老若男女問わず、多くの人が利用しているフリマアプリの「メルカリ」。ユーザーが多く商品が豊富にあり直接取引が活発に行われている一方で、メルカリではユーザー間でのトラブルも多く発生しています。その一つが、メルカリで得た個人情報や住所がネットに晒されたり、悪用されたりといったトラブルです。
この記事では、メルカリで起きた個人情報の悪用や、トラブル防止のため住所がバレないためにできる対策などを紹介します。メルカリで安心・安全に取引をするためにも、この記事を読んで住所悪用などのトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
メルカリで住所を悪用されるトラブルはよくある?
日本で最も利用している人が多いフリマアプリである「メルカリ」。幅広い年代の人たちが利用し、コロナ禍の影響もあって年々メルカリの利用者は増加しています。
それに伴い一部でマナーが悪いユーザーも現れ始め、ユーザー間での直接取引では、トラブルも発生するようになってきました。直接取引した時のトラブルの内容は、住所や名前などの個人情報の悪用や詐欺などさまざまです。
あなたがメルカリでトラブルに巻き込まれないためにも、ユーザー間での直接取引でどのようなトラブルが起きているのか、トラブルに巻き込まれたときにどうすれば良いのか考えておきましょう。
【実例】本当にあった個人情報の悪用
メルカリの直接取引で起きた名前や住所などの個人情報の悪用の例を紹介します。
ネット上に名前や住所を載せられる
個人情報の悪用で一番多いのが、ネットやSNSにあなたの名前と住所が掲載されることです。
メルカリで届いた商品が不良品や偽物だったり、取引メッセージでのやりとりでトラブルになったりと様々な理由がきっかけで、名前や住所をネット上に晒されることがあります。一部のネット掲示板には、取引などでムカついたメルカリユーザーの名前や住所などを晒す掲示板も存在します。
もちろんネット上に住所などの個人情報を載せることは犯罪ですが、名前や住所などの個人情報を載せられたメルカリユーザーにも問題があることは多いです。例えば、傷などがある箇所を正しく伝えていなかったり、発送が遅れたり、取引メッセージのやりとりをきちんと対応していなかったり、些細なことで住所晒しなどの住所ばれるトラブルにつながっています。
メルカリユーザーのほとんどはマナーを守りトラブルにはなりませんが、一部ネット上に住所などの個人情報の書き込みをするような悪質なユーザーがいることも事実です。メルカリではどのような相手と取引をするのかわからないので、取引の際細心の注意を払い、トラブルにならないよう丁寧な対応を心がけましょう。
送料を負担させられる
住所を悪用して、本来払う必要がなかった送料を負担させられることがあります。
メルカリでは、商品の送料を「元払い」「着払い」のいずれかで設定します。しかし、以下のような悪質なユーザーの手口により、送料を負担させられるトラブル事例があります。
1. 元払いのはずだった商品が着払いで届く
取引の段階では元払い(出品者負担)で商品が届くはずが、出品者により着払いで商品が発送され、受け取るために送料を支払わざるを得ないというケースがあります。この場合は、本来の取引契約とは異なるので、受取拒否などの対応をしましょう。
2. 送った商品が返送される
商品の受け取りが拒否され、出品者に返送された商品を受け取る際に送料が追加でかかることがあります。最も悪質なケースでは中身の商品は抜き取られ、梱包材だけが返送されてくるトラブルケースも。
本来負担しなくてよかった送料を負担しなければいけなくなった場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。迷惑行為を行うアカウントには警告や利用制限などが行われます。その際、送料を支払ったときの領収書などは、証拠となるため手元に置いておきましょう。
商品が返送されてきた場合の手続きは、以下を参考にしてください。
参考:メルカリガイド
身に覚えのない手紙や荷物が届く
メルカリの住所を使ったトラブルでとても悪質な例として、住所を悪用され身に覚えのない手紙や荷物が送られてくるケースがあります。中には、誹謗中傷をするような内容の手紙や、気分を害するような物が送られてきたという人もいます。
ここまで悪質な場合は、名誉毀損罪などに当たります。このようなことがあれば、ただちに警察に通報しましょう。身の安全を守るためにも、身に覚えのない荷物は受け取らず、開封しないようにしましょう。
住所などをバラすと脅される
「名前や住所をバラされたくなかったら、◯◯しろ」というように名前などをバラすことを脅しの材料に使うことがあります。脅されると萎縮してしまい、恐怖心から相手の言う通りに行動してしまう人もいます。
このような行為は、脅迫罪などに当たります。このようなケースはまれですが、メッセージのやりとりなどで脅されるようなことがあれば、メルカリ事務局や警察にすぐに相談しましょう。
メルカリの取引であった住所悪用の逆パターン
珍しいケースですが、ユーザー間の直接取引で着払いの指示があり、提示された住所に商品を送ったところその住所がウソの住所で、結局商品がそのまま戻ってきてしまった、という事例がありました。
このときの送料は出品者側で負担することとなり、せっかく丁寧に梱包して送ったのに戻ってきてしかも送料負担だなんて、たまったものではありません。
これは取引としてまったく意味のない、悪質な「いたずら」と思われます。こういうトラブルに巻きこまれないためにも、取引の際のやり取りは慎重に行いましょう。
なぜメルカリで住所を悪用したトラブルが起きるのか?
メルカリの取引では、通常の配送方法の中に「普通郵便」があるので、相手に住所が知られたからといって必ずしも悪用されるとは限りません。
では、なぜ住所を悪用されるといったトラブルが起きるのでしょうか?
それは、「取引自体に問題があった場合」がほとんど。相手に不要な悪意を起こさせないためにも、出品物の状態を偽ったり、常識の範囲を超える発送の遅れといった、非常識な取引をしないように、スムーズな取引を心がけましょう。
普通郵便を使うと住所がバレる?
メルカリの配送方法は匿名配送が主流ですが、出品されている商品の中には「普通郵便」や「未定」と記載されていることも。「未定」の場合は、商品を購入してから出品者が発送するまでに配送方法が決められるため、メルカリで住所などが知られ、住所ばれるトラブルになる可能性があります。「普通郵便」の場合は、購入した時点で出品者に購入者の名前や住所が伝わります。
ケースとしては非常に少ないですが、メルカリで直接取引する際、相手に住所などが伝わってしまうと、トラブルに巻き込まれたり悪用される可能性はゼロではありません。住所悪用などのトラブル防止のため、住所などがバレたくないと思う方は、商品を購入する際に配送方法もしっかりチェックしておきましょう。メルカリでは、購入後に普通郵便から匿名配送に変更はできません。
普通郵便で出品者の住所を書かなくてもいい?
メルカリで出品者が購入者に住所などを知られないために、送付物に発送元の氏名と住所を書かない人もいます。書かなくても相手に届きますが、配送中に問題などがあった場合に発送元に戻すことが困難になり、商品が行方不明になるというトラブルを招くこともあります。配送業者や購入者にも迷惑をかけるので、発送元の氏名と住所は必ず記載しましょう。
【発送元住所を書いていないことで起きるトラブル】
・購入者住所の間違い・保管期間を超過などで返送されるときに、出品者に戻って来ない
・送料が足りなかった場合、発送元が不明だと足りない分の料金を購入者が負担することになる
メルカリでトラブルが起きると取引後の評価で「残念だった」をつけられたり、メルカリ事務局からペナルティを与えられたりすることもあるので、発送元住所などは必ず記載しましょう。評価に「残念だった」があると、今後のメルカリでの取引に影響が出る可能性があります。どうしても住所を知られたくない場合は、匿名配送を使ってください。後ほど説明します。
住所を知られたくない場合はどうする?
このように普通郵便にすると、お互いの住所を知ることになります。配送方法に「普通郵便」「未定」と書いてある場合は、一度購入前にコメントなどで出品者へ匿名配送にできないか聞いてみるのも一つの方法です。
メルカリで直接取引は危険?住所悪用など、住所ばれるトラブルを避けるための住所が相手にバレない方法とは?
相手に住所を知られないようにする方法を紹介します。前提として、メルカリを使うためには住所登録が必須です。利用規約で虚偽情報を登録することは禁止されています。必ず正しい住所を登録してください。
メルカリの直接取引で住所がバレない方法:匿名配送
「ゆうゆうメルカリ便」などは、出品者・購入者が双方の個人情報を知ることなく配送できるサービスです。発送の際も、受け取る際も、相手の住所が一切わからないようになっています。
最近では、トラブルを避けるために住所がバレない方法として匿名配送を好むユーザーが多く、これを選択している商品の方がよく売れる傾向にあります。
お互いに住所などを知られることがないので、安心して取引できます。
郵便局や営業所留め、コンビニ受け取りはできる?
メルカリは商品を郵便局や営業所、コンビニで受け取ることを禁止しているため、原則利用できません。
ただ、購入前から「ゆうゆうメルカリ便」になっている場合のみ、郵便局・コンビニで受け取れます。
【郵便局・コンビニで受け取る方法】
1. 購入前に「ゆうゆうメルカリ便」であることを確認し購入手続きをタップします。
2. 配送先をタップし、「新しい受取場所を登録」から受取場所を指定する。
3. 受取場所の設定ができていることを確認できたら、購入手続きを完了します。
<注意>
自宅以外の受取場所を登録せずに購入手続きを終えると、その後変更できず自宅に届いてしまいます。
メルカリでのトラブル防止!【出品者・購入者別】住所を悪用されないための対策とは?
メルカリで、住所悪用のトラブルを避けるためにできる対策をユーザー別に紹介します。
出品者
住所が悪用されないためにできる対策は3つ。
1. 匿名配送にする
「ゆうゆうメルカリ便」などの匿名配送にしましょう。これを使うと、購入者に住所を知られることがないので安全に取引できます。
2. 購入したユーザーの評価を確認する
メルカリでは、ユーザーが購入手続きをすると、誰が購入したのか取引画面から確認できます。その際に、ユーザーのプロフィールページに行き、評価一覧を確認しましょう。コメント付きで評価がついているので、「残念だった」の評価がついている場合はその内容も確認してください。あまりにも「残念だった」の評価が多かったり、コメントの内容がひどかったりする場合は、トラブルになりやすい人かもしれません。その場合は、取引しないというのも一つの方法です。
【評価を確認する方法】
1)プロフィールページの名前の下にある星マークをタップします。
星の横に書かれている数字は、今までの出品や購入の取引数を表しています。
2) 評価一覧には、「良かった」と「残念だった」との評価がコメント付きで確認できます。
3. 丁寧かつスムーズな取引をする
商品の発送が遅れる、商品の状態を偽る、取引メッセージで不誠実な対応をするというような、相手に不快感を与える行為をしてしまうと、取引相手によっては住所や名前などの個人情報をバラまかれるといったトラブルに発展する可能性があります。どのような相手にも、丁寧かつスムーズに取引をするようにしましょう。
購入者
住所を悪用されないためにできることは3つ。
1. 匿名配送の商品を買う
配送方法が匿名配送になっているものを購入しましょう。
<確認する方法>
商品をタップして開き下へスクロールし、商品の情報にある「配送方法」を確認します。匿名配送の場合はその旨の記載があります。
2. 出品者の評価を確認する
購入前に、出品者の評価を確認しましょう。出品者は商品ページの下へスクロールすると出てきます。
「残念だった」の評価が多い・コメントの内容が良くない出品者だとトラブルに巻き込まれる可能性があるので、避けた方がいいでしょう。
3. 取引メッセージで不要な情報を聞き出そうとする人は避ける
購入手続きが完了すると、ユーザー間で直接取引できるようになりメッセージのやりとりができます。そこで、個人情報など取引に関係ない情報を聞き出そうとする人とは、取引をしないようにしトラブルを防ぎましょう。自分自身を守るためにも、直接取引で不要な情報は教えないようにしてください。
それでも運悪くメルカリで住所を悪用されてしまったら
取引の相手に住所がバレないように色々と策を講じても、運悪く相手に住所を知られてしまい、そのうえ悪用されてしまったことに気づいたとき。腹が立ちますし、パニックになりますよね。
まずは落ち着いて、取引メッセージやSNSで、直接抗議しましょう。このとき、「速やかに対応しないのならば法的手段に出ます」や「警察に通報します」などといった言葉で、いかにこちらが本気か、そしてこのままだと非常にまずいことになるぞ、ということを相手にしっかりと理解させましょう。
匿名配送にする方法
メルカリでは、安全性の観点から匿名配送が人気です。ここからは、匿名配送にする方法を紹介します。なお、この方法を使っても、荷物が届かなかったなど配達をするときに問題が起きたときは相手の住所を聞かなければいけないこともあります。
【出品者】設定方法
出品画面の中ほどにある「配送の方法」で「らくらくメルカリ便」もしくは「ゆうゆうメルカリ便」を選ぶだけ。
設定方法はとても簡単です。この設定だけでお互いに安心して取引できます。また、商品が購入される可能性も高くなります。
【購入者】匿名配送を依頼する
購入者は配送方法を決められません。そのため、購入する前に出品者にコメント欄で匿名配送にしてもらえるか交渉しましょう。匿名配送以外になっている場合、交渉前に商品を購入してしまうと出品者に住所などが開示されてしまいます。
匿名配送に変更してもらえるか依頼する場合は、必ず「購入前」に行いましょう。
メルカリで住所トラブルに巻きこまれないためには匿名配送一択
取引する相手に、自分の住所などを知られずに安心して取引できる「匿名配送」はメルカリの大きな特徴のひとつです。
個人情報が保護されるうえに、あて名書きが不要だったり、送料の計算が必要ないうえに、紛失や破損といった事故の際商品代金が全額補償されるという、有り難いシステムをメルカリ側で準備してくれているわけですから、使わない手はありません。
大きすぎる荷物など、匿名配送で送れない場合以外は、匿名配送を使うことで住所を悪用されるトラブルに遭う心配はなくなります。
まとめ
この記事では、メルカリで起きた個人情報の悪用事例や住所がバレないためにできる対策などを紹介しました。
メルカリユーザーの多くはマナーを守り安心して取引ができますが、一部のユーザーに悪質な人もいます。ネットやSNSに住所などの個人情報が晒されてしまうと身の危険があります。悪質な場合は、メルカリ事務局や警察に必ず相談しましょう。
また、そういったトラブルに巻き込まれないためにも、直接取引はなるべくやめ、住所などが相手にバレない方法として匿名配送などを使って取引をすると安心です。出品者・購入者ともに気持ち良く取引できるように、お互いを思いやった取引をするように心がけましょう。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
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