Amazonからの入金はサイクルや引当金が重要ポイント!

Amazonに出品をして商品が売れると、その売り上げを入金してもらう必要があります。
Amazonからどのように入金されるのか、流れを解説していきます。

目次

Amazonマーケットプレイスの概要

Amazonマーケットプレイスというのは、Amazonを利用して個人や企業の出品者が、商品の販売ができるサービスの事を言います。

Amazonマーケットプレイスに出品するメリット

自分でサイトを立ち上げて、通販システムを作り、集客をするという手順を踏むのは、手間も費用もかかります。そこでAmazonという企業の名前とシステムの元で、商品を販売できるのがマーケットプレイスです。

企業が販売するのであれば、Amazonマーケットプレイスというシステムができている中で、営業ができるというメリットがあります。

Amazonで購入する人のメリットとは?

Amazonマーケットプレイスに多くの個人や企業が出品していると、購入者としても商品の選択肢が広がるというメリットがあります。

Amazonマーケットプレイスの仕組みとは?

Amazonサイト内での販売者は、「Amazon自身」なのか「個人や企業の出品者」のどちらかになります。ここで見分けるポイントは、「フルフィルメントbyAmazon」を利用しているかの違いです。

Amazonマーケットプレイスへの登録は入金日を考えて

Amazonマーケットプレイスに登録する日は、実は後の資金繰りにまで影響してきます。

登録する日は、入金にまで影響しないように感じますが、Amazonマーケットプレイスの場合にはここが重要なポイントになるので、詳しく解説していきます。

Amazonの入金ペースからオススメの締め日は日曜日!

結論から言うならば、一番スムーズなのは日曜日を締め日にすること。

なぜ日曜日の締め日が良いのか、疑問に感じる方も多いでしょう。

覚えておくと良い事として、Amazonの売り上げの入金ペースは14日サイクルです。そしてこのサイクルはAmazonマーケットプレイスに登録した日から14日サイクルになっています。

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Amazonの入金スパンは14日サイクル

Amazonの入金は、締め日から3-5営業日後に入金されます。

もし日曜日に登録をしていると、水曜日-金曜日の朝に入金される事になります。ここが大きなポイントになります。というのも3営業日に、土日は含まれていません。もし土日を挟むと、翌週の平日から残りの営業日を数えます。

それで実質振り込まれる日数が延びてしまうのです。水曜日に登録をすると、月曜日の朝に振り込まれます。単純計算すると振込までの日数が実質19日かかってしまいます。

Amazonで入金日の差が2日ある事による影響

土日を挟んだ入金の差が2日しかないとすると、それほど影響がないと感じます。しかし、この2日が仕入れをした金額の支払いに影響することがあるのです。

特に入金の日程が少しずれるだけで、クレジットカードの支払いが難しくなることもあります。数万円なら問題なくても、売り上げの規模が大きくなり、振込額が100万円を超えるようになると、2日と言えども入金の差が大きくなります。

早く入金してもらえれば、支払いも無事に済ませる事ができます。また資金がある事はそれだけ仕入れのチャンスも広がるわけですから、見逃せないポイントです。

売上金がAmazonから入金される仕組み

商品がAmazonから販売されると、その売り上げを入金してもらう必要があります。
その仕組みを見てみましょう。

Amazonでの売上金の入金場所や時期について

売り上げた金額の入金サイクルは、実はシンプルです。

・2週間ごと
・Amazonから
・登録先の銀行口座

この上記の方法で入金されます。

まとめると2週間ごとに登録した銀行口座に、Amazonからの入金があります。
無在庫やFBAなどの販売方法に関係なく、2週間おきにAmazonから手数料を引かれた額が入金されていきます。

支払いが1-2ヶ月後のクレジットカードを使って仕入れ無在庫出品FBAで出品をして、2週間ごとに入金されるのは便利です。

Amazonからの入金を受け取るまでの流れ

実際にAmazonでの売り上げの入金を受け取るまでの流れですが、こちらも実にシンプルです。

まずは振込み手続き開始の通知メールが送信されます。

基本的な入金の流れはこれで以上です。
もし詳細を確認したい場合には、セラーセントラル→「レポート」→「ペイメント」確認できます。

2週間おきの売り上げを観察していると、売り上げが落ちている時期に気が付くかもしれません。

そのような時に、データをダウンロードして分析してみると、自分の販売状況を見直し、出品する内容を見直すことができるかもしれません。

細かな売り上げのデータを分析していくのは、これからの売り上げを伸ばしていく大切なポイントになります。

Amazonの入金サイクルについて

前述した通り、Amazonの入金サイクルは14日ごとになります。入金サイクルが早いとは言えませんので、意識せずにAmazonに登録をしてせどりを始めると、土日を挟むことで、入金サイクルがさらに遅くなることがあります。

この入金サイクルの変更は、基本的にはできないので、登録する日が重要になります。

Amazonの売上金は一部が入金されず引当金になる点に注意

Amazonでの出品の際には、引当金の存在も大きなものです。

この引当金とは、もし購入者からの返品などが発生した時に、Amazonが返金処理できるように、売上金の一部を一時保留するお金のことです。

もちろん返品の可能性も否定できませんし、払い戻しのお金がAmazon側にないという状態も困りますが、引当金はAmazonに出品を開始したばかりの方にとって大きな問題です。

そのため引当金を含めたサイクルについても把握しておきましょう。

Amazonの引当金の詳細

引当金は、今後発生する可能性がある購入者からの返品返金申請やAmazonマーケットプレイス保証申請、もしくはチャージバック申請に対応するためにAmazonが一時保留するお金です。

Amazonが引当金を保留する必要が無いと判断(実際のお届け日から7日間保留される)してから、引当金と売り上げ残高が次回の決済の際に支払われます。

このように、引当金が入金処理されるのは28日後になるので、出品初期は大きな問題になります。

ちなみに、アカウントが停止や閉鎖になっている場合、それらの問題が解決されるまでは、残っている売上金は全額引当金扱いになります。

つまりアカウント再開までは14日ごとに「全額引当金への計上→期首残高に戻る→全額引当金への計上」が永遠に繰り返されるので、銀行口座への入金は一切されなくなります。

Amazonの引当金は売り上げの50%

引当金は、2016年8月15日を境として設定されたシステムで、それ以前に開設されたアカウントの場合には設定されていません。

もし2016年8月15日以前に開設されているアカウントの場合には、2週間ごとの入金サイクルの際に全額が振込手続きされます。

しかし2016年8月15日以降に開設されたアカウントの場合には、引当金が一時保留されて、残りの金額が先に入金されます。

引当金として保留されるのは、売り上げの50%なので半分が一時保留されたのち、次回の決済の際に振り込まれます。つまり初期の段階では、50%の売り上げしか手元に入らないという事です。

もちろんその後入金されますが、出品したての方であれば、資金が少なくなる期間が発生するので、考えておく必要があるシステムです。

少し分かりにくいですが、簡単に覚えておくのであれば、最初の決済では売り上げの50%が一時保留され、次の決済でその期間の半額と、前回の決済の引当金になっていた50%の売上金が入金されます。

このようにして売り上げの半分がずれ込む形で、入金されていくのが引当金です。

Amazonの引当金を前倒しする方法について

引当金のシステムは、実際のお届け日から7日間保留することになっています。
Amazonの入金サイクルは2週間なので、実は引当期間自体はすでに完了しています。

振込はされていないとはいえ、引当期間は完了しているので、早く受取したいものです。
実は、申請をすることで前倒しで受け取ることが可能です。

まずはセラーセントラルにログインして、「レポート」→「ペイメント」をクリックします。

そのページの「一覧」を選択して「利用可能な資金」の欄にある「支払いをリクエスト」をクリックします。

実際に振り込まれるまで、3-5営業日かかるので、すぐには入金されませんが、一つの方法として覚えておくといいです。

振り込みをリクエストできるのは、24時間で1回のみとなっているので、次の日の引当金は翌日リクエストしなおす必要があります。

毎日リクエストをするのも、手間がかかりますので、カードの引き落とし日に備えたりしたい時などに、この方法を活用することが可能です。

覚えておきたい重要な点は、実際のお届け日から7日間は売上金の半分が引当金として保留されている事です。

Amazonから入金されるタイミングは銀行により異なる

Amazonの入金のタイミングは銀行によって異なります。

楽天銀行へAmazonから入金される場合

楽天銀行の場合には、振込手続き開始のメールから3~4日程度で、入金がされています。

土曜日の夜の売り上げが確定されて、振込手続き開始のメールを受け取ると、水曜日か木曜日に売上金が入金されているイメージです。

三菱東京UFJ銀行へAmazonから入金される場合

振込手続き開始のメールから4日程度で入金されます。

木曜日にAmazonセラーセントラルで売り上げが確定すると、水曜日の朝には売上金が入金されています。

みずほ銀行へAmazonから入金される場合

みずほ銀行の場合には、振込手続き開始のメールを受け取ってから、中1日程度で振込が完了しています。
他の銀行と比べて、素早い入金作業がされています。

Amazonの入金サイクルを早めて資金を回す

Amazonの入金サイクルを早めるには

通常のAmazonの売上金の入金サイクルは、14日ごとですが、いくつかの方法を用いてそのサイクルを3営業日目の午前中に早めることが可能です。

金融機関によって多少のずれはありますが、土日を除く3営業日目の午前中に入金されます。

この方法とは、手動申請の振り込みリクエストボタンを使って、入金を早めるのですが、このボタンがついていない人もいます。

基本的には、昔からAmazonを利用して出品している人には付いていないようです。

しかし明確な線引きはなく、付いている人と付いていない人に分けられ、しかも追加では付けられない機能です。

もちろん昔からAmazonで出品していた人でも、不可能ではなく、次の手法を使って振込ボタンを付けることが可能です。

振込ボタンを付ける方法

それはアカウントの再登録です。

それだけの事と感じますが、一番効果的な方法になります。

14日後の入金サイクルを調整するためにも、再登録をすることで資金繰りが良いタイミングにずらせるというメリットもあります。

資金繰りも重要なポイントですが、FBA在庫や評価の数なども考慮して、この手法を利用するか考えてみましょう。

Amazonからの入金を早める手続き方法

実際の振り込みには、セラーセントラルの左上メニューより「レポート」→「ペイメント」をクリックします。そして「利用可能な資金」の欄にある「支払いをリクエスト」をクリックします。

この作業は1日に1回しかできませんので、1回試したのちは、24時間後からしか手続き不可能です。

資金繰りは出品をしていく上で重要ですので、計画を立てて行いましょう。

参考:Amazonに出品した売上金の振り込みはいつ?振込日は変更できるのか?

Amazonの入金サイクルを理解して正しい資金繰り

Amazonの入金は2週間サイクルですが、その中で売り上げのデータを見なおすなどすると、効果的に出品する方法が見えてくるでしょう。
資金繰りを計画的に行いながら、Amazonに出品して売り上げを上げていきましょう。

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この記事を監修した人

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