりやすくなります。キーワードを多く盛り込むことによって検索にヒットしやすくもなるでしょう。
しかし、再出品すると、閲覧数はリセットされてしまいます。つまり目のマークは「0」になるのです。なお、「いいね！」やコメントもすべてリセットされるため、再出品をおこなう際は、その点も留意しておきましょう。
圏外飛ばしされたため
圏外飛ばしに遭った場合、ほぼ閲覧されることがなくなるので一定の数から目のマークが増えなくなってしまいます。 圏外飛ばしされた場合、以下のようなデメリットが生じます。
- 出品した直後でも上位表示されない
- 出品してもタイムラインに表示されない ・検索してもヒットしない
圏外飛ばしは、事務局が公に認めているものではありません。しかし、 以下のような場を荒らす恐れがある行為をすると、圏外飛ばしにされて、なかなか元には戻してもらえないケースがあるのです。
- 一度に同じ商品を大量に出品した
- 一度に類似品を大量に出品した
- 同じ商品の削除や再出品を繰り返す
- タイトルや画像、商品説明が同じ商品を出品する
圏外飛ばしは、事務局からは何の連絡もなく、知らないうちに行われるので、目のマークが急に増えなくなった場合は、その可能性を疑う方がよいかもしれません。試しにその商品を検索してみてヒットしなければ、圏外飛ばしの可能性が極めて高いです。
一度こうなってしまうと、事務局が正式に認めた措置ではないため、必ず解除してもらえる方法はありません。じっと解除を待つか、事務局に謝罪するなどといった手段を取るほかないでしょう。
そしてもっと大切なことは、これから出品する商品が圏外飛ばしにならないように注意することです。圏外飛ばしが重なると、さらに重いペナルティを科せられる恐れがあるのでくれぐれも注意してください。
閲覧数を伸ばす方法
この項目では、出品した商品の閲覧数を伸ばす方法についてご紹介いたします。どれも閲覧数を増やすには欠かせない要素ですので、ぜひ実践してみてください。
タイトルを工夫する
ユーザーの目に最初に飛び込んでくるのが、「タイトル」です。ユーザーは、一度に多くの商品を流し見していることが多いため、インパクトのあるタイトルは非常に目立ちます。 以下のようなワードが冒頭に来ると、かなり訴求力が高まるでしょう。
- 新品
- 未使用
- 未開封
- 本日限定価格
- 今だけ半額
- バカ売れ
- 売り切れ御免
- 今だけ○○%オフ！
また、特に人気ブランドの商品なら、以下の項目を明記すると購買意欲を掻き立てることができます。
- 商品名
- 品番
- ブランド名
- カラーやサイズ
商品画像は綺麗に撮影する
タイトルとともにユーザーの気を引くのが、商品画像です。
商品画像がぼやけていたり、暗かったり、小さくて見えにくかったりすると、スルーされる確率が高まってしまいます。 そこで、以下のような工夫をすると、商品の魅力がより伝わりやすくなり、ユーザーの目にも留まりやすくなります。
- 自然光や照明で明るく撮る
- 背景がオシャレ
- 洋服はハンガーに吊るす
- 複数をコーディネートする
- オシャレな小物やアクセサリー、インテリアと一緒に撮る
キーワードとタグを盛り込む
検索にヒットしやすくなると、当然、閲覧数が増えます。そのためには、商品説明やタイトルに、関連ワードをたくさん入れましょう。
関連ワードは、必ずしもその商品そのままでなくても構いません。 例えば、ヴィトンのバッグを出品する場合でも、「レディース・オシャレ・30代・40代・結婚式・誕生日」といった具合に連想ゲームのようにして多めに記入しておくとさまざまなユーザーの検索にヒットしやすくなるでしょう。
また「＃〇〇」というようにタグをつけて関連ワードを羅列しておくのもおすすめです。これも検索にヒットしやすくなるからです。
例えば、他のユーザーの商品ページに、自分のページと同じ「＃オシャレ女子」があったとします。これをユーザーがクリックすると、同じく「＃オシャレ女子」を入力しておいた自身の商品も検索結果として表示されるようになっているのです。
メルカリ便を使う
メルカリ便を使うのもおすすめです。出品時には、配送方法を指定することができます。
これがメルカリ便だと、匿名配送が可能になるため、ユーザーが安心して購入しやすくなるのです。匿名配送とは、相手に個人情報を知られずに取引できる配送方法のことです。
メルカリでは、見ず知らずの相手と取引することになります。名前や住所が相手に知られると、嫌がらせや苦情のために自宅に来られるリスクが生じます。そのため、これらの個人情報がバレずに済むメルカリ便は、非常に人気が高いのです。
メルカリ便には、主に以下のサービスがあります。
- らくらくメルカリ便：ヤマト運輸とメルカリが共同
- ゆうゆうメルカリ便：日本郵便とメルカリが共同
- 梱包・発送たのメル便：ヤマト運輸とメルカリが共同
出品するタイミングを工夫する
メルカリでは、出品した順に新しいものから閲覧画面の上位に掲載されます。そのため、商品のターゲット層が閲覧しそうな時間帯を狙って出品することをおすすめします。
例えば、子育て中の母親なら、家事や買い物が落ち着く正午過ぎから、子供が帰ってくる夕方までの時間帯、社会人なら電車内で閲覧できるように通勤時間帯や、休み前の金曜日の深夜から土日にかけてが、狙い目と言えるでしょう。
価格を安く設定する
ユーザーの気を引きたいなら、思い切った値下げをしてみる方法もあります。メルカリでよく買い物をするユーザーほど相場をよく知っており、常に他の出品者の商品価格と見比べています。
そのため、値引きをすると一気に閲覧数が伸びることがあると期待してよいでしょう。
商品を売るためのコツとは？
この項目では、閲覧数が伸びた商品を売るためのコツをご紹介します。せっかくの商機を逃さないためにも、ここでご紹介するコツを押さえて、確実に商品を売りましょう。
コメントには迅速に返信する
閲覧してくれたユーザーの中には、疑問点などをコメントで送ってくる人も少なくありません。
そこで明暗を分けるのが、返信の早さです。知りたいことをすぐに教えてくれる出品者のことは好感が持てるうえ、信頼もできます。しかし、すぐに返答がなければ、忘れられているのか、軽く見られているのかと疑心暗鬼になるものです。
当意即妙に最適な内容を返信し、うまく相手の懐に入り込むことができると、驚くほどあっさりと売れることがあるので、ぜひ意識してみてください。
再出品するのもおすすめ
先述の通り、再出品で仕切り直す方法も有効です。しかし、やりすぎは圏外飛ばしになる恐れがあるのでおすすめはしません。
もしも閲覧数が伸び悩み、動きが出ないと感じたときは、思い切って再出品するのもよいでしょう。その際は、タイトルや商品説明、画像などをよりセンスアップしたり、印象をガラリと変化させたりすると効果的です。
閲覧数が多くても売れない理由
この項目では、閲覧数が多いにも関わらずどうしても売れないという場合の理由について解説いたします。売れない理由をしっかりと把握して、次の機会に生かしてください。
価格が高い
先ほど値下げの効果について説明しましたが、やはりユーザーに価格が高いと思われるとどうしても買ってもらえなくなりがちです。
赤字が出ては意味がありません。メルカリでは送料も出品者が負担するのが常識ですので、非常に苦しいケースもあるでしょう。
しかし、複数の商品を出品しているならトータルで儲けが出れば良いので、限られた商品のみを値下げするのもよいでしょう。上手に駆け引きをして楽しむくらいの余裕を持って、商売に臨んでください。
画像が少ない
画像が少なすぎると、買うかどうかを迷ったときの決定打に欠けることがあります。
メルカリでは1点につき画像は20枚まで掲載することができます。アングルを変えたものを入れたり、傷や汚れ、使い方の手順を示すためにディテイルを写したりするのもよいでしょう。
買い手の立場に立ち、見たいと思うところをすべて見せるという気持ちで画像をチョイスしてみてください。
まとめ
目のマークは、売れやすさと連動するため、多いに越したことはありません。
しかし、閲覧数は1ヶ月が経過すると0に戻るので、0になったことを気にするより、0に戻るまで売れていないことを重視するべきでしょう。
閲覧数が伸びなかったり、伸びているのに売れなかったりする場合は、必ず理由があるはずです。記事内で解説したポイントを参考にして、売上をアップさせられるよう努めましょう。
