ヤフオク詐欺情報を紹介!詐欺の手口と詐欺に遭った時の対策も徹底解説

ヤフオクは誰でも簡単に個人取引ができる便利なサイトですが、中には詐欺師も潜んでいます。

そこで今回は、ヤフオクに出品している詐欺師の特徴と、詐欺に遭った時の対策や受けられる補償などを徹底解説します。

目次

ヤフオク詐欺情報について

最初にヤフオクの中で特にメジャーな詐欺を7種類紹介します。

ヤフオク振り込め詐欺

まず1つ目は、振り込め詐欺です。

ヤフオクの振り込め詐欺は、実際の入札者や落札者に対して出品者を装った詐欺師が支払い請求してくるというものです。以前は以下の画像のように、入札した人のYahooIDが公開されていました。

Yahooのメールアドレスは「(YahooID)@yahoo.co.jp」であることが多いため、入札者のYahooIDが公開されてしまうと、簡単にその入札者のメールアドレスを推測することができました。そのため、一時期ヤフオクでは実際の入札者を狙った振り込め詐欺が横行していました。今は運営者が入札者のYahooIDを見えないようにしたため、落ち着いています。しかし、ウイルスなどを使った方法でYahooIDを不正に取得する輩が一部存在します。十分に注意してください。

ちなみに、振り込め詐欺メールは以下のような文面になっています。

——————–
【あなたのYahooID】様

こんにちは、出品者の【出品者のYahooID】です。
この度は【商品名】を落札していただきましてありがとうございます。
丁寧に梱包して迅速に発送させて頂きますので、宜しくお願い致します。

つきましては、以下の口座に代金の振込をお願い致します。

○◯銀行
○◯支店
普通********
口座名義:◯◯

金額は商品代金24,000円+送料500円=24,500円です。入金が確認でき次第、発送させて頂きます。

勝手ながら、当方明後日から出張で2週間ほど発送ができません。今日明日中のお振込をお願いします。お振込後のご連絡は取引ナビではなく、メールで頂けると幸いです。
——————–

特徴は振込先口座を指定してくることと、入金を急かしてくることです。直接振り込みを要求された時は詐欺を疑ってください。

次点入札者詐欺

2つ目は、次点入札者詐欺です。

これも「振り込め詐欺」の一種です。落札者ではなく、次点入札者に支払い請求してくるタイプの詐欺です。メールは以下のような文面であることが多いです。

——————–
この度は◯◯に入札して頂きありがとうございました。
落札者がキャンセルしたため、再出品を検討しております。

もし◯◯様さえ良ければ、当方は次点の◯◯様と取引させて頂きたいと考えております。代金は◯◯様の入札額◯◯円で結構です。ご検討の程宜しくお願い致します。

お返事はこのメールに返信して頂いて構いません。
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このようなメールが届いても、絶対に返信してはいけません。どうしても返信する必要がある場合は、ヤフオクの取引ナビから連絡しましょう。

オークション自演詐欺

3つ目は、オークション自演詐欺です。

これは出品者が別のYahooIDで自分の出品商品に高額入札して、落札価格を高騰させる詐欺です。これは入札者側からは見破るのが難しい詐欺です。

しかし、落札相場を知っていれば、ある程度は見抜けます。過去の落札相場はオークファンというサイトで確認できるので、入札前にチェックしてください。

相場より明らかに高騰している場合は、入札を控えるようにしましょう。

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商品発送に関するトラブル

商品の発送より先に支払いをするため、商品が届かなかったり、発送されなかったりというトラブルがあります。

実際に配送トラブルの可能性がある一方、故意に発送していない詐欺の可能性もあります。

トラブルを避けるためには追跡ありの配送方法を選ぶことがベターです。
また、出品者から連絡がないまま1週間から2週間が経過すると「支払いをキャンセルする」という選択肢が表示されるため、その場合にはキャンセルが可能です。

決済サービスPaidy詐欺

誰でも簡単に使える決済サービスのPaidyを悪用した詐欺で落札者に対して2重請求するものです。

流れは次のとおりです。

  1. ヤフオクで落札者が支払い
  2. 出品者は落札者の情報を悪用してPaidyを利用
  3. 落札者名義で商品購入
  4. 商品が落札者に届き受け取り通知
  5. ヤフオクの取引完了
  6. 出品者が売り上げを受け取る
  7. Paidyの請求書が落札者に届く

詐欺をした出品者は自分で仕入れることなくヤフオクでの売上を受け取り、落札者にはヤフオクでの請求とPaidyからの請求がくることになります。

詐欺にあわないためには匿名配送を利用すると良いでしょう。
また、個人情報を開示した際に悪用されることが多いようですので、身に覚えのないものが知らないサイトから届いた場合には受け取り拒否も選択の一つです。

出品中の質問で海外発送を依頼される

  • 海外への発送に対応しているか
  • 他の方法で取引にしたら高く買う

などのメッセージを外国語で送り、応じた際に返信も入金もないという手口です。

海外発送は対応せず、ヤフオクのルールから逸脱するようなメッセージは無視しましょう。

返品の際の商品の入れ替え

商品を発送後にクレームで返品になることがあります。その制度を悪用して状態の悪い商品をすり替えて返品するという手口です。

事前に対策をしていないと証明することが難しいため、泣き寝入りになる場合があります。

対策としては事前に製造番号などを控えて画像や書類を保管しておくことが重要です。また、プロテクションタグという出品者のものである印を付けて送り、そのタグがないと返品できないというルールにする方法もあります。

高額商品であるほど、このような詐欺のターゲットになりやすいため対策が必要です。

詐欺に遭った時に出品者に連絡を取る方法

ここからは詐欺に遭った後に、取引相手と連絡を取る方法について解説します。

取引ナビで連絡する

まず1つ目は、取引ナビです。入金後に急に連絡が来なくなった場合は、まず取引ナビから連絡を取りましょう。

ヤフオクでの入金トラブルは取引ナビから連絡を取る

評価コメントで通知する

2つ目は、評価コメントで連絡する方法です。

これは取引成立後、商品情報と違う商品が届くなどの詐欺に遭った時に有効な連絡手段です。

明らかに商品写真と違う商品や中身がなく箱だけが届いたような場合は、最悪評価をつけて、詐欺の詳しい内容をコメントに書き込みましょう。悪い評価が付けば、その出品者は今後取引がしづらくなります。ちなみに、評価コメントは他の利用者も見ることができます。

電話番号に連絡する

3つ目は、電話番号に連絡する方法です。

詐欺メールや出品ページに出品者の電話番号が記載してある場合は、直接電話しましょう。ただし、通話記録はメールのようには証拠が残りませんし、一般公開にする設定方法もありません。必ず録音しておきましょう。

もし記載された電話番号が既に使われていない番号だったときは、詐欺確定です。

ヤフオクは当事者同士で解決が基本

ヤフオクは基本的にトラブルは当事者間で解決するようにというスタンスです。そのため、ヤフオクに相談しても時間だけがかかり解決にならないことが多いです。

また、警察に相談しても民事不介入のため、解決に繋がるかはわかりません。出品者の情報がわからない場合、泣き寝入りになるケースもあります。

ヤフオクのシステム

ヤフオクでは返金申請ができる期間が決まっています。

決済してから8~12日の間に申請しないとそれ以降は対応してくれません。さらに、落札者から受け取ったことの連絡が出品者に対して無い場合でも決済から15日が経過した時点で自動的に売上として反映されます。

商品が届いたら早めに中身を確認しておきましょう。受け取ったけど確認を後回しにすると痛い目を見ることになるかもしれません。

連絡が取れない・解決しない場合の対処法

続いて、詐欺師に連絡が取れない、もしくは連絡は取れたが解決しない場合の対処法を紹介します。

内容証明郵便

対処法の1つ目は、内容証明郵便を送ることです。

内容証明郵便とは、郵便局が「誰が、誰に、いつ、どんな内容の手紙を出したのか」を証明してくれる郵便です。これを出しておけば、受け取った・受け取っていないのトラブルを避けることができます。

内容証明郵便を出すには、内容の同じ手紙を三通作成して、郵便局に持っていく必要があります。

少額訴訟制度

2つ目は、少額訴訟制度です。

これは60万円以下の金銭の支払いを簡易な手続きで請求することができる民事訴訟制度で、簡易裁判所に訴えを提起することになります。被害額が比較的大きいが60万円を超えない場合は、少額訴訟制度を利用しましょう。

警察へ被害届を出す

3つ目は、警察に被害届を出すことです。被害届を出すには以下の書類・情報が必要になります。

  • あなたの氏名、年齢、住所、職業
  • 被害に遭った年月日時
  • 被害の場所
  • 被害の詳細
  • 被害金額
  • 犯人の特徴
  • その他参考となる証拠等

ヤフオク詐欺師がよく使う言葉

ヤフオク詐欺師を見分ける方法はいくつかありますが、特に気をつけたいのは「言葉」です。詐欺師がよく使う単語・表現があるので、それをいくつか紹介します。

ノベルティ商品

1つ目は、「ノベルティ」です。

これはオープニング・セレモニーなどで配布される非売品のことです。ヤフオクでは、一般には手に入りにくい物が高く売れる傾向があるため、よく出品されています。

しかし、商品説明欄に「ノベルティ商品であるため、多少作りが雑なところもあります。ご了承ください」などと記載されている場合は詐欺の可能性があります。十分ご注意ください。

予約商品・未発売品

2つ目は、「予約商品・未発売品」です。

これは文字通り、まだ発売されていない予約商品です。「予約注文」という形で入金させて、発送しない詐欺です。入金から発送まで時間がかかるため、詐欺と気付くまで時間がかかります。

輸入品のためメーカーサポートがない

3つ目は、「輸入品のためメーカーサポートがない」です。

これは「メーカーサポートがない」というデメリットを正直に書き、入札者を信頼させてから偽物を発送するという手口を好む詐欺師がよく使う言葉です。

一般的には、デメリットを正直に書く出品者は信頼できます。ただ、そのような誠実な出品者を装った詐欺師が存在することも事実なので、「輸入品のためメーカーサポートがない」もしくは「並行輸入品」などと書かれている場合は詐欺の可能性がないか十分に注意しましょう。

写真の販売・箱のみの販売

4つ目は、「写真の販売」や「箱のみの販売」という表現です。

これはかなり悪質な手口です。商品写真だけや、空の箱だけを配送してくるタイプの詐欺です。

目立たないように、商品説明文の最後の方に小さく書かれていることが多いため、十分注意してください。

ノークレーム・ノーリターンでお願いします

5つ目は、「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」です。

これはヤフオクではよく見かける表現ですが、何度も繰り返されたり、最初の方に赤文字で書いてあったりと、あからさまに目立つように書かれている場合は怪しいので入札を控えることをおすすめします。

そもそも、ネット上の取引でノークレーム・ノーリターンは通用しません。取引に問題がある場合にその旨を出品者に伝えるのはクレームではありませんし、入札者には返金要求する権利があります。ノークレーム・ノーリターンという言葉に騙されず、問題がある場合は堂々と抗議しましょう。

被害に遭わないために

詐欺に遭ったらどうするかも大切ですが、まずは詐欺に遭わないことが重要です。詐欺に遭わないためにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?

出品者の評価を見る

出品者のプロフィールには過去の落札者からの評価が蓄積されています。悪い評価があればどのような対応をしているかなどをチェックします。

また、悪い評価が多かったり、対応に違和感を覚えたら取引しないことが賢明です。

他に取り扱っている商品を見る

同じ商品が何個も並んでいる場合や日本語として怪しい説明文の場合には注意が必要です。

怪しいと感じたら取引しないほうがいいです。

どうしても欲しい場合には出品者や商品について詐欺情報サイトやヤフー知恵袋などで聞いてみるといいでしょう。

ヤフオク詐欺情報を知り、詐欺に引っかからないように注意しよう

今回は詐欺に遭った時の対処法をいろいろと紹介してきましたが、どれもこれも手間がかかるものばかりです。やはり、詐欺に遭わないのが一番なので、詐欺の特徴をしっかり頭に叩き込み、細心の注意を払って取引してください。

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この記事を監修した人

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