PayPalビジネスアカウントを個人で作成する方法とPayPalのメリット・デメリット

クレジットカード決済を導入したい方にはPayPalをおすすめします。PayPalは基本的に無料で使える決済サービスです。ただし、販売者として代金をPayPalで請求するにはビジネスアカウントが必要です。

そこで今回は、PayPalの特徴と、個人でビジネスアカウントを作成する方法を解説します。

目次

PayPalとは?

PayPalとは、PayPal Holdings Incというアメリカの会社が提供しているオンライン決済サービスのことです。

PayPalにクレジットカードや銀行口座の情報を登録しておけば、メールアドレスや専用の決済リンクだけで取引ができるため、販売者は自分の口座番号等の情報を顧客に伝える必要がありません。また、購入者も支払いの際にクレジットカード等の情報を伝えることなく支払いができるため、購入のハードルが下がります。

決済手数料以外無料

PayPalは、基本的には無料で利用できます。PayPalを利用する際にかかる費用は入金を受け取る時の決済手数料だけです。

アカウント開設費・初期費用・月額手数料無料です。

海外の通販では必須

PayPalは、日本ではまだそこまで普及していませんが、欧米では主流の決済サービスです。海外向けに商品の販売を考えている方にとっては、PayPalの導入は必須です。

PayPalアカウントの種類

PayPalのアカウントには2種類あります。

(1)パーソナルアカウント

これは支払いのみができる購入者向けのアカウントです。

(2)ビジネスアカウント

こちらは販売者向けです。支払いに加えて請求もできます。PayPalアカウントを持っていない相手にも請求できます。以前は有料でしたが、今では無料で利用できるようになりました。

PayPalを利用するメリット

PayPalにはたくさんメリットがありますが、その中でも特に大きなメリットを5つ紹介します。

決済手数料が安い

PayPalの決済手数料は「販売額の3.6%+40円」と設定されています(販売額が30万円以上だともっと安くなります)。これは他のサービスと比べるとかなり安いです。
例えば、ASP「インフォトップ」で販売した場合の手数料を見てみましょう。

クレジットカード決済 : 販売額の9.38%+146円
コンビニ決済 : 販売額の9.38%
BitCash決済 : 販売額の11.48%
銀行振込決済 : 販売額の6.52%
代金引換決済 : 販売額の6.52%
ちょコムeマネー決済 : 販売額の11.48%

比べてみると、PayPalの手数料の方がかなり安いことが分かります。

審査が簡単

新規登録時の審査も簡単です。また、販売する商品・サービスに対する審査も一切ありません。いつでも売りたい時に売りたい物を自由に販売できます。

セキュリティが強固

PCI DSSに準拠した業界最高峰のセキュリティシステムで365日24時間取引が監視されているため、不正が起こる可能性が低くなっています。

買い手保護制度がある

・商品が届かない
・違う商品が届いた
・商品が破損していた

などのトラブルが発生した場合でもPayPalが全額補償してくれるため、PayPalを導入するだけで顧客が安心します。

PayPalを利用するデメリット

一方、以下のようなデメリットやリスクも存在します。

パスワードが漏洩するとアカウントを悪用される

これはPayPalに限った話ではありませんが、大きなリスクであることは間違いありません。

買い手保護制度の悪用

PayPalは売り手より買い手を優先するため、買い手保護制度を悪用されて強制返金させられることがあります。

為替手数料が高い

PayPalの為替手数料は、実際の為替レートより約2~4%ほど高く設定されています。これは普通のクレジットカードと比べても高めです。例えば、楽天カードなら為替レート+1.5%くらいです。

海外から仕入れをする方には結構な負担です。

PayPalビジネスアカウントの作成方法

まずはPayPalの公式サイトを開いて、「新規登録」をクリックしてください。

参考:PayPal

アカウントの種類選択

ビジネスアカウントを選択してください。

メールアドレス・パスワードの登録

まずは、メールアドレスを入力して「続行」をクリックしてください。

次に、パスワードを入力して「続行」をクリックしてください。

事業情報の入力

続いて、画面の指示に従って事業情報を入力してください。

運転免許証や本人確認書類に記載されている名前と住所を入力しましょう。

次に、アカウント保有者の自宅住所等を記入します。

最後に、事業タイプ等を入力していきましょう。

全て入力して「続行同意してアカウントを開設」をクリックします。

事業タイプを選択し、業種を入力後、「続行」をクリックします。

こちらの画面に切り替わりましたら、完了です。

本人確認

画面左上のトップをクリックしてください。

手続きが完了できていない項目が表示されます。本人確認手続き下の「詳細をご覧ください」を開きます。

本人確認の方法は2つあります。手続きをすぐにでも完了させたい場合は「銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き」、口座振替をしたくない場合は「アカウントから本人確認書類をアップロードする」を選択してください。

メールアドレスの確認と口座登録

次にメールアドレスを確認下の「詳細をご覧ください」をクリックしてください。

以下のようなメールが届くので、「メールアドレスを確認する」をクリックしてください。

画面上の「入出金管理」を開きます。 銀行の項目より「新しい銀行口座の登録」をクリックします。

口座情報を入力して、「銀行を登録」をクリックしましょう。

これでビジネスアカウントがご利用いただけます。

販売者はPayPalビジネスアカウント必須

PayPalは個人情報を取引相手に伝えずに取引ができる非常に便利な決済サービスです。しかも、決済手数料以外無料です。ぜひ一度利用してみて、その便利さを体感してください。

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この記事を監修した人

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