昨今では個人のビジネスであっても、物の行き来がグローバルに展開されることが多くなっています。代表的な例が、個人輸入ビジネスです。物価の安い国から大量に買い付け、それをべつの国で販売する、といったことが、誰でも比較的簡単にできる時代になりました。
上記の例で言いますと、販売先として選ばれがちな国の一つに、アメリカがあります。日本、あるいは他の国から仕入れたものを、アメリカに輸送し、そこで売るわけです。販路としてはAmazonなどいくつものECサイトを挙げることができ、参入障壁はかなり低くなっています。
そこで重要になってくるのが、輸送です。ビジネスはスピードと確実性が命であるため、できるだけ早く目的地まで届けてくれること、そしてできるだけ安全に届けてくれることは、配送サービスを選ぶうえでとても重要になってきます。
この記事では、アメリカ向けのさまざまな国際宅配便・国際郵便を紹介すると同時に、その中でもオススメであるDHLについて、具体的なメリットなどを解説していきます。
Contents
アメリカ向け国際宅配便・国際郵便対応サービスいろいろ
アメリカに荷物を送る際に利用できるサービスには、本当にさまざまなものがあります。郵便物、印刷物、小型包装物、国際小包、国際宅急便、EMS、クロネコ国際メール便など、充実しすぎていて逆に迷ってしまうほどです。この項では、それらのサービスをざっくりと、配達までにかかる最短日数その他の要素で分類して紹介していきます。
最短1~3日
サービス名称 | 詳細 |
---|---|
UPSワールドワイド・エクスプレス | 米国のほとんどの都市、カナダの主要都市へ、午前10:30または正午12:00までにギャランティつきで配達 |
UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー | 米国、カナダ、およびラテン・アメリカへ通常2~3営業日以内に配達 |
UPSワールドワイド・エクスペダイテッド | 北米の主要ビジネス街へ最短3営業日で配達 |
DHLエクスプレス9:00 | 午前9時までに確実に配達 |
DHLエクスプレス10:30 | 午前10時30分までに確実に配達 |
DHLエクスプレス12:00 | 正午12時までに確実に配達 |
DHLエクスプレスワールドワイド | 書類・非書類を220以上の国・地域にスピーディに配送 |
FedEx・インターナショナル・ファースト | 通常1〜3営業日で配達する時間厳守のサービス |
FedEx・インターナショナル・プライオリティ | 通常1〜3営業日後の現地時間午前8時までに配達 |
最短2~3日
サービス名称 | 詳細 |
---|---|
DHLエクスプレスワールドワイド | 書類・非書類を220以上の国・地域にスピーディに配達 |
FedEx・インターナショナル・エコノミー | 米国へは通常3営業日で配達。配送日厳守 |
OCS IEX | アメリカは集荷翌日の配達が可能 |
最短3~9日
サービス名称 | 詳細 |
---|---|
ヤマト運輸国際宅急便 | 世界200以降の国・地域に最短3〜7日で配達 |
EMS | 国際郵便の中で最も速いサービス |
日本郵便国際小包(航空便) | 通常3〜6日程度で配達。2kg以上の小包に対応。 |
日本郵便小型包装物(航空便) | 通常3〜6日程度で配達。2kgまでの小包に対応。 |
日本郵便印刷物(航空便) | 通常3〜6日程度で配達。本や雑誌などの印刷物に対応。 |
日本郵便郵便物(航空便) | 通常3〜6日程度で配達。2kgまでの手紙や書類などに対応。 |
それ以上の日数がかかるもの
サービス名称 | 詳細 |
---|---|
日本郵便国際小包(SAL便) | 通常6〜13日程度で配達。2kg以上の小包に対応。 |
日本郵便小型包装物(SAL便) | 通常6〜13日程度で配達。2kgまでの小包に対応。 |
日本郵便印刷物(SAL便) | 通常6〜13日程度で配達。本や雑誌などの印刷物に対応。 |
日本郵便国際小包(船便) | 通常1〜3ヵ月程度で配達。2kg以上の小包に対応。 |
日本郵便小型包装物(船便) | 通常1〜3ヵ月程度で配達。2kgまでの小包に対応。 |
日本郵便印刷物(船便) | 通常1〜3ヵ月程度で配達。本や雑誌などの印刷物に対応。 |
日本郵便郵便物(船便) | 通常1〜3ヵ月程度で配達。2kgまでの手紙や書類などに対応。 |
ヤマト運輸国際メール便 | 宛先地の郵便事業者等が受領印なしで投函するサービス。 |
最大サイズと最大重量
サービス名称 | 最大サイズ | 最大重量 |
---|---|---|
UPS | 長辺270cm, 長辺+胴回り419cm以内 | 一梱包あたり70.0kg以内 |
DHL | 長辺100cm, 3辺の合計175cm以内 | 一梱包あたり50.0kg以内 |
FedEx | 長辺274cm, 長辺+胴回り330cm以内 | 一梱包あたり68.0kg以内 |
国際宅急便 | 縦+横+高さの合計160cm以内 | 25kg以内 |
EMS | 長辺1.5m以内、長さと横周の合計2.75m以内 | 30kg以内 |
国際小包 | 長辺1.05m以内、長さと横周の合計2m以内 | 30kg以内 |
小型包装物 | 長辺60cm以内,、縦+横+高さの合計90cm以内 | 2kg以内 |
印刷物 | 長辺60cm以内、 縦+横+厚さの合計90cm以内 | 2kg以内 |
郵便物 | 長辺60cm以内、縦+横+厚さの合計90cm以内 | 2kg以内 |
クロネコ国際メール便 | 長辺40cm以内、厚さ2cm以内、縦+横+厚さの合計70cm以内 | 2kg以内 |
保険上限金額
サービス名称 | 保険上限金額 |
---|---|
UPS | 参考:UPS公式サイト |
DHL | 参考:DHL公式サイト |
FedEx | 参考:FedEx公式サイト |
OCS | 参考:OCS公式サイト |
国際宅急便 | 20万円 |
EMS | 200万円 |
国際小包 | 航空便:保険は掛けられない SAL便:保険は掛けられない 船便:保険は掛けられない |
小型包装物 | 航空便:保険は掛けられない SAL便:保険は掛けられない 船便:保険は掛けられない |
印刷物 | 航空便:保険は掛けられない SAL便:保険は掛けられない 船便:保険は掛けられない |
郵便物 | 航空便:保険は掛けられない 船便:保険は掛けられない |
クロネコ国際メール便 | 保険は掛けられない |
配達可能地域
配達可能地域についてはの最新情報は、各サービスの公式サイトで確認してください。
サービス名称 | 配達可能地域 |
---|---|
UPS | 参考:UPS公式サイト |
DHL | 参考:DHL公式サイト |
FedEx | 参考:FedEx公式サイト |
OCS | 参考:OCS公式サイト |
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主な国際宅配便サービスの実際の配送日数
この項では、前項の各種サービスの中から主だったところをピックアップし、実際にどの段階にどのくらいの日数がかかるか、という平均的な数字を解説していきます。実際の事例としてはっきりさせるため、アメリカから日本に荷物を送ってもらう場合について言及します。
DHL
アメリカ→日本:3~5日
このうち日本に到着後、自宅に届くまで:2~3日
DHLは本記事のオススメでもありますが、とても早いです。たとえば日曜日に荷物が集荷され、月曜日に発送されると、どのプランを使っても週末までには送り先に届いています。他のサービスと比較すると料金はやや高めですが、それだけの価値はあると言えるでしょう。
UPS
アメリカ→日本:7日
このうち日本に到着後、自宅に届くまで:2~3日
送料がそれなりに高い割には、DHLやFedExと比較して1~2日ほど遅いのが実際のところです。
DHL ecommerce US
アメリカ→日本:9~10日
このうち日本に到着後、自宅に届くまで:4~5日
送料は比較的安く、そのぶん時間がかかっています。この配送日数を「かかりすぎる」と感じるかは人それぞれでしょうが、いずれにせよ急いでいるときにはオススメできません。
USPS
アメリカ→日本:約16日
このうち日本に到着後、自宅に届くまで:4~5日
送料は安めですが、少し遅すぎるというのが実状です。急いでいるときには、使わないほうがよいでしょう。逆に、いくら時間がかかってもよいから費用を抑えたいという場合には、このサービスを利用するのも選択肢のうちではあります。
DHLをオススメする理由
DHLは、配送が非常に早いことに定評のあるサービスです。独自のグローバルネットワークを確立しており、それによって世界220以上の国・地域をカバーしています。この広大なネットワーク網を効率よく機能させることにより、「海外配送であっても最速で翌日午前には到着」という驚異的なスピードを実現しています。
しかし、DHLの魅力は、単に配送スピードが速いというだけには留まりません。その配送品質を始め、さまざまなメリットを享受することが可能となっています。この項では、それらのメリットについて具体的に解説していきます。
購入商品の追跡確認ができる
前述のとおり、DHLは独自のネットワーク網を確立しています。それはつまり、集荷から宅配までをDHLというサービスが一貫して受け持っているということを意味します。
ドライバーが集荷をし、その荷物を220以上の国と地域に輸送し、配達先へ確実に届ける。そのすべてがDHLネットワークで完結しているのです。
そのため、配達状況をWebやメールによりリアルタイムで確認することが可能となっています。途中で荷物を別のサービスに引き渡すような仕組みになっていると、その引き渡しの段階で情報的な切れ目ができ、荷物の追跡が難しくなる場合もありますが、DHLにはそういった心配がありません。荷物の送り主も、受け取り主も、追跡番号を元にいつでも追跡確認をすることができます。
海外に荷物を輸送する場合、途中で荷物が紛失してしまうというトラブルを常に意識する必要があります。それを回避するためにも、荷物が今どこでどうなっているのかを追跡できるシステムは重要となってきます。DHLの追跡確認サービスは、その意味でぜひ積極的に利用していきたいサービスです。
24時間受付のサービスポイントがある
DHLには、24時間対応の受付サービスポイントが用意されています。何か問題が起きたときには、どのようなタイミングであろうと相談をすることができます。
また、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸の6都市にある店舗の一部においては、通常の営業時間である9時~17時以外にも、深夜や早朝に荷物を持ち込んで海外に配送することができます。その際には、事前に梱包を済ませておく必要がなく、DHLの封筒や箱を無料で利用できるなど、手厚いサービスを受けることができます。
FedExとDHLの比較
本記事ではDHLを利用するメリットを解説することを本旨としています。DHLは世界的に有名な国際宅急便=クーリエであり、ここを使っておけばまず間違いない、という安心感があります。
もちろん、信頼できる国際宅急便がDHLだけというわけではありません。他にもいくつかの「早くて安全な」サービスが存在し、その速度と輸送品質の両面において、しのぎを削っている状況です。
そのような中でも、DHLのライバルとして特筆すべきなのが、FedExです。FedExは特に日本においてDHLと並んで有名なサービスであり、それゆえに日本からアメリカへ荷物を配送をする際には、各種手続がとても扱いやすくなっています。この項では、そのようなFedExをDHLと比較するかたちで検討していきます。
FedEx(フェデックス)
フェデックスコーポレーションは、世界中の法人および個人の顧客に向けて、各種輸送業務のほか、幅広いビジネスサービスを展開している企業です。1971年の創立以来、順調に拡大を続け、その規模はまさにクローバルと呼べるものに成長しました。
フェデックス・エクスプレスは、世界最大の総合航空貨物輸送会社で、世界220以上の国・地域でサービスを展開しています。完全な民間の配達サービスであり、あらゆる荷物をすべて自社のネットワークで取り扱っています。
FedExを利用して海外に荷物を送る場合、一般的な航空輸送とは若干流れが異なっています。フェデックスコーポレーション内に、通関業務を担当する通関士がおり、この通関士が発送人および受取人の通関手続きを代行するのです。配送サービスの中に、この手続が含まれているというのが特徴となっています。
海外発送の集荷を依頼した場合の流れは、以下のようになっています。
1. 荷物の内容の確認
2. 運送状やインボイスの用意
3. 集荷を依頼
4. 通関手続き
5. 配達
まずFedExのサイトにて、その荷物が海外配送できるものであるかどうかを確認します。それから目的地までの料金も確認します。サイト上では見積り依頼をすることもできます。
次に、FedExのサイトにてアカウントを作ります。そのアカウントにログインした状態で、運送状やインボイスなどを、フォーマットに従って作成します。
そして、集荷の場合には、電話あるいはWeb入力で依頼をします。自分で最寄りの営業所に荷物を持ち込んで手続きをすることも、もちろん可能です。
FedExには専用の集荷ボックスがあり、大きさや重さによって料金が異なっています。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、10kgサイズなど、さまざまなものが用意されています。また、通関手続きに関しては、すでに述べたとおりFedEx社内の通関士が代行して行います。
配送料金は、たとえば東京からワシントンDCへ送りたい場合、翌日到着指定で以下のような価格が目安となります。
- 1kg:9,115円
- 2kg:11,785円
- 3kg:15,418円
- 4kg:20,053円
- 5kg:24,688円
DHL(ディーエイチエル)
DHLは、世界220以上の国・地域に展開する国際輸送物流会社です。260を超える専用の航空機を保有し、1日あたり3,000以上のフライトを続けています。また、車両保有台数も34,000を超えています。
DHLの創立は1969年で、世界中にネットワークを持つ国際宅配便会社の中ではもっとも歴史が長いことになります。それゆえにアメリカだけでなく、ヨーロッパ諸国などにも強みがあり、強力な輸送体制を築くことができています。FedExと同様、通関申告を代行するサービスを提供しており、その手数料は配送料金にはじめから含まれています。
集荷の手続きも、FedExとほぼ同様です。まず公式サイトでアカウントを登録し、ログインした状態で荷物の重量やサイズを入力、そして運送状やインボイスなどを作成します。その後、集荷予約を行うことで、荷物が集荷されます。
配送料は、配送エリアや荷物の重量・サイズによって異なります。アメリカまでのDHLの専用ボックスを利用した場合、15kg以内であれば以下のような配送料金が適用されます。
- 封筒:5,700円
- ボックス2:8,600円
- ボックス3:11,900円
- ボックス4:18,000円
- ボックス5:25,000円
もちろん、最寄りの営業所へ荷物を直接持ち込むことも可能となっています。
まとめ
アメリカに荷物を配送するのに使えるさまざまなサービス、そしてその中でもDHLがオススメであるということについて解説しました。
DHLのスピード感は本当に素晴らしく、とても海外配送とは思えないような早さで送り先に到着します。
配送スピードが速いというのは、オンラインショップを運営している場合などには大きな強みとなりますので、DHLを積極的に利用することで、あなたのショップの強みを作り出すことも可能となります。
そのうえで安全性なども担保されているので、本当に素晴らしいサービスです。
ぜひDHLを活用し、あなたのビジネスを加速させていきましょう。
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