「Amazonで注文した商品が発送されない…」
「商品が届かない時はどう対応すればよいのか」
「返金はされるのだろうか?」
こんな疑問を持たれたことはありませんか?
Amazonで買い物をしたのに、いくら待っても商品が届かず、配送ステータスが「未発送」のままであることがたまにあります。
この記事は、そのような状況でお困りの方に向けて、以下の内容をお届けします。
・Amazon配送ステータスについて
・商品が発送されない場合の対処法
・キャンセルや返金について
商品が届かなくても、不安にならずに対処することができます。
Amazonの出荷状況

Amazonでは、注文履歴から購入した商品の出荷状況を確認することができます。
出荷状況の確認方法
まずは、Amazonにログインしてください。ログインしたら、右上の「注文履歴」をクリックしてください。

注文した商品が一覧表示されます。

該当商品の「配送状況を確認」ボタンをクリックすれば、詳細情報を確認できます。

配送状況のステータス
配送状況のステータスは、以下の順に切り替わっていきます。
注文済み(出荷準備中)
- 発送済み
- 輸送中
- 配達中
- 配達完了
Amazonで購入した時の出荷準備中から発送までの時間
Amazonが販売・発送する商品の出荷準備中から発送までの時間は、原則として、支払いが完了して発送の条件が整ってから48時間以内にステータスが「発送済み」に切り替わります。
ただし、Amazonマーケットプレイスの出品者が発送する商品の出荷準備中から発送までの時間は、出品者によって発送までの時間がまちまちです。購入前に出品者のページを確認しておきましょう。
出荷準備中のまま変わらない原因

一向に配送状況が「発送済み」に切り替わらない原因としては、以下の6つが考えられます。
ステータスが反映されていない
一番多いのは、Amazonのシステムエラーなどが原因でステータスが更新されていないケースです。この場合は、配送状況のステータスが出荷準備中のまま商品が配達されたりします。
Amazonのシステムに問題がなくても、情報が更新されるまで1日、2日かかる場合もあります。
支払いがされていない
支払い方法でコンビニ決済や銀行振込などを選択した場合、支払いが完了しなければ商品が発送されません。先払いには支払い期限があるため注意してください。
また、クレジットカード払いを選択した場合も、カードの期限が切れていたり、入力したカード情報に間違いがあると支払いがされず、商品が発送されません。
在庫切れ
注文時は在庫ありと表示されていても、それは最新情報が反映されていなかっただけで、実は在庫切れだったというケースもあります。
その場合は、商品を取り寄せるのに時間がかかるため、発送が遅れます。
出品者のミス
Amazonが直接発送するのではなく、Amazonマーケットプレイスの出品者が発送する場合は、出品者のミスで発送されないまま放置されているケースも稀にあります。
評価の低い出品者はミスが多いので、購入前に出品者の評価をよく確認しましょう。
配送先住所の誤り
Amazonの利用に慣れていない方やデフォルトで住所を設定していない方にはありがちな事例ですが、万が一のため「注文の詳細」を再確認しましょう。
住所が途中で途切れてしまっていたり、マンションの名前だけ書いて部屋番号の記載が無かったりなど入力漏れがあると、いつまでたっても注文履歴上で「未発送」になっていることがあります。
出品者からの連絡がある場合も多いですが、大規模なショップなどではそういった未出荷の商品が見過ごされる可能性もゼロではありません。商品が届かないと思ったら、状態を確認して出品者やAmazonカスタマーサービスに問い合わせるのも一つの手です。
Amazonから予約商品が届かない
Amazonで予約商品を注文する場合、発売日前に届く「お急ぎ便」が利用できず、発売日を過ぎる通常配送注文になっている場合があります。そのため、出荷準備中のままになっている場合があります。
商品が発送されない場合の対処法

商品代金の未払いなどの落ち度がないにも関わらず商品が一向に発送されない場合は、Amazonに問い合わせましょう。
Amazonへの問い合わせ
Amazonが直接発送する商品が発送されない場合は、Amazonのカスタマーサービスから問い合わせましょう。

まず、「今すぐチャットをはじめる」をクリックします。


チャット画面が開きますので、「注文した商品」をクリックします。次に、発送されていない商品を選択します。「サポートできる担当者におつなぎしますか?」と聞かれますので、サポート方法を選択してクリックしましょう。カスタマー担当者につながり、現在の状況を調べてくれます。
マーケットプレイス出品者への問い合わせ
Amazonではなく、マーケットプレイスの出品者が発送する商品が届かない場合は、出品者に直接問い合わせましょう。
Amazon以外が販売・発送している商品の場合、注文履歴に「注文に関する問題」というボタンがありますので、それをクリックしてください。

すると、以下のような画面になるので、「荷物が届いていません」を選択してください。

これで出品者に連絡が行きますので、返信を待ちましょう。
出品者から返信がない場合
Amazonの「注文に関する問題」から問い合わせてもマーケットプレイス出品者から連絡がない場合は、出品者のページに記載されている電話番号に直接連絡しましょう。
発送済みだった場合
問い合わせた結果、ステータスが反映されていないだけで、すでに発送済みだった場合、配送業者と荷物のお問い合わせ番号を聞いて、配送業者のホームページから配達状況を確認しましょう。
Amazonへ問い合わせるメリット

商品がなかなか発送されない場合でも、しばらく待っていれば発送される場合がほとんどです。そのため、わざわざ問い合わせなくても普通は問題ありません。
しかし、Amazonへ問い合わせた方が問題解決も早く、場合によってはお詫びとして何かもらえることもあります。Amazonに問い合わせるメリットを3つ紹介します。
早い対応
Amazonに問い合わせると、配送の手配がいつもよりスピーディーになります。また、在庫切れの場合は、急いで商品を取り寄せてくれます。
クーポンの付与
問い合わせた結果、別の配送業者に荷物を渡してしまったなど、Amazon側に不備があった場合は、お詫びとして数百円分のクーポンやポイントが付与されることもあります。
プライム会員期限の延長
Amazonプライムの会員期間が終了する間際のタイミングで問い合わせてみたところ、Amazon側の不備が発覚したため、ポイントやクーポンの代わりに、お詫びとして会員期間が1ヶ月延長されたというケースも報告されています。
Amazon商品が発送されない時のキャンセル方法

注文商品が発送されない場合、潔くキャンセルをして他の出品者から購入した方が良いこともあります。この章では、キャンセル方法について詳しく取り上げていきます。
キャンセルボタンが表示されている
基本的には、Amazonのキャンセルの連絡は「注文履歴」からキャンセルしたい商品の欄に異動して「商品をキャンセル」ボタンを押すことで完了します。
そのページ内でキャンセル理由を選択肢式で聞かれるので、回答したら「この注文の選択された商品をキャンセルします」をクリックしてキャンセルを完了させましょう。
なお、商品の発送がAmazonではなく出品者の直接発送なら「キャンセルリクエスト」という形になります。リクエストが受け付けてもらえた場合、Amazonアカウントに登録してあるEメールアドレス宛に連絡が届きます。
キャンセルボタンが表示されていない
Amazonの商品は、発送元の出荷準備が既に整っている場合、キャンセルボタンは表示されません。
その場合の対処法としては、次の2通りがあります。
「カスタマーサービスや配送業者に連絡する」
「商品を一旦受け取った上で返送する」
カスタマーサービスのオペレーターに電話で連絡すると、商品が配送業者に渡る前に差し止めの通知をしてくれます。万が一間に合わなかった場合、Amazonから届いた発送完了メールの追跡番号をもとに配送業者に連絡を取り、キャンセルしたい旨を伝えて、受け取り拒否をしましょう。
一連の連絡が早ければ早いほど、自宅に届くことが無くなるため双方が無駄な時間を使わずに済みます。
そして、もし連絡が行き届かず自宅に商品が届いてしまった場合は、「注文履歴」のページに「商品の返品」ボタンが表示されています。「返品の理由」「金額」「返送方法」「手続き方法」をしっかり確認して返品手続きを開始しましょう。
ボタンの表示が異なる場合などは、いずれもカスタマーサービスに相談してみると良いでしょう。
Amazon商品キャンセルでの注意点

通販業界最大手であるAmazonはキャンセルへの対応にもかなり注力していますが、キャンセルを申請する際にもいくつかの注意点があります。アカウントが凍結される可能性もあるため、違反の対象にならないように次の事項を守りましょう。
事前連絡のない商品受け取り拒否
先述の通り、キャンセルの理由があり、配送業者に連絡した上での受け取り拒否なら問題ないのですが、到着した時に「必要ない」という理由で受け取り拒否するのはNGです。
購入者都合の拒否が1回でもあると、配送業者からAmazonに報告が入ってアカウントが凍結したりなどペナルティが発生する可能性があります。
必要のない商品の場合、時間がかかりますが、正式に返品の手続きをしましょう。
キャンセルを繰り返す行為
Amazonで何度も繰り返しキャンセルすると、キャンセル理由を問わず、Amazonのブラックリストに載ってしまう可能性が上がります。注文が確定できなくなることもあり、故意的なキャンセルには注意が必要です。
基準となるキャンセル回数などは公にされていませんが、節度のある利用をしていきましょう。
大量注文した商品を取り消しにする
キャンセルした回数が1回でも、大量に注文した商品のキャンセルは購入意思のない注文とみなされ、同じくブラックリストに載る可能性があります。
その注文により在庫が一時的に少なくなるため他の購入希望者が購入できなくなり、たとえ大量に入荷されている商品だとしてもショップや配送業者の負担が増えてしまいます。
未発送が続く商品の返金手段

クレジットカード・キャリア決済を利用した場合
クレジットカードで支払いの場合、カードの引き落とし額から全額が差し引かれ、キャリア決算の場合、購入時に利用した携帯決済サービス事業者経由で返金されます。
特にクレジットカードの返金は、上記の方法に加えてAmazonギフト券として返金処理を行うことも可能です。
なお、どちらの決算方法も同月の請求金額分から返金額を差し引いて引き落としされる場合や、月末や締め日付近に手続きを行った場合は、必ずしもすぐ反映されるわけではないので明細を確認しておきましょう。
Amazonギフト券・Amazonポイントを利用した場合
Amazonギフト券やAmazonポイントを利用して購入した商品の返金は、それぞれの残高としてそのまま付与される形になります。
もちろん、一部をAmazonポイントで支払った場合にも、利用ポイント数に応じて残高が元に戻ります。
返金完了した後、残高が元に戻っていることを確認し忘れないようにしましょう。
代引き・コンビニ/ATM支払いを利用した場合
これらの支払い形式では、
「Amazonギフト券の残高として加算される」
「指定の銀行口座に振り込まれる」
の2通りから選ぶことができます。銀行口座振込の方が反映に時間がかかることが多いというデメリットがあるため、返金手段はご自身の都合に合わせて選びましょう。
キャンペーンクーポンを利用した場合
Amazonで開催されたキャンペーンのクーポンを利用する時のみ、割引額分の料金が返金されることはありませんので注意しましょう。
Amazonの発送が遅くなっている理由

昔は、Amazonが販売・発送する商品は、先払い決済の場合を除いて、注文後に即日発送されることがほとんどでした。しかし、最近は次の日以降の発送が増えています。
Amazonの発送が遅くなっている原因として挙げられるのは以下の2つです。
人手不足
年々Amazonの宅配個数が増加しているため、随分前から宅配ドライバーの人手不足が問題となっています。
そんな中、2013年には佐川急便がAmazonの配達から撤退して、2017年にはヤマト運輸がAmazonの当日配達から撤退しました。これにより人手不足はさらに深刻化し、Amazonの配達スピードはかなり落ちました。
Amazonプライムとの差別化
また、AmazonにはAmazonプライムという有料会員制度があります。そして、プライム会員になれば、お急ぎ便・配達日時指定が無料で利用できるようになります。
Amazon側としては、有料のプライム会員を増やしたい思惑があるため、プライム会員への配達を優先させて、無料会員との差別化を図っているようです。そのため、人手不足とのダブルパンチで無料会員への発送が少し遅くなりました。
Amazonの即日配達は過去の話

昔のAmazonは、無料会員でも注文したら明日到着予定となることが普通でした。しかし、それは過去の話です。
今は人手不足などが原因で全体的に発送が遅くなっています。それでも原則として48時間以内には発送されます。支払いが済んで発送条件が整っているにも関わらず、2日以上ステータスが出荷準備中から変わらない場合は、Amazonやマーケットプレイス出品者に問い合わせてください。