世界最大級の規模を誇る通販サービス「Amazon.co.jp」。
Amazonで購入できる商品は、Amazonが直接販売している商品だけではありません。一般の業者や個人が出品している「Amazonマーケットプレイス」でも、掘り出し物やお得な商品が見つかります。
しかし、Amazonマーケットプレイスのシステムを悪用した詐欺被害が多発しています。
主な被害は、「Amazonマーケットプレイスで購入した商品が届かない」「金銭だけでなく、住所や氏名、メールアドレスなどの個人情報まで詐取されてしまった」というものです。
被害金額は「Amazon マーケットプレイス保証」に基づいて返金してもらえる可能性がありますが、盗まれてしまった個人情報はいつ悪用されてもおかしくありません。
悪質な販売元には注意が必要です。
そこで、今回はAmazonマーケットプレイス詐欺の実例や、詐欺に遭わないための対策をまとめてみました。
Amazonで「販売元」が誰なのか見分ける方法
Amazonで商品を販売しているのはAmazon.co.jpだけではありません。一般の企業や個人が販売しているケースもあります。
Amazonの商品ページをよく見ると、「販売元」「出荷元」がきちんと書かれており、販売元や出荷元がいったい誰なのか、見分けることが可能です。
ここでは、Amazonが販売するケースとAmazon以外が販売するケースのそれぞれの見分け方を紹介していきます。
Amazonが販売するケース
Amazonが直接販売している商品は、出荷から配送までをAmazonが行います。
配送業者については地域によってAmazonではない配送業者が対応するケースもありますが、全てAmazonが管理をしているので安心です。
上記の赤枠で囲まれた部分に、出荷元・販売元が記載されています。
上記のように両方とも「Amazon.co.jp」と記載されている場合は、Amazonが全てを管理しているため、「商品が届かない」などの配送トラブルや「注文した商品と違う商品が届いた」などの商品のトラブルについても、Amazonが対応してくれます。
また、Amazonが販売・出荷する商品は「Amazonプライム会員配送無料」の対象となるため、お急ぎ便や日時指定が無料でできます。
Amazonは、日本国内に22カ所のフルフィルメントセンター(FC)と30カ所のデリバリーステーション(DS)を設けています。(2022年11月現在)
上記の施設を物流の拠点として、迅速な配送を実現しています。
参考:拠点一覧
Amazon以外が販売するケース
Amazon以外というのは、企業や個人がAmazonのマーケットプレイスを利用して販売するケースです。
転売ビジネスなど個人でマーケットプレイスで販売しているケースもあります。また、企業がAmazonの集客力を利用して販売するケースも少なくありません。
例えば、充電器やイヤホンなどの商品を扱う「Anker」は、マーケットプレイスで販売しています。
販売元が「Amazon.co.jp」ではなく、「AnkerDirect」になっていますよね。このような商品は、Amazonが販売しているものではありません。
ここでもうひとつ注目して欲しいのですが、出荷元はAmazonになっているということです。販売元がAmazonではない商品でも、商品の管理や配送をAmazonに委託できるFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すると出荷元はAmazonになります。
また、商品の管理・配送も含めて企業や個人で行うケースもあり、その場合は出荷元も企業または個人の屋号が記載されます。
販売元がAmazonであれば、全ての責任がAmazonにあるため、心配はありません。また、出荷元のみがAmazonの場合も、一旦Amazonの倉庫で商品を管理することになるので、そこまで心配はいらないでしょう。
問題は販売元も出荷元もAmazon以外になっているケースです。このような場合、購入した商品が届かなかったり商品が間違っていたりするケースがあるので注意しましょう。
悪質なAmazonマーケットプレイス業者を見極めるポイント
Amazonでのショッピング中、どんなことに注意すれば詐欺被害を未然に防げるのでしょうか。
危険かつ悪質なAmazonマーケットプレイス出品者を見極めるポイントを把握しておきましょう。
他の同一商品よりも安い価格で出品している
Amazonでのネットショッピング中は、同一商品の中でもなるべく価格が安いものを探しますよね。
Amazonマーケットプレイスでアイテム一覧をチェックしてみると、定価や市場価格よりも著しく安い価格設定の商品が存在します。
あまりに安すぎる価格設定であれば、「中古品やジャンク品かもしれない」と判断し、購入を避ける人は多いでしょう。定価より安く、不自然な価格設定である場合は詐欺業者が出品していると推測ができます。
判断が難しいのは、市場価格よりも多少安い価格設定の商品です。恐ろしいことに、購入者に怪しまれない絶妙な価格設定で出品している詐欺業者が増えています。
人気アイテムや品薄アイテムの相場はある程度決まっているものです。少しでも違和感があれば購入前に評価をチェックし、安全な出品者であるかどうか確認することをおすすめします。
出品者の評価が不自然である
詐欺業者を見極める判断要素は、商品の価格設定だけではありません。
Amazonマーケットプレイスでは、出品者にとっても購入者にとっても「評価」が重要な要素となります。
Amazonマーケットプレイス業者の評価件数がゼロあるいは極めて少ない、または数年間にわたり評価がついていないといった場合は要注意です。
安心感を得るためにも、新規出品者からの購入もなるべく避けるようにしましょう。
下記画像は、悪質業者の可能性が疑われる出品者の例です。最後に評価を受けた日付がかなり昔であることがわかります。
新規出品者の商品や、海外から発送される商品にも注意したいところです。
もちろん、優良な新規出品者もたくさん存在しますが、「新品なのに安すぎる」「発送元が日本ではない」など、少しでも違和感を覚えたら避けるべきでしょう。
「発送元が日本だから詐欺業者ではない」とは言い切れません。「それでは判断のしようがない」と困ってしまうところですが、商品のコンディションに情報が記載されていない業者は怪しむべきだと言えます。
怪しいと感じた場合は、出品業者の住所を検索してみるのも有効です。商売を行っているとは思えない物件の住所だった場合は、購入を控えたほうが無難です。
時には、多数の高評価がついているアカウントを乗っ取り、悪徳業者が詐欺を働いていることもあります。
Amazonマーケットプレイスは使い勝手のいいマーケットですが、確実に詐欺被害を防ぎたいという場合は、Amazonが販売・発送しているアイテムだけを購入するというのも一つの手です。
業者の電話番号や住所が架空のものである
Amazonマーケットプレイスに潜む悪質な業者は、住所や電話番号を偽っていることがあります。
そのため、実際に使われている電話番号か確認したり、住所が実在するか調べるのも詐欺を防ぐのに有効です。
注文前に架電をし、無事に繋がれば安心して商品を購入できることでしょう。
しかし、住所を調べる場合は要注意です。「バーチャルオフィス」という住所レンタルサービスを悪用し、詐欺業者が住所を偽っているケースがあるからです。
バーチャルオフィスは、個人出品者が住所をWEB上に掲載したくない場合に便利なサービスです。
そんなサービスを詐欺に利用している業者も存在するとなると、やはり電話で確認する方が安心だと言えます。
さらに詳しく販売元の情報を調べる方法
販売元について、さらに詳しく調べるには、「カートに入れる」ボタン直下の「販売元」の名前をクリックしましょう。
すると、上記のような画面が表示されるので、左上の「〇〇のストアフロントにアクセスする」をクリックしてみてください。
クリックすると、この出品者が取り扱っている商品の一覧が表示されます。他の商品の評価やレビューをみて、「何か問題が起きていないか」「悪い評価になっていないか」などをよく調べてみましょう。
劣悪な出品者であれば、他の出品している商品でも悪い評価になっているはずです。1商品のレビューだけで判断が難しい場合は、このような方法でさらに詳しく調べてみましょう。
また、評価があったとしても「数が少ない」「レビューの日付が古い」「日本語がおかしい」といった場合は、怪しい可能性があるので注意が必要です。
Amazonマーケットプレイス詐欺の実例
Amazonマーケットプレイスでの詐欺被害には様々なものがあります。
いずれも、世界中で利用されているAmazonの看板を借りて、金銭や個人情報を詐取する許されない行為です。
主に以下のような詐欺行為が行われています。
◆注文された商品を発送せずに金銭を騙しとる
◆一方的に注文をキャンセルして返金に応じない
◆市場よりも安価な商品でユーザーをおびき寄せ、個人情報を取得する
◆購入者の住所や電話番号を詐欺行為に悪用する
◆Amazonを通したフィッシング詐欺
それぞれの詐欺行為を具体的に解説していきます。
商品を発送せずに金銭を騙しとる
購入情報に記載された発送期間を過ぎても、商品が一向に届かないことがあります。
最も代表的な詐欺被害は、このように「商品を注文し、支払いも完了したはずなのに商品が届かない」というものです。
もちろん、出品者が注文情報の処理を誤っていたり、発送された商品が郵送事故に遭ってしまったケースもあります。したがって、このような状況になった場合は、まず出品者へ問い合わせをしましょう。
ただ、問い合わせに対して、「海外から発送したため到着が遅くなります」と言い逃れる詐欺業者もいるため要注意です。最悪の場合、出品者のアカウントが消えてしまうこともあります。
このような場合は泣き寝入りせずに、Amazonのカスタマーセンターへ問い合わせましょう。
キャンセルしたのに返金に応じない
商品の注文を受け付けたにも関わらず、在庫切れなどを理由に一方的に取引をキャンセルしてくる詐欺業者もいます。
この手口は、注文キャンセルの旨を購入者に伝えつつ、キャンセル手続きを行わないというものです。
注文がキャンセルになれば購入者は商品を諦め、返金されるのを待ちます。ところが、「キャンセル手続きが行われていない=返金処理も進んでいない」ということになります。
悠長に返金を待っている間にAmazonマーケットプレイス保証の申請期間外となってしまったケースもあります。そのような事態になればAmazonに対応してもらうことは難しいでしょう。
出品者から注文キャンセルに関するメールが届いた時は、まずAmazonを装ったメールでないかチェックしてください。
出品者のメールアドレスから直接届いた場合、Amazonを通したキャンセル処理ではないと考えられます。
そして、問い合わせ対応や返金処理があまりに遅れるようであれば詐欺であると判断し、Amazonマーケットプレイス保証を申請するようにしましょう。
安価な商品で釣り、個人情報を取得する
Amazonマーケットプレイスの市場価格よりも、著しく安く出品されている商品は怪しさ満点です。安さに飛びついたユーザーを騙し、個人情報を収集している悪質詐欺業者がいるため十分に注意してください。
途中で詐欺業者だとわかっても、注文をしたあとでは時すでに遅しです。金銭的な被害はなくとも、住所や氏名、電話番号といった個人情報が抜き取られていることでしょう。
詐欺業者は他人の個人情報を共有したり、売買することもあります。詐欺目的の出品時に、第三者の個人情報を利用することもあります。
その一方で、マーケティングの手法として「出品価格を最安にして送料で儲ける」というものもあるため、安すぎる商品が全て詐欺目的とは言い切れないところが難しいところです。
出品者の情報や評価数もチェックしつつ、送料を含めても出品者に利益がないであろう商品の購入は避けるようにしましょう。
購入者の個人情報を詐欺行為に悪用する
詐欺業者が金銭ではなく、個人情報の収集を目的としていた場合は厄介です。
詐欺業者の一部は、搾取した個人情報を利用し、詐欺目的の出品を行います。もしあなたの個人情報が悪用された場合、同じように詐欺に遭ったユーザーから大量のクレームが来るでしょう。
平穏な日々を守るためにも、商品を購入する前に出品者の情報や評価をしっかりと確認しましょう。
出品者の安全性をチェックするために、Google検索やストリートビューで出品元住所や企業名をチェックすることも大切です。
これは詐欺被害を防ぐためにとても有効な手段ですが、どんなに念入りにチェックしても見極められないことがあります。
「いつまでたっても商品が発送されない」「問い合わせに応じてもらえない」「すでに発送済みの一点張り」といった状況に陥ったら、Amazonマーケットプレイス保証を活用しましょう。
個人情報の流出については諦めざるをえませんが、Amazonマーケットプレイスに申請すれば購入金額は返ってきます。
Amazonを通したフィッシング詐欺
詐欺に注意するべきなのは、Amazonマーケットプレイスでショッピングする時だけではありません。
近年、Amazon公式サイトを騙ったフィッシングメールが届くケースが多発しています。Amazonから届いたメールだと思い、メール内のURLをクリックするとログイン情報が抜き取られるという被害です。
リンク先はAmazonのログイン画面を模倣したページとなっているため、公式サイトだと信じ込みメールアドレスやパスワードをうっかり入力してしまうのです。
フィッシングメール内のリンクから、本物のAmazonログインページが表示されるパターンもあるため、騙されていることに最後まで気付けないこともあります。
偽物のログインページで警告が表示されることもありますが、基本的にスマートフォンのセキュリティアプリはウイルス対策しか行いません。
フィッシングメール詐欺の手口は、こうしたセキュリティの穴をついてきます。
フィッシング詐欺に引っ掛からないためにも、Amazonからログインを促すメールが届いたら、公式サイト内のアカウントサービス「メッセージセンター」を確認するようにしましょう。
センター内に送信記録がなければ、Amazonから届いたメールではないとわかります。
販売元をAmazonに絞り込み詐欺を防ぐ方法
Amazonで詐欺被害に遭う人は、Amazonマーケットプレイス利用者であることがほとんどです。
Amazonマーケットプレイスは、ショッピングの可能性が広がる素晴らしいマーケットです。
しかし、本当に詐欺を回避したいのであれば、「販売元をAmazon.co.jpに絞る」のが最も効果的です。商品の検索時にAmazon以外の出品者を除くようにすれば、商品は確実に手元に届きますし、個人情報を盗まれることもありません。
さっそく、Amazonが販売・発送している商品のみを検索する方法を見ていきましょう。
販売元をAmazonに絞る方法・PCの場合
ブラウザ版で絞り込みたい場合、Amazonの商品検索ページで行うことができます。
キーワードで商品を検索したあと、URLの末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力して検索すると、出品者がAmazon.co.jpのみに絞られます。
Amazonマーケットプレイスの利用を避けられないシーン
「Amazonマーケットプレイスにしか欲しい商品がない」など、Amazon.co.jp以外の出品者を選択しなければならない時もあるでしょう。
実は、ショッピングの方法を工夫するだけで詐欺業者を遠ざけることができます。
Amazonマーケットプレイスを安全に利用するための活用術をご紹介します。
配送オプションでプライム対象商品に絞り込む
Amazonマーケットプレイスで商品を注文する際には、配送オプションを「プライム対象商品」に絞り込みましょう。
そうすれば、「商品を発送しない」などの詐欺行為を企む出品者のアイテムを事前に排除することができます。
Amazonプライム会員でなくとも、「プライム対象」の商品を検索することができます。
商品の検索後に、左上に表示される「prime」のスライドを右に動かします。
配送オプションを「プライム対象」に限定することで、商品は確実にAmazon配送センターから発送されます。
これで配達中のトラブルを除き、「商品が届かずに泣き寝入りする」という事態は未然に防げるでしょう。
販売元がAmazon以外、出荷元がAmazonの場合がある
先ほど紹介した「プライム対象商品に絞る」方法の場合、出荷元はAmazonだとしても販売元がAmazon以外の可能性があります。
この場合、出品者はAmazonではありませんが、出品した商品はFBAに委託することになるのでAmazonのチェックが入ります。
FBAに納品した時点で、販売禁止商品や偽物は納品できません。また、そもそも納品されていない商品は販売できないため、購入しても商品が届かないということは考えられないでしょう。
在庫管理や出荷に関してはAmazonでしっかりと管理されているため、「購入したけど在庫がなかった」「なかなか発送されない」といったトラブルは発生しにくいです。
また、商品に欠陥があったり、選んだ商品と違うものが届けられたりした場合の返品や問い合わせはAmazonで管理されます。そのため、出品者と直接やりとりをすることはないので、安心して購入することができます。
Amazonマーケットプレイスで詐欺に遭った場合
どんなに注意していてもAmazonマーケットプレイスで詐欺に遭ってしまうことはあります。
詐欺被害に遭った時の対処法を知っておくことで、いざという時に慌てず冷静な行動がとれますよ。
Amazonマーケットプレイス保証について
Amazonマーケットプレイスには、実店舗から個人まで、多種多様な出品者が存在します。そこで、Amazonには「商品に関するトラブルが起きた場合はAmazonが保証する」というサービスが整っています。
詐欺行為を受けたと気づいた時は、Amazonマーケットプレイス保証を活用しましょう。
Amazonのヘルプページには、Amazonマーケットプレイス保証について以下のように記載されています。
「Amazonマーケットプレイス保証とは、購入者の方が出品者から商品を安心してご購入いただくためにAmazon.co.jp で用意している保証プログラムのことです」
「Amazon.co.jpのウェブサイトで出品者から商品を購入するお客様は、配送料を含めた購入総額の返金を申し出ることができます」
ただし、Amazonマーケットプレイス保証のサービスを受けるには自ら申請する必要があるので注意しましょう。
出品者にコンタクトをとる
Amazonマーケットプレイス保証を申請する前に、購入者と出品者の間でトラブルを解決できればベストです。
そこで、出品者へコンタクトをとる方法を覚えておきましょう。
「アカウントサービス」から注文履歴を開き、詐欺が疑われる商品の「注文に関する問題」をクリックします。
「出品者プロフィールを表示」をクリックします。
ページ右側にある「質問する」をクリックします。
出品者メッセージアシスタントというチャットボットが表示されるので、質問に従って項目を選択をすると商品に関するメッセージやクレームを入力ができるようになるので、入力後「メッセージを送信」をクリックします。
上記の手順で問い合わせたにもかかわらず進展がない場合は、Amazonマーケットプレイス保証の出番です。
Amazonマーケットプレイス保証を申請する手順
Amazonマーケットプレイス保証を申請する流れを具体的に解説します。
まず、Amazonのアカウントサービスから注文履歴を開き、対応してもらいたい商品の「注文に関する問題」をクリックします。
一覧から問題点を選択しましょう。ご自身の状況にあった問題を選択します。今回は「荷物が届いていません」を選択します。
「返金をリクエスト」を選択し、追加情報をテキストボックスに入力したら、「送信」をクリックします。
これで、Amazonマーケットプレイス保証の申請ができました。
Amazonからは、Amazonマーケットプレイス保証の申請受理に関するメールが届きます。
申請後は担当部署がトラブルについて調査を行ってくれます。調査は最大1週間ほどかかります。調査の結果は、登録しているメールアドレス宛に届きます。
Amazonマーケットプレイス保証の適用タイミング
Amazonからのメールには「問題解決までの期間は1~2週間以内」と記載されていますが、最短1日でAmazonマーケットプレイス保証が適用されるケースもあります。
Amazonマーケットプレイス保証の申請が通ったら、購入金額がすべて返金され、トラブル解決完了のメールが届きます。
アカウントのパスワードとメールアドレスの変更だけでなく、削除も検討しよう!
Amazonマーケットプレイスで詐欺被害に遭った場合、返金対応だけでは安心できません。
二次被害を避けるためにも、個人情報の悪用やAmazonアカウントの乗っ取りを出来る限り防ぎましょう。
Amazonアカウントが悪徳業者に乗っ取られた場合、身に覚えのないクレームが届いたり、裁判沙汰に発展することもありえます。
怪しい出品者と一度でも取引をしてしまったら、Amazonアカウントのパスワードとメールアドレスを変更することをおすすめします。
アカウント設定は「アカウント&リスト」から「アカウントサービス」を開いて行います。
ログインとセキュリティを開きます。
すると、次の画面が開くので、こちらで変更することが可能です。
さらに、Amazonマーケットプレイス保証を受けた後で、被害を受けたAmazonアカウントを削除し、新規作成するのも一つの安全策です。
アカウントを作り直すと購入履歴などが見れなくなってしまいますが、アカウントを乗っ取られて個人情報を悪用される心配はなくなります。
Amazon マーケットプレイスで詐欺に遭った時は、とにかくスムーズかつ冷静な行動をとることが大切です。
販売元をAmazonに絞り込み安全な通販ライフを
Amazonマーケットプレイスを安心して利用するためにも、出品者が簡単に詐欺を行えないシステムを早急に整えてほしいものです。
商品の販売元をAmazonに絞り込めばひとまずは安全ですが、Amazonマーケットプレイス詐欺に遭う人を減らすためには、自衛と周囲への注意喚起が必要だと言えるでしょう。
是非、こちらの記事で学んだことを一人実践するだけでなく、周りの方と共有して詐欺被害の発生を防止するのに役立ててください。