無在庫販売とは?物販のやり方や仕入れ先・物販プラットフォームを徹底解説

「無在庫販売の始め方を知りたい」
「無在庫販売する物販のメリットは?」
「仕入れ先のおすすめは?」

無在庫販売とは、商品の注文を受けてから仕入れを行う在庫リスクがない便利な販売方法です。しかし、無在庫販売では普通の物販ビジネスとは稼ぎ方が全く違います。

この記事では無在庫販売ができるおすすめの物販プラットフォームや、仕入れの方法、稼ぎやすい商品ジャンルについて解説します。

解説するおもな内容は以下の通りです。
・無在庫販売する物販のメリット・デメリット
・無在庫ネットショップの開業方法
・無在庫販売のための仕入れ先

無在庫販売ならではの注意点を踏まえて、無在庫販売で稼ぎましょう。

目次

無在庫販売とは?物販における在庫販売との違いを解説

無在庫販売」とは、まず最初に注文を受けてから、注文を受けた物販商品の仕入れを行い、顧客へ発送する販売方法です。

無在庫販売を運用する場合、在庫を持たず、受注販売の形式で販売を行います。

反対に、スーパーやコンビニなどの一般的な小売店では、あらかじめ商品を在庫として仕入れ、その在庫を販売しています。

この販売方法は「在庫販売」と呼ばれています。

ここでは、在庫販売と無在庫販売のそれぞれのメリットなど、特徴を解説します。

在庫販売の特徴とは

在庫販売の特徴は、在庫として商品を確保していることにあります。

そのため、在庫の量だけ注文を受けることができ、在庫切れとなるリスクはありません。

在庫を手元に置いておくことができるため、顧客から商品に関して問い合わせがあった場合でも商品の実物を見ながら答えることができますし、注文を受けたらすぐに発送することができます。

その反面、商品を販売する前に在庫の仕入れをしなければならないため、仕入れのための資金が必要になります。

さらに、仕入れをした在庫が全て売れるという保証は無いため、売れない商品を仕入れた場合には大量の不良在庫を抱えることになったり、仕入れ時の想定よりも安い値段で販売しなければならなくなったりといったリスクがあります。

例えば、販売の利益率が30%の場合、10万円分で仕入れた在庫が全て販売できれば3万円の利益になりますが、全て不良在庫となれば、利益を出すどころか仕入れに使った10万円が無駄になってしまいます。

しかし、デメリット面はあらかじめ把握しておくことで対処が可能です。

仕入れにかかる費用はクレジットカードを使用すれば支払いを後回しにできるため、カードの支払日までに仕入れた在庫を販売すれば、その代金で支払いが可能です。

ずっと売れていない不良在庫は、在庫の管理や保管の面からみると負担にしかならないため、仕入れにかけた費用を回収するためにも、多少安い値段でも早めに販売し、仕入れ資金が圧迫されないようにしましょう。

また、在庫販売では仕入れをした商品を保管するためのスペースが必要になります。

自宅に在庫を保管する場所がないのであれば、在庫の発送を外注に依頼して、外注先の倉庫に在庫を保管しておきましょう。

無在庫販売の特徴とは

在庫販売とは反対に、無在庫販売の特徴は、自分で商品を在庫として持たないことです。

無在庫販売では注文を受けた後に、注文された商品の仕入れを行うため、商品を在庫として確保する必要がなく、在庫の保管スペースが不要な上、不良在庫を抱えるリスクがありません。

商品の販売代金を受け取ってから仕入れを行うためキャッシュフローが良く、ビジネスに費やせる資金が少ない場合でも実践しやすい販売方法です。

このように在庫販売のデメリットを解消できる販売方法として人気の無在庫販売ですが、無在庫販売ならではのデメリットもあります。

まず、無在庫販売では注文を受けてから仕入れを行うため、顧客に商品が届くまでの期間が在庫販売よりも長くなります

仕入れ先から商品を取り寄せる時間は自分自身ではコントロールできませんので、仕入れ先から商品が届いたらすぐに発送するなど、できる限り顧客に商品を届けるまでの期間を短くするように対応しましょう。

また、無在庫販売は資金が少なくとも実践しやすいためライバルが非常に多く、取り扱う商品によっては商品の価格競争が起こりやすいです。

そのため、常に商品のリサーチを行い、ライバルよりも早く利益が出る商品を見つけられるようにしましょう。

外注を利用するなどして、効率的にリサーチすることが重要です。

さらに、自身のショップに商品の注文が入っても、仕入れ先に商品の在庫がなければ注文をキャンセルしなければなりません。

キャンセルを繰り返しているとショップに対する信頼性が下がるため、仕入れ先の在庫に目を配り、在庫切れの商品は販売しないようにするなどの在庫管理をする必要があります。

しかし、数多くある仕入れ先の在庫をリサーチするには膨大な時間がかかるため、取り扱う商品が少ない時期を除き、手作業での在庫管理は難しいです。

そこで、商品の数が増えてきたら、在庫管理には専用のツールを利用すると良いでしょう。

副業で無在庫販売に挑戦する場合など、時間的な余裕が少ない場合にもツールを利用することをおすすめします。

無在庫販売を前提としている物販プラットフォーム「BUYMA」

販売プラットフォームにはAmazonや楽天など多くのサイトがありますが、無在庫販売を前提としているサイトとして「BUYMA」があります。

BUYMA

BUYMAとは、海外在住のバイヤーが買い付けた商品を日本国内のユーザーが購入できるサービスを提供しているサイトです。

出品されている商品は主に海外ブランドのアパレル品で、バイヤーが現地で買い付けているため、国内よりも安い価格でブランド品が販売されています。

また、BUYMAでは基本的に、注文を受けてからバイヤーがその商品の買い付けをすることを前提としています。

さらに、Amazonと同様に販売手数料は発生しますが、Amazonでは8~45%の手数料が発生することに対して、BUYMAでは手数料は5.5~7.7%です。

無在庫販売が許可されていること、販売手数料が低いことなどから、低リスクで利用できる販売プラットフォームです。

無在庫販売による物販は詐欺ではない

無在庫販売とは、在庫を持たずに商品を販売する販売手法の一つです。

在庫をもたない状態で出品し、購入されてから商品を仕入れるため、在庫を抱えるリスクがない点がメリットです。

例を挙げると、

  • メルカリで商品を出品し、注文があった商品をAmazonから仕入れて購入者に発送する

などが在庫を抱えずに商品を販売して利益を出す無在庫販売に該当します。

「あらかじめ在庫を仕入れずに商売をするのは違法ではないのか」という意見を持つ方もいるかもしれませんが、現在の法律で禁止されていないため違法にはなりません。

よって、無在庫販売は詐欺にはなりません。

関連記事: 無在庫転売の違法性|違法になるケースと安全に販売する方法

無在庫販売で物販するメリット

無在庫販売は以下の4つのメリットがあります。

①小さく始められる

②商品を増やすのが楽

③在庫管理のコストが低い

④梱包や発送などの作業を減らすことができる

それぞれ解説していきます。

①小さく始められる

無在庫販売は小資金で始められるのが最大のメリットです。

実際に在庫を持って販売しようとすると、まず仕入れ資金が必要になります。

なんとか100万円分仕入れたとしても、1,000万円分仕入れられるところには集客でも価格競争でも敵いません。有在庫販売は資金力がものをいう物販ビジネスです。

一方、無在庫販売は、注文が入ってから商品を入手するため、リサーチして売れる商品を探せさえすれば、いくらでもビジネスを拡張できます。

②商品を増やすのが楽

無在庫販売は商品を増やすのも楽です。物販ビジネスでは商品点数が多ければ多いほど売上が伸びます。

在庫を持つ販売では商品点数を増やすにしても資金が必要なので、そう簡単に商品を増やすことはできません。

しかし、無在庫販売では商品の資料と情報さえあれば簡単に商品点数を増やすことができるので、売上を伸ばす事ができます。

③在庫管理コストが低い

無在庫販売では在庫管理コストも少なくて済みます。

物販において、大きなリソースを奪われるのが在庫管理です。商品を保管する倉庫の代金や、棚卸しの時間、不良品の返品対応など、そのコストは膨大で多岐に渡ります。

しかし、無在庫販売ではこれらは必要ありません。商品保管用の倉庫はいりませんし、棚卸しも在庫を持っている業者が行います。返品の対応も業者との交渉のみですので、在庫の管理に多くのコストを必要としません。

そのため無在庫販売では、商品リサーチ販売にのみ集中できます。

④梱包や発送などの作業を減らすことができる

無在庫転売をする場合、サイトに出品しているメーカーや輸入代行業者に、梱包と発送作業を委託することができます。これによりメーカーや輸入代行業者から、購入者に対して直送することが可能となります。

梱包や発送などの作業を委託することで、忙しくて作業時間を確保できない人でも、効率的に稼ぐことが可能です。

無在庫販売をするデメリット

無在庫販売は以下の4つのようなデメリットもあります。

①まとめ買いによる交渉ができない

②薄利多売のビジネスモデルである

③信用してもらいづらい

④不良品を送るリスクが上がる

①まとめ買いによる交渉ができない

無在庫販売では業者と交渉する際に、まとめ買いによる交渉ができません。

すると、まとめ買いをして安く仕入れる業者とはどうしても価格競争で勝てなくなってしまいます。

大抵のネットショップでは並び替え機能があり、価格順に並び替えされることも多いので、価格競争に負けていると下に追いやられてしまいます

まとめ買いのできない無在庫販売では、価格競争になりにくい・負けづらい商品を選ぶこともポイントです。

②薄利多売のビジネスモデルである

無在庫販売は薄利多売のビジネスモデルです。

有在庫販売が資金を使うビジネスだとすれば、無在庫販売は労力を使うビジネスです。

有在庫販売では前述の通り、大量仕入れによって価格を下げることもできますが、無在庫販売ではそういった資金力での交渉はできません。

無在庫販売で利益を上げるには、どの商品が売れるか、どこで商品を安く仕入れられるかなどを長い期間をかけてリサーチしなければいけません。

そのため無在庫販売は労力を使い、薄利多売になってしまいがちです。

③信用してもらいづらい

無在庫販売の世間での信用性が低いのは紛れもない事実です。

無在庫販売は、販売元の手元に商品がないことは明白であるため、怪しさや不安を感じるユーザーも少なくありません。

在庫を持っていない業者が商品を発送しないで代金だけを騙し取る事例もあるので無理もありませんが、世間的に詐欺や犯罪のイメージは強いのです。

④不良品を送るリスクが上がる

無在庫販売をする場合、自分で商品の検品をしないため、購入者に対して不良品を送ってしまうリスクが上がります。

トラブル回避のためにも、業者の口コミなどを確認して信頼できる相手に直送してもらいましょう。

⑤無在庫販売は発送のトラブルを起こすリスクがある

無在庫販売は、注文を受けてから仕入れをして商品を発送するため、どうしても仕入れの段階でラグが発生してしまい、発送が遅れるリスクが生じます。

また、仕入れ時に仕入れ先の在庫が切れてしまっており発送自体ができないといった事態も考えられます。

ツールを使って無差別に出品を行っている場合、生産が終了していてもう手に入らない商品に注文が入ってしまうといったことも起こります。

購入者からもクレームにつながる場合がありますので、きちんと仕入れ先の在庫が管理できている状態で注文を受けるようにしましょう。

無在庫販売で売れない原因と対策について解説

無在庫販売では在庫をかかえる必要がなく、注文を受けてから商品を仕入れます。そのため在庫リスクがなく、簡単に稼げそうなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

ですが実際は売れ筋商品を無在庫で販売したとしても、なかなか売れていきません。なぜこのようなことが起きてしまうのか、ここでは無在庫販売で売れない原因と対策について詳しく解説していきます。

売れ筋商品の販売は、価格競争で勝てない

売れ筋の商品を無在庫で販売すれば簡単に稼げそうですが、現実はそう簡単ではありません。たとえ売れ筋商品を販売していたとしても、思ったように売れないという現象が発生します。

その原因は、無在庫販売は有在庫販売に価格競争で負けてしまう場合が多いからです。売れ筋商品は回転が早いので、有在庫で販売している他のライバル店は、メーカーや卸業者などからまとめ買いでの価格交渉で安く仕入れることができます。

無在庫販売では事前にまとめて仕入れることができないため、価格交渉で原価を安く仕入れができる有在庫店に価格競争で勝てません。これにより売れ筋商品を販売しているのに売れない、という現象が起きてしまいます。

販売するプラットフォームが合っていない

販売できるプラットフォームはさまざまな種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。

また、各プラットフォームによって決済方法や販売方法が違っていたり、同じ商品でも値段や売れ行きが違ってきます。商品をどのプラットフォームで販売するのが適切か、見極めが重要です。

なかには無在庫販売を禁止しているプラットフォームもあります。アカウントがペナルティを受けないように、無在庫で販売する前に規約をしっかり確認するようにしましょう。

それでは販売先の候補になる物販プラットフォームをいくつか紹介します。

・モール型のECサイト
有名なモール型のサイトは「Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天」などです。大きなメリットは集客力が高いので、自分でお客様を集める必要がありません。ただし、その分ライバルが多く、価格競争になりやすいデメリットがあります。

・オークションサイト
「Yahoo!オークション(旧ヤフオク)、eBay」などのオークションサイトで販売する方法もあります。取り扱う商品に希少価値があるものなら、オークションサイトで販売することで、高額で購入してもらえる可能性があります。

・自分でネットショップを開設
ネットショップの開設サービスをおこなっている「BASEやSTORES」を利用して、自分のオリジナルのネットショップを開設して販売する方法もあります。デメリットは他の「モール型のECサイト、オークションサイト」と比べると集客力は低いです。集客力を高めるために、自身での宣伝や魅力的なオリジナルサイトを作る必要があります。

※プラットフォームによって無在庫で販売可能か、または無在庫は駄目でもドロップシッピングは大丈夫などありますので、実際に販売開始する前に各プラットフォームの利用規約をご確認ください。

登録料や販売手数料などを考慮してどこで販売するのがベストなのか、どんな商品を扱うのかを検討してみましょう。

販売開始したタイミングが悪く、売れ行きが伸びない

季節やイベントに大きく影響を受ける商品や、新商品が販売されたタイミングなどによって販売した商品が売れなくなる可能性があります。

季節やイベントに関係する商品の場合では、一時的に需要が高まりライバルも多くなります。そのため自分の商品ページへの流入が減り、売上が落ちてしまう場合があります。

また、新商品の販売タイミングとかぶってしまうことでも売れなくなる可能性があります。自分の取り扱っている商品が型落ち品になり、安い価格に変えないと売れなくなってしまうこともあります。

このように、自分が販売する商品によっては「季節やイベント、新商品の販売」などの影響で、売れ行きが悪くなるタイミングがあります。

リサーチ不足により、需要がない商品を販売している

売れると思って販売した商品でも、実際は需要がなく、まったく売れない場合もあります。

商品のリサーチだけでなく、なぜその商品が売れているのか、購入者は何の価値を感じてその商品を購入しているのかなど、購入する側のリサーチも必要になります。

このリサーチが不足していると、販売しても売れない商品を取り扱うことになってしまいます。

ただし問題もあります。商品と購入者の徹底したリサーチは必要ですが、それを大量におこなうにはかなりの労力と時間がかかってしまいます。

そこでおすすめなのがリサーチツールの使用です。

ツールを使うことで人力では不可能な数を短時間でリサーチすることができます。

もちろん高額なリサーチツールを使って利益が少なくなってしまったら本末転倒です。また、完全にツールだけに頼ってしまうと、物販市場の需要を読むスキルが身につかない原因にもなるので注意しましょう。

出品した商品が見られていない

商品をサイトページに登録して販売したとしても、そもそも見てもらえないと売れません。特にライバルも多く出品している場合は、自分の商品を選んでもらうために対策する必要があります。

たとえばキーワード検索で自分の販売ページが表示されやすいように、キーワードを含めた商品説明を作る、お客様の目に留まりやすいように商品画像に興味をひく文字入れや加工をするなどです。

同じ商品を販売しているライバルサイトを参考に、この中からどうやったら自分の商品を選んでもらえるかを考えて、できる工夫をしっかりやりましょう。

価格競争に負けている

新品商品を扱う場合は、中古品と違って同じ状態の商品を販売することになります。そうするとどうしても他サイトと差別化するポイントとして販売価格が重要になってきます。

購入者からすると、同じ新品商品なら少しでも安く買いたいと思うのが普通です。そのときに無駄な経費をかけていると、価格の下げ幅が少なくなり、ライバルとの価格競争に負けてしまいます。

そうならないように、仕入れ先や販売するプラットフォームの手数料など、無駄に高い経費を払っていないか定期的に見直しましょう。

無在庫ネットショップを開業する方法

無在庫販売という言葉を使うと難しい印象を受けますが、本屋で在庫がない本を取り寄せてもらうことも無在庫販売の一種です。

無在庫販売を実践するということは、取り寄せ専門のネットショップを開業することになります。

基本的な無在庫ネットショップの運用の流れは以下のとおりです

まず、自身のショップページで顧客に商品を紹介し、顧客から注文を受けたらメーカーからその商品の仕入れをします。

次に、仕入れた商品を顧客に発送し、顧客から受け取った商品代金で仕入れの費用をメーカーに支払います。

基本的な流れはこのようになりますが、メーカーから顧客に直接送ってもらうことも可能です。

メーカーから顧客に直送してもらうのであれば、自身で商品の発送手続きを行う必要もなく、手間をかけずに無在庫ネットショップを運営できます。

また、自身のショップページでは商品の紹介と注文の受付のみを行い、その後の商品の発送や商品代金の回収などの手続きを全てメーカーに任せ、メーカーから販売手数料のみを受け取る運営方法もあります。

しかし、どうすれば無在庫ネットショップの開業ができるのでしょうか。

ここでは、ネットショップの開業におすすめのサービスや考え方を解説します。

無在庫ネットショップで物販商品を選ぶコツ

無在庫販売を行う場合には、他のライバルとは違う商品を取り扱うことが重要です。

同じ商品を販売しているライバルのショップが多ければ、自身のショップから商品が売れる可能性は低くなります。

さらに、同じ商品を取り扱っているライバルよりも自身のショップから売るために商品の値下げを行うと、ライバルも同様の行為を繰り返してくるため、価格競争が起こります。

そのため、できる限りライバルが取り扱っていない商品やライバルと被りにくい商品をリサーチすることが大切です。

無在庫販売が出来る物販サイトを探す

もちろん、どこで売るかによっても売上が大きく変わります。サイトの種類は大きく分けて2つあります。

①AmazonやYahoo!ショッピングなどのECサイト

②個人のネットショップ

①AmazonやYahoo!ショッピングなど大手ECサイトは集客力ブランド力が高く、その分多くの人の目に止まります。

しかし、大手ECモールは規制が厳しく、知識がないとアカウントの停止永久凍結といったリスクもあります。

②個人サイトを開設し、そこでネットショップを開けば規制はありません。しかし、決済システムを用意したり、セキュリティ対策をしたりと、高いハードルがあります。

今では、サイトを開かずともネットショップを開けるサービスもあるので、そういったものを活用すれば、規制は0ではありませんが、ECモールよりも厳しくない規制の中で無在庫転売を行えます。

集客力を求めるならECモール、厳しくない規制を求めるなら個人ショップ、どちらも一長一短ですが、初心者だったら、ECモールのアカウントの凍結リスクを考えると、最初は個人ショップを開くのがいいでしょう。

BASEを活用して無在庫販売をはじめる

BASE(ベイス)というサイトを利用すれば、無料で簡単にネットショップを開業できます。

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)ではネットショップの運営者向けに多くの機能が提供されています。

その機能の一つとして、オリジナルの写真や画像を使用したTシャツやスマホケースの作成機能があります。

オリジナルデザインの商品であればライバルと取り扱う商品が被ることもないため、BASE(ベイス)でネットショップを運営する際には、販売する商品の一つとして取り入れるとよいでしょう。

他にもトートバッグなどの作成サービスもありますが、BASE(ベイス)の機能で作成したオリジナル商品はどれでも1点から発注できるので、取り扱いがしやすいことが特徴です。

さらに、オリジナル商品は、顧客が商品を注文した後に発注をするため、無在庫販売が可能です。

BASE(ベイス)以外での仕入れ先を見つけていなくとも、BASEでネットショップを開業するだけで無在庫ネットショップの運営ができます。

また、BASEは非常にメジャーなサービスのため、個人のネットショップ運営でも集客しやすいこともポイントです。

無在庫販売に限らず、初めてネットショップを開業するのであれば、BASEでショップを作成してネットショップの運営方法を確認すると良いでしょう。

無在庫販売で成功するための物販の考え方

物販ビジネスを行う際の大切なポイントは、より少ない資金で利益率の高い商品を仕入れることです。

さらに、不良在庫となるリスクを避けるため、確実に販売できるだけの商品の仕入れをすることが重要です。

無在庫販売では、その仕組み上、これらの販売ビジネスで成功するために大切なポイントを全ておさえることができます。

また、無在庫ネットショップの運営など無在庫販売をしていると、多くのメーカーや仕入れサイトなどの業者を利用することになります。

その際、商品の売れ行きによってはあまり取引を行わない業者とよく取引を行う業者とに分かれますが、それぞれの業者との取引回数は意識する必要はありません。

業者サイドでも、無在庫販売が顧客からの注文を受け付けた後に、必要な数だけ仕入れをする販売方法だということは把握しています。

特に、ネットショップに商品を卸すことに特化した業者であれば、少ないロット数での発注を受け付けているところも多く、年に3、4回しか取引を行わなくとも良好な関係を築けます。

まずは取引回数のことは意識せずに、さまざまなジャンルの利益を出せそうな商品を無在庫ネットショップに掲載し、顧客からの注文を受け付けるという無在庫販売の仕組みを作り上げましょう

BASEで無在庫販売をする物販のやり方

ここからは実際にBASEで無在庫販売をするやり方を解説していきます。

個人ではじめる場合、当然不安もあるかと思いますので、リスクが低く手軽にはじめられるものから順に紹介していきます。

オリジナル商品の作成・受注販売

前述の通り、BASEにはオリジナル商品を作成する機能が備わっており、生産元で商品の梱包から発送までを代行してくれるため非常に便利です。

加えて、以下の外部提携しているサービスで作成した商品も出品可能です。

紹介したサービスも製造元から直接購入者へ商品の発送をしてくれます。

ドロップシッピングを活用する

ドロップシッピングとは、販売サイト上で商品が売れた場合、出品しているメーカ―に直接連絡を行い、メーカーから購入者に商品を発送するシステムです。

通常の販売サイトでは、運営者が商品の管理・梱包・発送を行いますが、ドロップシッピングを活用すればそれらを販売メーカー側が代行してくれます。

時間だけでなく、機会損失のリスクも削減できる点がドロップシッピングの最大のメリットです。

【BASE無在庫販売】国内仕入れ先で商品を仕入れて販売する

無在庫販売をするためには、まず仕入れる商品を見つける必要があります。

「仕入れサイト」にはメーカーや卸業者が商品の写真をつけて掲載しているので、自分が販売したい商品を見つけやすいでしょう。

上記の仕入れサイトの商品ページ欄に、

  • 販売後注文可
  • ビギナーバイヤー購入可

と記載されている場合は取引成立後、販売が可能になります。

BASEにて無在庫販売するには、

  • 画像転載
  • ネット販売

どちらにも「〇」がないと販売できませんので、注意してください。

またメーカーや卸業者から商品を仕入れる際には、ある程度取引をしてお互いの信頼を高めてからでないと無在庫販売の交渉は成立しませんので、まずは相手との信頼関係をきずくことが大切です。

【BASE無在庫販売】海外仕入れ先から商品を仕入れて販売する

中国などの海外から商品を安く大量に仕入れて輸入販売する方法もあります。

しかし、海外の無在庫販売では以下の5つの問題が考えられます。

  • 期日までに商品が届かない
  • 配送中に破損する可能性がある
  • 返品対応がむずかしい
  • 仕入れ時に発生する関税が高い
  • 仕入れ値が為替レートの影響で変動しやすい

「商品が届かない」ことを、海外から商品を購入する際に一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

国内に比べ、配送距離や時間も長いため配送中に商品が傷んでしまう可能性も高いです。

購入者からの返品に関しては、再度商品を取り寄せるために輸送費や時間がかかってしまい、仕入れ先や購入者どちらにも迷惑がかかるため、返品対応はできないと考えておいてよいでしょう。

海外から商品を仕入れる際には「関税」が発生します。
同じ商品でも材質や輸出国で金額が変わることがあり、事後調査によって追徴課税の対象になるケースもあるため、仕入れ時に発生する関税は予想より高くなる場合があります。

仕入れ値は為替レートの変動の影響を受けやすいため、仕入れ先の現地通貨の値を確認しておくことも時には必要です。

海外仕入れで代表的なサイトは以下になります。

  • Amazon
  • NETSEA(ネッシ―)

海外の無在庫販売にはリスクも多いため把握しておきましょう。

Amazonで無在庫販売する物販のコツ

無在庫販売は、個人のネットショップのみではなく、Amazonでも行うことができます。

Amazonを利用した販売ビジネスを始めるのであれば、無在庫販売は利益を出しやすい方法です。

しかし、Amazonでの無在庫販売にはちょっとしたコツが必要です。

場合によっては在庫販売を実践すべきこともあります。

ここではAmazonで無在庫販売を行う際の注意点やコツを解説します。

Amazonでは在庫管理に要注意

無在庫販売の特徴として在庫管理が大切であることをお伝えしましたが、Amazonでの無在庫販売を行う場合にはこの点に特に注意をしてください。

Amazonで注文を受けたのに仕入れ先に在庫がなく、注文された商品の仕入れができなかった場合、受けた注文はキャンセルすることになり、販売に使用しているアカウントの評価が下がります。

注文のキャンセルを繰り返し、アカウントの評価が下がりすぎるとアカウントが停止され、悪質と判断された場合にはアカウントが閉鎖されます。

アカウントが停止・閉鎖になるとAmazonでの売上金の振込が止まり、出品中の商品の販売も停止されるため、注文をキャンセルせざるを得なくなります。このような事態にならないように注意しましょう。

在庫管理として仕入れ先の在庫を把握し、仕入れ先の価格が高騰していないか、Amazonで利益を出せる値段で販売できるかを常に確認する必要があります。

ただし、手作業でこれらの在庫管理をすることは時間がかかるため、ツールや外注化で対応するとよいでしょう。

利益が出せそうな商品を大量に出品する無在庫販売の手法もありますが、Amazonでのアカウント停止のリスクの高さを考えると避けるべきです。

状況にもよるため難しいですが、ほぼ確実に仕入れができる商品で無在庫販売を実践しましょう。

また、無在庫販売はビジネスに使用できる資金が少ない人の方が、元々の資金を減らすことなく資金を増やすために相性の良い手法です。

しかし、ある程度の資金があるのなら在庫販売でも利益を出せるようになります。

そこで、無在庫販売を実践していく中で売れる商品が見つかったら、その商品は増やした資金を利用して在庫販売へと移行すると、Amazonのアカウントの評価が下がりにくくなるためおすすめです。

Amazon無在庫販売におすすめの物販商品とは

無在庫販売は、顧客の手元に商品が届くまでに日数がかかります。

さらに、Amazonでは多くの出品者が活動しているため、日用品などのよく売れる商品は在庫販売がされており、届くまで日数がかかる無在庫販売では出品しても売れることはほぼありません。

そこで、Amazonでの無在庫販売を行う際には、ランキングが低くあまり売れ行きが良くない商品を取り扱うようにしましょう

在庫販売ではよく売れる商品を取り扱うため、ランキングが低い商品の在庫を持っている販売者の数は多くありません。ランキングが低いにもかかわらず、月に数個以上売れている商品を見つけたら、ライバルがいないようであれば在庫販売に移行します。

その際、FBA販売を行うのであれば、無在庫販売用のAmazonアカウントとFBA販売用のAmazonアカウントは分けておきましょう

無在庫販売用アカウントはアカウント停止のリスクが高いですが、FBA販売用アカウントを別にしておけばアカウントを保護できます。

ただし、アカウントの名義や住所、ログインする際のIPアドレスなどから2つのアカウントが紐付けられ、一緒にアカウントを停止されることもあります。

別住所に住んでいる家族のパソコンを利用するなど、別アカウントを作る際にはしっかりとした対策が必要です。

また、無在庫販売をする際に取り扱う商品としては、マニアックな商品もおすすめです。

趣味の品や職業柄使用する商品など、一般の人にはあまり知られていない物販商品を出品しましょう。

一般人が知らない商品であれば、在庫販売が少ないので、無在庫販売で出品している商品が売れやすくなります。

その際には、在庫販売やFBA出品がない商品を選びましょう。

ただし、海外のAmazonで無在庫販売を行う場合には、出品したい商品に在庫販売者がいても出品を検討してください。

輸出を行う場合は、在庫販売でも無在庫販売でも、どちらも商品が顧客の手元に届くまでに日数がかかります。

顧客の立場から見ると在庫販売と無在庫販売のどちらの商品を購入しても違いがあまりありません。

そのため、その商品で利益を出せるのであれば、無在庫販売として出品しておくと良いでしょう。

また、商品のリサーチの中で海外のAmazonと日本のAmazonで価格差があり、輸入しても利益が出る商品を見つけたら、まずはその商品のASINコードを確認しましょう。

ASINコードはAmazon専用の商品識別コードですが、日本と海外で同じ商品なのに違うコードが付与されていることがあります。

Amazon輸入で使用するツールは、通常はASINコードを使用して価格差のある商品を検索しています。

従って、同じ商品でも付与されているASINコードが異なると、ツール利用者はその商品の価格差を確認できません。

そのため、ASINコードが違う商品はライバルが少なく、無在庫販売での利益を上げられる可能性が高いです。

こういった商品は商品の画像を検索してリサーチすれば見つかります。

ライバルが少ないということは安定的な利益を上げやすいため、ASINコードが違って利益が出る商品を見つけたら積極的に出品しましょう。

また、Amazonでの無在庫販売でのおすすめの商品については、この記事内の「無在庫販売で稼げる商品ジャンル」でも解説していますので参考にしてください。

Amazon無在庫販売での物販における注意点

無在庫販売は効率良く利益を上げることができるため、Amazonでの無在庫販売実践者は多くいます。

無在庫販売をしている人の中には価格競争をするだけして、アカウントが停止されて撤退するような、他の販売者にとって迷惑な人もいます。

そのような販売者が増えると、無在庫販売に対するAmazonの規制が厳しくなることが考えられます。

そのため、Amazonでのみ無在庫販売をしているなら、自分のネットショップを準備するなど、他の販売プラットフォームでも無在庫販売を行えるようにしておきましょう。

また、Amazonでの無在庫販売では、特に在庫管理に時間がかかるため、取り扱う商品が増えてきたらツール使用が必須です。

しかし、ツールを使用して在庫管理を徹底し、無在庫販売での注文のキャンセルがないように気をつけていれば、Amazonのアカウント閉鎖は避けられます。

長く無在庫販売で利益を上げるためにも、他のプラットフォームへの拡大や在庫管理など、確実な対応を心がけましょう。

無在庫販売はメルカリで禁止されている?

メルカリで無在庫販売は禁止されているのか気になる人も多いのではないでしょうか。

実際に禁止されているのかどうか、無在庫販売をする上でメルカリの活用方法を紹介します。

手元にない商品の販売は禁止されている

メルカリでは、規約上「出品者の手元にない商品の出品は禁止」されています。つまり、無在庫販売は禁止されているということです。

理由は以下になります。

  • 出品中の商品に関する質問に回答できない
  • 配送時の遅延やトラブルをさけるため

規約違反をした場合、「取引キャンセル」「商品削除」「利用制限」といった措置がとられる場合があるため注意しましょう。

商品の仕入れ先としては活用できる

メルカリでは販売先として無在庫販売は禁止されていますが、無在庫販売をするための商品の仕入れ先として活用することは禁止されていません。

仕入れ先は購入者規約になるため、取引規約を確認する必要があります。

以下の取引規約内に仕入れ先についての記載はされていないので、メルカリは無在庫販売の仕入れ先として活用できます。

メルカリで無在庫販売をした場合のペナルティ

もしメルカリで無在庫販売をした場合、どのような措置がとられるのでしょうか。

ペナルティの内容について解説します。

ペナルティ内容

メルカリで販売に関する規約違反をした場合、以下のペナルティが課せられます。

  • アカウントの利用制限
  • 身分証の提出、メルぺイ口座連携の要請

3回以上の規約違反で無期限利用停止になる恐れがあるので、注意しましょう。

売上金が没収されるのは本当?

メルカリでアカウント利用停止を受けると、売上金を没収されるという情報を耳にしたことはありませんか?

メルカリは、売上金の申請期限を180日としています。この期限内に申請が行われなかった場合、売上金は失効となります。

仮に規約違反をしてしまいアカウント利用制限された状態であっても、売上金の申請は可能です。

しかし、他者から通報され強制退会させられてしまった場合は、売上金の申請はできなくなるため注意が必要です。

万が一に備えて、売上金はこまめに申請を行い出金しておくとよいでしょう。

関連記事: メルカリで無在庫販売をするには?規約の内容を改めておさらいしよう!

ラクマで無在庫販売することは違法ではない

ラクマなどの販売サイト内規約で無在庫販売が禁止されているからといって、世間一般的に無在庫販売をしてはいけないということではありません。

あくまで特定の販売サイト内のルールであり、法律で禁止されているわけでないので違法にはならないということです。

ラクマで規約違反に課せられるペナルティについて

ラクマで規約違反をした場合には以下のペナルティがあります。

  • アカウント利用停止
  • 強制退会処分

上記のペナルティは必ず課せられるわけではなく、違反の内容や頻度によって判断されます。

アカウント利用停止の場合、解除依頼フォームから運営に問い合わせできますが、復活するケースは低いと考えてよいでしょう。

メルカリで配送期間を設定することで無在庫販売は可能

メルカリでは出品時に、商品が売れてから発送されるまでの期間を設定できます。

設定可能な配送期間は以下の3つになります。

  • 1~2日
  • 2~3日
  • 4~7日

配送期間を「4~7日」と長めに設定することで、注文を受けてから商品を仕入れて発送できるため、事実上は無在庫販売が可能です。

しかし、メルカリの販売規約では無在庫販売は禁止とされています。運営あるいは購入者から通報があった際には、ペナルティの対象となるリスクがあることは覚えておきましょう。

韓国輸出で無在庫販売をやる3つのメリット

韓国輸出とは、日本国内で仕入れた商品を韓国の物販プラットフォームで販売することを指します。

日本国内と韓国輸出で無在庫販売にどのような違い・メリットがあるのか、詳しく解説していきます。

韓国輸出は競争率が低い

日本国内の物販情報はインターネット上に数多く出回っていますが、「韓国輸出」に関する情報は見かける機会は多くありません。

理由として、海外ビジネスは参入障壁が高いイメージを持っている人が多く、個人で実践しようとする人が極端に少ないからです。そのため、競争率が低く「ブルーオーシャン市場」と言えるでしょう。

韓国では無在庫販売のリスクが少ない

韓国では、無在庫販売は「商品を取り寄せて販売」「購入を代行する」という認識が強く、一つの物販ビジネスモデルとして成立しています。

対して、日本国内では多くのプラットフォームが無在庫販売を禁止しています。

上記の理由から、国内で商品を仕入れて韓国のプラットフォームで販売する手法は、違反によるペナルティのリスクが少ない合理的な販売方法です。

ツールを活用して作業時間を削減できる

無在庫販売をするために、商品のリサーチ・出品・管理は必要不可欠な要素ですが、同時に手間がかかるのも事実です。

本来は1点ずつ手動で行うものですが、専用ツールを使用することで一度に大量の商品を自動で処理してくれるので、作業時間を大幅に削減できます。

また、韓国輸出では取引に韓国語を使用しますが、こちらも翻訳ツールを使うことで問題なく対応できるでしょう。

無在庫販売をやったことがない、これからはじめてみようという人こそ専用ツールを大いに活用するべきだといえます。

無在庫販売で稼げる物販商品ジャンル

無在庫販売では不良在庫となるリスクがないため、あらゆる物販商品の取り扱いが気軽にできます。

しかし、無在庫販売で稼げる商品は、販売を行なっているプラットフォームで大きく違います。

ここでは、それぞれの販売プラットフォームによって売りやすい商品のジャンルを解説します。

Amazon無在庫販売で稼げる物販商品は?

先に「Amazonでの無在庫販売のコツ」で解説したように、Amazonの無在庫販売ではFBA出品者がいない商品やランキングが低い商品を取り扱うことをおすすめします。

FBA出品者や在庫販売者がいる商品は、商品を届けるスピードで大きく負けてしまうため、無在庫販売で出品しても商品はほぼ売れません。

それに加えて、FBA出品者がいる商品では、カートボックスを獲得することが難しいため、無在庫販売の商品では売れる可能性が非常に低くなります。

商品をカートに入れると、自動的に「出荷元・販売元」となっているショップから発送されます。これは商品ページの右側のカートボックスに表示されています。このカートボックスに「出荷元・販売元」と表示されているショップが、カートボックスを獲得しているのです。しかし、実際には他にも販売しているショップがあることがわかります。

Amazonで商品を購入する際、顧客はほとんど販売者を確認しないため、カートボックスに表示されている販売者の商品が売れる傾向にあります。

Amazon本体の在庫がなく、FBA出品者がいる商品の場合、カートボックスにはFBA出品者が優先して表示されるため、無在庫販売の商品は顧客に認識されないことがほとんどです。

そのため、必ずFBA出品者がいない商品を選び、出品しましょう。

次に、ランキングが低い商品を取り扱うのは在庫販売者がほぼいないことが理由の一つですが、あまり注文が入らないことも大きな理由です。

無在庫販売では商品の仕入れはメーカー等の業者の他にもヤフオクを利用します。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク)からの仕入れでは、ライバルが多く落札できない場合や、仕入れをしたい商品が出品されていない場合があり、確実な仕入れはできません。

もしもAmazonでの注文を受けた商品がYahoo!オークション(旧ヤフオク)以外からの仕入れができない商品であれば、注文はキャンセルしなければならず、Amazonの販売用アカウントの評価が下がります。

そこで、ランキングが低い商品を扱うことで、仕入れができないリスクを小さくすることをおすすめします。

また、商品の注文キャンセルを防ぐため、Yahoo!オークション(旧ヤフオク)からの仕入れのみに頼るのではなく、他にも商品の仕入れ先を確保しておくことが重要です。

メルカリ無在庫販売で稼げる物販商品は人気商品

メルカリ内でよく売れている低価格帯の人気商品が無在庫販売で売れやすいです。

Amazonではランキングの低い高価格帯の商品を出品する場合が多いですが、メルカリでは低価格帯の商品を出品しましょう。

また、メルカリ無在庫販売では人気商品が売れやすいため、仕入れはAmazonや楽天などのネットショップから行うことが可能です。

色々なネットショップから仕入れられるため、在庫管理に慎重にならずとも利益を出しやすいです。

無在庫販売で稼ぐためのコツ

無在庫販売は注文を受けた時点で利益が出ることが確定します。

そのため、無在庫販売で大きく稼ぐためには、商品をひたすら販売して、利益を積み重ねていくことが重要です。

しかし、売れやすい商品が見つかれば、利益を出すスピードを速くすることができます。

まず、Amazon無在庫販売ではランキングの低い商品が稼ぎやすいと解説しましたが、販売をしていく中で売れやすい商品をいくつか見つけたら、それらの売れやすい商品を中心に出品するようにしましょう。

Amazonでは在庫管理を徹底する必要があり、あまりにも多くの商品を取り扱うと在庫管理に時間がかかるようになります。

そこで、売れやすい商品を中心として取り扱うことで、在庫管理にかける時間を短縮しましょう。

さらにはランキングの低い商品ばかりを扱い続けるよりも、売れやすい商品を取り扱ったほうが利益は大きくなります。

加えて、安定して売れているのにライバルがいない商品があれば、在庫販売ができるようにしておきましょう。

売れることがわかっているのであれば不良在庫となるリスクは少なく、また、注文受付後すぐに発送できるため、商品の回転率もよくなります

他にも、自身のネットショップがあるのなら、広告を出すことでも商品が売れやすくなります。

また、主に取り扱っている商品ジャンルの専門店としてのショップを作っても良いでしょう。

予算的に広告や専門店化が難しければ、SNSで宣伝を行い、新しい顧客を集めてみましょう。無在庫販売でより一層稼げるようになるには、さまざまな工夫をすることが大切です。

アパレルで無在庫販売をする方法

ここでは、アパレルで無在庫販売をやりたい人に向けて、商品の仕入れから発送までを順を追って詳しく解説していきます。

今回は、数ある方法の中から「中国輸入」を活用した無在庫販売を紹介します。中国の商品を扱う理由は、比較的安い価格帯で大量に仕入れることができ、高い費用対効果が見込めるからです。

商品の販売サイトを決める

はじめに、商品を出品する販売サイトを決めますが、ポイントが2つあります。

  • 販売サイトを選ぶなら「独自のECサイト」がおすすめ
  • 大手ECサイトは規約上、無在庫販売ができない

「独自のECサイト」を選んだ方が良い理由は、サイトのルールは出品者ごとの判断に委ねられることが多く、サイト全体で無在庫販売を禁止しているわけではないため、販売の自由度が高いからです。

独自のECサイトには以下のサイトがあります。

「Amazon」「メルカリ」「楽天市場」といった大手ECサイトは、利用者数が多いため集客のしやすさはありますが、今回の主旨である無在庫販売は禁止されています。

そのため、アパレルで無在庫販売をする際に販売するサイトは「独自のECサイト」を選ぶようにしましょう。

仕入れには中国輸入を活用する

商品の販売サイトを決めたら、次はどこから商品を仕入れるか決めましょう。

ECサイトから直接仕入れる方法もありますが、冒頭にもあるように今回は「中国輸入」を活用します。

正確には中国の物販商品を仕入れてくれる「代行業者」をみつけて、代わりに仕入れを行ってもらうことが目的です。

代行業者は、商品の仕入れから発送、返品対応なども行ってくれるため業務に割く手間を大幅に削減できます。

おすすめの「中国輸入代行業者」は以下になります。

今回は比較的安値の業者を紹介しましたが、さまざまな業者を利用して自分の方針に合った業者をみつけてください。

中国のECサイトから商品をリサーチする

販売サイトと代行業者を決めたら、中国のECサイトを使って出品する商品をリサーチしていきます。

中国のECサイトは以下がおすすめです。

上記で紹介したECサイトは、中国輸入代行業者を経由して商品を購入できます。

商品のリサーチ方法は2つあり、1つは「国内で売れている商品を中国のECサイトでみつける」です。

特定のサイトで上位の商品をみつけたら、Googleの「画像検索機能」を使ってリサーチしましょう。

Googleの「画像検索機能」の使い方は以下になります。

  1. Chromeのブラウザを開く
  2. 検索したい画像を右クリック
  3. 「Googleで画像を検索」をクリックするとサイドバーに検索結果が表示される

商品をリサーチする作業は、代行業者によって有料で引き受けてくれる場合もあります。

2つ目は「直接ECサイトからトレンド商品をみつける」です。

以下の大手ECサイトの売れ筋をチェックすることで、最新のトレンドを把握できます。

出品したい商品を見つけたら、類似する商品を中国のECサイトから探します。

この作業も有料で引き受けてくれる代行業者がいるため、必要であれば依頼しましょう。

できるだけ多くの商品を出品する

出品する商品を選んだら、実際に商品を出品してみましょう。

出品する方法は大きく分けて3つあります。

  • 1点ずつ手動で行う
  • 出品ツールを使う
  • 他者に外注する

はじめは、使用する販売サイトの特徴を理解するためにも「手動で出品する」のがおすすめです。

特徴を理解し、出品作業に慣れてきたと感じたら出品ツールの使用、さらには外注化を視野に入れて出品数を増やしていきましょう。

無在庫販売のメリットは「売れてから、仕入れることができる」ですが、それは常に一定の購入者がいることが前提になります。
そのため始めたての頃は、できるだけ多くの商品を出品して認知してもらうことがもっとも重要です。

商品が売れたら発注をかける

ここから無在庫販売の特徴が活きてきます。

出品した商品が売れたら、代行業者に売れた商品の発注をかけます。発注方法の詳細は、契約した代行業者によって異なりますが、以下の情報は忘れずに記載しましょう。

  • 注文商品ページのURL
  • 仕入れ価格
  • 仕入れてほしい個数

販売元から直接商品を発送してもらう

販売元から発注した商品が代行業者へ届いたら、購入者へ直接商品を発送してもらいます。

このとき、発送前のオプションで「検品」をしてもらうことができるので、発注ミスがないかどうか入念にチェックしてもらいましょう。

無事に発送が完了し、商品の追跡番号を購入者に通知して作業は終了になります。

無在庫販売する物販商品仕入れ先の種類5つ

無在庫販売をする場合、仕入れ先の種類は主に5つに大別されます。

①ドロップシッピング

②メーカーと直接契約

③仕入れサイト

④自社商品の製造・発送を外注

⑤受注生産

1つずつ見ていきましょう

①ドロップシッピング

ドロップシッピングも無在庫販売ではポピュラーな手法です。仕組みはアフィリエイトとよく似ています。

ドロップシッピングはDSP(ドロップシッピング・サービス・プロバイダー)と予め契約をし、サイトにある商品を売ることで自分に利益が入る仕組みです。

ドロップシッピングでは商品の注文が入ったら、DSPが卸業者やメーカーに連絡を取り、商品を販売者の名前で注文者に発送してくれます。

アフィリエイトとの大きな違いは、商品の価格を自由に決められる点です。DSPに払う商品代金と手数料と販売価格の差がそのまま利益になるので、アフィリエイトに比べ工夫できる幅が広いです。

アフィリエイトと同じく、DSPによって様々な特徴があるので、使いやすいものを探してみてください。

ドロップシッピングと無在庫販売の物販の違い

ドロップシッピングは、仕入れ先のメーカーや卸売業者が無在庫で販売することを承知しているため、不良品や輸送中の破損に関して適切な処置をしてくれます。

一方、個人で無在庫販売をする場合は、仕入れ先との了承が得られていないため、不良品や輸送中の破損に対しては自己責任となり、トラブルがあった場合の対処に困ることが多いです。

②メーカーと直接契約

メーカーと直接契約をすれば、注文者に直接商品を発送してもらうことも可能です。

自らメーカーと契約や交渉をし、注文が入ったら連絡を取らないとなりませんが、ドロップシッピングとは違い仲介手数料がかかりません

その分利益率も高くできるので、ドロップシッピングからのステップアップとして挑戦するのもいいでしょう。

③仕入れサイト

仕入れサイトの中には、無在庫販売に対応している仕入れサイトもあります。商品が購入されると、梱包から発送までをやってくれるので、販売側の負担が軽くなります。

中には、先ほど紹介したドロップシッピングにも対応しているサイトもあるので、登録する際には検討してみましょう。

④自社商品の製造・発送の外注

近年では自社製品を製造・販売するところも増えてきました。自社の工場で製造をするところももちろんありますが、工場を持っていないところは製造を外注することもできます。

工場によっては、作った製品をそのまま注文者に直接配送してくれるところもあります。

最近では、デザインや要望を言えばTシャツやトートバッグなどのグッズを作ってくれるサイトも存在するので、気軽に自社製品を作ることもできます。

⑤受注生産

受注生産は多くのお客さんから注文を取り、生産個数が確定してからメーカーに製造を発注し、完了し次第、注文者に納品する手法です。

在庫リスクもなく、売上も安定しやすい手法ですが、納期が遅れたり、不良品が多かったりすると顧客からの信頼を一気に失い、最悪民事訴訟にもなりかねない手法でもあります。

お互いに信頼できるメーカーを予め見つけておくことが必要になります。

無在庫販売のための物販商品仕入れ先

無在庫販売での仕入れ先はYahoo!オークション(旧ヤフオク)だけでは安定しません。

仕入れをしたい物販商品が常にYahoo!オークション(旧ヤフオク)に出品されているとは限らないため、顧客から注文を受けても商品が手に入らないことがあります。

ここでは無在庫販売の仕入れに使用できるおすすめのサイトを紹介します。

これらの仕入れ先を活用して、安定した仕入れを行いましょう。

仕入れサイト「NETSEA」を活用する

無在庫販売の仕入れ先としておすすめのサイトが「NETSEA(ネッシー)」です。

NETSEA(ネッシー)

NETSEA(ネッシー)はBtoB専門の仕入れサイトで、会員登録をすればメーカーや問屋などの業者から商品の仕入れ先を探すことができます。

会員登録や月会費も無料なので、無在庫販売を開始する際に登録しておきましょう。

会員登録後に、販売をしたい商品を取り扱っている業者に仕入れの申請をし、業者からの承認を得られればその業者との取引が可能になります。

取引ができるようになれば、その後は商品の無在庫販売を行い、顧客からの注文を受け付けたらNETSEA(ネッシー)で仕入れの発注を行いましょう。

商品によっては、業者から顧客への直送が可能です。

また、NETSEA(ネッシー)では顧客に直送可能な商品のほか、1点からでも商品の発注が可能な商品、商品写真の転載許可がある商品など、無在庫販売で売りやすい商品が多くあります

商品の詳細ページで直送可能などの特徴がすぐに確認できるため、商品リサーチの際に参考にしましょう。

さらに、NETSEA(ネッシー)取り扱いをしている商品ジャンルが幅広く、アパレル用品や家電製品、インテリアなどから、好みの商品を探せます。

毎日NETSEA(ネッシー)に登録される商品は増えているため、ライバルと被りにくい商品を探している場合は、新商品を中心に探すと良いでしょう。

「トップセラー」でネットショップを作成する

トップセラー」は、ネットショップ専用の仕入れサイトです。30万点以上の商品の中から好きなものを選んで販売することができます。

トップセラー

トップセラーで取り扱っている商品から販売したい商品を選択し、それを自分のネットショップに掲載します。注文が入った場合にはメーカーから直接配送されます。そのため在庫を抱えるリスクもなく、梱包や発送の手間もかかりません。

また、コースがたくさん用意されています。それぞれプランによって利用料金が異なりますが、5商品までの「おためしプラン」であれば、無料で利用することができます。扱いたい商品数が増えるにつれて料金もかかるので、自分に合ったプランを探してみてください。

アフィリエイトの商品を紹介する

これまで紹介した仕入れサイトの利用やネットショップの運営に不安があるのであれば、アフィリエイトの利用を検討すると良いでしょう。

アフィリエイトでは自身のサイトで商品を紹介するのみで、商品の仕入れや発送、代金の回収をすることはありません。

アフィリエイトが利用できるブログやサイトなどを準備する必要はありますが、アフィリエイトシステムに登録すれば、すぐにアフィリエイトを開始できるため、ネットビジネス初心者でも参入しやすいです。

無在庫販売などネットビジネスの練習としてアフィリエイトを実践しましょう。

アフィリエイトのやり方に不安があるなら、アフィリエイトのセミナーなどを開催している「アフィリエイトフレンズ」が勉強になります。

アフィリエイトフレンズ(Affiliate Friends) 公式ページ

無料登録後は、アフィリエイトで利益を出す方法などのセミナー動画やアフィリエイト関連の情報を見ることができます。

また、「アフィb」というアフィリエイトシステムは利用しやすくおすすめです。

afb‐アフィb

ほかにもアフィリエイトシステムにはさまざまなサービスがあるので、自身が使いやすいサービスを探しましょう。

良い仕入れ先の特徴2つ

信頼のおける良い仕入れ先とは以下のような特徴があります。

①迅速に発送してくれる

②在庫が安定している

①まず、迅速に発送をしてくれる業者は信頼できます。近年、ECサイトでも商品を迅速に発送するところが増えており、早いと当日配送をするところもあります。

ユーザーの迅速な納品へのニーズも大きいため、迅速に配送をするだけで信頼に繋がります。仕入れ業者が早く発送してくれればそれだけユーザーへの納品も早くできるので、迅速に発送してくれる業者を探すのは絶対です。

在庫が安定している業者も信頼のおける業者です。無在庫販売では注文が入ってから商品を確保するため、そのときに業者が在庫切れを起こしていたら納品が難しくなります

納品しないまま放置をするわけにはいかないので、そういった場合は多少赤字になったとしても同じ商品を探して納品するしかなくなります。そんなことを続けていたら事業として継続できません。そういったリスクを回避するためにも在庫の安定した業者を探しましょう。

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卸売サイト以外で使える仕入れサイト3選

無在庫販売をする際、卸売サイト以外で仕入れに使えるサイトは以下の3つです。

  1. Amazon
  2. 公式サイト
  3. 輸入代行業者

詳細を以下にまとめました。

①Amazon

無在庫販売は注文を受けてから商品を仕入れるため、配達時間の短縮は購入者から高評価を得るために効果的です。

Amazonのプライム会員になると利用できる「お急ぎ便」は、無在庫販売をする上でとても便利なサービスです。「お急ぎ便」を利用すれば注文を受けてから、最短で当日中に配達することができます。

また「Amazonビジネス」を利用すれば、法人価格や数量割引などのサービスを受けられるため、お得に商品を仕入れることができます。

②公式サイト

ブランドの公式サイトでは、新商品の予約を受け付けていることがあります。予約さえできてしまえば、発売日前に別のサイトに出品することも可能です。

また公式サイトで仕入れるため、偽物を掴まされるリスクがないというのも大きなメリットです。

アパレルや化粧品などのブランドの公式サイトで、新商品の予約を受け付けていますが、個数制限などのルールを設けているブランドもあるため、ルール違反にならないように気をつけましょう。

③輸入代行業者

輸入代行業者は海外サイトなどで、商品の買付けから購入者への発送までをサポートしてくれる業者です。

輸入代行業者を利用する場合、安く仕入れることができる中国がおすすめです。中国のECサイトであるタオバオや、天猫(Tmall)などに対応した輸入代行業者は無在庫販売サービスも行なっています。

輸入代行業者を利用して、無在庫販売をする時の流れは以下の通りです。

  1. 買い付けたい商品を輸入代行業者に伝える
  2. 輸入代行業者が現地で買い付けて、倉庫に保管する
  3. 注文が入り次第、輸入代行業者が購入者に直送する

現地での買付けや、関税に関する手続きも全て輸入代行業者が代行してくれるため、言語や税金に関する知識に不安がある人も、安心して海外製品を仕入れることができます。

Shopifyで無在庫販売をはじめる方法

Shopify」は国内外問わず販売用として個人で手軽にネットショップを開設できる便利なECサイトです。

ここでは「Shopify」を使って無在庫販売をはじめる方法を解説していきます。

商品が売れる市場を探す

無在庫販売をはじめる際に、最初にするべきことは「売れる市場を探すこと」です。

いくら良いショップを作り、良い商品を揃えていても売れなければ利益になりません。そのため、一定の市場規模が見込めるマーケットを見つける必要があります。

以下のサイトやツールを使うことで、どれくらいの市場規模があるのか調べることができます。

各省庁や民間調査会社が発表しているデータは特に信ぴょう性が高いです。各省庁のデータはほとんどが無料ですが、民間調査会社のデータは有料なものが多いため確認が必要です。

セラースプライトはAmazonが提供しているキーワード最適化ツールで、無料版と有料版に分かれており、それぞれ使える機能が異なるため、用途にあったプランを選択してください。

サイトのショップ名を決める

市場規模が定まったら、運営するショップ名を決めます。

ショップ名がそのままサイトのブランドになるため、覚えやすく、サイトのイメージが湧きやすい名前が好ましいです。

ここで注意することは、他のショップと同じ名前にならないようにすることです。決めたショップ名が使用済みかどうか確認するには「商標登録」や「検索エンジン」を活用してください。

また、ショップ名と同じくURLに使うドメイン名も決めておくとよいでしょう。

Shopifyでサイトを作成する

Shopifyには14日間の無料お試し期間が設定されています。

期間内で自分に合ったサイトが作成できるか試してみましょう。使い勝手が良かった場合は、有料版にすることでさらに洗練されたデザインや機能を使うことができます。

Shopifyに登録したら、テーマを選択してください。

テーマとは、サイトデザインのレイアウトや「商品カート」「FAQ」「検索」といった機能が入っているテンプレートで、無料版と有料版で選べるテーマの数が異なります。

  • 無料版は10種類
  • 有料版は70種類

テーマはショップのコンセプトに合うものを選ぶとよいでしょう。

無在庫販売は参入障壁が低くライバルが多いため、テーマ選びは他者との差別化を図る重要な要素ともいえます。

商品を登録する

販売サイトを作成したら、出品する商品を登録しましょう。

商品の登録方法は、

  1. 管理画面から商品に移動
  2. 商品ページから「商品を追加」
  3. 商品タイトルと詳細を入力して「保存」

商品の追加方法には「1点ずつ手動で行う方法」と「CSVファイルで一括追加」の2種類があります。

Shopifyにはコレクションという商品をブランドや色などのカテゴリーごとに表示できる機能があります。ユーザーが欲しい商品を見つけやすくなるため、設定しておきましょう。

さいごに、お問い合わせと特定商取引法に基づくページを作成し、販売サイトは完成になります。

SNSと連携して露出を増やす

サイトができたからといって、目新しさにお客様が来てくれるわけではありません。

個人で集客をする必要があります。

Shopifyは、FacebookやInstagramなどのSNSと連携可能なため、SNSを通して商品をアピールしましょう。

SNSで集客するポイントは、相手の共感を高めて行動を起こさせることです。

FacebookやInstagramでは、相手が関心のある広告を絞って配信できるため、より共感を得られやすく高い集客効果が見込めるでしょう。

商品をテスト注文してみる

さいごに、注文から発送まで問題なく行われるかどうか、自分でテスト注文をしてみてください。

無在庫販売の場合、発送はメーカーか業者に任せることが多く、自分でコントロールすることができないため、発送のチェックは入念に行うようにしましょう。

テスト注文では、以下の点を確認してください。

  • 商品に汚れや異臭などがないか
  • 梱包は衝撃や雨漏り対策がしっかりされているか

実際に自分で商品を注文してみると、客観的な視点から問題が見えてくることがあります。

しかし、どんなに準備をしても発送に関する部分は、自分ではコントロールできません。

購入後のトラブルを防ぐためにも、あらかじめShopifyのQ&Aに記載しておくとよいでしょう。

無在庫販売をするときの注意点とは

無在庫販売では、顧客からの注文後に商品の仕入れを行うため、不良在庫のリスクがなく安全に利益を上げることができます。

しかし、リスクのないビジネスがないように、無在庫販売を行う際にも油断すると大きなリスクを抱えてしまいます。

ここでは無在庫販売を行う際に注意すべき点について解説します。

しっかり理解して、思わぬ損失を出さないように注意しましょう。

在庫管理をしていても仕入れができない場合がある

無在庫販売においては、注文を受けた商品の仕入れができなかった場合は、注文をキャンセルしなければなりません。

Amazonで無在庫販売をする際には、Amazonの販売用アカウントが停止しないように在庫管理を徹底し、注文をキャンセルすることがないように注意が必要なことは「Amazonでの無在庫販売のコツ」で解説しました。

しかし、無在庫販売をしていると、在庫管理を徹底していても、メーカーの在庫が仕入れの直前に切れてしまったりと、注文を受けた商品を仕入れられない状況は度々発生します。

この場合は顧客にしっかりと仕入れができなかったことを謝罪しましょう

同じように注文をキャンセルする場合でも、真摯な態度で謝罪をした場合と、横柄な態度で謝罪をした場合では顧客に与える印象は全く異なります。

ただし、注文を受けた商品を絶対に仕入れなければならないと思い詰める必要はありません。

注文を受けたタイミングによっては、いくら仕入れ先を探しても注文を受けた商品の在庫がない場合もあります。

もちろん、慎重に在庫管理を行い、できる限り注文のキャンセルをしないように気をつけることが一番大切です。

しかし、無在庫販売を行う以上、商品を仕入れることができないリスクは避けることができません。

注文を受けた商品の仕入れができない場合には、すぐに顧客に謝罪をして注文をキャンセルし、次の販売へと気持ちを切り替えましょう

在庫販売に切り替えるときの注意点

無在庫販売を行う中で安定して注文を受けている商品があれば、その商品の在庫を仕入れて在庫販売を行うと、より稼ぎやすくなります。

しかし、場合によっては、在庫販売を行う商品が想定よりも売れないことや、商品の価格が値下がりして利益を出せないこともあるため、在庫販売を行う際には注意しましょう。

商品の在庫リスクがないことが無在庫販売の強みです

その反面、在庫を仕入れて在庫販売を行えば、その商品の注文を受けた後に仕入れができずに注文をキャンセルすることは無くなりますし、すぐに商品を顧客へ発送することが可能になります。

在庫販売への切り替えはメリット・デメリットの両方があるため 、商品の在庫を仕入れるかどうかは、自身がその商品の在庫リスクをどこまで許容できるかで決めましょう

販売をした商品数にも注意

無在庫販売を大きな販売プラットフォームで行う際には、販売アカウントの評価が下がりやすいというリスクがあることに注意してください。

Amazon以外でも大きなプラットフォームでは、無在庫販売を実践している販売アカウントが停止されやすいです

さらに、Amazonでは販売アカウントの評価はこれまでに販売した商品の数からも影響を受けます。

販売した商品の数が少ない場合、顧客からのクレームや注文のキャンセルを行うとすぐにアカウント評価が下がります。

そのため、利益の大きな商品ばかりを取り扱うのではなく、利益は少なくとも安定して大量に売れる商品を取り扱い、販売数を増やしましょう

また、無在庫販売である程度資金を大きくすることができたら、Amazonでは在庫販売を中心に行い、無在庫販売は自身のネットショップなど他のプラットフォームで実践すると良いでしょう。

無在庫販売で安定して利益を上げ続けるためには、販売プラットフォームによってそれぞれにリスクがあることを把握しておくことが重要です。

中古品などの古物を仕入れない

中古品など古物を仕入れて売るには古物商許可が必要になります。自分が使用する目的で買ったり、人からもらったりしたものをネットオークションやフリーマーケットで売るのはその限りではありません。

無許可で古物を販売すると3年以下の懲役、または100万円以下の罰金もしくはその両方という非常に重い刑事罰が下されます。無許可の古物販売は絶対にやめましょう。

また、注文がはいってから商品を確保する無在庫販売で、安定的に商品を確保できない中古品を販売するのはあまり向いていません。目利きも必要なため、少なくとも初心者のうちは中古品の無在庫販売はしないほうがいいでしょう。

個人情報は慎重に管理する

個人情報の取り扱いにも細心の注意が必要です。

近年では個人情報取り扱いについて法的な規制もあり、さらに世間からも厳しく見られています。個人情報の開示や利用をする場合は、予め同意を取ることを忘れてはなりません。

無在庫販売では、直接メーカーや卸業者から注文者に発送するケースも少なくないので、その際には業者に注文者の情報を教える必要があります。そこで注文者の同意を得るのはもちろん、伝える過程業者から個人情報が流出しないように対策をしておく必要もあります。

個人情報の慎重な取り扱いはネット販売をする上では当然ですが、無在庫販売においては特に注意しましょう。

無在庫販売を認めていない物販サイトがある

在庫確保に失敗して、購入された商品を届けられない、というリスクがあるため、一部のサイトでは無在庫販売を禁止しています。

以下のサイトで無在庫販売を禁止していますので気をつけましょう。

  • メルカリ
  • Yahoo!オークション(旧ヤフオク)
  • Yahoo!ショッピング
  • ラクマ

これらのサイトで無在庫販売をした場合、売上金の没収やアカウントの削除などの、ペナルティを課されますので注意しましょう。

商品画像の引用はしない

商品画像の著作権は販売元が保有しているため、販売元の商品画像を引用することは著作権侵害にあたります。

「引用OK」と説明されている画像や、自分で撮影した画像を使用するなどして、著作権侵害にあたらないようにしましょう。

梱包材や同封物に気をつける

メーカーや輸入代行業者に梱包・発送作業を委託した場合、ダンボールにメーカーのロゴが入っていたり、納品書の宛名が自分宛になっていることがありますので、梱包材や同封物にも気をつけましょう。

梱包材を指定できる業者もありますので、購入者に不信感を持たれないように意識しましょう。

発送までにかかる期間を明記する

無在庫販売は注文が入ってから仕入れをするため、通常のせどりと比べて発送までに多くの時間を要します。

商品説明欄などに「こちらの商品は注文後、倉庫に在庫確認をするため、お届けまでに2〜3週間程度かかります」などと記載しておくことで、トラブルを回避しましょう。

無在庫販売におすすめの物販商品ジャンルで自由に稼ごう

今回は無在庫販売の仕組みやおすすめの仕入れ先、無在庫販売を行う際の注意点について解説しました。

無在庫販売が軌道に乗り始めたら、在庫販売に切り替えたり、外注やツールを導入したりなど仕組みを構築すると大きな利益を上げやすくなります。

しかし、在庫リスクがない無在庫販売だからこそ、少しずつでも継続していけば資金を効率的に増やすことができます。

ここで解説した仕入れにおすすめの商品ジャンルや仕入れ先を活用して、無在庫販売を成功させましょう。

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