Amazonに出品した売上金が振り込まれるのは、いつでしょうか?利益を出すのに、入金と出金の手順と変更方法を知っておくのは重要です。ここでは入金のタイミングと、振込日の変更方法を解説します。
Amazonの売上金は2週間というサイクル

Amazonに出品して、商品を販売すると売り上げが上がるのが楽しみになります。特に売上金が入金される頃には、達成感にあふれます。この売上金の入金が楽しみで、ネットビジネスや副業をしている方も多いでしょう。
Amazonの売上金は、2週間というサイクルで入金されます。しかし売上金の入金日に関する詳細な点は、少し複雑なので、この記事ではAmazon初心者でもわかりやすい様に解説していきます。
Amazonの入金サイクルはどうなっている?
Amazonの入金は、セラーセントラルや、スマホのアプリで売り上げをすぐに確認できるので、入金サイクルの詳細について知っておられる方は多くないでしょう。
この入金サイクルという言葉の意味は、給料の様に毎月決まった日にちに振り込みが行われるという事です。
Amazonのケースでは、入金サイクルはクレジットカードを登録したその曜日から、2週間後ごとに入金のための手続きが行われます。これは大口出品の場合で、小口出品の場合は各自申請後に行われます。
例えば、火曜日にAmazonにクレジットカードを登録すると、次回の入金のための手続きは翌々週の火曜日に手続きされるという事になります。
セラーセントラルやアプリの管理画面の日にちは、あくまで目安という事になりますので、その日に振り込まれるという事ではないのが注意点です。おおよその目安として、3日後に振り込まれることがほとんどです。
万が一振込日が休日になると、その時は翌週に振り込まれるので注意しましょう。
引当金は売り上げた金額の50%ほど
引当金とはバイヤーからの払い戻しや返品といった申請に対し、Amazonが対応するために利用されるお金のことです。
売り上げの50%ほどが一時的に留保され、問題が発生した場合にはそこから引かれる仕組みで、何も問題が起きなかった場合は残りが次の振込日に入金されます。
そのため、売り上げと実際の振込額が大きく違う場合があるので資金運転には注意が必要です。
この引当金制度は2016年8月15日に開始されているため、それ以前に作られたアカウントは対象外となっています。
振込日をAmazonの指定日以外に設定するには?

まずは、この方法を試してみてください。違反行為ではないのですが、トラブルが起きる可能性もありますので、あくまでも自己責任でお願いします。
しかし、せどりのベテランであれば、知っていることですので、そこまで心配する必要はないでしょう。
クレジットカードを再登録して日付を変更する
Amazonの売上金の入金日を変更するには、クレジットカードを再登録することでできます。クレジットカードを再登録するだけなのか、と感じる方が多いのですが、実はこれだけでAmazonの売上金の入金日を変更できます。
全ての人が知っているわけではないので、豆知識として覚えておきましょう。
売上金の入金サイクルによく注意する
この時に注意しておきたいのは、売上金はクレジットカードを登録した2週間と3日後になることが多いという事です。
つまり、クレジットカードを登録した曜日から、手続きが始まり3日後に入金されるので、逆算してクレジットカードを登録する曜日を決めておく必要があります。
せっかくクレジットカードを再登録したのに、手続きがスタートする曜日から、3日後という時間のずれを考慮するのを忘れていたということにならないようにしたいです。
クレジットカードはネットビジネスに不可欠
売り上げの入金日は楽しみなものです。しかしもし水曜日にクレジットカードを登録しておくと、実際の振り込みは次の週になるので、支払のトラブルになりかねません。クレジットカードは必要不可欠ですので、こうした点にも注意しましょう。
ちなみに今一番おすすめしているクレジットカードは、三井住友カードです。

こちらのカードは最短翌営業日でカード発行が可能です。
一般的に、クレジットカードは申し込み後手元に届くまでは利用できません。しかし三井住友カードなら審査・認証・サイト登録完了後にカード番号を取得出来るので、すぐネットやお店で利用可能となるのです。カードは翌営業日に発行・発送されます。
200円(税込)利用ごとにVポイントが1P(1円相当)貯まり、
- Tポイントなら0.8P
- dポイントなら0.8P
- Amazonギフト券なら0.8円分
など、自分の用途に合わせて交換できるので便利です。
Vポイントとは、2020年6月1日よりリニューアルした三井住友カードのポイントサービスです。三井住友カードと三井住友銀行の間でポイントの交換を行わなくても、振込手数料や景品などと交換ができます。また、三井住友カードのワールドプレゼントポイントと三井住友銀行のSMBCポイントの合算もできて、より便利になりました。
また通常1,375円(税込)の年会費がかかるところ、ネットからの申し込みで初年度無料、マイ・ぺイすリボに登録、かつ前年1回以上のご利用(前年のリボ払い手数料のお支払いが条件)で翌年度無料または半額となります。
国際ブランドはVISAかmastercardです。詳細は下記ホームページをご確認ください。
それでは入金日の話に戻ります。
少しの延滞であれば問題ありませんが、頻度が多くなると知らない間に引かれていて、いざという時にクレジットカードが使用できないケースも考えられます。Amazonの売上金の入金日は変更したり、確認したりして問題がないようにしておきましょう。
初期の頃は売り上げが安定しないという事も考えられますし、大口出品の場合は月額料金が引かれます。また予定通りに入金されないことも考えられます。ある程度のリスクも考えて、入金日のコントロールをしておきたいです。
入ると予想していた金額が入らないという事も少ないとはいえ、無いとは言えませんので、Amazonの売上金の入金日のコントロールも大切です。
Amazonの入金サイクルを早めて資金を簡単に回収する方法とは?

「振込をリクエスト」というボタンがあるので、これを活用します。
Amazonの売上金の入金サイクルを早めるには
通常のAmazonの売上金の入金は、2週間サイクルで行われていきますが、実はそのサイクルを早める方法が存在します。
この方法であれば、入金手続きをして3営業日目の午前中には、入金が行われます。入金手続きをした日は、営業日とカウントしませんが、それでも2週間というサイクルに比べれば、早く入金されます。
例えば、木曜日に入金手続きを行うと、次の週の火曜日に入金されます。それは土日は営業日としてカウントされないからで、火曜日の午前中には入金が完了しています。もし水曜日に入金手続きをしたのであれば、次の週の月曜日に入金されます。
これは金融機関に左右されるので、手動申請をしてから、さらに時間がかかることも考えられますし、入金を早めるこのボタンは、使える方と使えない方もいるという事も覚えておきましょう。
手動で振込リクエストをするボタンを押して手続きすることも可能です。このボタンは、以前から登録していた人には無いのですが、最近登録した人にはあるボタンです。
明確なボタンがある人とない人の条件の違いは定かではありませんが、後程紹介する方法でボタンを出現させることができます。
振込ボタンを出現させる方法とは?
一番簡単に振り込みボタンを出現させるには、アカウントの再登録が有効です。
14日後に入金されるのが通常のサイクルですが、それが6営業日早いと、3,4日で振込完了するので、再登録をするだけでも大きな違いがあります。もし2週間後の入金が待てないという場合は、この方法を使って入金を早めるのも一つの方法です。
せどりをしていくには資金をどのように回していくのかが重要なポイントです。どうしても入金を早めたい時のために、覚えておくと良い方法です。
注意点として、FBA在庫がある場合には、返品のことや評価の点なども考慮しないといけません。決定する前に、どんな方法で資金繰りを乗り越えていくのか、考えておくと間違いのない決定ができるでしょう。
振り込みが行われる流れとは
この入金手続きを1日に1回しかできませんので、覚えておきましょう。
それでは実際の流れの解説です。セラーセントラルの画面右上に、「合計残高」という欄があり、表示されている金額をクリックします。そして、自分が使っているマーケットプレイスの合計残高をクリックしてください。

「利用可能な資金」にある「支払いをリクエスト」をクリックすると、振込リクエストが完了します。
例えば5月8日 15:05分に入金の手続きをしたとすると、5月9日 15:06分以降から次回の入金手続きができます。
Amazonから振り込まれる入金日を変更するには

入金のサイクルの仕組みを考えてくると、効率の良い入金サイクルというのが見えてきます。
クレジットカードを登録する時には、それほど入金の事を考えていませんでしたが、せどりをするにつれて入金サイクルを効率よくしていくことが求められる場合もあります。
変更前に木曜日締めになると、実際のAmazonからの入金は次の週の火曜日になります。土日を挟むとその分の日数が増えてしまうので、サイクルとしてはそれほど良くありません。
それで日曜日締めにすると、次の水曜日には入金されるようになるので、効率の良いサイクルに変更することができます。土日を挟まないと振り込みまでの日数を短縮することができるだけでなく、日曜日に売り上げた分を受け取ることもできます。
銀行口座を変更して振込される日を変更する
次に銀行口座を変更して入金日を変更するという方法を見ていきましょう。
銀行口座を変更して入金日をずらす仕組み
必要になるのは、すでに登録している銀行口座を含めて2つから3つの口座です。
まず支払日の4日前から前日までに銀行口座を変更します。そうすると、3日間の支払い保留が生じます。保留が生じるおかげで、入金日がずれていきます。
これを幾つかの口座を使い分けてしていくと、入金日をずらせていくことができます。
Amazonに登録している振込銀行口座を変更する
売り上げが増えてくると、管理も大変になってきて、せどり専用の口座を持つほうが良い事に気付くこともあります。それで振込口座の変更方法を知っておきましょう。
まずはセラーセントラルのトップ画面に移動します。右上にある設定の中に、出品用アカウント情報というものがありますので、そこをクリックします。

次の画面にある「銀行口座情報」というボタンをクリックします。

そうすると現在登録されている銀行口座情報が表示されますが、その中の銀行口座情報を変更というボタンをクリックします。

次の画面で新しい口座情報を入力し、最後に「保存」をクリックすると口座情報を変更できます。
せどり専用口座としては、経費削減につながるPayPay銀行が大変実用的です。こちらは年会費・発行手数料0円、審査なしでビジネス用口座を開設できます。
ネットバンキングですので、振り込みや残高管理のためにATMへ行く必要はありません。いつでもどこでも、インターネットさえあれば完結できます。
提携コンビニ・銀行ATMは24時間365日使え、毎月1回目のATM手数料が無料。2回目以降は3万円以上の入金・出金の場合、いつでも何回でも手数料0円となります。

振込手数料に関しては金額にかかわらず、PayPay銀行の口座宛なら手数料55円です。また、既に自身の三井住友銀行口座を持っている方は、PayPay銀行のキャッシュカードを使用して、三井住友銀行のATMで振り込みができます。その場合、提携ATM出金手数料165円と三井住友銀行の振込手数料が必要です。
さらに、キャッシュカードにVisaデビット機能が標準装備されているのがPayPay銀行のポイントです。
利用代金がその場で口座から引き落としされるので、現金感覚で使えるカードとなっています。残高の範囲に限られるのでクレジットカードのような使いすぎの心配がなく、ECサイトや国内外のVISA加盟店にてキャッシュレス決済が可能です。
各種手数料を抑えてビジネス専用口座として使用し仕入れにも使えるため、せどりに便利な銀行口座となっています。
Amazonからの入金のタイミングの違いについて

Amazonの振り込み手続きが開始されるという連絡が来てから、6銀行の入金のタイミングは少し異なります。
Amazonからの入金のタイミングの違いについて
銀行口座に入金されるタイミングは、銀行によって異なります。大手の銀行や、地方銀行などによって入金のタイミングは異なりますが、遅いと振込手続き開始から5日ほどかかってしまうケースもあります。
他の銀行口座は、副業がばれないためにも使うのを避けるという場合、どうしても銀行の振り込みのタイミングが遅くなる銀行口座を使わないといけないこともあります。
実際の売り上げが上がってから、手続きが始まり、実際に入金されるまでここまで時間がかかるともっと早く入金して欲しいと思うものです。売り上げが上昇している時であれば、さらにそのように思う事でしょう。
入金タイミングの銀行別の違い
Amazonの売上金が入金されるタイミングは、銀行口座による違いもあります。
セラーフォーラムに情報が載せられているので、参考にしていきましょう。それぞれの銀行のポイントになる点を要約していきます。
銀行 | 振込されるタイミング | 実例 |
---|---|---|
楽天銀行 | 振込手続き開始から 3日から4日。 | 土曜日の夜にAmazonセラーから手続き開始のメールを受けた場合、火曜日か水曜日に入金。 振り込みされている時間は、火曜日の深夜の0時50分なので、実質月曜日には振り込み手続きされています。 |
PayPay銀行 | 振込手続き開始から 2日から3日程度。 | 日曜日の夜にAmazonセラーから手続き開始のメールを受けた場合、水曜日に売上金が入金。 振り込みされている時間が、水曜日の深夜1時ですので、実質火曜日には振り込み手続きがされています。 |
三菱UFJ銀行 | 振込手続き開始から 4日程度。 | 木曜日にAmazonセラーセントラルから手続き開始のメールを受けた場合、月曜日の朝には振り込みが完了しています。 |
みずほ銀行 | 振込手続き開始から 土日祝日を除き中一日。 | 火曜日の早朝に振込手続き開始のメールを受けた場合、水曜日には振り込みが完了しています。 |
ゆうちょ銀行 | 振込手続き開始から 5日程度。 | |
北洋銀行 | 振込手続き開始から 5日程度。 |
6銀行の振込されるタイミング一覧
Amazonから振込手続き開始のメールを受け取ってから、実際に口座に振り込まれるまでの期間を一覧にしてみます。
銀行 | 振り込み所要期間 |
---|---|
楽天銀行 | 3日から4日程度 |
PayPay銀行 | 2日から3日程度 |
三菱UFJ銀行 | 4日程度 |
みずほ銀行 | 中1日程度 |
ゆうちょ銀行 | 5日程度 |
北洋銀行 | 5日程度 |
Amazonの入金サイクルを理解して資金繰りを良くする

Amazonの入金サイクルは14日ごとと決まっているので、締め日の関係で入金までにさらに5日程度ずれ込むことも良くあります。
土日などを挟んでしまうと、さらに入金が遅くなってしまうので、早く入金して欲しい時には少し問題になってしまいます。サポートに連絡をしたとしても、14日サイクルというのは変更できないという回答を受けた方も多いです。
可能であればAmazonに登録をする段階で、入金サイクルを考えて登録をするのが良いですが、最初からこの入金サイクルについて知っている人は多くはいません。それでもここで紹介した方法を使えば、入金サイクルをずらして希望する曜日に入金してもらうことができます。
オススメは日曜日に締めて、水曜日に入金されるというサイクルです。
ある程度安定して売り上げが上がるまで、資金が安定しない場合は、入金サイクルも非常に重要なポイントになります。
より早く入金して欲しい場合には、この方法を使って入金サイクルをコントロールして、資金繰りを良くしましょう。