海外取引用PayPalアカウントの作成方法

クレジットカードがあれば海外取引できますが、海外のよく知らない取引先にクレジットカード情報を知られることにはリスクがあります。しかし、PayPalアカウントがあれば、相手にこちらの情報を伝えずに取引可能です。

そこで今回は、海外取引に便利なPayPalの特徴とアカウントの作成方法を解説します。

目次

PayPalの5つの特徴

最初にPayPalの特徴を解説します。

年会費・利用料無料

まず1つ目は、無料で利用できることです。

・新規登録料
・年会費
・月額利用料

海外のサイトでの商品購入用にPayPalを利用するだけなら、全て無料です。

買い手保護制度がある

2つ目は、買い手保護制度があることです。

・商品が届かない
・違う商品が届いた
・商品が破損していた

などのトラブルに遭っても、PayPalが全額返金保証してくれます。海外取引では配送トラブルが非常に多いため、この買い手保護制度は非常に重要です。

為替手数料のレートがクレカと違う

3つ目は、PayPal独自の為替手数料のレートがあることです。

海外のECサイトで商品を購入した場合、相手国の通貨で支払うことになります。日本円で入金するとPayPalは自動的に換金してくれますが、その際の為替手数料が各クレジットカード会社より少し高めです。2021年時点での為替手数料のレートは以下の通りです。

PayPal:4.0%
VISA:1.63%
MasterCard:1.63%
AmericanExpress:2.00%
JCB:1.60%

セキュリティが強固

4つ目は、セキュリティが強固であることです。

PCI DSSに準拠した業界最高峰のセキュリティシステムで、365日24時間監視されています。

入金方法が多彩

5つ目は、入金方法が多彩である点です。

クレジットカード
・デビットカード
・現金
・銀行引き落とし

などなど、様々な方法でPayPalアカウントに入金(チャージ)可能です。
なお、クレジットカードは最短5分で即時発行可能な三井住友カードが安心です。

参考:三井住友カード

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海外でPayPalを利用する場合の注意点

続いて、海外でPayPalを利用する際の注意点を解説します。

PayPalアカウントは設定国以外では利用できない

PayPalアカウントは、アカウント登録時に設定した国以外では利用できません。

PayPalアカウントにログインする際、セキュリティコードの入力が必要になります。しかし、セキュリティコードは登録国の携帯番号にSMSで送信されます。そのため、海外ではセキュリティコードの受信ができません。

滞在国ごとにアカウントが必要

したがって、海外でPayPalを利用する際は、国ごとにPayPalアカウントが必要になります。

ただし、同じメールアドレス・電話番号・クレジットカード・住所は登録できません。そのため、海外でPayPalアカウントを作るには、現地でクレジットカードと電話の契約をする必要があります。

アメリカ在住者向け PayPalアカウントの作り方

海外でPayPalアカウントを作る方法を、もう少し詳しく解説します。今回はアメリカを例に説明します。

アメリカのPayPalトップページへアクセス

まずはアメリカのPayPalトップページにアクセスしてください。

PayPal(アメリカ版)

トップページに表示されている「Personal」か「Business」のどちらかに触れてアカウントのタイプを選択するか、右上にある「Sign Up」をクリックすると新規登録できます。個人で利用する場合は「Personal Account」を選択し「Next」をクリックします。

次に電話番号を入力し「Next」をクリックします。

次にコードを入力します。

アカウント情報の入力

続いて、名前、メールアドレス、パスワードを入力して「Next」をクリックしてください。

住所・電話番号の入力

続いて住所と電話番号を入力します。

Street Addressは番地~部屋番号、Cityは市区町村名で、その横にある∨から州名を選択します。Zip codeは郵便番号です。

入力が完了したら、下のポリシーを確認してからチェックを入れて、「Agree and Create Account」をクリックしてください。

新規登録完了

以下のような画面になれば、新規アカウント登録は完了です。

続いてクレジットカード情報を登録する場合は、「No Interest if paid in full in 6 minutes」の「Apply Now」をクリックしてください。

海外ECサイト利用者必見!英語住所の登録方法

続いて、日本在住者が海外通販でPayPalを利用する際の注意点を説明します。

日本在住であれば日本で登録したPayPalアカウントが使用できますが、海外通販の決済に使うには、PayPalアカウントに英語版住所を追加登録する必要があります。そこで、この項目では英語住所の登録方法を解説したいと思います。

設定アイコンをクリック

まずMy PayPalにログインして、右上の設定ボタン(歯車アイコン)をクリックしてください。

言語変更

続いて、アカウントオプション欄にある言語をクリックして、プルダウンリストから「English」を選択してください。

そして、一度ログアウトした後、再ログインしてください。すると言語が英語になります。

Addressをクリック

Address欄の右上にある+Add Newをクリックしてください。

住所を英語で入力

すると住所追加画面になります。自分の住所を英語で入力してください。

追加確認

最後に「Add Address」をクリックすると、登録が完了します。「See all addresses」をクリックすると以下のような画面になります。元々登録していた日本語住所と今回登録した英語住所が両方表示されているはずです。

日本語に戻す

これで英語住所の追加登録は完了です。最後に「Account Options」欄の「Languages(言語)」から日本語に設定し直しましょう。再ログインすれば、日本語ページに戻ります。

海外のPayPalアカウントに銀行口座・クレジットカードを登録する方法

最後に海外のPayPalアカウントに銀行口座・クレジットカードを登録する方法を解説します。今回はオーストラリア版PayPalを例に説明します。

まずはMy PayPalにログインしてください。銀行口座やクレジットカード情報をまだ登録していない場合は、ページ下に「Link a bank account(銀行口座登録)」と「Link a card(クレジットカード登録)」というリンクがあります。

銀行口座の登録方法

銀行口座を登録する場合は「Link a bank account」をクリックしてください。すると以下の画面が表示されますので、必要事項を入力してください。

入力項目の日本語訳は以下のとおりです。

Country:国名
First Name:名前
Last Name:名字
Bank Name:銀行名
Account type:口座タイプ
Bank/State/Branch Number:銀行番号と支店番号
Account Number:口座番号

入力が完了したら、「Continue」をクリックして確認してください。

クレジットカードの登録方法

クレジットカードを登録する場合は「Link a card」をクリックしてください。以下の画面が表示されたら、必要事項を入力してください。

ちなみに「Billing address」は請求先住所のことです。基本的に入力の必要はありませんが、クレジットカードに登録した住所と別の住所に請求してほしい場合は、ここに登録してください。

入力が完了したら、「Add card」をクリックしてください。

登録確認

クレジットカードや銀行口座の登録が完了したら、トップページに戻って確認してください。クレジットカードの登録だけ完了すると、以下のように「Card linked」と表示されます。

銀行口座の登録も完了すると「Bank account linked」と表示されます。

海外取引にPayPalは必須

海外取引にPayPalは欠かせません。ぜひご利用ください。

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この記事を監修した人

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