せどりをしている人の中には、おもちゃせどりしている人も多いものです。おもちゃの中でも、特にせどらーには儲けやすいということで人気があるジャンルにレゴがあります。
子供だけではなくて、大人になってからも好きな人が多いレゴは、特にクリスマス商戦には欠かせないアイテムといってもいいでしょう。この記事ではレゴせどりの仕入れのコツについてお伝えします。
レゴせどりの方法について
レゴせどりには方法が4つあります。どの方法にもメリットとデメリットがあるので、自分にあった方法を選ぶようにしましょう。
レゴストア限定品を仕入れる
日本国内には全国にレゴブロックの専門店が40店舗ほどあります。その専門店限定で販売されているレゴブロックというのは、特にプレミアがつきやすい狙い目商品になるので、これを狙って仕入れていきます。
やはり自分で行ける範囲にお店がない人はネットで買わざるをえなくなるので、ネット転売でもかなり売れていきます。また、限定販売ではなくても、専門店にしか入荷しない商品もあるので、そのような商品を狙って仕入れていくのもいいでしょう。専門店へ直接頻繁に行ける人におすすめです。
オークションやフリマサイトを使う方法
オークションやフリマでは、 中古しか手に入らないだろうと思っている人も少なくないでしょう。しかし、新品もかなり見つけることができるので、オークションやフリマサイトもこまめにチェックしましょう。
親戚などからプレゼントされたけれども、子供がレゴが好きではなかったために、箱も開けずにオークションやフリマに出品する人も少なくないのです。
また、古いレゴでプレミアがついているお宝商品が見つかることもあります。どんなレゴにプレミアがついているのかというのは、知識がないと見分けることができませんが、ちゃんとした知識があれば、月にこれだけで数万は稼げます。
プレミア価格がついているものを、一般小売店舗で仕入れる方法
レゴブロックは常に新作が発売されています。そのために、再販されずにプレミア価格がつくようになる商品も少なくありません。
例えば、定価が3万円程度だったレゴが90万円近くで販売されるということもあります。いくらお金を出しても惜しくはない、という一定のファン層がいるのが、レゴにプレミアがつく大きな理由になります。
特にスターウォーズやハリーポッターなどの映画とのコラボレゴには高いプレミアがつく可能性があります。再販はされないけれども、一般のお店で売れ残って眠っていることも少なくありません。一般小売価格で購入してもプレミア価格で売れれば十分にお釣りが来ます。プレミアがついているものをリサーチして、探してみる、という方法です。リサーチやお店で探すのが好きな人におすすめです。
プレミアがつきそうな商品を予想して先行投資で仕入れていく
レゴにはしばらく時間が経つと必ずプレミア価格がつくことが予想されるジャンルがあります。将来的に値上がりすることが予想されるレゴを、投資感覚で一般発売されている時期に買い込んでしまうのです。
特に映画とのコラボ商品にはプレミアが付く可能性が高いので、こうした商品が販売されたらある程度の数をあらかじめ押さえてしまいます。
むやみやたらとレゴを買い込むのではなくて、プレミアがつきそうなものを見極めて仕入れていくことが大切です。
プレミアがつくのに2年ほどかかるので、この方法では、最初の2年ほどは売ることができずに赤字になりますが、2年寝かせることを我慢していたら、面白いように儲かるようになります。資金と在庫保管の場所に余裕のある人は取り組んでみてもいいでしょう。
プレミアがつくお宝レゴはこうやって見つけろ!
一口にレゴといっても、その数は膨大な数に上ります。まだレゴの商品知識がない人は、一つ一つショッピングリサーチャーfor Webで確認しながら利益が出せる商品なのかどうかを見極めていかなければなりません。しかし、この方法では効率が悪すぎてリサーチが進まないのは言うまでもありません。
しかし、あまりレゴに詳しくない人でも商品を見ただけでお宝商品かどうか絞り込める方法があります。
次の8つのポイントを理解しておけば、外箱を見ただけでお宝かどうかを見極めることができます。
製造後2年のものは廃盤になる可能性が高い!
まずは製造から2年ほど経つと、レゴの多くは廃盤となります。廃盤となり製造中止されたものは徐々に数が少なくなり、プレミア価格がついて値段が上がっていきます。
お宝レゴを探すためには、まずは製造後2年以上経過したものを探していくようにしましょう。
品番を見ろ!!4桁は狙い目!!
こちらの画像はトイストーリーとコラボしたレゴになります。
パッケージには「7-14 7591」という数字が書いてあります。これは品番になります。この品番の「7591」に注目します。
この部分の番号が小さければ小さいほど発売されたのが昔になります。4桁の商品というのはすでに一般小売店では見られませんが、ヤフオクやリサイクルショップでは出品されることもあります。品番に注意して探すようにしましょう。
STマークの横の数字を見ろ!
レゴの箱のバーコードの近くにあるSTマークというものに注目しましょう。
このSTマークというのは、安全基準を満たしているおもちゃに対して日本玩具協会がお墨付きを与えているマークになります。つまりは、このおもちゃは子供が遊んでも大丈夫だよということを専門家が保証しているというわけです。
このSTマークの横に書いてある数字に注目しましょう。この数字は検査申請年を示す数字になります。18なら2018年、17なら2017年、16なら2016年を表しています。
レゴせどりは2年以上前に製造されたレゴを見つけ出すことが大切です。ここを見るとおおよその製造年が分かります。
JANコードで製造年を知る方法
JANコードというのは、商品のバーコードの下に書いてある数字になります。このJANコードの数字からも製造年を確認できることがあります。
こちらのJANコードのなかに2014と書いてあるのが分かるでしょうか。これは2014年に製造されたということを意味している数字です。
すべてのJANコードに製造年が仕込まれているわけではありませんので、品番とSTマークよりは優先順位が下になりますが、知っておいて損はありません。
プレミアがつくお宝レゴを探すためには、この3つの手法がよくとられている手法になります。2年以上前に発売されたレゴすべてにプレミアがつくわけではありませんが、これを知っているかどうかでリサーチの手間が大きく変わることは言うまでもありません。
期間限定販売品だけではない!!基本セットにもプレミアが!!
プレミアがつくのは、映画やキャラクターなどとのコラボ商品などのように、期間限定で販売されるものだけとは限りません。基本セットでも廃盤になってしまったモノにはプレミアがつくこともあります。
例えばこちらの基本セットの赤いバケツです。
基本セットなので定価は5,940円なのですが、 2014年に廃盤になってしまったものです。バケツが可愛いということで人気が高く、 現在でも3万円前後で取引されています。
もちろん、基本セットは常に販売されているものなので、こちらの赤いバケツも後継品が販売されているのですが、人気の商品であれば基本セットでもプレミアがつくことがあります。
コラボ商品は人気が出るシーンを掴め!!
レゴは様々な作品やキャラクターとコラボして、多くのシリーズが販売されていることが大きな特徴になります。
スターウォーズやパイレーツオブカリビアンなど、映画でも大きな人気を博したものは、定価の数十倍のプレミアがつくこともあります。しっかりと定価以下で押さえておけば、数年後には価値が数倍になることは間違いありません。
コラボ商品の中で特にプレミアがつく商品というのは、どのような商品になるでしょうか。それは人気のシーンや印象が強いシーンを切り取ったレゴになります。
同じキャラクターや作品をテーマにしたものでも、そういったシーンのものが高値がつきやすいことは覚えておきましょう。
箱が大きいレゴは高値がつきやすい
プレミア価格がつきやすいレゴの種類には、箱が大きいレゴというのもあります。箱が大きくなればなるほど、単価が高くなるので、利益率は大したことがなくても、金額としては大きな儲けになることも少なくありません。
もしも割引価格で大きな箱のレゴが仕入れ先にあったら、チェックしておきましょう。
ただし、箱が大きいとFBA保管料や送料が高くなります。利益の計算はしっかりと行ったうえで、仕入れを検討しましょう。
基礎板もチェックしよう!
レゴには基礎板というものもあります。基礎板というのは板という文字が示しているように、ブロックを組み立てるための土台となる板になります。
基礎板の色には様々な色があり、 基礎板の色によって、その上に組み立てていくブロックのイメージが大きく変わっていきます。青い基礎板なら海のイメージになりますし、緑なら草原や森のイメージ、お城なら白や灰色が似合います。
土台を探している人も多いので、基礎板も安く見つけたらチェックしておきましょう。特に大きなサイズの基礎板を探している人が多く、なかなか手に入りにくい基礎板にはかなりの値段がつくこともあります。
レゴせどりではこれを仕入れろ!狙い目商品はこれだ!
レゴせどりでは、これなら絶対に売れる!という狙い目商品があります。特に人気が高い厳選商品4選をお伝えします。
レゴ (LEGO) 基本セット 青いバケツ (ブロックはずし付き) 7615
レゴのバケツセットはやはりテッパン中のテッパンになります。親が子供に買ってあげたり、遠くの親せきや友人の子供にAmazonを通してプレゼントしたりすることも多いものです。
特にクリスマスの時期やお年玉の時期には、子供向けに多く出回る商品なので、よく出る時期を見計らってリサーチはしっかりと行っておきましょう。
レゴ (LEGO) アイデア ウォーリー 21303
ディズニーとのコラボ商品で人気が高いレゴになります。
人気キャラのレゴはいつまでも需要が続いて、年数が経てばやはりプレミアがしっかりとついてきます。レゴとディズニーの組み合わせは要注意です!
Lego レゴ 853340 ミニフィギュア ウェディング セット
レゴといえば男の子のおもちゃと思われていましたが、このような商品は女の子にも人気が高い商品になります。
また、子供へのプレゼントのほかに、結婚式のプレゼントとしてカップルに贈る人も少なくありません。
何かの記念の時に、大人へも贈ることができるというのも狙い目商品になります。
レゴ LEGOスターウォーズ 75059 サンドクローラー【並行輸入品】
レゴはもともとはデンマーク発祥のおもちゃで、全世界で人気が高いものです。日本で正規販売されているものがすべてではありません。日本では販売されていない商品も数多くあります。
レゴファンの中には、海外でしか手に入らないレゴを手に入れたいと思っている人も多いものですが、一般の人にはなかなか購入方法が難しいものです。
レゴファンに人気があっても、国内では手に入りにくい商品を輸入できれば、大きく儲けることができるのは言うまでもありません。情報と知識と方法論が見つかれば、これ専門でできてしまいます。
レゴせどりをする際の注意点について
レゴせどりは大きく儲けることができる一方で、注意しないといけない点もいろいろとあります。ここではいったいどんな点に注意すればいいのかについて見ていきましょう。
箱はきれいなものを!傷みやダメージはNG!!
レゴをブロックを組み立てることだけを目的に購入する人は少ないものです。圧倒的に多いのはプレゼントのための購入です。
もしくはレアものを集めている人はコレクター目的になります。
プレゼントもコレクター目的も、箱のダメージというのは大きなマイナスになってしまいます。箱潰れや伝票をはがした後というのは、フレームやアカウントにマイナス評価がついてしまう原因にもなってしまいます。
万が一仕入れた商品に箱ダメージがあるようならば、販売前にその旨をしっかりと記載しましょう。
国内で海外ものを間違えて仕入れないこと!
レゴは海外でも販売している商品になります。国内で仕入れをしたはずなのに、海外から仕入れている人から購入してしまうと、並行輸入品を仕入れてしまうこともあります。
自分が輸入をしたわけではなくても、パッケージが海外のパッケージであれば、それは並行輸入品としてでしかAmazonには出品できなくなります。本来並行輸入品は使っていないセラーが並行輸入品と記載するだけで、全く売れなくなるケースもよくあります。
並行輸入品というのは、説明書が英語なので、一般の人には使いにくい商品になってしまうからです。売れ筋商品を格安で仕入れたはずなのに、これが売れなくなったということであれば大きな損になってしまうので、海外でも販売されているシリーズを購入する際には気をつけましょう。
Amazonの型番には要注意!
レゴのシリーズでは次から次へと新しい商品が出てきますが、もしもAmazonの商品ページに後続の商品が表示された時に、同じシリーズの商品なのかどうかという事はしっかりと見極める必要があります。
この時に注意しなければならない点は、型番とシリーズ名です。
型番の数字のうち一番左側の数字が全く違う数字になっていたら、それは違うシリーズの商品になります。例えば30000台の商品の型番が70000台になっていたら、それはもう違うシリーズになっているので後継品とは言えなくなります。
また、同じ40000台の商品でも全く違うシリーズのこともあります。レゴの40000台の商品には、フレンズのシリーズとディズニーのシリーズがあります。また、その中でも細かくシリーズが細分化されています。
型番は新作の順につけられるので、ディズニーの後の型番がフレンズの型番になることもあります。
Amazonではたまに全く違うシリーズが後継品として出品されていることもあるので注意が必要で、同じシリーズの商品なのか確認することが大切です。
同じシリーズの商品が続いていたら、前の商品は廃盤になっている可能性もあります。寝かせておく余裕があるのであれば、廃盤になった商品は少し寝かせておくと、プレミア価格がつくこともあります。かなりおいしい商品になることもありますよ!
Amazonでレゴの出品規制を受けてしまったときには!?
Amazonでは、メーカーやブランドからのクレームなどによって、商品ジャンルごとの出品規制がアカウントに対してかけられることが少なくありません。
長くレゴを販売していたアカウントにも、突然出品規制がかかってしまい、出品できなくなってしまった、という人もいます。レゴは利益を出しやすい商品なので、出品規制がかかってしまうと本当に困ります。
レゴの出品規制を解除するためには、次のどちらかの要件を満たすことが必要になります。
- 仕入れに対してメーカーもしくは卸業者が発行した請求書を1通以上提出
- ブランドから商品の販売を許可する旨の書類を提出
ブランドからの許可を得るのはとてもハードルが高いので、卸業者が発行した請求書を提出することを目指しましょう。
請求書に必要な条件
請求書とはいっても、適当にヤマダ電機やトイザらスで購入して請求書を作ってもらえばいい、というわけではありません。請求書にはAmazonが要求する、次の5つの条件があります。この条件を全てクリアしていないと出品規制解除はできません。
- 日付は180日以内
- 出品者の名前と住所の記載
- メーカーもしくは卸業者の名前と住所の記載
- 合計10点以上の購入であること
- 価格情報を省略(任意)
これらは提出後にAmazonから卸業者へ確認が入ることもあります。嘘の記載は絶対にしないようにしましょう。
請求書はどうやって作る?
それでは実際に請求書を作るためにはどうするのでしょうか。自分でおもちゃの卸問屋を見つけて、直接買い付けて請求書を作ってもらえれば一番いいのでしょうが、なかなか副業で行っているせどらーにはそこまでするのは難しいものです。
そこで、ネットの卸業者から仕入れて請求書を作ってもらうようにします。おもちゃのネット卸問屋にはいろいろなお店がありますが、おすすめはカワダオンラインです。
まずは会員登録してから、商品を購入していきます。この時に注意しなくてはいけないのが、カワダオンラインでは1万円以上からの購入しか受け付けてもらえない、ということです。もちろんここで仕入れた商品もAmazonで販売します。
商品合計点数が10点以上というAmazon側の条件を満たしつつ、1万円以上の仕入れで利益が出せる商品にはどんなものがあるのかはしっかりと計算しましょう。
利益は出せなくても、請求書を購入するためと割り切って、買いやすいものを買ってしまっても今回はいいかもしれません。あまり大きな損をしなくて済むものを選ぶことです。
出荷日の翌月第4営業日に、請求額の案内メールが届きます。そのメールに記載されているURLから請求書のデータをダウンロードすることができます。
ダウンロードした請求書の内容がAmazon側が要求している条件を満たしているものかどうかをチェックして、大丈夫ならこちらを提出します。
請求書をアップロード
請求書を手に入れたら、 Amazonに出品規制を解除してもらうために、出品申請フォームにアップロードしていきます。
セラーセントラルの商品登録からレゴと検索して、出品規制がかかっている商品を選び、その商品の管理ページから出品許可を申請するをクリックします。
次の画面で以下のような要件を満たすように商品のパッケージ写真を撮ってアップロードします。
その後メールアドレスを入力して送信します。
Amazonからの審査結果を待つ
アップロードが完了したら、後はAmazonの審査が終了するのを待ちましょう。
1週間程度で審査結果のメールが届きます。メールで連絡がなく、いつの間にか審査が通っていることもありますので、数日経ったらセラーセントラルの商品登録画面の出品申請のステータスで確認してみましょう。許可済みとあれば、審査が通過したということです。
レゴ仕入れは経験を積めばより多くの利益が出せる!!
この記事ではせどりの中でも特に利益を出しやすいレゴの仕入れ方法について見てきました。最初はプレミアがつくレゴの見分け方がよくわからないと思いますが、経験を積んでいけば、必ずどんなレゴが利益を出せるレゴなのか、箱を見ただけでピンとくるようになってきます。これもある程度場数が必要な部分になります。あきらめずにレゴで利益を出せるように頑張っていきましょう。