国際郵便で海外発送した場合のお届け日数まとめ
海外発送は配送方法によって届くまでの日数が全然違います。
今回はEMS、SAL便、国際eパケットライトを例に、お届け日数の目安と、荷物が届かない場合の対処法を解説します。
EMSで海外発送した場合のお届け日数
最初にEMSで海外発送した場合の日数を解説します。
※2022年7月1日現在、コロナウイルスの影響によりEMSが発送できない国があります。
発送前に利用可能であるか、最新の情報を確認してください。
参考：国・地域別の差出可否
EMSは国際郵便で最速
EMSは国際郵便の中で最も配送スピードが速いサービスです。また、世界120カ国以上に配送可能です。
お届け日数は配送先によって異なりますが、大体1週間程度で配達されます。
EMSのお届け日数目安の調べ方
EMSのお届け日数の目安は、郵便局のサイトで調べることができます。
まずは、国際郵便のページを開いてください。
参考：国際郵便 ー 郵便局
料金・日数を調べる画面に移動します。
少し下にスクロールをすると、料金表・日数表の項目が出てくるので、お届け日数表を見るをクリックしてください。
次にEMS（国際スピード郵便）をクリックしてください。
以下のような画面になりますので、発送元を選択してください。
すると、発送先ごとのお届け日数の目安が表示されます。
実際のEMSのお届け日数
しかし、実際のお届け日数は目安より少し長くなることが多いです。
実際に世界各地に発送した場合に掛かる日数の実例を紹介します。
オーストラリアのシドニーに発送した場合：6日
シンガポール：3日
香港：4日
スイス：6日
イタリア：5日
フランス：4日
アメリカのシカゴ：4～5日
アメリカのニューヨーク：4日
メキシコ：13日
EMSの注意点
EMSは1週間以内に配達されることがほとんどですが、国際配送はトラブルが多いです。税関で止められて1ヶ月以上かかる場合もあれば、国によっては未着・紛失もあります。注意してください。
SAL便（エコノミー航空便）で海外発送した場合のお届け日数
続いて、SAL便（エコノミー航空便）で海外発送した場合のお届け日数を解説します。
※2022年7月1日現在、コロナウイルスの影響によりSAL便は利用することができません。
参考：国・地域別の差出可否
SAL便（エコノミー航空便）は安いけど遅い
SAL便（エコノミー航空便）は、船便を除けば国際郵便の中で一番安い配送方法です。
しかし、その分取扱いの優先順位が低く、航空機の空きスペースを使って配送されます。お届けに2週間以上かかります。
SAL便（エコノミー航空便）のお届け日数目安の調べ方
SAL便（エコノミー航空便）で発送した場合のお届け日数の目安も簡単に調べることができます。
上記のサイトを開いてください。そして、ページ右側の「航空便・船便・SAL便」欄にある「国際小包」を選択します。
続いて、発送元の郵便局を選択してください。
すると、お届け先ごとのお届け日数の目安が表示されます。
実際のSAL便（エコノミー航空便）のお届け日数
ただし、実際のお届け日数は目安よりも遅延しがちです。ここでも、EMSの項で紹介したのと同じように、世界各地に荷物をSAL便で発送した場合に、実際に掛かる日数の実例を掲載しておきます。
アメリカ：約3週間
香港：約2週間
シンガポール：約3週間
イギリス：約3週間
アイルランド：約3週間
デンマーク：約2週間
イタリア：約4週間
ポルトガル：約7週間
ギリシャ：約7週間
チリ：約5週間
カタール：約2週間
SAL便（エコノミー航空便）の注意点
前述の通り、SAL便（エコノミー航空便）は優先順位が低いです。航空機に空きスペースがあれば早く配送されますが、繁忙期で空きスペースが無いとお届け日数が大幅に遅延します。SAL便（エコノミー航空便）は1ヶ月以上遅延することも珍しくありません。
国際eパケットライトで海外発送した場合のお届け日数
続いて、国際eパケットライトで海外発送した場合のお届け日数を解説します。
※2022年7月1日現在、コロナウイルスの影響により国際eパケットライトは利用することができません。
参考：国・地域別の差出可否
国際eパケットライトはEMSとSAL便の中間
国際eパケットライトはSAL便扱いの小型包装物として配送されますが、SAL便より若干優先度が高いです。そのため、EMSよりは遅いですが、SAL便よりは早く配送される傾向があります。
国際eパケットライトの配送可能国
国際eパケットライトの配送可能国を以下に示します。
インド
インドネシア
シンガポール
カンボジア
タイ
台湾
韓国
中国
マカオ
マレーシア
フィリピン
ブータン
ベトナム
香港
オーストラリア
ニュージーランド
アメリカ
カナダ
メキシコ
イスラエル
トルコ
アイルランド
イタリア
イギリス
オーストリア
オランダ
ギリシャ
スイス
スウェーデン
スペイン
デンマーク
ドイツ
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
ロシア
ブラジル
実際の国際eパケットライトのお届け日数
国際eパケットライトのお届け日数は配送先によって異なります。
アメリカ：約3週間
カナダ：約2週間
オーストラリア：約1週間
香港：約2週間
台湾：約1週間
マレーシア：約3週間
イタリア：約1週間
国際eパケットライトの注意点
国際eパケットライトは値段が手頃で追跡も可能です。しかし、荷物が紛失した場合の補償はありません。
補償制度を利用したい場合は、国際eパケットをご利用ください。
国際郵便物が届かない場合の対処法
最後に国際郵便物が届かない場合の対処法を解説します。
国際郵便の遅延が多い国
以下の国では配達が遅れがちです。
※2022年7月1日現在、コロナウイルスの影響により多くの国で遅延が発生しています。
・ハイチ
・イタリア
・スペイン
・ドイツ
・コロンビア
・パラグアイ
・ジョージア
・イスラエル
・ロシア
荷物が届かない場合は、追跡番号を確認
荷物が届かない場合は、追跡番号をチェックしましょう。
EMSや国際eパケットはデフォルトでも追跡番号が発行されますが、その他の配送方法は書留にしないと追跡番号が発行されません。注意してください。
追跡は以下のページから行ってください。
国際郵便の追跡ができない国
国・地域によって追跡サービスが使用できないことがあります。
送りたい荷物において、追跡サービスを使用できるか確認しましょう。
上記のサイトを開いて、「国名検索」に荷物を発送する国の名前を入力して検索すると、検索結果一覧に検索した国の情報が出るのでクリックします。
すると、郵便種別ごとの送達条件の情報が表示されます。
ここで追跡サービスが使用できるのか確認できます。
また、追跡の可否は郵便種別ごとに違うことがあるので、発送する予定の郵便物に追跡サービスが使用できるのか、きちんと確認しましょう。
カナダを例にすると、通常郵便物では航空便、SAL便共に×になっていますが、EMSでは〇になっています。
通常郵便物
EMS
相手国の郵便局サイトで追跡
日本郵便のサイトから追跡できなくても、相手国側の郵便局サイトで調べると追跡できる場合があります。
相手国の郵便局サイトが分からない場合は、以下のサイトで追跡してみてください。
参考：17trackHP
国際郵便を追跡できない場合の対処法
国際郵便物を追跡できない場合は、郵便局に調査請求書を提出しましょう。
調査請求書は、EMS・国際eパケット・その他書留付きで発送した荷物に対してのみ提出できます。
小型包装物や国際小包を書留なしで発送した場合は、調査請求できません。注意してください。
調査請求書の提出方法
調査請求書は日本郵便のサイトからダウンロードできます。
参考：調査請求書のダウンロード
調査請求書に必要事項を記入したら、2枚分コピーして1枚を発送した郵便局に届けてください。もう1枚は控えとして取っておきましょう。郵便局に提出する際は、身分証など本人確認書類が必要です。
調査には時間がかかる
調査請求書を提出してから調査結果が出るまで2週間以上かかります。場合によって数ヶ月以上かかる場合もあります。
調査結果は、電話か手紙で知らされることが多いです。ただし、調査請求した時点で既に配達済みだった場合は、WEB上の追跡結果が「お届け済み」と更新されるだけで、回答が返ってこないことも多いです。
調査請求書で荷物が動くこともある
税関などで荷物が止まっていた場合は、調査請求書を出すことで荷物が動くことがあります。配送が遅れていると思ったら、積極的に調査請求書を出していきましょう。
国際配送はトラブルが多い
国際配送は、遅延・未着・紛失・破損等トラブルが非常に多いです。多少送料が高くても、追跡可能で補償のある配送方法で発送してください。
