メルカリ(mercari)でのやり取りは、コメントやメッセージを利用したやり取りが大半を占めます。そのためどんなコメントをしたらいいかわからないと、密なコミュニケーションができずにトラブルや低評価の原因になってしまうのです。
そこで今回は、パターン別にメルカリでのコメント<例文>を紹介していきます。どのタイミングでコメントをしたらいいか悩んでいる人はもちろん、メッセージの内容や頻度に悩んでいる人にも役立つ<例文>となっているのでぜひ目を通してください。
購入前に行うコメントの利用例
以下で紹介する4つの場面では、コメントを利用して出品者とコミュニケーションをとることで予想外のトラブルを避けたり円滑な取引を行ったりすることができます。
コメントの利用は任意であるため、人によっては面倒だからと全くコメントを利用しない人もいます。しかし、相手も人間です。見解の相違の防止や事実確認のためにもコメントは積極的に利用しましょう。
1.在庫確認
人気商品であったり、出品から時間が経っている商品だったりする場合、在庫の有無を確認したほうがいい場合もあります。そんな時はコメントを利用して出品者に問い合わせを行いましょう。問い合わせの際は、以下の<例文>を参考にしてください。
<例文>
・はじめまして、コメント失礼します。こちらの購入を希望しているのですが、商品の在庫はありますでしょうか。ご回答いただけると幸いです。
・すみません、コメントを失礼します。こちらの商品は出品から時間が経っていますが、まだ在庫は残っていますか。ご連絡をお待ちしています。
問い合わせの際は、ストレートに在庫の有無を聞きましょう。クッション言葉は最後に用いると柔らかい印象を持たせることができるのでおすすめです。
2.出品者の見極め
出品画面からでは、出品者がどんな人かわかりません。もし対応の悪い相手や信頼できない人だったら、余計なトラブルや損の元になってしまいます。
そこでコメントを利用して反応の速さや対応の方法をみることで、出品者の見極めを行うという方法もあるのです。個人間の取引であるメルカリにおいて、失敗しないために大切なテクニックと言えるでしょう。
<例文>
・はじめまして、コメント失礼します。こちらの商品の購入を検討しているのですが、購入は可能でしょうか。お手数ですがご回答をお願いいたします。
・コメントを失礼します。こちらの商品の購入手続きを行っても大丈夫でしょうか。確認のため、ご連絡させていただきました。
見極めと言っても、あまりに根掘り葉掘り聞くと相手も不快に感じてしまいます。あくまで最初の挨拶のつもりでコメントを送り、それに対する反応によって見極めを行いましょう。
3.値下げ交渉
普通のお店では基本的に行わない値下げ交渉ですが、個人間取引であるメルカリであれば値下げ交渉に応じてくれる可能性があります。どうしても値段を安くしてほしいのであれば、コメントを利用して交渉をしてみましょう。
<例文>
・はじめまして、コメント失礼します。こちらの商品の購入を希望しているのですが、〇〇円分の値下げは可能でしょうか。可能であれば即決させて頂きます。ご検討いただけると幸いです。
・コメント失礼します。こちらの商品、〇〇円で購入させていただけないでしょうか。〇〇円でしたら即購入させて頂きます。お手数をお掛けしますが、ご回答いただければと思います。
値下げ交渉がうまくいかなかった場合は以下のようなコメントをしておきましょう。
<例文>
・ご連絡ありがとうございます。今回は予算が厳しいので、購入は再度検討させて頂きます。お手数をお掛けして申し訳ありませんでした。
値下げ交渉の際は、具体的な金額を明記しましょう。また、値下げしてもらったらすぐに購入する旨も併せて伝えると要望が通りやすいです。あくまでもこちらが下手に出てお願いする立場なので、例えダメだったとしても丁寧な返信を心掛けてください。
4.商品購入後のコメント
商品の購入が済んだらそれで終わりではなく、購入後のコメントを送りましょう。それだけでもお互いに気持ちよく取引を終えることができます。
<例文>
・商品を購入させていただきました。この度はありがとうございました。商品の到着を心待ちにしております。
・購入させていただきました。代金は〇〇日に●●でお支払いしますので、今しばらくお待ちください。よろしくお願いいたします。
代金の支払いがまだの場合は、ここで支払い日と方法を明記しておきましょう。既に完了しているなら、商品の到着を楽しみにしている旨のコメントを残すと好印象です。どちらも相手を安心させるために必要なので、必ずコメントに盛り込みましょう。
メルカリ出品者側のコメント返信例
出品者は、購入者よりもさらにこまめなコメントを行った方がいいです。その方が信頼できる取引先として相手に安心してもらえるため、積極的にコメントを活用しましょう。
上で紹介したような質問に対する回答の例文も併せて紹介するので、メルカリの出品者は一度目を通してください。
1.値下げ交渉をされた場合
メルカリでは値下げ交渉のコメントが来ることも珍しくありません。可能にせよ不可能にせよ、迅速な返信と丁寧な対応をすることが、相手に好印象を持たせるためのコツです。
普段は値引き交渉に応じない人でも、在庫を抱えた商品やどうしても売りたい商品の場合、値下げ交渉に応じることもあるでしょう。両者の例文を用意したので、ぜひ両方とも頭に入れてください。
値下げ交渉に対するコメント例
1. 値下げ交渉に応じる場合
<例文>
・コメントありがとうございます。○○円の値下げ承知いたしました。価格変更をさせていただきましたので、お早めの購入手続きをお願いいたします。
・コメントありがとうございます。価格の件、○○円で了承いたしました。価格変更をしましたので、手続きをお願いいたします。
値下げ交渉に応じる場合には、このような例文で大丈夫です。値下げには応じても場合によっては希望通りの値下げを行えない場合もあるので、その際は以下の例文を参考にしてください。どちらにしても、具体的な金額を明記しましょう。
<例文>
・コメントありがとうございます。値下げの件ですが、○○円までの値下げでしたら対応可能です。ご検討いただけると幸いです。
・コメントありがとうございます。○○円の値下げでいかがでしょうか。ご検討をお願いいたします。
2. 値下げ交渉に応じない場合
<例文>
・コメントありがとうございます。申し訳ありませんがこちらの商品は値下げを行っておりません。ご了承ください。
・コメントありがとうございます。こちらの商品は出品直後ですので値下げは検討しておりません。ご期待に沿えず申し訳ありません。
値下げ交渉を断る際は、遠回しに言わず値下げが無理な旨をストレートに伝えましょう。丁寧な言葉遣いを心掛ければ、相手も嫌な気持ちにはなりにくいです。
2.購入の意思を伝えられた場合
メルカリでは購入前のコメントは不要ですが、前述した取引相手を知りたい場合などでは購入の意思をコメントで伝えてくることもあります。「この商品は購入可能ですか?」「在庫はありますか?」といったコメントが送られてくるので、以下の例文を参考に対応しましょう。
<例文>
・コメントありがとうございます。こちらの商品は購入可能です。ぜひお手続きをよろしくお願いいたします。
・コメントありがとうございます。現在在庫がございます。よろしくお願いいたします。
この場合のコメントはスピードが命なので、なるべくコメントをもらったら早めに返信をしましょう。返信の速さが購入率に直結してきます。
3.商品を購入してくれた場合
メルカリでは、商品購入時点では支払いが済んでいる場合と済んでいない場合があります。そのため、状況に応じて返信内容を変えていくことになります。
1. 支払い済みの場合
<例文>
・この度はこちらの商品を購入していただきありがとうございました。こちらの商品は○○日発送の●●日に到着予定となっています。商品の到着まで今しばらくお待ちくださいませ。
2. 未払いの場合
<例文>
・この度はこちらの商品を購入していただきありがとうございました。こちらの商品は入金確認が取れ次第、発送させていただきます。○○時までにご入金いただいた場合には本日中の発送が可能ですので、お早めの対応をよろしくお願いいたします。
商品を買ってもらったお礼と一緒に、具体的な発送日時やスケジュールも併せて伝えましょう。相手に安心感を与えられるので、取引終了後に高評価を得られやすくなります。
4.購入後に支払いが行われない場合
購入されたのにいつまでも支払いが行われない場合は、こちらからコメントで確認を取るべきです。催促の連絡になりますが、なるべく角が立たない言い回しを心掛けてください。
<例文>
・お世話になっております。先日ご購入いただいた○○の支払いが確認できておりません。確認が取れ次第発送させていただきますので、よろしくお願いいたします。なお、●●日までに支払いが確認できない場合は、勝手ながらキャンセル扱いとさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
ポイントとしては「支払いが確認できないこと」「指定日までに支払いが無ければキャンセルすること」を正確に伝わるように盛り込んでください。曖昧な表現はトラブルの原因になるので、必ず具体的な日にちを区切って連絡をしましょう。
5.商品の発送が遅れる場合
こちらが原因で発送が遅れてしまう場合は、必ず相手にコメントでその旨を伝えましょう。遅れることが分かった時点でなるべく早めに連絡をすることで、クレームやトラブルを防止することができます。
<例文>
・お世話になっております。こちらの商品は○○日に発送予定でしたが、一身上の都合によって発送日が●●となってしまいます。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
コメントには「遅れる日時」と「謝罪の言葉」を盛り込みます。遅れる理由についても具体的にしておくと相手の理解を得られやすいので、可能な範囲で伝えるようにしてください。
6.商品の発送が完了した場合
商品の発送が完了した際にもコメントで連絡をします。この時にも改めて到着予定日を伝えておくと、余計なトラブルの防止に役立ちます。
<例文>
・お世話になっております。ただいま商品を○○にて発送させていただきました。到着予定日は××となっております。商品が手元に届くまで今しばらくお待ちくださいませ。商品が届きましたら、中身をご確認の上、受け取り評価をお願いいたします。
メルカリでは購入者が受け取り評価をしないと代金が振り込まれない仕組みになっています。必ず、「商品到着後に受け取り評価をお願いします」という一文を盛り込みましょう。
7.「商品が届かない」と言われた場合
商品を発送後に何らかの事情で商品が届かない場合は、購入者から連絡がきます。結果としてこちらに非が無くても返信の仕方によってはトラブルの原因になりますので、細心の注意を払って返信をしましょう。
<例文>
・ご連絡ありがとうございます。お待たせして大変申し訳ございません。確認させていただいたところ、現在商品が配達中になっておりましたので、すぐに配送業者及びメルカリ事務局に問い合わせをさせていただきます。ご迷惑をお掛けしますが、少々お待ちくださいませ。
このパターンの返信も速さが大切ですが、最低限確認できる限りで商品の状態を確認してから返信を行いましょう。丁寧かつ迅速な対応を心掛ければ、購入者から信頼できる取引相手だと思ってもらえる可能性が高くなります。
クレーム対応時のコメント例
コメント力が最も求められるのがクレーム対応の時です。平時は多少言い回しが変でも気にならない人は多いですが、クレーム時は些細な言い間違い一つでさらなるトラブルの引き金となるケースもあります。
そして同じクレームでは、非の所在がどちらにあるかで対応も変わってきます。両方のパターンで例文を紹介するので、対応を間違えないように頭に入れておきましょう。
こちらに非がある場合
「商品に不備があった」「梱包が雑だった」「発送が遅れた」など、明らかにこちらに非がある場合は丁寧な謝罪が必要になります。また、ミスの程度によっては取引自体がキャンセルになる場合もあるので、返品する際の対応なども併せて盛り込むことが大切です。
<例文>
・お世話になっております。この度は私の確認ミスで多大なご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ありませんでした。今回は○○様が希望されるのであれば、キャンセル及び返金の対応をさせていただきたいと思っております。もちろん商品の返品は着払いで承ります。お手数をかけて申し訳ありませんが、ご連絡をお待ちしています。
まずはこちらのミスであることを認めた上で、深く謝罪をします。そのうえで今後の対応を提案しましょう。商品を返品してもらう時には、事前に着払いで承るという旨を伝えておくとさらなるクレームに繋がりにくくなります。
相手に非がある場合
商品概要の理解不足、連絡事項の見落としなど、クレームの原因は必ずしもこちらに非があるとは限りません。ですが例え相手に非があったとしても、クレーム対応は丁寧な対応を心掛け、なるべく相手が熱くならないよう気を付ける必要があるのです。
<例文>
・ご連絡ありがとうございます。ご指摘いただいた点につきましては、商品概要欄にて記載させていただいております。お手数ですが商品ページから概要欄をご覧いただき、ご理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。
・ご連絡ありがとうございます。事前にご連絡差し上げた通り、商品の到着予定日は○○日となっております。お時間をいただき申し訳ありませんが、商品の到着まで今しばらくお待ちくださいませ。
こちらに落ち度はないので、丁寧な言葉遣いはもちろんですが過度にへりくだる必要もありません。事実に基づいてコメントをした上で、相手の理解を得られるよう心がけましょう。
どちらにも非がない場合
ごくまれにですが、雑な配達により配達途中に切手がはがれるなどで商品が戻ってくる場合があります。この場合はどちらに非があるとは言えませんが、やはり丁寧な対応でのコメントが求められます。
<例文>
・お世話になっております。先日発送した○○ですが、切手剥がれによってこちらに戻ってきてしまいました。すぐに発送させていただきましたので、到着予定日は●●日となります。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんが、到着まで今しばらくお待ちください。
基本的な明らかに相手に非がある場合以外は、こちらに落ち度があるつもりで連絡をした方がいいです。めったにあることではありませんが、自分が悪くないからと丁寧ではない返信はトラブルの元なので気を付けてください。
メルカリにおける取引メッセージで気を付けるべき点
メルカリでのコメントやメッセージのやり取りは、内容以外にもタイミングや返信頻度などで悩む人も多いでしょう。1つ1つは細かい疑問ですが、気になる人にとってはやり取りが憂鬱になる原因にもなります。
続いては、メルカリにおけるコメントやメッセージをやり取りする際に気を付けるポイントについて紹介していきます。
1.購入後のメッセージはどちらが先に送る?
商品を購入した後にお互いメッセージを送りますが、どちらが先に送ったらいいか悩んでしまう人もいます。結論から言えば明確な決まりはありませんので、どちらが先でも構いません。
通常は購入者の方からメッセージを送るケースの方が多いでしょう。しかし購入者がメッセージを送ってはいけないということはないので、一言購入した旨を伝えるメッセージを送る分にはまったく問題ないのです。
2.メッセージの利用期限
購入者と出品者がやりとりするメッセージは、商品が到着してお互いに評価を登録し終えた後2週間たつと非公開になり使えなくなります。逆に言えば、お互いが受け取り評価を行うまではやり取りを続けられるという訳です。
聞きたいことがある場合は、取引評価をする前に聞いておきましょう。とはいえ、いつまでも評価をしないのはマナー違反なので、質問は商品の到着前までに済ませておくべきです。
3.メッセージを送る時間帯
メッセージは24時間利用できますが、相手にも生活があるのであまり常識を外れた時間帯に連絡を送るのは避けたほうがいいでしょう。具体的には深夜から早朝にかけては連絡をしないほうがいいです。
ただし生活スケジュールは日中に寝ていたり夕方が忙しかったりと人それぞれなので、心配であれば相手に確認を取りましょう。プロフィールに対応時間が書いてある場合も多いので、そちらも参考にしてください。
4.メッセージへの返信頻度
基本的にはメッセージのやり取りがあったほうが気持ちよく取引ができますが、中にはメッセージのやり取りを煩わしく感じる人もいるでしょう。これは絶対の正解があるわけではありませんが、マナー的な問題としてメッセージには返信するよう心掛けてください。
なにも毎回長文である必要はなく、最低限の業務連絡やお礼だけでも十分です。メッセージを送ることによるトラブルよりも、送らないことによるトラブルの方が圧倒的に多いので、最低限のやり取りは必ず行ってください。
5.非公開になったメッセージの参照方法
一度非公開になったメッセージを再度確認する方法はありません。商品ページでのコメントは商品ページで確認することができますが、購入にあたってのやり取りしたメッセージは非公開になると二度と見ることはできないのです。
基本的に、取引完了後にメッセージを確認する必要性はありません。どうしても後からメッセージの確認がしたいのであれば、スクリーンショットに保存するなどして残しておきましょう。
6.メッセージ上での個人情報の取り扱い
滅多にないケースですが、匿名配送が利用できない場合に住所や名前が必要になることがあります。基本的にメッセージ上で個人情報を教えること自体に問題があるわけではありませんが、取引以外の部分でリスクを背負うことに変わりはありません。
場合によっては取引自体のキャンセルも視野に入れながら、個人情報を教えるかどうかよく考えましょう。もちろん教えることにした時でも、住所や名前以外の配達に必要のない情報まで教えてしまわないよう最大限の注意を払ってください。
まとめ
メルカリではお互いの顔が見えないやり取りになるので、その分コメントやメッセージによるコミュニケーションを密に行う必要があります。やり取りを通じて相手が信用できるか、気持ちのいい取引ができるのかを知っていくことになるので、例文を参考に丁寧な対応を心掛けましょう。
多少文脈や内容が変でも、誠実な対応を続けていれば自然とメルカリ内での評価は上がっていきます。内容に悩んでメッセージの頻度が減ることの方が評価を下げてしまうので、恐れずに積極的なコメントやメッセージを利用していってください。
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