ヤフオク落札後に取引をキャンセルするには?いたずら目的の入札を出品者都合でキャンセルする方法や落札者から連絡が来ない場合のメッセージ例文もご紹介!

ヤフオクでは、原則として落札後のキャンセルはできません
ただし、商品が壊れたなどのやむを得ない場合もあるため、出品者と落札者の双方が合意した場合に限りキャンセルが認められています
しかし、キャンセルにはリスクも伴います。

そこで今回は、出品中、落札後、入金後など、状況別にヤフオクで取引をキャンセルする方法と注意点を解説します。

目次

ヤフオクでの落札後のキャンセルについて

まずは、ヤフオクでの落札後のキャンセルについて説明します。

落札キャンセルの注意点

ヤフオクで落札後に商品が破損した、あるいは落札者と音信不通になったなどの場合、出品者側で落札キャンセルができます。

落札後にキャンセルをするには、落札者の削除を行う必要があります。また、削除後は出品者、落札者共にお互いの評価をすることができます。コメントには理由を記載することをお勧めします。

ヤフオクで落札都合でキャンセル要請された場合

落札者から辞退の申し出があった場合は、落札者都合としてキャンセルするのが一般的です。
ただし、どうしても商品を売ってしまいたい場合は、次点の落札者と取引する手もあります。

次点の落札者を繰り上げると、その落札者に連絡が行きます。
相手が同意すれば、取引が可能です。
ただし、その際の商品代金は取引相手の入札額になる点には注意してください。

ヤフオクで出品者都合で落札キャンセルしたい場合

商品が壊れたなどの出品者都合で落札キャンセルする場合は、落札者に謝罪してキャンセルするしかありません。

ヤフオク出品中・落札後のキャンセル方法

続いて、ヤフオク出品中、落札後にキャンセルする具体的な手順を説明します。

オークション開催中の出品をキャンセルする方法

ヤフオクでオークション開催中に出品をキャンセルしたい場合は、オークションの管理からキャンセルが可能です。
具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 出品中の商品一覧を開く
  2. キャンセルしたい商品の「オークションの管理」をクリック
  3. 「オークションの取り消し」をクリック
  4. 確認画面を読んで「取り消す」をクリック

まだ入札されていない場合は無料で取り消せますが、一度でも入札されている場合は550円(自動車、オートバイのカテゴリでは3,080円)の出品取消システム利用料(税込み)がかかります。また、オークションを取り消しても出品システム利用料、オプション利用料は返金されません。仮に1個でも落札されているとオークションは取り消せません。

特定の入札者の入札をキャンセルする方法

また、ヤフオクでは出品自体は継続して、特定の入札だけを削除することも可能です。

ヤフオクでは、いたずら目的で入札してくる人もいます。
いたずら入札をされた場合は、以下の手順で入札を削除しましょう。

  1. 出品中の商品一覧を開く
  2. 該当商品の「オークションの管理」をクリック
  3. 「入札の取り消し」をクリックして入札者一覧を開く
  4. 削除したい入札者の「取り消し」をクリック
  5. 確認画面を読んで「入札を取り消す」をクリック

入札の削除には特に手数料はかかりません。

落札後にキャンセルする方法

続いて、落札後に取引をキャンセルする手順を以下に示します。

  1. マイ・オークションの「出品終了分」を開く
  2. 削除したい商品名と削除したい落札者を選択
  3. 「出品者都合」か「落札者都合」を選択
  4. 「削除」をクリック
  5. 確認ページの内容を確認し、「落札者を削除する」を選択

落札者削除ができないケース

ただし、以下の場合は落札者削除ができないので、注意してください。

  • オークション終了から14日以上経っている場合
  • 落札者がYahoo!かんたん決済で入金完了している場合
  • 補欠落札者の繰り上げ直後
  • 1日の落札者削除数が上限を超えた場合
  • まとめて取引で取引している場合
  • 落札者がYahoo!かんたん決済で支払処理中(銀行振込/コンビニ支払い選択済)の場合
  • 2個以上出品したオークションで、すべてのオークションが終了していない場合
  • 1日の落札削除件数の上限を超えた
  • 出品者が利用停止または商品が削除されている

ヤフオクの取引中止による返金対応について

続いて、商品代金支払い後の取引キャンセルについて解説します。

決済後のキャンセルに関しては返金対応が必要な場合が多いです。
しかし、必ずしも返金しなければならないわけではありません。

出品者に非がある場合のみ返金

基本的に出品者側の不手際による取引キャンセルの場合は、返金対応する必要があります。

ただし、商品代金入金後に落札者から「やっぱりキャンセルしたい」と連絡があった場合は、返金対応する必要はありません。

返金対応の具体例

ヤフオクで返金対応が必要が具体的なケースを以下に示します。

  • 出品ページに誤りがあった
  • 発送前に商品が破損した
  • 商品の在庫がなかった
  • 届いた商品が壊れていた

しかし、以下のようなケースでは返金対応に応じる義務はありません。

  • 落札者の気が変わった
  • 落札者が間違って注文して入金した

ヤフオクで返金対応する方法

ヤフオクで返金対応する場合は、取引中止の手続きをします。
具体的な手順を以下に示します。

  1. マイオクの「落札分」の商品一覧を開く
  2. 返金対応したい商品を選択して、取引ナビを表示
  3. 「取引を中止する」をクリック
  4. 確認画面で「落札者に連絡をしました」にチェックを入れて「取引を中止する」をクリック

上記の手順で返金手続きが始まります。
返金が完了すると、管理ページの取引の状態が「キャンセル」になりますので確認してください。

取引ナビに「取引を中止する」ボタンが表示されるのは、決済から10分以上経ってからです。

取引中止による返金は発送連絡前まで

ただし、「取引の中止」ができるのは発送連絡前までです。
また、発送連絡をしていなくても、以下の配送方法で匿名配送した場合は、発送後の取引の中止ができません。

  • ヤフネコパック
  • ゆうパケット・ゆうパック(おてがる版)

取引ナビで発送連絡をした後に返金対応する場合は、落札者と直接やり取りしてください。取引メッセージを使えば、第三者にみられることなくやり取りできます。

落札後、落札者から連絡が来ない場合の対処法

続いて、落札後に落札者から連絡が来ない場合の対処法を解説します。

通常は落札直後に落札者の方から連絡が来ますが、来ない場合はこちらから連絡する必要があります。
2日以上連絡が来ない場合はこちらから連絡しましょう。

取引ナビで連絡

まずは取引ナビから連絡しましょう。
例文を以下に示します。


◯◯様。
この度は◯◯をご落札いただきありがとうございます。丁寧に梱包して発送させていただきますので、よろしくお願いします。つきましては、先に代金の入金をお願いいたします。
商品:◯◯円
送料:◯◯円
入金が確認でき次第、発送いたします。


評価から連絡

取引ナビで連絡して2日以上返信がない場合は、評価から連絡しましょう。

評価は第三者に公開されるため、音信不通の相手に応答するようプレッシャーをかけることができます。

最終通告

評価から連絡をしても連絡が取れない場合は、取引ナビ・評価の両方から最終通告メッセージを送りましょう。
メッセージの例文を以下に示します。


落札後、何度もご連絡をさせていただいておりますが、一向に返事がありません。24時間以内に返信が無い場合は、落札者都合でのキャンセルとさせていただきます。その場合、評価の欄に今回の対応についての記載もさせていただきます。ご了承ください。


落札者都合キャンセル

最終通告しても返信がない場合は、本当に落札者都合でキャンセルしてしまいましょう。キャンセル手順は前述のとおりです。

また、落札者を削除する際は、同時にブラックリストに登録することをおすすめします。
そうすれば、二度とその落札者と取引せずに済みます。

手順は以下の通りです。

  1. マイオクの「設定」の「その他の設定」をクリック
  2. 「各種設定」の「ブラックリスト」をクリック
  3. 「ブラックリストに登録」欄で、登録したい相手のYahoo! JAPAN IDを入力
  4. 「ブラックリストに登録」をクリック

いたずら入札を防止する方法

最後にいたずら入札を防止する方法を解説します。

前述の通り、入札を取り消すことは可能ですが、いちいち削除するのは面倒です。
そのため、いたずら目的の利用者が入札できないように、出品時に入札制限をかけることをおすすめします。

入札者評価制限を使う

入札制限機能はいくつかありますが、中でも効果があるのは入札者評価制限です。

入札者評価制限をかけると、以下の利用者は入札できなくなります。

  • 総合評価がマイナス
  • 「悪い」「非常に悪い」評価の合計数が6人以上かつ悪い評価の割合が20%以上ある人

いたずら入札をしてくる人のほとんどは評価が悪いため、入札者評価制限でいたずら入札のほとんどを防止できます。

入札者評価制限の使い方

入札者評価制限は、出品の際に「取引オプション」から設定可能です。

入札者評価制限とともに入札者認証制限にもチェックを入れておくと、本人確認手続きをしていない利用者の入札も防ぐことができます。

出品者都合でのキャンセルは避ける

今回はヤフオクでの落札後のキャンセル方法を解説してきましたが、キャンセルはしないに越したことはありません。
特に出品者都合でのキャンセルは、印象がよくありませんし、悪い評価がつけば今後の取引にも影響が出ます。
キャンセルの必要がないように、商品管理・在庫管理を徹底しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次