メルカリでは、悪質なユーザーによる迷惑行為に遭うことがあります。明らかな法律違反を犯しているケースもあれば、メルカリ独自のルールを破っている場合もあるでしょう。
それらの行為が事務局に発覚すると、厳しいペナルティが科せられます。ただし、誰もがその気がなくとも知らず知らずのうちに禁止行為に及んでしまう可能性があるため、十分な注意が必要でしょう。
では、なぜ禁止行為が明るみになるのでしょうか。その一つは、ユーザーの「通報」によるものです。
今回は、メルカリにおける通報の方法や、禁止行為をおこなった場合のペナルティについて解説します。悪質なユーザーを回避する対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
メルカリの通報システムとは?
メルカリには、悪質な行為や禁止行為を見つけた際に通報できるシステムがあります。ちょっとくらいならバレないだろうと思っても、多くのユーザーの目がそれを許しません。
この項目では、メルカリの通報システムについての概要と、通報の方法について解説いたします。
通報システムはメルカリの治安を保っている
メルカリの月間アクティブユーザーは、2,200万人を突破しています。サービスが開始されてから10年以上が経過し、今や世界一のフリマアプリとしての地位を不動のものにしました。
ここに至るまで悪質なユーザーの撲滅に注力し、かなり民度が向上したのも事実です。そのため、禁止行為や違和感のある売り方、宣伝の仕方などに、多くのユーザーが敏感になっているのです。
さらに、通報以外にもAIや事務局スタッフの黙示による悪質ユーザーの摘発もおこなっています。その精度も年を追うごとにレベルアップしているので、ルールに則った健全な使い方がより強く求められていると考えてよいでしょう。
通報の方法
違反行為や悪質なユーザーを通報する方法は、以下の通りです。
通報する必要があると判断した商品を選択し、「コメント」の横にある縦の「…」マークをタップしてください。
表示されたメニューから「この商品を事務局に報告」を選択してください。
報告理由を選んで、「事務局に報告する」をタップすると通報できます。
報告理由で「その他」を選択すると、その理由を記載する必要があります。ここに通報理由をできるだけ詳しく書くようにしてください。
ペナルティの種類
この項目では、禁止行為や悪質な迷惑行為をおこなった場合のペナルティについて解説いたします。
課されるペナルティは、以下の4種類です。
- 警告文
- 出品の一時停止や削除
- 利用停止
- 強制退会
警告文
まず、もっとも軽いものとして「警告文」が送られてくるケースがあります。
警告によって即アカウント停止になることはありません。しかし、警告を無視したり、そのときは改めても同じ行為を繰り返したりした場合は、さらに厳しい処置が待っていることがあるので十分に注意が必要です。
ちなみに、警告文の前段階の「警告のような通知」も存在します。警告の対象になりかねないので、今のうちにその行為をやめたり、改善したりすることを促す意味で送られてくるものです。
このようにメルカリでは、ユーザーやサービスの安全・安心を犯しかねない行為には、厳しく迅速に対応しています。 純粋にメルカリを楽しみたいユーザーにとっては非常に歓迎できる体制と言えるでしょう。
出品の一時停止や削除
警告文の次に厳しいペナルティとして、「出品の一時停止や削除」があります。
後述しますが、メルカリでは出品禁止商品がかなり細かく規定されています。これに該当するか、その可能性があるものが出品されたと認められた場合は、前触れなく強制的に出品の一時停止が行われたり、削除されたりすることがあります。
それが法律に反する商品であれば、その行為を許しているメルカリも同罪とみなされかねません。そのため、出品者の意向や事情を伺っている暇はないのです。
ただし、その後でその商品を出品している理由や、今後も出品する可能性があるのかなどを事務局から問いただされることになるでしょう。その対応によっては、さらに厳しいペナルティを科される可能性もあるので気をつけなければなりません。
利用停止
次の段階が「利用停止」になります。悪質とみなされたり、それに類する行為として、事務局からかなり強く疑いをかけられたりしている状態です。
その程度によって、短いものならわずか3時間で解除されることもあります。しかしそうでない場合は、事務局による調査に時間を要するため、長ければ1週間におよぶ可能性もあります。
事務局からの指示に従えば許されることもあり得ますが、態度を改めなかったり、調査の結果、悪質と判断されたりするとさらに厳しいペナルティへと進む可能性が高まるでしょう。
強制退会
もっとも厳しいペナルティが「強制退会」です。いっさいメルカリを使えなくなるだけでなく、売上金が没収される可能性もあります。
この処置を取られると、同じアカウントでの登録が永久に不可能と考えてください。
通報される可能性のある6つの禁止行為
通報される可能性がある禁止行為は、事務局が公表しているだけでも34項目にのぼります。
この項目では、その中でも特に出品者が注意すべき禁止行為について、6つご紹介いたします。悪気なく行ってしまうケースもあるので、よく覚えておいてください。
当然、購入者としてもこれらの行為を発見したり、もちかけられたりした場合は、相手にせず、すみやかに通報することを推奨します。
無在庫販売
メルカリにおいて固く禁じられている行為に「無在庫販売」があります。無在庫販売とは、手元に商品がないにもかかわらず、あるように装って販売することです。
仮に、手元にもっていないiPhoneを出品するとします。あるユーザーがその商品の購入手続きをした段階で、同機種のiPhoneをどこかから手配して送ることになるでしょう。
自分が所有していればよいのですが、そうでない場合は該当するiPhoneを必ず入手できるとは限りません。もし欠品となれば、購入者に重大な迷惑と損害を与えることになるでしょう。このことをメルカリは恐れているのです。
さらに無在庫販売は、手元にその商品があったとしても、他のラクマやヤフオク!といったECサイトで販売している場合にも起こり得ます。万が一、同じタイミングで売れた場合、一方の購入者を裏切ることになります。
加えて無在庫販売は、次に説明する著作権侵害にも関係する可能性があるので注意しなければなりません。
著作権侵害行為
実は、上記の無在庫販売は著作権を侵害しているケースが少なくありません。
というのも、手元にない商品の画像を掲載することはできないため、他のユーザーの商品画像や企業が広告や自社サイトに掲載した画像を無断で転載しているケースがあるからです。
これは、明らかに著作権侵害に当たります。そのため、無在庫販売は二重の意味でルール違反を犯していることになり、悪質な場合は、即アカウント停止となる可能性が十分に考えられます。
禁止商品の販売
メルカリでは出品を禁止している商品が多数存在しています。以下に禁止されている出品物の一例を列挙します。
- 医薬品や医療機器
- 肥料や農薬
- 電子チケットや電子クーポン
- チケット類
- 盗品
- 偽ブランド品
- 知的財産を侵害するもの
- たばこ
- ゲームアカウント
- ゲーム内通貨
- 現金
- 金券
- 危険ドラッグ
- アダルト関連
禁止されている出品物についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページで確認してください。
外部サービスへの誘導
外部サービスに誘導する行為も禁止されています。
メルカリで出会ったユーザーは、あくまで同サービス内で利益共有する間柄であるため、メルカリを使って、自分たちを含めて他のコミュニティや組織が不当に利益を得る行為を禁じています。
自社サイトで類似品をたくさん販売していて、今後はそこからの購入を勧めるというのは典型例です。どこかで直接会って個人間で商品のやり取りをするのもアウトです。
問題ありの商品でも返品に応じない
販売した商品に購入者が預かり知らなかった破損や動作不良があったり、まったく異なる商品だったりした場合は、購入者の意思によってキャンセルできます。
しかしこの申し出に応じないのは、背信行為に当たります。れっきとした理由がある場合は別ですが、それを釈明して購入者や事務局を納得させることができなければ、ペナルティの対象となる可能性が高いです。
交換や半交換
代金を支払わずに商品同士を交換する行為も禁止されています。
また、価値の異なる2つの商品を交換し、一方がその差額を支払うという方法も禁じられています。
何度か取引を繰り返したり、コメントで親しくなったりすると、上記のような行為に及ぶことがあるかもしれませんが、くれぐれも控えてください。
悪質なユーザーを回避する方法
この項目では、悪質なユーザーを回避する方法をご紹介します。購入者の例と出品者の例に分けて解説しますので、今後の参考にしてください。
【購入者】怪しい出品者には関わらない
「怪しいな」と感じた出品者には、できるだけ関わらないようにしましょう。以下のような特徴が見られる場合は、悪質なユーザーである可能性が高いため、関わらないことを推奨します。
- 画像が不鮮明
- 同じ商品ばかりを数多く販売している
- プロフィールが空欄か上から目線
- 商品説明が分かりにくいうえに雑
- 「返品お断り」
2番目の「同じ商品ばかりを数多く販売している」は、転売の可能性があります。メルカリでは、転売を表立って禁止しているわけではありませんが、決しておすすめはしていません。あくまでも不要品を欲しいユーザーに譲る機会を提供しているフリーマーケットサービスだからです。
商売目的で不当に高額な商品ばかりを販売し、ユーザー利益を損ない、場を荒らすような行為には、事務局も厳しく目を光らせています。悪質な場合は、かなり厳正に対処しているのも事実です。
【購入者】プロフィール・商品ページを必ず確認する
プロフィールと商品ページにはしっかりと目を通すようにしてください。明るく丁寧な文章が記載されていれば、購入者へのリスペクトがある証拠です。
商品に関する詳細な説明や、傷や汚れなどについて包み隠さず記載している出品者は信頼に値するユーザーです。反対に、上から目線やなれなれしく礼儀に反した表現の場合は、警戒した方がよいでしょう。
【購入者】悪質と感じたら通報する
悪質と思われる出品者とやむを得ず関わりをもってしまった場合は、それ以上取引を進めないですみやかに事務局へ通報してください。あとは事務局の判断に任せましょう。
そして、良い勉強ができたと捉えて、気分を切り替え、二度と似たような出品者には近づかないように注意してください。
【出品者】商品情報を詳しく記載する
あなたが出品者側であるなら、商品情報を詳しく記載するとよいでしょう。
ユーザー同士は顔が見えず、会話を直接交わすこともできません。買い手からすると、商品ページに記載されている情報が、買うかどうかを判断する大きな材料になります。
そこに相手が知りたいであろう商品情報をわかりやすく、余すところなく書いておくと安心して買ってもらえるでしょう。
画像も1点につき20枚まで掲載できます。よい写真だけでなく、汚れやヤケ、傷、ヨレなどを鮮明にアップで見せるとより強く信頼されるでしょう。
もし商品の欠点を隠して販売しても、商品が届いた際に欠点が発覚するだけでなく、購入者からの信頼を失うことにもなりかねません。出品をおこなう際は、常に買う側の気持ちになって出品することを心がけてください。
【出品者】評価の悪いユーザーにはできるだけ売らない
商品を売る際には、その相手の評価を確認しましょう。良い評価が少ない場合は、警戒を強めてください。
メルカリでは、ユーザー登録しているからには、誰でも商品を購入することができます。そのため、原則としては買い手側の都合でいつ購入されるか予測できません。
よほどの禁止行為がなければ、販売を拒否すると自分にペナルティが科せられるリスクが生じるので注意が必要でしょう。
しかし、購入手続き前にコメントのやり取りをする中で、失礼な物言いや無茶なことを要求してくるような場合で、もし他に購入希望者がいるなら、そちらに売る方がよいケースもあります。
まとめ
メルカリは、大変優秀なフリマアプリです。使いやすくメリットが大きいからこそ、国民の約5分の1に当たる人々が利用していると言ってよいでしょう。
しかし中には、いまだに悪質なユーザーも存在するので、トラブルに巻き込まれないように気を付ける必要があります。それでもやむなく引っかかってしまったという場合は、できるだけすみやかに事務局へ通報してください。
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