Amazonでコンビニ受け取りした商品の返品や受取拒否方法とは

Amazonで商品を買った後に、注文ミスに気づく・他で安いものを見つけたから返品したい!という経験は、誰しもあるものです。しかし、Amazonや出品者に問い合わせて「受取拒否をして下さい」と言われても、初めての場合「受取拒否ってどうしたらいいの?」と戸惑ってしまいます。
この記事では、Amazon.co.jpが発送する商品・マーケットプレイス出品者が発送する商品・コンビニ受取を指定している場合など、さまざまな条件下での受け取り拒否方法を解説します。

目次

返品・受取拒否を考える前に注文キャンセルができないか確認する

Amazonは返品や受取拒否に関して、比較的寛大な対応をとってくれる会社です。しかし、商品の発送には配送料や梱包料、人件費などさまざまなお金が発生していることも事実です。注文ミス等によって商品が必要なくなってしまった場合、まずは注文キャンセルができるかどうか確認しましょう。
ここでは、Amazon.co.jpが発送する商品とAmazonマーケットプレイス出品者が発送する場合、それぞれの注文キャンセル方法をお伝えします。

Amazon.co.jpが発送する商品を注文キャンセルする手順

Amazon.co.jpが販売する商品のほか、Amazonマーケットプレイス商品であってもAmazon倉庫に保管されている商品に関しては、以下の方法で注文のキャンセルが可能です。

(1)Amazonアカウントにログインし、「注文履歴」を選択
(2)注文履歴一覧から注文キャンセルしたい商品を探し、「商品をキャンセル」を選択
(3)キャンセル理由を選択
(4)「チェックした商品をキャンセルする」を選択

正常にキャンセル処理が完了していれば、Amazonに登録してあるメールアドレス宛にキャンセル処理完了メールが届きます。また、注文履歴の中の「キャンセルされた注文」に表示されるので、そこで確認することも可能です。

「商品をキャンセル」のボタンが表示されていない商品に関しては、注文キャンセルが行えませんので、商品受け取り後の返品にて対応します。また、Amazonからの案内があれば、受取拒否することでも返品・返金が可能です。

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Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品を注文キャンセルする手順

(1)Amazonアカウントにログインし、「注文履歴」を選択
(2)注文履歴一覧から注文キャンセルしたい商品を探し、「キャンセルリクエスト」を選択
(3)チャット画面でキャンセルしたい商品を選択
(4)「この注文をキャンセル」を選択
(5)キャンセルしたい旨を入力し、「メッセージを送信」をクリック

Amazonマーケットプレイス出品者によっては返品を受け付けていないこともありますが、Amazon公式が「出荷通知メール送信前にキャンセルリクエストを行ったことが確認できる場合は、出品者の返品ポリシーにかかわらず返品できる」と明言しています。
その場合、
・出荷通知前の注文キャンセルであること
・Amazonが提示した返品手順に則っていること

が大切になってきますので、受取拒否などの勝手な行動はとらないようにしましょう。

出荷通知受け取り済みなどの理由でキャンセルができない場合、出品者にどうすればよいか尋ねて、指示に従って行動して下さい。

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発送済みの商品を受取拒否でキャンセルする方法

商品の発送が済んでしまうと、注文キャンセルはできません。その場合は、Amazonやマーケットプレイス出品者の指示に従って、受取拒否や返品対応をすることになります。
ここでは、Amazon.co.jpが発送する商品とAmazonマーケットプレイス出品者が発送する商品、それぞれの受取拒否方法を紹介します。コンビニ受け取りを指定していた場合の対応や、住所ミスなどで勝手に受取拒否扱いになってしまっていた場合の対処法についてもお伝えしますので、参考にしてください。

受取拒否でキャンセルするとどうなるの?

Amazonは基本的に返品に寛大で、商品発送から30日以内であれば購入者都合でも返品が可能です。受取拒否で商品を返品した場合も、通常と同じく商品代金を返金してもらえます。

購入者側としては、再梱包や返品手続きなどの手間を掛けることなく返品できるので、メリットの大きい返品方法となります。しかし、Amazonやマーケットプレイス出品者からの指示がないにもかかわらず受取拒否をしてしまうと、トラブルにもなりかねません。まずは注文キャンセルを試してみる、Amazonや出品者に問い合わせをしてみるといった姿勢が大切です。

Amazonが発送する商品を受取拒否する方法

注文した商品が不要になったとわかった時点で、Amazonの注文履歴から「注文キャンセル」を試みます。すでに発送済みなどの理由でキャンセルを受け付けてもらえなかった場合は、Amazonカスタマーサービスに連絡しましょう。受取拒否をしても良いという指示があれば、それに従います。

配送業者が荷物を持ってきた際に、サインをせず「不要になったため、受取を拒否します」と伝えて下さい。自動的にAmazonに返送され、処理が完了次第返金されます。

Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品を受取拒否する方法

まずは、注文履歴の「キャンセルリクエスト」もしくは「出品者に連絡をする」から出品者に商品が不要になった旨を伝えます。出品者が受け取り拒否をしてほしいと言ってきた場合にのみ、受取拒否をしましょう。
受取拒否ではなく手続きをしてから返品してほしい、または返品はできないと言われたら、それぞれ指示に従う必要があります。

受取拒否をする場合は、配送業者が荷物を持ってきた際に「不要になったため、受取拒否します」と伝えます。サインはしないで下さい。自動的に送り主である出品者のもとに返送されます。

なお、返品を受け付けていない出品者だとしても、出荷通知メールを受け取る前にキャンセルリクエストをしたことが証明できれば返品が可能です。こういった観点からも、「商品到着の時に受け取り拒否してしまえばいいや」と考えるのではなく、不要になったことが判明した時点で即連絡をする、という最低限のマナーを持って利用しましょう。

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コンビニ受取にしていた場合の受取拒否方法

コンビニ受取を指定して注文していた場合、当然ですが配送業者が家に来てくれることはありません。この場合は、指定日以内に受取を行わなければ自動的に「受取拒否」として処理されますので、行動としては「荷物を受け取りに行かずに指定の日数が過ぎるのを待つ」ということになります。

ただし、受取拒否にはリスクも伴います。自宅での受取拒否にも言えることですが、複数回にわたって受取拒否を繰り返した場合、コンビニ受取りが指定できなくなる・アカウントを停止されるなどのペナルティがあります。Amazonや出品者からの指示なしで勝手に受取拒否をしない、後で不要になるような商品を軽々しく注文しないようにしましょう

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住所に不備があると自動的に受取拒否扱いになってしまう

受取拒否をしたいわけではなくても、住所に不備があって配達が行えなかった場合、受取拒否扱いをされてしまいます。マンションの部屋番号や番地の抜け・誤字がないかどうかを確認しましょう。

荷物が届かずに自動的に受取拒否になってしまった場合、商品はAmazonや出品者のもとに自動返送されて返金がされますが、配送料や人件費がかかっていることにかわりありません。何度も続けばアカウント停止などのペナルティが課せられることもありますから、きちんと住所の確認をして注文することが大切です。

受取拒否を続けるとペナルティを受ける

Amazonで商品を購入した場合、基本的には受取拒否をしてもペナルティを受けることはありません。

しかし一度や二度の受取拒否なら問題ありませんが、何度も受取拒否を重ねるとAmazonからペナルティを受ける可能性がありますので注意が必要です。

Amazonの返品システムは優秀すぎるが故に、商品が届いていない、と嘘の申告をして商品を何個も受け取るという、返品詐欺が発生しています。

こうした詐欺行為を抑制するために、受取拒否を重ねるユーザーに対して、アカウント停止などのペナルティを課すことがありますので、安易な受取拒否は控えるようにしましょう。

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受取拒否をした場合の返金額

ここでは、Amazon発送の荷物とAmazonマーケットプレイス出品者発送の荷物、それぞれの返金額について解説します。

Amazon.co.jpが発送する商品は基本的に商品代金全額返金

Amazon.co.jpが発送する商品の返品・返金条件は以下のとおりです。

・未使用かつ未開封の場合: 商品代金(税込)を全額返金
・開封済みの場合: 商品代金(税込)の50%を返金

受取拒否をして返品した場合、未開封かつ30日以内の返送ですので商品代金全額が返金されます。ただし、あくまで商品代金の全額返金であることに注意して下さい。
購入者都合の返品の場合、配送料やギフトラッピング料などの商品以外にかかった代金については購入者負担となっています。
ただ、ネットで口コミを調べると、自己都合で受取拒否をしても返送料分が引かれることはなかったという声もありました。Amazonの裁量によって変動するものの、基本ルールとしては、返送料は負担する心持ちでいると良いでしょう。

Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品は一部負担が必要なことも

Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品については、出品者ごとに返品ルールが異なります。特に自己都合による返品の場合は、送料については返金なし・購入者負担となるケースが多いです。場合によっては商品代金も一部負担を課せられることがあります。

受取拒否に関しても、Amazonよりも厳しい目で見られることが多いので、出品者の許可無く受取拒否をすることは避けましょう

支払い方法ごとの返金システム

Amazonからの返金については、支払い方法によって返金手段や返金スピードが異なります。ここでは、支払い方法別の返金システムについて解説します。

クレジットカード払い

購入時に使用したクレジットカードへの返金かを選べます。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~3日程度です。ただし、あくまでもAmazon側の処理が終わるまでの日数ですので、クレジットカードへの返金を選んだ場合にはタイムラグが生じます。

利用中のクレジットカード会社によって、
・同月の請求金額分から返金額を差し引いて引き落としされる
・締日にいったん請求後、翌月以降に返金される

など、対応が異なります。

不明点があれば、クレジットカード会社へ問い合わせてみましょう。

携帯決済

携帯決済サービス経由での返金となります。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~3日程度です。ただし、即返金とはならないことがあるので注意が必要です。

利用中の携帯決済サービス会社によって、
・同月の請求金額分から返金額を差し引いて引き落としされる
・締日にいったん請求後、翌月以降に返金される

など、対応が異なります。

不明点があれば、携帯決済サービス会社へ問い合わせてみましょう。

コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー支払い

Amazonギフト券での返金か、銀行振込での返金かを選べます。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~3日程度です。

銀行振込での返金を希望した場合、返品受付センターでの手続き時に
・銀行名
・支店名
・口座の種類(普通預金 or 当座預金)
・口座番号
・口座名義人
・口座名義人の読み仮名(カタカナ)
・注文番号

の記載が必要です。

セキュリティの関係上、メールやチャットでは銀行口座情報を送ることができません。銀行振込での返金を希望する場合には、受取拒否ではなくきちんと返金手続きを行いましょう。

代金引換

Amazonギフト券での返金か、銀行振込での返金かを選べます。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1-3週間程度です。他の支払方法に比べて返金が遅くなりますので、注意して下さい。

銀行振込での返金を希望した場合、返品受付センターでの手続き時に
・銀行名
・支店名
・口座の種類(普通預金 or 当座預金)
・口座番号
・口座名義人
・口座名義人の読み仮名(カタカナ)
・注文番号

の記載が必要です。

セキュリティの関係上、メールやチャットでは銀行口座情報を送ることができません。銀行振込での返金を希望する場合には、受取拒否ではなくきちんと返金手続きを行いましょう。

Amazonギフト券

Amazonギフト券残高に返金されます。どの支払い方法よりも返金が早く、返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~2日程度です。

支払い時にAmazonギフト券とその他の支払い方法を併用していた場合、Amazonギフト券で支払った金額はAmazonギフト券残高に、その他の支払い方法で払った分は、それぞれの返金方法に従って返金されます。返金が2回に分かれるということを理解しておきましょう。

Amazonポイント

Amazonポイント残高に返金されます。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~3日程度です。

キャンペーン用クーポン

キャンペーン用クーポンで支払った分は、返金の対象外です。現金化はできませんので、返金目的でキャンペーン用クーポンを使って買い物をすることはやめましょう。

あと払い (ペイディ)

ペイディ経由での返金か、銀行振込での返金かを選べます。返金までにかかる日数は、返送品を受領後1~3日程度です。

ペイディアカウント内に支払いが完了していない金額がある場合、請求額から返金額分が差し引かれます。

すでに支払いが完了している場合は、ペイディのカスタマーサポートに連絡することで、銀行口座へ返金することも可能です。

まとめ

Amazonや出品者からの指示がないのに、勝手に受取拒否をすることはマナー違反です。何事もなく返金処理されたとしても、”今回は許された”だけであって、全面的に許されたわけではありません。配送料などの費用はかかっているのですから、受取拒否は販売元に損害を与える行為です。その点を重々理解した上で、指示があった場合にのみ受取拒否をするようにしましょう

なお、受取拒否を何度も繰り返してAmazon側のブラックリストに入れられてしまうと、今後満足なサービスが受けられない原因になります。ペナルティとしては、コンビニ受取ができない仕様になる、最悪の場合はアカウントが凍結されるなどがあるので、自分勝手な返品・受取拒否行動は慎むようにしましょう。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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