メルカリで商品を購入する際は、交渉や相談などのやり取りをおこなうことが多いです。やり取りをした結果として、商品を買ったり売ったりするのをやめたいと思うときもあるでしょう。
交渉をしたからと言って、購入が必須なわけではありません。しかし、何も言わずにやり取りをやめてしまうと、相手にも迷惑がかかるうえ、ユーザーとしての評価を落とす原因になってしまいます。
そこで今回は、メルカリで商品を買わない場合の例文についてご紹介するほか、出品者側から断る場合の例文も併せてご紹介します。出品者と購入者、双方にとって有益な内容ですので、ぜひ目を通してください。
やり取りの途中で購入を辞退する場合のコメント例
メルカリでやり取りの途中に購入を辞退するケースは、決して少なくありません。原因も様々で、内容によってコメントの内容も変える必要があります。
たとえば、当初思っていた商品と違った場合、やり取りの途中で購入をやめたいと思うこともあるでしょう。また、やり取りの最中で商品が不要になり、購入をやめたいと思うケースもあります。
この項目では、購入を辞退する場合のコメント例文を、ケース別にご紹介します。購入をやめたくなった場合は、参考にしてください。
やり取りの途中で商品が不要になった場合
やり取りの途中で、商品が不要になるケースは少なくありません。購入したいと言った手前、断るのに抵抗を感じる方も多いでしょう。
しかし、断るなら早いほうが、相手としてもありがたいので、なるべく早めに断りのコメントを伝えましょう。
コメント例文
「突然のコメント失礼します。諸事情につき、商品が不要になったので、購入を取りやめさせていただきます。お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」
取り置きしてもらった商品を購入しない場合
商品をわざわざ取り置きしてもらったにもかかわらず、購入をしないのは基本的に推奨されません。しかし、不要な商品を無理に買うくらいなら、断りの連絡をしましょう。
もし買わないのであれば、次の購入者のためにも、すぐにコメントをするべきです。
コメント例文
「お取り置きしていただいた商品なのですが、諸事情につき購入の必要がなくなりました。勝手ながら購入を見送らせていただきたいと思います。せっかくご準備をしていただいたところ、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」
値下げ交渉の結果、購入を見送る場合
値下げ交渉をしても断られた、もしくは自分の望む水準まで下げられなかった場合、購入を断りたいと思うこともあります。
金額を理由に断るのは失礼だと思われがちですが、メルカリでは交渉が決裂して購入に至らないケースは、珍しくありません。予算オーバーなどの理由を添えて、断りを入れましょう。
コメント例文
「ご連絡ありがとうございます。今回ご提示いただいた金額では予算をオーバーしてしまうため、今回は購入を見送らせていただきたいと思います。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」
商品の問い合わせに相手が応じてくれなかった場合
メルカリは個人間取引なので、商品の状態について問い合わせることも多々あります。問い合わせに相手が応じてくれなかったり、返答を濁されたりした場合は、購入を断ることも選択肢の一つと言えます。
商品の詳細を伝えるのは、出品者としての義務です。開示された情報に納得がいかないのであれば、遠慮なく断りのコメントを伝えましょう。
コメント例文
「商品の詳細が確認できなかったので、購入は見送らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。」
商品が想像していたものと違った場合
最初の説明や写真だけではわからなくても、問い合わせや追加の写真を見た結果として、商品が思っていたものと違うと感じるケースは少なくありません。
自分の欲しかった商品と違った場合に、購入を断るのは決して悪いことではありません。ただし、相手に迷惑をかけないためにも、連絡を絶つのではなくしっかり断りのコメントを入れましょう。
コメント例文
「ご連絡ありがとうございます。内容を確認したところ、こちらの想定していた商品とイメージが異なっていたため、今回の購入は見送らせていただきたいと思います。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」
出品者側が断る場合のコメント例
売買を断るのは、必ずしも購入者側とは限りません。やり取りをしてこの人には売りたくないと思った場合は、出品者側から断るケースもあります。
この項目では、出品者側から断る場合のコメント例文をご紹介します。商品の購入を断る際は、参考にしてください。
相手が過度な金額を提案してきた場合
値下げ交渉は、メルカリにおいて日常茶飯事です。しかし、相手が過度な値下げを要求してくる場合、すべてに対応していてはこちらの利益が残りません。
値上げに対応するつもりがないのであれば、はっきりと否定のコメントをすることが重要です。それによって取引がなくなったとしても、ある程度は仕方ありません。
丁寧な言い回しを心がければ、断りのコメントでも相手を不快にすることは避けられます。
コメント例文
「コメントありがとうございます。こちらの商品ですが、ご提示いただいた金額への値下げは致しかねます。ご了承ください。」
具体的な値下げ金額を言わない場合
値下げ交渉では、購入者側が希望の金額を提示することが一般的です。しかし、中には値下げの可否だけを確認し、具体的な金額を提示してこないケースもあります。
相手が曖昧な要望ばかりするのであれば、値下げそのものを断るのも一つの方法です。値下げの拒否とともに、取引を控えたいこともそれとなく伝えれば、それ以上のやり取りをせずに済みます。
コメント例文
「コメントありがとうございます。大変恐縮ですが、現在値下げは考えておりません。今後値下げした際はご連絡差し上げますので、その際はぜひご検討いただけたらと思います。」
値下げを強要してくる場合
値下げ交渉をしてくるユーザーの中には、高圧的なコメントを残すユーザーもいます。大幅な値下げを要求し、応じなければ購入しないという無茶な言い分を平気で言ってくるケースも少なくありません。
一方的な要望をしてくる購入者が相手では、その後の取引でもトラブルになる確率が高いです。リスクを避けるために、取引を断るのも一つの方法と言えます。
断りのコメントを送る際は、こちらまで高圧的になる必要はありません。あくまでも丁寧な言葉づかいで、淡々と伝えることが大切です。
コメント例文
「コメントありがとうございます。ご提示いただいた金額での販売は致しかねます。こちらの商品は現在の価格で購入してくれる方に販売させていただきますので、〇〇様の購入はお断りさせていただきます。ご了承ください。」
コメントが来てから返信するまでの時間の基準
メルカリで届いたコメントを返信するまでの時間は、人によって大きく異なります。個人間取引であることもあって、返信にかかる時間は相手の生活習慣や忙しさなどに大きく左右されることも多いです。
すぐに返信すると、相手を急がせているかもと感じる人は一定数存在します。一方で、遅すぎて放置されたと思われてしまうケースも多々あります。一般的に、返信までの時間はどのくらいなのでしょうか。
この項目では、コメントから返信にかかるまでの時間の目安についてご紹介します。返信のタイミングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
コメントから返信までの目安
大前提として、返信は早ければ早いほど好ましいです。相手はこちらの返事を待っている状態なので、可能であればすぐに返信するようにしましょう。
もちろん、生活習慣や現在の状況によっては、すぐに返信できないケースも多々あります。そのため、即返信ができないとしても気負う必要は全くありません。
とはいえ、返信が遅すぎると、相手に迷惑をかけてしまったり、他の人とやり取りを始められたりしてしまう確率が高いです。
どんなに遅くなったとしても、コメントから24時間以内には必ず返信を返すことを心がけてください。
相手からの返信が遅い場合の対応
コメントした相手からの返信がなかなか来ない場合は、ある程度気持ちに余裕をもって待つことも必要です。
自分が即返信するタイプだったとしても、相手がそうとは限りません。いろんな人がいることを念頭におき、すぐに返信を急かさないことも大切と言えます。
それでも返信が遅い場合には、確認のコメントを送ってみましょう。それで返事が来なければ、コメントを削除して次の相手とやり取りすることも検討してください。
コメント例文
「コメントありがとうございます。こちらの商品にご興味がおありでしたら、再度コメントいただけると幸いです。明日〇〇時までに返答がない場合、コメントは削除させていただきます。」
値下げしても購入しないユーザーの原因と対策
メルカリで値下げ交渉に応じた場合、大抵はすぐ購入してくれます。しかし、中には希望の値下げをしたにも関わらず、購入してくれないユーザーも一定数存在します。
わざわざ金額を下げたのに結局購入してくれなかったと憤る気持ちは最もですが、メルカリでは特段珍しい話ではありません。相手に怒りを覚えるよりも、原因を考え、対策を考えることが重要です。
この項目では、メルカリで値下げしたのに購入しないユーザーの原因や、対策について紹介します。少しでも売れる確率を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
値下げしたのに購入しない原因
値下げしたのに購入しない原因は、一つではありません。商品が不要になった場合や、他にもっと良い商品を見つけた場合、単純に忙しくてやり取りができなくなっただけの場合など、理由は様々です。
出品者側が原因でない場合も多いため、出品者が努力しても完全な対策は難しいです。ある程度は、値下げしても購入されないケースを想定しておく必要があります。
しかし、こちらのやり取りや対応を見直すことで、購入確率を高めることは可能です。少しでも販売率を上げたいのであれば、できる範囲の対策をおこないましょう。
値下げは相手の準備を待つ
値下げに応じる場合は、すぐに値下げをするのではなく、相手に購入の準備が整うのを待ちましょう。 購入準備ができたと一言いわせるだけでも、責任感が生まれ購入せずに去っていくリスクを軽減させられます。
コメント例文
「コメントありがとうございます。こちらの商品は、値下げ対応が可能となっています。ご購入の準備が整いましたら値下げをさせていただきますので、お手数ですが今一度ご連絡をいただけると幸いです。」
商品がなくなる危機感を煽る
メルカリでは、値下げした商品を他のユーザーが買っていくケースも多々あります。出品者としてはどのみち売れるので大きな問題はありませんが、購入者側としては、せっかく値下げしてもらったのに横から誰かに買われるのは良い気分ではありません。
値下げの際に、他のユーザーが買う可能性もあることを一言添えるだけで、購入者側の危機感を煽り、早期の購入につなげやすいです。
コメント例文
「コメントありがとうございます。こちらの商品を値下げさせていただきました。ほかの方が購入される可能性もありますので、お早めに購入手続きをお願いいたします。」
期限を提示する
値下げをする際は、期限も併せて提示すると効果的です。あらかじめ値下げの期限を伝えておくことで、購入者を焦らせすぐ購入してくれる確率を高められます。
また、ずっと値下げしておくと、定価で購入してくれる他のユーザーに対してチャンスを逃す原因になってしまいます。だらだらとやり取りを続けないためにも、取引に明確な期限を設けるのは効果的です。
コメント例文
「コメントありがとうございます。こちらの商品を値下げさせていただきました。明日〇〇時までにご購入されない場合は、価格を元に戻しますので、お早めの手続きをお願いいたします。」
価格を元に戻す前に一言伝える
値下げの期限を伝えても、相手が正しく理解していなかったり、忘れたりしているケースは少なくありません。そのため、価格を元に戻す前に、価格変更をする旨をコメントで伝えましょう。
相手に購入する意志が残っていれば、すぐに購入手続きをおこなってくれる場合があります。相手に購入する意志がなく、効果がないケースも多いですが、一定の成果は挙げられるのでぜひ実践してください。
コメント例文
「こちらの商品は、本日〇〇時をもちまして、価格を元に戻させていただきます。ご購入の意志がありましたら、お早めの手続きをお願いいたします。」
購入されなければ値下げコメントは削除する
最終的に値下げしても購入されなかった場合、値下げ交渉に関するコメントはすべて削除しておきましょう。
コメントを残したままにしておくと、他のユーザーも値下げ対応が可能だと思って、定価で購入してくれなくなってしまいます。
他のユーザーが値下げ交渉してくるのであれば、多少手間ですが都度応じる必要があります。
まとめ
メルカリでは、やり取りの途中で購入をやめたくなるケースも多々あります。出品者や購入者を問わず、購入する意志がなくなったときには、素直にコメントでその旨を伝えましょう。
コメントを送信する場合は、基本的に早ければ早いほど良いです。しかし、すぐに返信できないケースも多々あるため、最低でも24時間以内には返信することを心がけてください。
メルカリでのやり取りは、あくまで交渉途中であって購入の確約ではありません。購入をやめることに引け目を感じる必要もないです。出品者はその旨を伝えられたら、あきらめて次の相手を探しましょう。
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